黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

初めての北海道移動

2011年08月12日 10時43分10秒 | アマチュア無線 移動運用

 2009年の夏、私の憧れの地、北海道へ行く事にした。7月9日午前中に我家を相棒のピョンピョン一世号(ホンダワゴンR 5速マニュアル車)で出発鳴門インターから高速道路に入り鳴門大橋ー明石大橋ー中国道ー名神ー北陸道を経由して北海道へのフェリーの発着港、福井の敦賀に着いたのは夕方の5時を少し過ぎた時間だった。


 敦賀市内の王将で夕食後、不足の日用雑貨を購入、港に向かった。出港まで4時間ほど待ったが2時間前に成るとキャンピングカーやワンボックスカーが集まり始め自然に雑談が始まった。船は北海道直行便なので目的地は皆さん同じだ。鮭釣り、定年退職後の北海道旅行、ハーレイのツーリング集団、学生の自転車組など全員が観光旅行目的、私の様に軽四で単独、目的が無線運用などは相当な変り者だった。其れに驚いたのは8人位の雑談グループで北海道が初めてなのは私一人、大半の人が夏場の北海道旅行の常連組みだった。


 出港は日の変わった0時15分だった様に記憶している。船は150m位の大型船で船酔いを心配したがまったく揺れなかった。北海道の苫小牧港まで約21時間の航海、映画を見たり、甲板に出て景色を見たりしたが外洋を航行する為、景色が見えたのは夕方の津軽海峡を横断中と函館の沖を通過する時だけだった。船内の一番の楽しみは御風呂で到着までに4回入った。


 大型船は10日の20:30頃、苫小牧港に入港(正確には厚真町)下船してビックリ港湾設備が有るだけ、回りは店舗、人家は全く無く、高速道路に並走する一般道路を30分位走り続けて最初のコンビニまで人家を見る事は無かった。(北海道からの帰り道、昼間 同じルートを逆に走ったが原野が広がる景色で本州のフェリー発着場所では考えられない場所に有った。車での乗船しか考えて無い様子)コンビニでカレーを買い店舗の明かりでの侘しい食事を取った。その後安平町のスポーツセンターの近くのキャンプ場に車を止め眠りに着いた。


 翌朝、安平町での運用する目的でせいこドームの周りを何回か回ったが良い場所が無く諦め厚真町~むかわ町を経由して占冠村に入った。占冠の道の駅は観光バスが出入りしていたので運用を諦め、翌朝すこし南富良野方面に北上した「なるさわ温泉」の入り口付近でアンテナを張り運用、北海道での第一声に札幌のJA8VIY鈴木さんからの応答が有りファーストQSOその後100局未満で呼ばれなくなってQRT 北海道で聞く西日本の信号は想像以上に弱く、特に6エリヤをピックアップするのは大変な作業で5時前後の早朝しか交信が出来なかった。10時を回ると7MHz帯では7,8エリヤのオンパレード状態になった。

 
 占冠村から南富良野町の道の駅に立ち寄り写真撮影、其の後富良野町から麓郷を通りテレビドラマの「北の大地」で有名な「五郎さんの家」を見に行った途中の富良野の景観は最高で、所々で車を止めシャッターを切りまくった。残念ながら少し天気が悪く青空をバックの風景は取れなかったが北海道で無ければ味わえない景観で、日本にこんな農業が有る事に驚いた。