世界どこでも筆談で済むと考えるのは虫がよすぎる。英語ができる人は旅行者を相手にするほど暇ではない。旅行者相手に近づいてくる「英語ができる人」は、あなたをカモにするつもりの人だ。
“日本人の女が目的地を過ぎてからベルを鳴らし、筆談で「金華路と成功路の交差点で下車したい」と示した。運転手が「そこはすでに過ぎている」と伝えて運転を続けると、女は怒り出し、右足で運転手の右腕や右腿を蹴って軽いけがをさせた。”
台湾のこのニュースを読んで、10年前にこんなものを書いていたことを思い出した。
一ノ瀬俊明(2003)地理48-3より
「渡航者が日常生活で接することが多いのは市井の人々。お役所の窓口、交通機関、商店などで接する人々が、すべて英語に長けているとは限らない。しかし、365日渡航先のカウンターパートに依存しきりの生活というのは不可能。最低でも生活に必要な現地語に親しんでおくべき。」
日本人だって、道に迷った外国人を助けるために英語を勉強しているわけじゃない。
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