2021年 Jリーグディヴィジョン1 第37節 湘南ベルマーレ 0-1 徳島ヴォルティス
66分 0-1 徳島 岸本 武流
あんなことがあった直後なので、いま思えば無理もないことですが、選手たちは普通ではないメンタルでピッチに立ったのだと思う。試合前の練習時からどんよりとした空気が漂っていたし、ウェリはいつもの陽気な感じが全くなく、うつむき加減だったし、キックオフ前に両チームが黙とうをしたあとでも何度も涙をぬぐっていた。
そんなメンタル状況に加えて、徳島がバックラインでボールを保持して、ベルマーレが前からチェイスに行くのを待ち構えているような状況を上手に作り出していたこともあり、ダイナミックな攻撃は皆無で、ハーフタイムを迎えてしまった。
ハーフタイム以降は徳島も徐々に攻撃を仕掛けるようになり、特に左サイドからの仕掛けが見事にハマりだしてしまった。失点の直前に茨田から町野への交替があり、それも影響していたのかもしれないが、左サイドをワンツーで突破されてイヤな感じがしていたんだ。その状況からのサインプレー。実は、「岩尾なら何かやって来る」という予感がビンビンしていて、本当にヤバイと思った瞬間にやられていたという本当に心残りがある一瞬でした。
でも、まだまだ時間が残っていたし、何とか引き分けに持ち込むことが出来るのであれば、殆ど残留は決まるという状況だったので全力で応援してんだけど、試合巧者の徳島にやられてしまった。
久しぶりに現地観戦したんだけど、めちゃ残念な結果でした。
ですが、現地観戦が出来たということが大きいし、DAZNでは味わえない感情も改めて感じて、来シーズンはもっともっと普通に観戦できれば良いと思ったよ。
p.s. 最後のセレモニー最中にアウェイ側のゴール裏から聞こえてきた言葉はいまでも耳に残っているし、本当に最悪な出来事だったと記録しておこう。思い出したくはないが、記録はしておこう。