仮に日本全体の学力上位から東大に行く場合、1学年人口160万人(40年前)から3000人なので、偏差値79(上位0.19%)が必要である。 平均的なレベル・規模の中学における学年トップは、偏差値77(上位0.35%)という計算になる。
しかし実際は、模試を受けない人口は偏差値計算に入らないので、現実の偏差値67.5(上位4%)となる条件は、人口160万人中50万人の上位2万人であればよい。これは「旧帝早慶+医学部」の上位(東大の底線くらい)に相当する。
これは全人口でいえば偏差値72.5(上位1.25%)となり、中学の2クラスに1人は輩出される計算となる。学年トップにならなくてもよい。
また対象校限定の模試(東大オープンなど)であれば、偏差値55(上位30%)の場合、当日と同じ母集団として倍率3倍なので、これでも十分合格する。
東大3100+京大2800+一橋900+国立大医学科4900+公立大医学科(Sラン)800+慶大医学科100=合計12600という区分(Sランク)であれば、偏差値67.5とは上位32万人が競う世界での1.25万人ということになる。全人口なら上位0.79%(偏差値74.5)で、中学の3クラスに1人という程度の秀才であればよいということになる。がんばれば手が届く世界ではないだろうか。
現在では全人口が100万人にまで減ったので、偏差値72.5(上位1.25%)となり、中学の2クラスに1人は輩出される計算となる。学年トップにならなくてもよい。