一つ前に書いたブログ「Nikon F3」でドライブに行ってきた件、こうしてたまに出かけるときにフィルムカメラを持ち出すと人を撮るのがとても面白いのである。
そして一日フィルム1本目安に使っているので結果的に撮れるシーンは36カットになる、普段デジカメであれば36カットなどあっという間の枚数ですよね。ドライブ・旅行ともなると一日で300~500回シャッターを切ることも多いのですから・・・。
(※今回とても使いやすかったNikkor-O・C Auto 35mm F2<Ai改>をつけたNikon F3)
したがってF3を持つと一枚一枚が真剣勝負のようになります、「これだ!」とか「今だ!」という時のシャッターはもちろん、水平から始まり構図についてもじっくりと考えることが多くなる・・・こうなると不思議なもので頭の中に「こういう画がいいなあ」というアイデアみたいなものが先に生まれてくることが多くなる。
デジイチであまり実感が湧いてこなかったことなのだが、これが『結果をイメージして写真を撮る』ことへつながっているようだ・・・こういうプロセスってとても大事な気がしますね。フィルムではシャッターを切ることで完結してしまう比率が高いので、先のプロセスがしっかりセットされていないとどうでも良いものが仕上がってくる確率が非常に高くなりますよね。
フィルム代・現像代とランニングコストがつきまとうフィルムカメラですが、少しフィルムカメラに重点を置いてみたくなってきましたね^^。
(※完全ではないが分解清掃で随分とスッキリしたファインダー、よく見ると小さな塵が見えます)
ちょうど今回持ち出したレンズ「Nikkor-O・C Auto 35mm F2<Ai改>」が撮っていてとてもしっくりきたし、出てきた画もデジカメの時と同様ピント面はとてもシャープでボケも好みの品のあるものだった。
これなんかはお寺の長い白塀を見て先の交差点を消失点として構図を作れば面白いかなと思って撮ったもの...
反省としてはもう一歩左から構えて絞りをF8ではなくF4以下でにして白塀の奥半分くらいを雰囲気を残しながらぼかし加減にしても良かったかなと思いますね。
このへんが場数を踏んでいかないとすぐにセットできないんですよね、残念ながら・・・悔しいですが。
だからこそ先述した『イメージを決めて撮る』というのはとても大事なんですね、こうして見返したときにこそ肝に銘じておかねばです(笑)。
デジカメのようにISOを瞬時に変えられないのがフィルムカメラなので今回ISO100のものを使ったので正直室内はとても難しくなるのでフィルム選びにも気を使わなければいけませしね、まずはISO100~400あたりのフィルムの感触を身につけなければいけませんね。
レンズも違うので一言ではいえませんが、今回のISO100のフィルムは富士フィルムの一番安いものなんですが、しっかりとコントラストがつき日中屋外ではとても良いフィルムだと思いました、少しマゼンタに転ぶ傾向があるんですかね・・・。
明日の休み前夜にはもう一本の現像だけしてあるフィルムをデュープしてみようと思っています。
いろいろ勉強になるフィルム(カメラ)ですね...
※ カメラ: Nikon Cookpix AW130(F3の2枚)