さてさて日によっては暖かいくらいの陽気も出てくるようになって動きやすくなってきました。
今回はそんな早くも春を感じさせてくれる早咲きの桜を近くの公園にある植物園を訪ねての散歩撮となりました。
機材はα7IVに「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」を付けてます、このレンズはNikon「ニッコール千夜一夜物語」でも2回に分けて特集されるくらい重要な歴史を持ったレンズのようですね。それはマイクロレンズとして画数の多い日本語文字があればこそ誕生したかの記述など多くのエピソードを持った興味あるものなんですよね...。
光学系構成 : 5群6枚
焦点距離 : 55mm
最短撮影距離 : 0.25m[0.225m:AI オート接写リング PK-13使用時]
絞り羽根枚数 : 7枚
F値 : f/2.8~f/32
フィルター径 : 52mm
マウント : Fマウント
重量 : 約290g
私の持っている「Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S」とは違い開放からシャープな描写と良好なボケ味が自慢のこのレンズ、ハーフマクロとはいえ寄れる標準レンズとして花などには最適なレンズではないでしょうか。開放でも比較的周辺光量も豊富なところもポイント高いです^^。
そんなレンズをα7IVに付けてますが、相変わらずこのカメラに付けると老眼でピント合わせに苦労する私でもファインダーがとても良く見えます(笑)。
そして今回はRAW撮りではなく画質:Jpeg(エクストラファイン)で臨みました、なのでα7IVの<クリエイティブルック>を使いながらの撮影となります。花が多いので基本的には[VV]の使用ですが、対象・条件によっては他を使いましたのでその場合はExifに記してあります...なので全画像がほぼ撮って出しとなります。
まずは色味の素敵だったものから見ていただきます...
なんとも気持ち良い発色です、ナズナに見るインフォーカスの草たちがとても良い空気をも醸していますよね。
そして早咲きの桜たちです...
ここでの2枚はともに明るい背景となっていますが、[#1]では<VV2>を使っています。そのせいかファインダーで見ても被写体の明るさ不足は感じず、出てきた画も明るく爽やかさを持ち桜も気持ち良い色味を保持してくれました。
逆に[#2]の方は<VV>での一枚ですが、やはりファインダー覗いていても桜の明度不足は明らかでプラス補正をかけざるを得ませんでした。ですが[#1]とは違った逆光気味での美しさを十分に感じさせる味わいを見せてくれます。
曇り空で強風の下の午後5時近い時間帯ということで露出には苦労しますが、どうでしょう光が全体に回る良い状態をうまく取り込んでまさにこのレンズの味のあるボケで被写体を引き立ててくれます。
最後はいつもの休憩場所でのCobbyです。
Cobbyの立体感・臨場感の素晴らしこと、そして画面全体から感じられる奥行き感も素敵ですよね...Nikkorが目指した「3次元的描写」を否応なしに感じさせてくれるようです^^。
そしてこれでJpeg撮って出しですから<クリエイティブルック>...使えますぞ(笑)。
さていかがでしたでしょうか...FUJIFILMの<<Film Simulation>>ほどではないとはいえ、<クリエイティブルック>によるJpeg撮り、なかなか使えそうで面白いですよね...そしてここまで撮って出しの画像が使えるとは想定外でした(笑)。
惜しむらくはFUJIのように<クリエイティブルック>でのオートブラケティングが可能であればなあということですね、<VV><SH>そして<PT>とか3種類ほど選べてワンシャーッターでブラケティングできれば最高に面白いと思うのですが...いかがでしょうかねえ^^。
今回はα7IVと「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」での楽しいJpeg撮りの話題でした...^^。
<機材>
カメラ :α7IV
レンズ :Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S