課題はブランド化。戸所先生の基調講演から。
小生(シンポジウムオーガナイザー)の閉会挨拶
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コロナの今年、世界的に「地方」の価値が見直されている。日本でもバブル期以降、全総などを通じて「国土の均衡ある発展」への取り組みが行われてきたが、「真ん中」は切り札としての哲学を示せるのではないか。日本は東京を中心とした、フランス的な一極集中型の国であったが、ドイツのような多峰型で、たくさんの中心を持つ国もある。後者にも有利さがあり、日本も取り入れていくべきだろう。ここ数年、故郷である辰野町の取り組みに着目したフィールドワークを行ってきた。地域活性化という言葉が議論されて久しいが、地域おこしの目的は「活性化」というよりは持続可能性の追求ではないか。旧住民も移住者も、ともに幸せに持続可能に暮らせるような自治体であってほしいと願っている。
一ノ瀬俊明:(2021)“まんなか”からまちおこし~日本の中心・重心(へそ)を地域資源として. E-journal GEO,16(1),156-159.
https://doi.org/10.4157/ejgeo.16.156
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