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『イスラーム世界研究マニュアル』 2008 名古屋大学出版会

2015年12月16日 | イスラム圏

                   ▲『イスラーム世界研究マニュアル』 2008 名古屋大学出版会 定価3800円+税

 

 

『イスラーム世界研究マニュアル』 2008 名古屋大学出版会

 

この本2008年出版。まだ改訂版が出ていないのだが、イスラム圏のことが気になるとき重宝する。

本来は、これからイスラム圏のことを学ぶ学生・研究者向けの入門マニュアルとして作られている。専門分野の事項もあるが、ほかは一般市民が読んでも特別難しいことがあるわけではなく、拾い読みなり、事典・参考文献表にもなるので、中東のことを調べるときまず座右に置いておく本だと思う。

出版されたとき買っておくのだったと今思うのだが、税なし3800円なので、ちょっと、書店の本棚に戻してしまう値段だった。イスラーム関係の本はマーケットが狭いのか辞書類も、語学参考書も、他の言語よりも概して高いのだが、この本、目次・索引をあわせると600ページほどの大冊。インターネット時代の本なので、インターネットでアクセスできる資料サイトも2007年までのものだが、かなり詳しく紹介している。

テレビ・メディアが報じている、限度を超えた欧米のプロパガンダ化されたイスラム圏に対する偽情報に一喜一憂する前に、この本を参考に、自らの手で情報を収集して、自分で、情報についての真偽を判断するようになるといい。

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今年はイスラムテロ情報で始まり、イスラムテロ情報で暮れていく。

これは本当の事件なのか?

私には、ほとんどが、ねつ造による自作自演の様相があると見ているのだが。

2015年11月13日起きたとされるパリの老舗バタクラン劇場のテロ事件は、なぜか内部にいた観客のスマートフォンなどのSNS情報が完璧にシャット・アウトされている。

老舗の劇場で産業遺産にも登録されているような劇場で、有名なロックグループの公演も数多くやってきた実績があるが、経営者はユダヤ人で、ユダヤ人政治集会でも使用されていた施設であるとネットで検索すると情報が得られる。

今年の9.11に経営者がかわったなどという不思議な、そして驚愕の情報も探すとみつかる。え!なぜ9月11日に?

すでに羊となるべく、誘導・操作された人物が、テロ訓練として参加したはずの仕事が罠にはめられ、ISの実行犯として現場に、そして一件落着の実行犯射殺というシナリオがあった可能性はないだろうか。

実はISの本当のテロリストなどいなかったのではないだろうか。

1500人もの若者が観客として見ていたはずのこの劇場で、スマートフォン・携帯などをほとんど身体の一部のようにしていた若者がいたはずである。観客の誰一人も動画や写真を撮っていないなんて?

ネットでも劇場観客として、スマートフォンの動画や写真映像がただの一つも出てこないことが摩訶不思議!

そのことだけで、このパリの劇場テロ事件はねつ造の疑いの決定をしてもよいと考えられる、ほどだ。

2015年の今、世界中の都市・街・広場で、スマートフォンを操作しているのを目にしない風景は一瞬たりともないといってよいくらいだ。

それが、どうしたことだろう。

ネットで流れている劇場内部の映像では、公演開始前に劇場担当者が撮影していた舞台側方面から見た観客の映像には、カメラや、スマートフォンで撮影している観客の映像が残されている(これも偽映像の可能性が高いが)

この映像で見る限り、ネットで流布されている映像では、劇場内ではカメラや、携帯の持ち込みは許されていたようだ。

しかし先に言ったように、事件の最中・または前後に観客が撮影した動画や、映像は全く公開されていない。

若者が大通りを歩いていて、どうか、若者が携帯を使用していない時空があるのか、この摩訶不思議さに、気がついてもよいはずだ。

若者に人気のあるロッカーのパリ公演で、1500人収容の劇場内のファンが全く動画も映像も残していない?

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それにしても、中東の情報は、自分で考え、自分で判断する前に、まずは中東に対する基本的知識も蓄えもないのでは情報の真偽を判断する以前の問題にぶつかる。

と、いうことで、年末になって、『イスラーム世界研究マニュアル』 2008 名古屋大学出版会を入手。

ここにある、参考書目は、個人でイスラム圏のニュースを理解するための参考文献をはるかに逸脱して、イスラムの個別専門的な領域のものも掲載されている。史料類・雑誌などは大規模な図書館でないと閲覧できないものも多いが、各自自分の能力に照らしあわせ、カバーした領域を選んで、読むことが可能である。

Ⅰ 研究案内

Ⅱ 研究キーワード100

Ⅲ イスラーム・知の年表

が2007年までのものだが、部門別に、解説と参考文献、インターネット・サイトが詳細にわたって紹介されている。

 

 ▼『イスラーム世界研究マニュアル』 2008 名古屋大学出版会 目次

 

 ▲▼『イスラーム世界研究マニュアル』 2008 名古屋大学出版会 目次

 ▲『イスラーム世界研究マニュアル』 2008 名古屋大学出版会 目次

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2015年は、パリねつ造テロに始まり、パリねつ造テロで暮れていく。

もはや、「陰謀論」者があれこれ言う世界があるのではなく、「陰謀」が存在すると見なくてはならないのではないだろうか。

 

なお、パリのバタクラン劇場テロ事件についての内部映像および、その解説については日本のブログでは

「ザウルスでござる」が映像ともども詳しい。ここ▼下のページ以外にもいくつも記事があるので参照されたい。

http://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/c2cd7853d245b018923c12ca413313bd

 

日常流されているテレビとその解説者に知らず知らず心底洗脳され気味の自分に

「ザウルスでござる」のその驚愕の映像とその解説は、全身逆毛立って震え上がることだろう。

そして、覚醒するのではないだろうか。

世界の真実 = 「国境おかまいなしの寡頭集団とおぼしき勢力による陰謀は確実に存在する」

心して世界をみるとどうだろう

ジョージ・オーウェルの小説『1984』は、架空の絵空事ではなく、2015年の今こそ読み解かないと。

「あれこれの陰謀論者による陰謀論」があるのではなく、「陰謀が存在している」 こと

そして「陰謀学」がこれからの歴史(学)探求の主要課題の一つとなるだろうということだ。もはや一部のジャーナリストの献身的努力だけでは、真相の全容はつかめない。

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カナダの首相交代とともに、イギリス帝国によるカナダ先住民子供の寄宿舎での虐殺の歴史の検証作業が始まりつつある。

ナチス・ヒトラーによるユダヤ人虐殺だけが、近現代の歴史的大虐殺だったわけではない。最近の情報によれば、イラク内で活動するIS戦闘員を生け捕りにしてみたら、捕えられた人物は、なんと「イスラエルの現役将校」だったと報じられている。前から予想がついていたことだが、Iには深くイスラエルが絡んでいるのである。

またすでに、知られていたことだが、イギリスも加わったイラク占領時期に、イラクの警察が不審な車両を発見、車を捜索すると、武器爆薬のほかに、無線機などスパイ道具をも発見、中にいた2人の人物は、なんとイギリスの情報・軍関係者だったのである。イラクを爆弾・暴力のカオスに包み、イラク国民が米国・英国を頼みとするよう世論を操作するために活動した・偽旗作戦だったのである。童子丸開のホームページにその記事があった。

 

 つづく

 

 

 

 

 



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