with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1

2017年11月28日 | 00. 愛用カメラ機材

昔から素晴らしいボケ味が評判の「タムキュー」​、どんどん新しいモデルが出てくるのでNikonの60mmマイクロレンズを持っている身としては長く購入に踏み切れずにいたレンズでした。

現行の新モデル(F017)が出てもこのモデルはまだまだ新品で入手可能であった、根強い人気ですよね。

Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1(272EN II:ニコン用)

DSC_5062_Tamron 90mm macro.jpg

私はもちろん中古で入手してます(笑)、とても安かったですが程度は上々でした。

もちろん定評のあるボケだけが魅力ではなくFX・Dxに付けて中望遠として遠距離撮影にもピリッとした画を吐き出してくれます。撮影状況の環境色も出しやすいレンズだと思います。

DSC_2748_kosagi.jpg

D7200で撮ったものですが川面に映るゆらゆらしたコサギの反射も素敵です、とてもクリアです。花のマクロ撮影が本職といえばそうなのですがネイチャー撮影にも出番は多いですね。

本職のマクロ撮影ではさすがの一言、前後のボケも良いし色合いも程良くこのレンズのおかげでNikonのMicro 60mm F2.8Gの出番がほぼ無くなるくらいです(笑)。

雨上がりの朝露の中、たんぽぽの接写ではピクセル等倍にしてビックリの画が出てきました...

DSC_3539_micro adventure.jpg

小さな水疱と細い綿毛の中にまさにミクロの大きさの虫がいるではありませんか、凄いですねえ~。こういう写真が撮れてしまうので楽しくなってしまいますよね。

Cobbyを撮っても光をうまく使うとピシッとした写真になります、これは朝の光ですね霜がキラキラしてます。

DSC_0040_cobby.jpg

もちろん花に近づいてもどんと来いといった感じ...

DSC_1362_okamezakura.jpg

(↑D700)余計な背景がほぼ解消して主役を引き立ててくれてます。

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(↑D7200)枯れた花の距離に応じたデフォーカス加減がとても良いですよね。

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(↑D7200)この色合がまたホント素敵です、枯れてもなお美しい姿を永らえている花にうっとりします。

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(↑D700)草むらに生える双子のツクシもとても臨場感があります。前後の草もいい感じにボケながら引き立ててくれてますね。

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(↑D7200)影になった椿の花びらの質感がまるでビロードのような、触りたくなるような質感が素敵です。

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(↑まさかのD300s)時間帯を無言で表すような色合い、たまらないです。邪魔しないあとボケがまさにいい感じです。

α7でも使ってました、二人の孫を撮るととても優しい感じで娘達にも喜んでもらえる嬉しさですね...爺バカですが(笑)。

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α7はD700と違いシャッター音が小さいので気を使わなくて済むのが良いです。深い眠りと判断した時はやはり大好きなD700を持ち出します(笑)。

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(↑D700)ピントの山は掴みやすいですね、でもこの距離ですから揺れる体を意識して連射してます^^。

手ぶれ補正と超音波モーター仕様の最新モデルはまだまだ高いですが、今となってはα7IIの5軸手ブレ補正が効きますからこのレンズで十分ですね。AFモーターは若干気になりますがほとんどマニュアルで撮ってますし(特にα7IIではAFが効きません)、何より軽いです。60mm F2.8DやMicro 55mm F2.8Sも素晴らしい質感描写のレンズなのですがいざという時はコレの出番が多いです。

使い倒したいレンズですね...



HELIAR 40mm F2.8

2017年11月27日 | 00. 愛用カメラ機材

(※2017/12/27 作例が増えてきたので加筆修正しました)

以前ブログに書いたように​品薄状態からようやく2017/11月に入手可能になったフォクトレンダーのアダプター専用のレンズである。

HELIAR 40mm F2.8 Aspheical for VM-E Close Focus Adaptor

DSC_6240_heliar 40mm F2.8.jpg

(※余談だがこの撮影時のレンズがAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8Dである、さすがの質感描写!)

とてもコンパクトで本体が132gとても軽いのだがこれは先にも書いたようにVM-E Close Focus Adaptorの使用を前提に作られているのでアダプターが125g、したがってレンズ重量は257gといったところ。ほかのフォクトレンダーのレンジファインダー用のレンズよりは随分と軽いのである。

​​​DSC_6242_VM-E CFAdaptor.jpg

​​

こちらが『Close Focus Adaptor』である。

上のレンズとほぼ同じ重量があるのでそれなりに重いかな。

さすがにフォクトレンダー:Made in japanでヘリコイドのシルキーな操作感は最高でとても精度が高そうな作りである。

このレンズも最初は中古を狙っていたのですが...ないですねえ中古は。あっても新品が品薄状態なので新品より高額な値段がついていたりと足元を見たかのような状況で、長いこと新品が市場に出てくるのを待ってゲットしました(その経過は前のブログ参照してください...面白いです)。

DSC_6231_heliar 40mm_edit.jpg

どうでしょうかとてもしっくりとα7IIに収まっていてシルバーがとてもいいアクセントになっています。Sonyのレンズでもコンパクトな「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」でもこれより少し太いのでこうはいかないですね。ただし重さ120gですからその点では負けてます(笑)。

さて写りの方ですが開封して一発目のこの画で期待が膨らみました...

DSC02005_case.jpg

とてもシャープです、随分と前に使っていたNikonのAi AF Nikkor 50mm F1.4Dのような感じでした。というのはこの3日ほど何度か試し撮りしてRAW現像しているとけっこうコントラストが高くあまりあれこれいじる必要がない印象を受けたんです。50mm F1.4Dも元画像を触れば触るほど汚くなるような感じがありとても似た傾向のレンズかなと思いました。

DSC02029_sazanka.jpg

これもほとんど手を入れてません、このレンズ本当に色乗りも良くてコントラストが高い印象です。

入手当初はCobbyとの散歩が陽が落ちる前後に始まることが多くてISO感度を上げての撮影が多くなるんですが、α7IIに付けてるNikkorと『青』が少し傾向が違いますね。

街灯が眩しくなりだす時間でも渋い画を出してくれます(ISO1600:f/8.0にて撮影)。

DSC02049_townlight.jpg

街灯の色だけでなくちゃんと紅葉した木々の葉の色違いも出してくれます、光条が10本です...総絞り羽根の枚数が10枚なんですね。奇数枚のレンズほど光条の本数が多くないですがこれだけあればなんとか雰囲気はあります。この写真では基本のWBの調整後多少コントラストを上げるくらいしか触ってないのですがそのおかげで葉の立体感が増しました...見事な描写だと思います。

同じシチュエーションで街灯に照らされた木の質感と暮れなずむ空の中で浮き上がってくる様子...

DSC02050_townlight.jpg

f/5.6なので街灯の光条は弱まりましたがその分素敵な木の描写になっていますよね、PCの前でさすがに唸りました(笑)。暗くなってからも実力発揮できるレンズかなと・・・。

D700だとISO1600ではちょっとした暗部でノイズが乗りまくりになりそうなシチュエーションですがさすがにα7IIはこのくらいではしっかりと画にしてくれますね。

こちらは天気がいまひとつでしたが昼間の公園を撮ったものです...

DSC02081_ochiba.jpg

ISO400:f/8.0ですが雰囲気のある画を描いてくれます、暗部もつぶれず屋根の支柱の造作もしっかり出てます。ピシッと言う感じではないですがなんとなくいろんな作例を見てきてこういうのがレンジファインダー的な雰囲気というのか今までにない「あれ、こんなもん?...ん~でも良いなあ」的な不思議な感じです(笑)。

​レンジファインダー・レンズと言えばこのレンズの形状もLeicaのエルマーM50mmによく似ており同じ沈胴式である。ライカのオールドレンズの愉しみの一つにゴースト・フレアも美しいという点があるようですが、このレンズもまさに驚くような美しい虹が出たんです。

DSC02486_rainbow.jpg

この時はf/5.6での一枚で西陽に照らされた荻(おぎ:ススキに似た穂の膨らむもの)がきれいだったのでカメラを構えたのですが、α7IIのEVFの中にきれいな虹が出てきたので思わずそのままシャッターを切ったものです。あまりの美しさに現像時もLightroomにてレンズプロフィールを当てただけでほぼ撮って出しです。手を加える気になりませんよね、こんなきれいな虹が出ては(笑)。ほんと楽しいレンズです...。

そしてCobbyを撮ってみると(早朝曇り空の下です)こんな感じです...

DSC02070_cobby_morning.jpg

(ISO400:f/2.8)開放ですからその割にシャープにCobbyの顔から胸あたりを写し出しています。若干の周辺光量の落ち方もいい感じですしボケ方が二線ボケなど出たりしますが柔らかくて嫌いじゃないですね。

前述しているとおり暗くなっても良い描写をすることから狙い撃ちでこんなカットを試してみました...

DSC02113_water gate.jpg

とにかくステキな「青」です・・・というか私好みです^^。空の青さだけでなく水門のバルブに近づけないように置かれたバリケード(ハリネズミのような螺旋状の鉄)の青いペイントも美しいくらい。そして下に続く土手の描写がまた良いですね。これも暮れなずむ時間帯なんです、この時間はこのレンズにとってまさにゴールデンタイムですね。マジックアワーに使うレンズの第一候補と言って良いのではないでしょうか。

DSC02497_blue sky.jpg

これなんかも日没前の一枚ですが、雲がトレーシングペーパーのように働き光を柔らかくしている感じがよくでていると思います。空のほんわかとした柔らかい空気のなか、目を自然と街路樹のシルエットへと向かわせてくれます。ほんとこれは空の微妙な雰囲気をきれいな青とともに上手く表現してくれる好レンズだと思いますね、夕方以降空を撮るのがとても楽しくなります。

DSC02114_egawa evening.jpg

この一枚はすでに日が暮れ夜の帳も降りた頃なんです。Cobbyの散歩が長引き真っ暗のなか撮ったもので、ISO1600でシャッタースピードがなんと「0.6秒」です。もう手ブレ覚悟で望んだものなんですが、見事に止まってます。α7IIの5軸手ブレ補正機能恐るべし(笑)。f/8~11くらいだった思うんですが、-1EVくらいの露出補正で暗い画になってましたが現像時に土手など暗部を持ち上げたりとここまでの画作りができます・・・気持ち良いですねえ。

このレンズの絞り輪はクリック感がありません。予め決めた絞り値でピントを合わせていく中でピントリング(アダプターのヘリコイド)と同じように、ピントの中心をここだと決めてから無段階で変化する絞り輪を回し被写界深度を設定することがEVF(ファインダー)を見ながらスムーズに決められるのが良いですね。絞り優先で撮ってますから最終的にISO感度を必要なシャッタースピードを稼げる値に決めれば良い。

これが慣れると一枚一枚じっくりとカメラ・レンズを弄くりながら「写真を撮る」という楽しさが味わえます。

DSC02473_kyu_osawake.jpg

そして上のピンとピークはポストです(f/5.6)・・・一見この「ヨコ500pxの写真」で見るともっさりとした感じを受けますが、よく見ると細かい所の描写もしっかりとしているし木の立体感など驚くほど。こうした感触は今までNikonでは見られない描写ですね。なんといえば良いのか、見飽きないというか...緻密な画作りも可能な力も持ち合わせているレンズなんでしょうかね。

DSC02134_tsubaki.jpg

これはf/2.8開放での一枚、早朝花開くのを待つサザンカ一輪です。インフォーカスからアウトフォーカスにかけての明るい葉のボケの減衰加減もこの場のコントラストの強さを表し、日陰の路面の柔らかな表情も主役を邪魔しない美しい描写で状況説明もとても上手いレンズのような気もします。

しばらくはこのレンズ付けっぱなしにして美味しいところをものにしてみたいと思ってます、ただし気になる点も...沈胴式のレンズは強度的にどうなのか少し心配になってきます。撮影時引き出してから回してロックするんですが、キャップを取るために引っ張っただけで鏡筒が出てきてしまい少し斜めっていたりするとドキッとします。

取説にも「鏡筒を傾けて押し込まないで・・・」とありましたが、こういうことなんですね。センサーなどカメラ部分を傷つけたくはないですから要注意ですね。

まあでもトータルで楽しいレンズであることに違いはありませんねえ。


 ※ カメラ:α7II + VM-E Close Focus Adaptor



驚き!...Amazon価格の怪

2017年11月26日 | 02. カメラライフ

​ここ何ヶ月かの私のカメラの推移を以前に書きました...サブのカメラをD7200から初めてのSonyブランドカメラの「α7」に変えてその“スーパー散歩カメラ”の実力に感激して「α7II」に至るという話ですね。

その「α7」の時にマウントアダプターでNikonレンズやZeissのPlanarそしてTamronの90mmマクロなどで楽しんでいる中で評判の良いフォクトレンダーのレンズもそのうち使って見たくなりました。どうせならと面白そうな(ライカ用)VMマウントに目星をつけて、マウントアダプターの「VM-E Close Focus Adaptor」だけは早い時期にちょうど見つけた程度の良い安い中古品を手に入れていました...まあずっと宝の持ち腐れだったわけですね(笑)。

まず最初に手に入れたかったレンズは私の信頼している評価サイト「PHOTO YODOBASHI」で素敵な作例を披露していた『HELIAR 40mm F2.8 Asphrical』でした。これは先のマウントアダプター専用レンズで比較的安価であり、Sony・Eマウントとして設計されたものと言ってももいいくらいのレンズなんですよね。

なかなか購入に至らなかったのは、夏場くらいでしょうかあちこち探したのですがどこも[品切れ・入荷日未定]状態で足元を見たかのような高額の中古品しか見当たらなかったという事情があったせいです。しかしその中で<入荷待ち>ながらもAmazonが異様に安い値段をつけて注文受付していたのを見かけて発注だけはかけてみました。

しかし待てども商品入荷連絡がなく、そうこうしているうちにそのAmazonの値段に近い価格をつける大手カメラ量販店も現れてきたので若干高かったが商品入荷動向が掴みやすいだろう大手量販店に注文を切り替えました。そしてさらに待つこと1ヶ月!...しびれを切らして問い合わせをしてみると、さすが大手だ『1~2ヶ月先の11月後半くらいになりそうです』と返事がきました。私としてはそこまで待つ気はなかったので、このタイミングでα7とNikonのスピードライトを下取りに出しα7IIをほんの僅かな出費で手に入れていました。

α7IIになり加えてつい最近まで楽しいレンズが増えていたのですっかり忘れていたんですが、箱に入ったままのフォクトレンダーのアダプターを見ていてタイミングも11月中旬!ちょっと価格.comを覗いてみたら...

heliar40mm_02.jpg

レンズの価格は以前のレベルに戻って(高くなって)いるんですが、在庫有りのショップがいくつか現れてきました。そして以前に予約した大手ショップにも『在庫あり』になっていたのでもしやと思いAmazonを見てみたら...なんと「在庫1個(入荷予定あり)」となっていて価格が以前と同等の<2.2万>ほどではないですか!!

これには驚き思わずポチッとしてしまいました(笑)、いつもは価格.comの欄外にAmazon価格が出ることが多いんですがこの時はAmazonの文字がどこにもなかったです。参考までに私の注文履歴です...

heliar40mm_00.jpg

販売がちゃんとAmazon Japanになってます、そしてもちろん翌日商品が到着しておりますよ^^。

価格.comの値段があれだけ足並み揃って4万円弱となっているにも関わらずなぜAmazonがこの値段をつけたのかとても不思議です。以前のように入荷未定で予約受付中という状態ではなかったのにです。

それにもまして不可思議なのは今日Amazonのこの商品のページを見たら「在庫1(入荷予定あり)」となっていたにも関わらず...

heliar40mm_01.jpg

こんなんなってました!

価格.comよろしく他の販売店の名前ばかりでよくある右側のその他の販売者欄にも<販売:Amazon>の表示がなくなってました。

どうもこれはAmazon担当者の犯した「ヘマ」なのかもしれませんねえ(笑)。

以前の入荷時期未定の状況で付けた値段のまま(あのころは前述したように他社も近い値段を付けていた)商品が入荷したこの時点でしっかり市場価格の動向を確認せずにそのまま古い値段を出してしまったような感が強いですよね。

まあ私としてはとても得した感が強くありがたい話なんですが、まさに「Amazon価格の怪」でした。

DSC_6231_heliar 40mm F2.8.jpg

おかげさまでコシナからできたてホヤホヤの「HELIAR 40mm F2.8 Aspheical」新品がα7IIにつきました。とてもコンパクトで沈胴式レンズのため格納時はさらにコンパクトになります。

DSC_6240_heliar 40mm F2.8.jpg

フードも2種類付いてます、写真のレンズに付けたブラックのドーム型とニッケル仕上げのストレートタイプ(黒のレンズキャップも)。ただしこのかっこ良いドーム型のキャップはフィルターのようにねじ込み式でフタをするタイプなのでサッと出してサッと撮るというわけにはいかず、私はストレートタイプを使ってます^^;)、フードとして機能も上ですしね...。

DSC02005_case.jpg 

(α7II+HELIAR 40mmでの最初のカットです)

このレンズの私なりのレビューは作例とともに後日に譲りますが、今回はこの絞り開放からピリッとシャープな画を吐き出す好レンズが市場の半値ほどで手に入れられた怪しい?お話をお届けいたしました。


 ※ カメラ:D700

    レンズ:Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D (レンズ撮影に使用)



秋が行ってしまいそう...

2017年11月24日 | 02. カメラライフ

​風が少しあるがとても気持ちのよい一日だった勤労感謝の日、Cobbyの散歩で過ぎゆく秋を感じてきました。もう冬の気配が濃厚なこの頃で夜間勤務も帰りがかなり辛くなってきました、昼間はこうして少しでも温かいとまだまだ秋の風情が感じられますね。

そろそろ所沢の航空公園にでも行ってみたいところですが...次の休みでも出掛けてみましょうか。去年の同じころは雪景色の中の黄葉を楽しんできましたが今年はどんな感じかな・・・楽しみです。

さてきょうの散歩、空は雲が少なく晴れ渡っている中家を出ましたがそんなにきれいな空ではなかったですね。昨日の雨のため土手沿いはパスしてもっぱら市役所周辺をウロウロしてきました。

畑の縁にたくさん咲いてるニラがもう種を半分以上落として残り少なくなって寂しそうな姿を見せています。

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この市役所方面への小道はCobbyのお気に入りでたくさんのワンコが散歩しているんでしょうね、一生懸命匂いを嗅ぐ場所でもあります。通りに面した家々には花や緑の好きな方が多く春先からはテッセンやハナミズキなど楽しめる通りでもあります。

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外塀をすっぽり覆っている蔦が傾いた陽に輝いてとても印象的でしたね。

役所脇の広い公園ではスポーツ関連のイベントが終わったばかりなのかテントや椅子を片付ける姿が見られました、今日はたくさんの親子連れが広場で遊んでいます。そのうち私も孫を連れて遊ばせに来るんでしょうか...間違えないですね(笑)。

DSC_6144_fujimi-gymnasium.jpg

富士見市の体育館:最近ようやく震災での壊れたところを直し終わってすっかりきれいになりました。ほんとようやくです、市庁舎目の前にららぽーと富士見ができていきなり庁舎周辺をきれいに整備してましたがこっちのほうが先だろうと皆さん思ってたと思うんですよねまったく困ったもんです ^^;)。

この体育館はとてもおしゃれな外観で青空映えする建物なんですよ...

DSC_6147_fujimi-gymnasium.jpg

近くからだとカメラの横位置ではなく縦位置でしか撮りたくない不思議な建物です(笑)。木々の葉もだいぶ紅葉が終わり散り始めています、小さな川沿いの木々も「最後の一葉」寸前の状態です。

DSC_6166_autumn leaves.jpg

この寂しげな画にはすでに冬の到来を感じてしまいますね。

DSC_6160_autumn leaves.jpg

沿道に植えられたドウダンツツジだけは見事な赤を披露してます、ここも匂いの宝庫でCobbyお気に入りの場所(笑)...

DSC_6170_autumn leaves.jpg

相変わらず祝日とあってららぽーと富士見への道はどの方向も車で数珠つなぎ。入場までどのくらい待たされるんでしょうかね、気になるところです^^。そんな渋滞の車を眺めながら本日は遠回りして氷川神社経由で帰ります。

こちらも木々がすでに黄色くなってすっかり秋深しです。

DSC_6176_hikawa tenple.jpg

この葉っぱが落ちる頃いよいよ野鳥シーズン到来ですね、江川沿いにも留鳥のオオバンやカルガモに混じってマガモがちらほら見られるようになってきてますね。

そんな冬色で帰り道のニラを撮ってみました、Nikonでもこんな表現ができるんですね。ちょっとSonyっぽいんですが(笑)。

DSC_6181_nira.jpg

わたし的にはあまりこうした画作りはしないのですよねえ・・・

DSC_6182_nira.jpg

自分流にはWB的にこちらが正解のような気がします(笑)。

さて休みの日の散歩にはそろそろ望遠付けて歩いてみますかね...



 ※ カメラ:D700

    レンズ:Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S



Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

2017年11月23日 | 00. 愛用カメラ機材

​本来ならZeissのMakro-Planar 100mm が使いたいところなのであるが、Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8Sがとても素晴らしい一本だったのでNikkorで揃えてみました。まだ現役の型番でまともに買うと9~10万するレンズであるが、さすがに中古は1/3以下で十分良い品が手に入る。

DSC_5940_Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S.jpg 

ピントリングを固定しておけるネジが特徴的で外観は少し長くなるがほぼAi Micro-Nikkor 55mm F2.8Sとデザインは一緒である。フィルター径も52mで共通で私としては使い勝手が良い。どこかのレビューにAFやVR(手ぶれ補正)が当たり前になってレンズが肥大化する中、使い手の修練があればこんなにコンパクトなレンズで楽しめると言っていた...言い得て妙だと思います。515gで大きさなりに少し重みがあるレンズです。

単焦点での中望遠は初めて持つレンズですが、105mm・・・面白い画角ですね。D700につけて撮っているとピントの山はそれほどつかみやすいとはいえません、まだ数回しか使ってないのに加え​夕方が多いため光が弱く開放付近での撮影では歩留まりがとても悪いです...

DSC_5847_cobby.jpg




​​こちらはかろうじてCobbyの目にはピントが行ってる写真ですが、こういう浮き上がり方は新鮮ですね。

奥のガソリンスタンドのライトもいい形でボケております。

なにせこのところこのレンズを持ち出すのが夕方以降ばかりなのでピシッとした一枚がなかなか撮れません(笑)。

こういう写りを見てしまうと期待が膨らみますね。

マクロなのでそれなりの撮り方をするとまあピントが薄いです...↓これで絞りは f4.0 です...

DSC_5912_tiny flower.jpg

60mmマクロくらいのつもりでシャッター切るともう雄しべくらいにしかピントが合いません。

開放での柔らかさは特筆モノでこのレンズならではの表情だと感じられてとても好感が持てます。

DSC01968_margaret(f2.8).jpg

光が当たっている中央奥の花にピントを持っていけばまた少し表現が変わったのかもしれませんね、でもピンとピークの花びらから足元へのデフォーカス加減がとてもいい感じです。

そして撮影枚数の少ない中でこのレンズならではの素敵な描写かなあと感じたのが「空の表情」、D700では通常よほど暗くならない限りWBは[太陽光:晴天]にしているのですがこのレンズは少々青みがかる感じです。その点だけはLightroomにて調整しますが、調整後は素晴らしい表情を描写してくれます。

DSC_5894_cloudy sky.jpg

陽が落ちかける時間帯の空なんですが空の明暗だけでなく雲の立体感・質感などゾクッと来るものがありましたねえ...ぜひ拡大してみてください。

我ながら未熟で105mmの焦点距離なのにいつもの50mmだ55mmだとギリギリOKといったくらいのシャッター速度で切るもんだから余計歩留まりが悪かったんですね。

ピシッと合うととても気持ち良い画を出してくれます。

DSC01977_seeds(f4).jpg

ニラの花が種をつけているものです(f/4.0、1/320、ISO100)。色乗りもけっこう良い方ではないでしょうか...好感の持てる出方だと思います。

DSC01987_red leaf(f4).jpg
DSC01991_red leaf(f2.8).jpg
​ただし円形絞りではないのでこうした点光源になるとボケが7角形に出てしまいます:f5.6...まあ嫌いではないですが(笑)。​目立つ出方の場合はやはり開放ぎみで撮るほうが無難かもしれません。

​ボケのコントロールは背景の距離・光源など気にしながらのじっくり撮影が必須でまた楽しくなる...かもです。ボケ方自体は変に固くならないよう気をつけてさえいればその表情はとても好ましい傾向です。

DSC01983_susuki(f8).jpg

見慣れた景色も105mmとなると35~55mmまでの普段の画角と随分と違い、見せたいポイントがとてもはっきりしてくるので空の切り取りは新鮮だったし、このキラリの建物でもこんな表現ができますね。

DSC_5860_kirari.jpg

楽しみな一本が増えました。


 ※ 使用カメラ:D700 & α7II