頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

「人流が減らない」

2021-07-30 17:49:30 | 日記
「人流が減らない」と政府の対策を批判しつつ、ご自身は出歩いて感染してしまっているみなさんは、
・現場(勤め先)へ物理的に出向くことが不可欠な業種(エッセンシャルワーカーなど)、およびその2次感染者(家族や職場など)、ということでしょうか。
小生も感染に関する論文を執筆している立場でいいますが、「人流が増えれば感染が増える」ことは今もなんら変わっておりません。
・ご自身は動くわけではないが、人流が戻らないと立ち行かない業界(客が密な状態で長時間滞留)のみなさんも、上記に該当するかと思います。
であれば、その一方で「感染対策なんとかしろ」と主張し、その責任をオリンピック開催に結び付けるのは、海外から見れば「矛盾したご都合主義の主張」に見えます。日本人がそこまで論理的な思考力にかけているとは思いたくありません。ここへきて、野党も中止とか言わなくなりました。もとからの反オリンピックの主張の趣旨は理解しているし、アメリカ商業主義による運営には小生も賛同していないので、ここでは批判しません。
では、それ以外での感染者というと、データの示す通り、リスクを理解できていないお気楽な若者、ということでしょうか。
医療機関をひっ迫させない限りにおいて、自己責任で食事するのはありです。その際に感染をオリンピックのせいにするのはナシです。感染理由で受けられる医療サービスを差別化できるとよいのです。リスクを承知で行動するのであれば、負ったリスクがその後に反映されるべきでしょう。コンプライアンスを順守すべき立場の人(公人、組織人)は、集団で会食したりすべきではありません。個人で昼食は許容範囲と思います。小生コロナ以降、「孤独のグルメ」はむしろ増えています。
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