
原因は外にあっても尻ぬぐいするのは自分しかいないと、ナメクジこと米原麻衣。
今まで知らなかったこととはいえ、世の中にはプロの殺し屋がぞろぞろいて、しかもその中で超能力者の比率がかなり高い。超能力者が実在することすら驚きだけれど、そいつらが金次第でいつ自分を殺しに来るかわからないのだ。
殺し屋同士の仕事の巻き添えでマンション1つが無人になったところからナメクジが逃げだそうとしていた頃、トカゲは自らが教祖となって新勢力を立ち上げようとしていた……。
前巻まででさんざん人が死にまくって状況が整理されたどころか、ますます混沌としていく4冊目。ナメクジさんはついに気が狂ってしまうけれど、もともとそんな感じの殺し屋さんだったし、他の登場人物も似たり寄ったり。
開き直ったトカゲとすべて承知で彼についていくマネージャーさんの今後の奮闘に期待したいです。すぐに死んでしまうかもしれないけれど。
【トカゲの王IV】【インビジブル・ライト】【入間人間】【ブリキ】【電撃文庫】【ジョジョの奇妙な冒険】