with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

久々の鳥見で・・・秋の気配

2010年09月26日 | 05. 野鳥観察通信

ちょっと早起きして北本自然観察公園に行ってみた。

 

HPにゴイサギの幼鳥がいっぱい来ている記事を見かけ、

わが江川で最近目にしていなかったこともあり、さっそく見に行くことに。

 

 

久しぶりの北本だが、ずいぶんと緑がこんもりしている感じだ。

木道がまったく見えなくなっている。

 

 

木道に入るすぐ手前の道にヒカゲチョウだろうか、

地面にとまって何かを探している様子。

 

しかしこの色合い、落ち葉にヒカゲチョウ・・・秋を感じるなあ。

 

 

そばにはツリガネソウがたくさん花を咲かせて紫色がきれい、

よく見ると小さな蕾が朝露にスッポリ包まれて、なんとも素敵だ。

 

 

雑草扱いされてかわいそうなのだが、綺麗な花を付ける「ミゾソバ」もたくさん咲いている。

どの葉っぱも雨が降ったのかと思うくらい水滴を付けている。

よく見ると別名「ウシノヒタイ」といわれるだけあって、葉の形が角のある牛の顔で、

目に当たる部分がうっすら黒くなっている、どの葉もそうで不思議な感じだ。

 

 

日だまりの葉には「どう、きれいでしょ」と言っているかのように

紫の素敵な羽を広げ日向ぼっこをしている「ヤマトシジミ」も。

 

 

コンコンという音に頭上を見上げると、大好きなコゲラではないか。

とても久しぶりな気がする、夏場“鳥”を見に行くということがなかったなあ・・・。

 

 

そろそろ本題のゴイサギを見に行こうかと「高尾の池」へと向かう。

やはりとても木々が茂っている。

これから冬にかけて少しずつ葉が落ち、バードウォッチングが楽しい場所になるんだなあ。

 

 

木道の“八つ橋”を歩いていると案内標識に絶滅危惧種の「コウホネ」の案内があり、

橋の下あたりからこの黄色いきれいな花を付けたコウホネが広がっていた。

ちょっとした畑の水路などに昔からいっぱいあったものだが、

桐生で見た「アサザ」と同じく絶滅に瀕しているのか・・・寂しいですねえ。

 

 

すぐ横をとても悠長にヒラヒラとアゲハが舞ってきた。

木の葉にとまったところで写真に撮ったのだが、

“口吻(こうふん)”というらしいが、口にあたる吸水管が黄色いのだ。

羽根の模様からしても、よく見るナミアゲハではなく「ホシボシアゲハ」ではないだろうか。

それにしても黄色の口吻というのはあまり見かけないですね。

 

 

歩いている橋の手すりにはナツアカネかと思いきや、

羽のはしが茶色に染まった「リスアカネ」という種類だそうな・・・、

アカトンボもけっこう種類があるんだなあ。

 

 

さて、高尾の池に着くとけっこうカモがたくさんきてますねえ、

その中に・・・いましたゴイサギの幼鳥“ホシゴイ”が。

この池の畔に2羽と中央の島に2羽見つけられた。

私の地元で見るホシゴイはほとんど動かずに餌を狙っていたが、

こちらではよく歩いたり、飛んだりしている、餌が豊富なのだろうか・・・。

 

 

池にはほかに大きなアオサギが、こちらはじっと餌を狙っている。

しばらく観察していたが、このアオサギは最後まで獲物にはありつけなかった。

 

 

その近くでみごとな狩りを見せていたのがこちらの「ダイサギ」。

忍び足で移動していたかと思うと、こうして獲物めがけて飛び出したかと思うと・・・、

 

 

着地と同時に頭を突っ込み、こんな大物を仕留めた! このあと一気に丸呑みだ。

このダイサギ、けっこう動きが派手で、

横のアオサギに“うるさいやつだなあ”といわんばかりに何度か追い立てられていた(笑)。

 

 

久しぶりの野鳥観察に時間を忘れ池の畔に佇んでいた。

 

もうひとまわりして帰ろうかと園内を散策していると、

あちこちに「ヒガンバナ」が群生していた。

そういえばもう9月も下旬、お彼岸も過ぎたのだった。

 

 

「曼珠沙華」といった方が似合うような花たち、

太陽からピンスポットを当てられ、可憐に浮き上がる様がとても素敵だった。

 

 

そこにクロアゲハがゆらゆらと飛んできた。

木漏れ日に照らされたヒガンバナにそっととまるクロアゲハ・・・、

ちょっと幻想的な写真で・・・お気に入り。

 

 

こうして羽を広げてとまっているところを見ると、

こんなに大きい羽を四枚もまとって、小さい体で重くないのだろうかと思ってしまう。

ちゃんとバランスがよくできているんだよな、と思いながらも不思議だ・・・。

 

 

素敵なチョウや草花、そして久々の野鳥観察とゆっくりひとまわり、

気がつけば4時間半、いつもこんな感じ。

昼までには帰ろうと思っていたのに時間オーバー、駐車場へ向かう。

 

最後に目にしたのはこの「アキアカネ」。

とても秋色に見えるのは気のせいではないだろう、

暑さもようやく落ち着き、吹く風が少し冷たくなって気持ちが良い

そんな季節の変化をより確かにしてくれているような存在に思える・・・。

 

 

“小さい秋みつけた”散策だった・・・。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

toritezza [2010年9月27日 21:42]
 こんばんは。

 とんぼを見ると秋を感じますね。久々の野鳥観察、写真から私も楽しめました。

ジェスロ・タック [2010年9月27日 22:10]
>toritezzaさん、こんばんは♪

ほんと、秋ですねえ~。
待ってましたの季節です(笑)。
運動、食欲&読書の秋・・・全部は不可ですが ^^。

北海道でもだいぶ秋らしくなって、体も疼いてきたんではないですか。
もうすぐスキーも楽しめますね・・・。
鳥たちもいっぱい来はじめていますので、
私も楽しみです。
ゆきchan [2010年9月29日 18:56]
こんばんわ。彼岸花に黒アゲハ蝶のお写真は素敵ですね! 野鳥観察っておもしろいですねぇ。私もやってみます。
ジェスロ・タック [2010年9月29日 23:53]
>ゆきchanさん、こんばんは♪

いつもコメントありがとうございます。

“クロアゲハ”、久々のヒットでした(笑)。
鳥とか昆虫って(人の)気配に敏感なんですが、
最近接し方ががわかってきた気がしました。
彼らの美しさに感心・共感することみたいです・・・かな?

バードウォッチング、ほんとおすすめです、
西日本特有の種類が見られるのでは、と思います。


子供に返って夏休み?

2010年09月11日 | 01. ドライブ・旅行記

少し前のことだが、9月5日(日曜日)、日・月と連休が取れたので初日に群馬・桐生自然の森に行ってきた。なんといってもお気に入りの場所があるので・・・。

 

朝6時に家を出発し、2時間ちょっとの下道ドライブ。

さすがに日曜、道はスイスイ・・・。

 

すでに太陽は元気よく照りつけているが、樹と土のせいかそれほど暑さを感じない。

 

ネイチャーセンターで祈祷、いや記帳を済ませ情報収集を。

 

 

前に鳥の話を聞いた方に再び会えた。

今回の見どころを聞くとチョウがおすすめとかで、いきなり裏に案内された。

 

センターの前には大きなトチの実がいっぱい、「トチ餅」は大好きです。

でも渋抜きは大変な作業らしいです。

 

 

さて、裏で説明されたのがこちら、「こういうのを見たらよく観察して下さい」とのこと。

先端の葉っぱが袋状になっているが、これが「アオバセセリ」(チョウの種類)の住処らしい。

 

 

そしてこちらがその幼虫だ

 

この一匹を大事そうに係の女性が世話をしていた、う~んなんとも・・・。

成虫はきれいなのだが、女房を連れて来なくてよかった(笑)。

 

 

今回のテーマは昆虫ということで、まずはいつもの場所まで登り出す。

途中ピンクのきれいな「ヌズビトハギ」が随所に目につく。

 

 

エドヒガンの樹もあった、春にはきれいな花を咲かせるのだろうか。

エドヒガンザクラだと思うが、バラ科なんですねえ。

 

 

この森は4度目だけど、夏は初めて。

でもこういうところを歩いているととても風が涼しく、気持ちいい。

 

 

歩いててこれでもかというくらい蜘蛛の巣が頭にひっかかる。

至る所に現れるのがこの「ジョロウグモ」だ。

でかいのが雌、上の小さい2匹が雄、雌は気性が荒いのでそ~ッと近寄って交尾するらしい、虫の世界もたいへんだ。

 

 

これが雌だ、けっこうでかい。

 

 

足元を見ると日光浴をしているのか、コミスジ」というチョウが気持ち良さげに羽を広げてとまっている。

人の気配には敏感のようですぐ逃げた。

 

 

こんもり木の茂った道からは無数の白い花、“センニンソウ”。

一つ一つの花がとてもきれいだった。

 

 

木立に囲まれ、まだ朝早いせいか出会う違う人もいない、

ツクツクボウシの声だけが響いている。

 

 

少しきつめの登り坂の先にあるのがこの「ノスリの丘」、

お気に入りの場所だ。

 

 

高さは350mそこそこで、とくべつ素敵な山々を見渡せるわけではないのだが、なぜか落ち着く場所なんですよねえ。

 

 

この四阿がいいんです。

今年の3月一番最初に来た時、登りの道で雨上がりで濡れた丸太を踏み外し足を痛めしばらく休憩をしたがここだった。

小春日和のなかこうして腰掛けて時間を忘れボーッとしていた、何物にも代え難い“リフレッシュできた時間”だったような気がする。

この日も暑さを忘れさせる心地よい風が吹き渡り、しばしマッタリとさせてもらった。

まさに携帯電話をクレードルに差し込む充電のごとし・・・。

 

 

一息、二息落ち着いたところですぐそこの山頂へ向け出発する。

テーマを決めると、いろいろ目に入ってくる。

これは道端で見つけた「ヒメグモ」、まさに獲物を捕らえランチタイムか。

 

 

山頂からは「吾妻山」へ3.5kmのコースもある、往復7kmで断念(笑)。

次はぜひチャレンジだ・・・。

 

 

吾妻山へのコースを羨ましげに眺めていると、横をヒラヒラと大きなアゲハチョウが通り過ぎて、花にとまった。

「オナガアゲハ」のようだ、とてもきれいなチョウだ。

一枚写真を撮らせてくれると、すぐにまたゆったりと森の奥へ飛んで行ってしまった。

 

 

入れ替わりのように飛んできたのが大きなバッタ。

すぐにこうして葉に隠れてしまい種類は分からず、キリギリスの仲間か?

 

 

下りるまでは昆虫オンパレード。

これは「ヒカゲチョウ」、裏羽根の大きな目玉のような模様が特徴。

 

 

上のチョウを撮る時「少し暗いかなあ」と苦労していたら、

しばらくしてまた違う「ヒカゲチョウ」がいいポジションに来てくれた。

このチョウはずいぶんとじっとしてくれて撮影・観察ができ助かった。

 

 

空は晴れ渡りずいぶんと気温も上がっているのだろうが、

森の中はこのとおり、木々が上手に陽を遮ってくれ、できた木陰はとても涼しく、適度な風もありがたい。

さらに光合成により空気を浄化してくれるのだから、自然を大切にせねばいけませんよね。

 

 

お次は「ムラサキシジミ」、裏羽根はシミのような模様で地味だが飛んでいると青紫色の表の羽根がキラキラと光に反射してとてもきれいだ。

 

 

下りてくる途中に「カワセミ観察舎」がある、椅子に座りながらこの隙間から観察するのだが、ここからも涼しい風が気持ちいい。

しばし給水休憩を・・・。

 

 

これがカワセミの池、今までここでカワセミを見たこと無いのだが・・・。

ここで会えたら素敵でしょうねえ。

 

 

こんなセミの抜け殻も発見!

頭上で一生懸命鳴いてるツクツクボウシかな。

 

 

道端に花は見あたらなかったが、きれいなオレンジ色のサネカズラの実?がいくつか落ちていた。

 

 

ネイチャーセンター近くまで戻ってくるとアカトンボの集団に遭遇。

こちらはよく見かける「アキアカネ」

 

 

そしてこちらがとても全体的に濃い赤が印象的な「ナツアカネ」

これがまた逃げませんねえ~、

とまった枝が曲がってますが、これ私が風で揺れないように押さえているのです。

指を出しても、カメラを近づけても逃げません、じっくり撮影できました。

 

 

これはアキアカネですが、笹にとまって枝の繊維のようなものを前足2本を手のように使って器用に口に運んでいます、食べているのだろうか?

邪魔して悪かったのですが、指を出したらその指に留まってくれます。

もうビックリです、右手を出したので写真が撮れず大失敗(笑)。

 

 

頭上で聞いたような鳥の声がするので見上げると「エナガ」かな・・・、久しぶりのご対面。

 

 

小学生の夏休みのような一日を過ごし、こういうのもありかなと満足げにネイチャーセンターをあとにする。

入口ゲート付近の沼の方で人がじっと何かを見ているので「何かいるんですか?」と聞いてみると、いるいる・・・なんと懐かしい風景だ。

 

オタマジャクシにメダカにタニシ、おまけにそれらをきれいなクモが見入っている。

メダカもずいぶんといましたねえ。

 

 

この森には6月から7月にかけてゲンジボタル・ヘイケボタルと見られるというがその幼虫がここのタニシなどを食べるのだそうだ。

調査や整備などボランティアに参加しているというその方が説明してくれた。

 

こちらは鹿などに食べられないよう守られた黄色い「アサザ」とその周りの白いのは「トチカガミ」という花、とても可憐な花たちだ。

 

 

手前の土手には「ミゾカクシ」というこれまた綺麗な形の花びらを持つ花。

淡いピンクがとてもきれい、けっこうな数が咲いている。

 

 

その沼をたくさんの「シオカラトンボ」が訪ねてきていた、

まさに子供のころ田舎で、いや東京でも見た懐かしい風景だ。

 

 

この日は切り口が“昆虫”だったが、とてもリフレッシュできた大人ためのまさに「僕の夏休み」だったかな。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

toritezza [2010年9月12日 3:26]
 こんばんは。

 「ノスリの丘」景色がとても良いですね。いろんな昆虫がいてとても自然が豊かな場所で夏休みという感じが出ています。
 トンボが飛んでいるということはもう秋という感じですね。

ジェスロ・タック [2010年9月12日 23:43]
>toritezzaさん、こんばんは♪

まだまだ夏というイメージが消えない陽気ですね、
最近やたらと忙しくて、行くところを探す時間もないくらいなんです。
そんな時頭を切り換えたくて行く所なんです「ノスリの丘」。
センターの人もだいぶ顔を覚えてきました、
待ってましたとばかりに説明してくれるんですよ(笑)。
シオカラトンボもまだまだいましたが、赤トンボが
だいぶ増えてくるとやはり気分は「秋」ですね~。

ブログを拝見してるとあまり北海道と気候が
変わらないようでちょっとビックリですよね。
夏バテにお気を付け下さい。
デコちゃん [2010年9月24日 9:30]
こんにちは!
すっごく自然いっぱいのところだということが、写真の一枚一枚からとっても伝わってきました!すごく綺麗ですね~!
リフレッシュできる雰囲気がとてもよく伝わってきます^^
蜘蛛が苦手な私は、女郎蜘蛛のあたりで「ノー!」ってなってましたが、きっと現地に行ったら、自然の一つって感じで気にならないんでしょうね^^

ジェスロ・タック [2010年9月24日 23:54]
>デコちゃんさん、こんばんは♪

ちょっと自宅から遠いのですが、好きな場所なんです。

私も昆虫は得意な方ではないのですが、
いろいろ教えてもらうと自然を理解できるように
なってくる気がします。
でも生理的に受け付けない“虫”っていますよね~、
それがふとしたきっかけで「美しい」となるから不思議です(笑)。