黄昏叔父さんの独り言

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 近距離用の逆Vアンテナの検証

2014年09月28日 18時27分27秒 | アマチュア無線


 当局は7MHz帯の運用時は9年前から短縮の3エレのアンテナを使用して来た。今までの通常の運用では不都合は余り感じ無かったが3、4、エリヤや四国内同士の交信の時には少し物足りない所があった。

 

 今回のZAアワードに取組んで居る内に近距離との交信に支障を強く感じて多分其の原因はアンテナの打ち上げ角の問題だろうと思った。私の土地では7MHz帯のワイヤーアンテナを上げるにも既にスペースが無く仕方なく3.5MHzの逆Vアンテナを降ろして7MHz帯の逆Vアンテナを上げる事にした。3.5MHz帯を出られないのは行く先、不便かも知れないが実際問題としてZA対象の移動局が7MHz帯を運用せずに3.5MHz帯だけの運用しかしないケースは稀と思えるので取り敢えず此のスタイルで行く事にした。



 此の週末は沢山の移動局の運用が有り当然、距離の近い3,4,5エリヤとの交信も多く3エレと逆Vアンテナで呼び比べて検証したが矢張り思惑通り2~300Km位の距離では逆Vアンテナの方が遥かに応答率が良い。しかし2エリヤの東側は時と場合に寄って様々の状態、私の所では四国四県と広島、岡山、兵庫、大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山、三重県までは明らかに逆Vの方が圧倒的に応答率が良い事が解った。

 

  そして長野県辺りから八木アンテナの方が勝っている状態に成る。ただ受信に関してはどのエリヤに対しても3エレ八木の方が良く聞える。今日で逆Vアンテナを上げて3日程経つが手間を掛けた以上の効果が有り近場の局との交信も十分に手ごたえを感じられる様に成った。

 

 今日の高知県の移動局が出ていた奈半利町、田野町、安田町、芸西村、本山町、大川村、土佐町等は従来の八木アンテナでは中々直ぐにゲットしづらい場所だが余りストレスを感じず交信する事が出来た事からも今回の対応は的を得た感じがする。

 

  八木アンテナは関東辺りではビームアンテナの効果が出る時と出ない時が有るが7エリヤ辺りから徐々にその効果が出始めて北海道方面や特に沖縄方面位の距離に成るとハッキリと応答率が違ってくる。今日の昼間の松田さんの(JG2TZL/6)嘉手納町からのQRVも信号は強くは無かったがノイズの間から浮き上がった処で呼んだら一発でコールバックが有り交信出来たが他の局は殆ど呼んでいなかった。

 

 多分電波は飛んでも受信の方が難かしかったのでは?と思う。大型のビームアンテナを上げると確かに「電波の飛びと受信は明らかに良化されるが」受けるリスクも当然に大きくなる。気候の良い此の移動シーズンには必ず台風が付き物で台風情報に一喜一憂して此の時期に長期の移動運用に出かける事は出来ないし今年の様に台風の影響でアンテナが壊れると煩わしい事と成る。

 

 私が7MHz帯の八木を上げる時に高校の無線部の先輩が「電波の飛びはリスクと掛けた費用に比例する。」と言われたが今年は此のアンテナを上げて9年目、先輩の言われた事を強く実感した年に成った。 



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