with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

Free Jazzに酔いしれる...

2018年05月20日 | 08. わたしの好きな音楽

​分冊百科をいろいろ出している出版社「デアゴスティーニ」から『ジャズLPレコードコレクション』というシリーズが出されているが、つい最近その42号で『グリジッチ・ヴィレッジのアルバート・アイラー』が発売された。

61NFjAs0hzL.jpg

まあなんとも懐かしいそして素敵なジャケットではありませんか、とはいえ私はこのアルバムをいまだ聞いたことがないのです。Jazzは好きで学生時代から聞いていましたが、コルトレーンやエリック・ドルフィーから派生してフリージャズも少しかじってはいました。そのフリージャズと言われる範疇の中でではやはりこのアルバート・アイラーの「spiritual unity」だけは聴いていたが、これは強烈だった。今でも時々この咆哮のようなサックスを聴きたくなり年に一回くらいはCDを持ち出すことはありますね。そんな中で上記のライブアルバムもジャケットの素晴らしさから気にはなっていたのですが、「spiritual~」が感全理解できていなかったこともあり購入するには至りませんでした(笑)。

そうした経緯の中このLPがけっこう店頭で購入されるのを見て俄然気になりだしてLPは聴くことができないのでAmazonで探してCDを購入して聴いてみました...

なにせこの人のアルバムに関しては聞く人によって評価はまちまち・・・フリージャズですからね^^。このアルバムを聴いてみると不思議に普通だった(もちろんあの咆哮は健在ですが)、不思議なことにこのアルバムを聴いたら私としたら「Spiritual Unity」のインパクトの方がとても強く、ドラムとベースのみというトリオ編成ということもあり聴き応えは「上」という評価になりそうである。まだそれほど聴き込んだわけではないので...ジワジワ来るかもしれませんが(笑)。

spiritual unity.jpg

それよりこのアルバムを聞くことで「Spiritual Unity」の良さをより強く認識できたのがとても嬉しかった、やはり数を聴かないとだめですね、やっとアルバート・アイラーに開眼し始めたようです。

ピアノのバド・パウエルの時もそうだったのですが、彼の良さがなかなか理解できず・・・とにかく色々聴いてみました・・・ある休みの朝に寝ぼけ眼でかけた名盤と言われるVerveの「ジャズ・ジャイアント」でいきなり鳥肌と共に彼の良さを理解できた経緯があります。なんかそれと同じような気分でしたねえ。

こうなるとアルバート・アイラーの一音一音がスーッと心に入ってくるんですよね、若い頃だったら彼の他のアルバムを漁りだすところですが、この歳になるとさすがにそうはいかず当分このライブもどこが良いのかが分かるまでじっくり聴き続けてみようとなりますね(笑)。

そして急に気になりだしたのがアーチー・シェップである、同じフリージャズではけっこうお気に入りのプレーヤーでいくつかのアルバムを持っているんですが、一番のお気に入り「ザ・マジック・オブ・ジュジュ」が誰かに貸したまま行方不明になっていたんです。急に聞きたくなってきました、これは即ゲットしましたよ(笑)。

magic of juju.jpg

今は国内盤でもジャズCDは安く手に入るんですねえ、どちらも「Jazz百貨店シリーズ」とかで1,500円程度で手に入りました。

この「ザ・マジック・オブ・ジュジュ」、やはりいいですねえ!

彼の場合はあの吹き出し一発(一音)で心わしづかみにされましたからアイラーのように聞き込みは不要でした^^。特にこのアルバムのタイトルチューンは18分アフリカンビートのようなリズムに乗ってただただブローしまくりなんですが、これがグイグイ引き込まれるほど魅力的なんです。18分があっという間に終わってしまう感じで次曲の心地よいアンサンブルへ繋がるんですよね...やはり最高の一枚です。

このところ車ではアイラーとシェップのアルバムをiPodでガンガンかけまくりです(笑)。スイングジャズの軽快な乗りやモダンジャズの美しさとは随分とかけ離れているようですが、一度ハマってしまえば「非日常」の面白さみたいなもので予定調和のない気持ち良さとでも言えるような感じですね。

iPodのプレイリストに付けたタイトルが「Avantgarde」・・・いい響きですね、まさにひとつの芸術です。

なるべく音楽(のジャンル)には垣根を作らないできましたが、この歳になっても新たな発見や感動が得られるのですから音楽ってホント不思議ですよね。

珍しく音楽ネタでした...



ソフトフィルターを使ってみた...

2018年05月17日 | 02. カメラライフ

​きょうの休みの一日も暑かった、ちょっとCobbyには可愛そうだったのだが午後3時前くらいに散歩に出てみました。案の定日陰を見つけては休みやすみの散歩となり、カメラ持っての歩きだったのでちょっと時間オーバーだったような(笑)。

自分の部屋のいつも座るデスクの横に何故かケースに入ったKenkoのフィルターが一枚、「プロソフトンAワイド 52mm」であるが以前に旅行先などで星景写真を撮る時のために購入していたものである。あまり普段は使用しないものではあるがこのところ集まってきたNikkorレンズがほぼ皆フィルター径が52mmなので今日は久しぶりに装着したAi Micro-Nikkor 55mm F2.8Sに付けてみました。

DSC_0577_tanpopo.jpg

タンポポの綿毛がきれいに丸くなっていたのでまず最初のカットで...本来このレンズはとてもシャープな写りで重宝しているのですが、こうしてみると綿毛の一本一本はしっかり描写されていますがどこか柔らかな表情になりますね。フィルター自体は『光の美しいにじみ』が売りなのでそこそこ効果は出ている感じですね。

ただD7200でファインダー覗いていると心なしかピントの山がつかみにくいかな、光のにじみといえばこちらの写真なんかはその効果がよく分かる一枚かもしれませんね...

DSC_0590_yellow-leaves.jpg

​この黄色いのは花ではなく葉っぱです、なんという木なんでしょうねとても鮮やかな黄色になってます。緑ばかりの公園の樹木の中でひときわ美しく目立つ木なんです。大きくしてみるとはっきり分かりますが、明るい黄色の葉がうっすら滲んでいるのがはっきり分かります。

こうしたフィルターの効果的な使い方ってどうなのと思い、いろいろ花などの近接撮影をしてみたんですが...

どうでしょうねえ^^、

DSC_0622_ajisai.jpg

着々と開花の準備が進む紫陽花です、開放で撮ったのがまずかったですかね(笑)。でも光の当たっているピント面がやんわりしているのは分かります。

DSC_0582_tessen.jpg

こちらはいつも素敵な花をたくさん咲かせている家のテッセンです、これも大きくしてみるとピント面のシベがうっすら滲んでいます。芯はありながらホワッとした写りというのでしょうか...これは使い所が難しいですね。私的にはどうしてもこちらのテッセンなどは美しい紫色をパキッと打ち出して怪しげなシベの形もはっきりと・・・コントラスト高めに仕上げてしまう方なのでいまひとつしっくりこないところがありますね^^;)。

かなめとなるポイントはやはり「光を美しくにじませる」ということで、上の黄色い葉やテッセンのシベなどのようにそれに適した対象に上手く利用すれば美味しい一枚に仕上がりそうですね。

DSC_0616_cobby.jpg

日向のベンチでのCobby・・・ちょっとピントが目を外し首輪あたりになってしまったのですが毛並みがかなりソフトになってます、光がしっかりあたっているとさすがに効果は大きいですね。

こちらは日陰のCobby、

DSC_0620_cobby.jpg

背景があまり明るすぎたのでソフト的に奥の明るさを抑えてあります、これも開放(f/2.8)で撮ってます。明るさのある背景のボケのおかげもあり全体的にソフトな感じでこういうのは好きですね(笑)。

後半ピントの山がこんなにつかみにくかったかなとフィルター外してみたんですが、思ったとおりぜんぜんとはいいませんがかなり見やすくなりました、

DSC_0632_kinomi.jpg

やはりこのクリアーな画像がこのレンズの持ち味ですよね^^。

DSC_0627_yamaboushi_2.jpg

見事な咲きっぷりを披露していたヤマボウシです、いいところに街灯がかぶってしまうので仕方なく街灯を含めた構図を考えました(笑)。

これくらいパキッとしていると気持ち良いですね、私的にはスナップが多いですからこのフィルターは本来の星をはっきり映し出す時以外は出番は殆どなさそうです(笑)。


 ※ カメラ:Nikon D7200

   レンズ:Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S

   (フィルター:Kenko プロ ソフトン A ワイド)



最近の撮影した花たち...

2018年05月16日 | 02. カメラライフ

​この何日かCobbyの散歩にて天気が良かったり悪かったりだったが、畑や市役所まわりのコースにてきれいな花がずいぶんと見られるようになっていました。

いくつかアップしておきたいと思います...

最近とても多くなった早朝散歩にて(笑)。

残念ながら昨年きれいに撮れたジャーマンアイリスは終わってしまい、そのかわり花菖蒲たちが畑を彩っていました、朝の光はやはり素敵ですね。

DSC_0380_shoubu.jpg 

ホントは左側の素敵なウェーブ柄が見える黄色い花びらにズームインしたかったのですが、ちょっと距離があったのでAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8Dでは寄りきれずこのアングルになってしまいました。

D7200でしたので35mm換算で90mmでのショット、この角度しか無かったので・・・寄りたかった(笑)。

そして変わり種の一枚がこちら・・・ららぽーとの正面玄関の壁面で季節ごとに様々な装飾がされるところなんですが、この日は遠目からもうちの三女がよくリースを作ってくれる材料のようなブリザードフラワーのような素敵な装飾でした。

DSC_0412_LaLaport.jpg

5月の連休中はそれはすごい渋滞が発生してましたねえ、当然ながら・・・^^。

このららぽーとの目の前の市役所周辺の公園には毎年この時期たくさんの芍薬が見られます、大輪の花がわんさか咲いているさまはとても見事ですね。

DSC_8678_shakuyaku.jpg

これが雨の日になるととても濃いピンクに映ります、またなんともいえませんねえ...

DSCN1578_shakunage_square.jpg
(この一枚はCoolpix AW130にて)

​​最後にいつもの公園の芝生で休憩中のCobbyです。

DSC_0475_cobby.jpg

あまりこうしたCobby目線で撮ることはないのでとても新鮮なショットです(笑)。

Cobbyは最近...7歳を過ぎた頃からどうも散歩コースにこだわりというか好き嫌いをはっきりだすようになってきました。行きたくない方角の時はその場に座り込んでじっと私の目を見据えて動こうとしないのですよねえ。

聞けばCobbyの母親であるHaruさんのところのHimeちゃんもまったく一緒だそうです、性格はどうも母親似みたいですね(笑)。座り込んで動かない時は実際Cobbyの体を心配して『どこか調子悪いのかな?』と思い抱っこして家に引き返そうかとしたくらいです、途中いつもの公園コースに入った途端にしっぽを元気に立ててリードを引っ張る始末・・・まったく困ったもんです^^。

現在はサマーカットでとても涼しいかっこになったCobbyですが、こんどさっぱりした姿で素敵な一枚をアップしてみたいと思います...


 ※ カメラ:Nikon D7200

   レンズ:Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D



PHOTO YODOBASHIに学ぶDuplication...

2018年05月10日 | 02. カメラライフ

前回​フィルムのスキャンはカメラのキタムラに任せてみようと言ったばかりですが...たまたま仕事関連で「レンズ 完全レビューブック」シリーズで今乗りに乗っているSonyのEマウント版が近々発売になるということで「PHOTO YODOBASHI」のWebを調べていたら新発売のNikonの『ES-2』を使ったフィルムデュプリケーションの特集をしているのを発見しました。

main_01.jpg

​ ☆ Nikon 「ES-2」​ ☆

私の持っているES-1の進化形ですね、アダプター類も付属してかつフィルムホルダーもストリップ・スライド用途2種類とも揃って至れり尽くせりのセットです。

ただしお値段も...

希望小売価格  ¥21,000 とんでもないプライスとなっております(笑)。

このセットの発売に合わせてPHOTO YODOBASHIのスタッフがD850を使ってレビューしていました。2部構成でまだ第1部のポジフィルムを使った前半だけでしたが、とても参考になりましたので先日色味に不満のあったいくつかのカットをスキャンし直してみました。

 ※​参考にしたPHOTO YODOBASHIの

「Nikon フィルムデジタイズアダプター特集」はこちら

スキャンスタイルもこんなふうに変わりました...

DSCN1570_style.jpg

反対側から見ると...アダプターES-1には2枚のガラスに挟まれたフィルムがセットされます。

DSCN1571_style.jpg

実際にこの方法で撮影してみるとD700のミラーショックがけっこう大きいのかファインダーで位置決めしたはずのフィルムスキャン画像が少しずれていたりすることが多かったので、今回電池の消耗が大きくなるのですが液晶画面を使った「ライブビュー撮影」のかたちを撮りました。

DSCN1574_style.jpg
(LEDを付けて作業している場面です)

なお前回までLEDの前面に使用していたブルーのフィルターは外しましたので見える画像は少しフィルムカラーのオレンジが強いですね。液晶画面はこんな感じです...

DSCN1572_style.jpg

設定が全て見えますね。RAWでの撮影でWBは晴天、絞り優先でf/8にセットLEDの明るさは少し明るめにしてシャッタースピードが1/125を切らないくらいにしてます。このライブビュー撮影のおかげかフィルムのコマ全体がきれいに入り、加えてピント面拡大ができるのでピントの追い込みも随分と楽になりましたし、やはり液晶は視野率100%なのもいいですね(D700ならではの視野率の問題:笑)

さてスキャンした画像の方ですが、やはりLEDに使っていた青いフィルターは要らなかったようです。フィルムカラーのオレンジ色の部分ででホワイトバランスをとりPhotoshopと作業を進めていくと...

DSC_8736-Edit_new-edit.jpg

Cobbyの首輪の赤もとても自然に出ていました。

ついでに一番最初に撮影したフィルムから難波田城公園での一枚もスキャンしてみたんですが、これがとても味のある写りで感激です^^。

DSC_8740-Edit_nanbatajo_park.jpg

とてもフィルムカメラを感じさせる写りでしたねえ、古民家の柱など時代を感じさせる質感と色合いがとても気持ち良く出ていました。

ただし今回もフィルムに付いた塵との戦いはけっこう激しかったです(笑)。

色合いについての不安はこれである程度払拭できましたので散歩スナップなどはセルフデュープで賄っていけそうです、旅行などちょっとした記念フィルムなどはカメラのキタムラに任せましょうという感じですかね。もちろんストックに待ってるモノクロフィルムなどはぜひセルフデュープで楽しみたいところです。


 ※ スキャンカメラ:Nikon D700

        レンズ:Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D

   (デュープ風景撮影:Nikon Coolpix AW130)



FUJIFILMのSP2000は使える?...

2018年05月05日 | 02. カメラライフ

​昨日のセルフデュープ(Film Duplication)でちょっと前に撮り終えて現像のあがっているフィルムを仕上げました。まあ孫とか散歩のときの取り留めのない写真だったのでこの一本のフィルムをなんと2ヶ月位かけて撮っていたようです(笑)。

最初の方のカットには河津桜が咲き出した頃のものが盛の梅と一緒に写ってましたねえ、ホントびっくりです。

DSC_8630-Edit_kawazu_sakura.jpgDSC_8636-Edit_ume.jpg

こちらは孫が離乳食を食べている時のものです...

DSC_8647-Edit_akarichan.jpg

孫の写真などはフィルムらしい感触がありどこかノスタルジックで好感が持てる一枚ですが、上の桜と梅の写真の方は河津桜はまだしも梅の方は色味が少しおかしいですね、どちらも「赤」が上手く出ていない感じです。LightroomでWBの調整をしても限界がありしっかりとした赤味を出そうとすると全体が不自然になってしまうのですねえ。

それに比べると前回アップしたいちご狩り関連の写真はとても自然な出来上がりでした、これはカメラのキタムラにて現像と一緒にCD-Rに焼いてもらったものなんです。大元のFUJIFILMのWebでも同じように現像プラス『DVD』に焼き込みサービスを受けてくれるんですが、こちらは単価がぐっと上がって一本で1,500円ほどになってしまいます。

○FUJIFILMへWebにて...(スキャナSP3000使用)

1~9本 ・・・ 486円/1本 +(基本料金)1,080円

これにフィルムの現像まで頼むと 918円/1本

 <合計 2,484円> かかります。

○カメラのキタムラでは...(スキャナSP2000使用)

現像 648円 + CD-R焼き込み料 540円

 <合計 1,198円> で済みます。

大きな違いは出来上がりのファイルサイズです「FUJI→300万画素」と「キタムラ→200万画素」という具合。

なんでこんな計算をするかというと前回のいちご狩りのスキャンしてもらった画像がとても自然な色合いで気に入っているんですねよね。自分でスキャンした画像を手直ししている時間と手間を考えると現像と焼き込みで1時間でできてしまうキタムラに出したほうが悔しいですがCPが高いような気がします(笑)。JpegとはいえキタムラのスキャナSP2000の200万画素で十分だし(1840×1232ピクセル)ちょっとした修正くらいは十分耐性があるしということですね。

例えばこの2枚の元画像の露出オーバー目のものを手直ししたものと比べてみます...

​​<画像その1>​​ ​
FH000032_original.jpgFH000032_edit.jpg
​ ​<画像その2>
FH000034_original.jpgFH000034_edit.jpg

どうでしょうか左はリサイズしただけの元画像で右が若干色味(WB)とコントラストを調整したものです。

色味はフィルムごとの傾向と好みが関係してきますので一概には決められませんが、なんとか見られるところまでは持っていけそうです。

先日アップしたいちご狩りのものなどはほとんど修正は必要なしのようなものばかりでしたし、なんといってもいちごの赤がとてもきれいに出ていましたものねえ・・・これが決め手でした。

FH000012_skyberry.jpg

現像にプラス540円の出費できれいな画像が手に入るのであれば御の字だと思います、セルフデュープは時として埃・塵との戦いになることが多いんですよね...これにはけっこうへたります(笑)。Lightroomで一つ一つ消していくのがとても煩わしいくらい多い時がありますから・・・。

しばらくはSP2000にお世話になろうかと思います...