今日は東海大相模(神奈川県代表)と仙台育英(宮城県)の決勝戦が行われた。最近の高校野球では四国の高校野球のレベルが落ちたのか?ベスト8辺りには四国のチームが余り残らなくなった。今大会も1回戦で四国のチームは4校とも早々と姿を消してしまい其の意味では残念ながら興味が薄れてしまい前半線は余りテレビを見て居なかったが2回戦辺りから前評判の高かったチームの試合を時々見始めた。
インターネットでの優勝候補の人気ランキングでは二人のMAX150Km/sの速球投手を擁する東海大相模が他を離し1番、その次が仙台育英と敦賀気比が同列で並び其の次のグループが早稲田実業と関東第一で有ったが此れ等はデーター分析を基に予想されて居るので見事に当たっている。しかし私自身の予想では敦賀気比は最初からベスト4には残れ無いだろうと予想していたが?根拠が無い予想の割には的中した。春の選抜で優勝した敦賀気比には連覇と言う大きいプレッシャーがある上に其れ成りの自信が有ったと思うが其れに立向かう「負けて元々」の無欲の挑戦者側の気持ちほど怖いものはない。何より野球の勝負には実力も必要だが時の運も必要で四国の明徳には延長戦で4-3で勝ったが連覇を出来る様な圧する様な強さは感じられ無かったし、時の運も何時も同じチームに傾く筈も無い事は周知の事実で有る。
今大会は早稲田実業が前評判が高く私は初戦は見逃したが其れ以外の試合は全てテレビで見たが強力な打撃で圧する様な迫力を感じ準決勝は接戦か?大差の試合で早稲田実業が勝つと予想して居たが一線級の仙台育英の投手には散発のヒットで敗退、前半の2アウト、満塁のチャンスでしかもバッターは4番打者の加藤君の時にセカンド・ランナーが牽制球でアウトに成った段階が勝負の分かれ目との?嫌な予感がしたが其の思いが的中してしまった。
今日の決勝戦は東海大相模が前半で大きくリードして大味な決勝戦に成る予感がしたが途中で小笠原投手の速いストレートに的を絞った仙台育英が反撃して同点に追いつき一時は仙台育英ペースの試合運びの段階も有ったが9回の表の小笠原君のホームランで雰囲気はガラリと変り東海大相模が10-6で仙台育英を押し切った。しかし試合内容は得点差程は無く特に後半部は非常に緊迫したゲーム運びと成り見ている私もハラハラ・ドキドキする試合展開で久振りに見応え有る決勝戦であった。試合終了後の東海大相模の校歌が流れた時、優勝した側の東海大相模の選手達の目にも光るものが有り高校生らしさを感じ感動した。
今回も仙台育英の頑張りが有りながら真紅の優勝旗は白川の関を越えられなかったが東北勢の健闘が際立った大会と成った反面、ベスト4に西日本勢が一校も勝ち残らない大会で西日本地区の者としては少し寂しい感じがした。