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真綿でクビをしめる/NOVA業務停止に広がる不安 元受講生ら「処分当然」

2007-06-15 20:22:39 | ニュース
「ジョーズ」という人食い鮫を描いた映画があったが

あの映画が怖かった理由は

いつになっても「サメ」が姿を現さなかったからだ。











NOVA業務停止に広がる不安 元受講生ら「処分当然」(抜粋)
2007年06月14日

英会話学校「NOVA」が

「経済産業省から業務停止命令を受けた」問題で

同校の受講者らに失望と不安が広がっている。

一方で、解約の際に不快な思いを味わった元受講生らは

「処分は当然」

と受け止めた。


<大津市の男性(41)>
「今後、同じ思いをする人が出ないよう、NOVAはきちんとやり方を改めてほしい」

①600ポイントを約76万円で買い、02年3月に54ポイント使った時点で解約を申し出た
②示された返金額は約4万5000円
③精算方法を尋ねると、契約時と違う単価で計算するという約款を見せられ
「ここに書いてあるでしょう。サインもしましたよね」


<東京都北区の男性(35)>
「ずっと問題が指摘されていたのだから、もっと早く対応するべきだった」

①解約時、「明細は渡せない」と精算方法を口頭で説明された
②ポイントは半分しか使っていなかったのに、返金額は1割に満たなかった


<京都市の女性(31)>
①2年半前、解約を申し出ると、文書に署名と押印を求められた
②返金先の口座番号を書く用紙だったが、題は「同意書」
③「NOVAが私の口座に返金することにより、最終的解決とすることに同意いたします」という文言が印刷されていた

「トラブルが多発していたのに、その場しのぎを続けてきた。契約を取ることを優先し、消費者の方を向いていなかった」


<13日夜、大阪・梅田の教室でレッスンを終えた大阪市の男性会社員(58)>「教室が立ち行かなくなったら心配」











たくさんの利用者がいるから

「この会社をすぐつぶす」

とは言いません。でも











経産省、NOVAに1年超の契約を避けるよう指導へ(抜粋)
6月14日 読売新聞

経済産業省の北畑隆生次官は

14日の定例記者会見で

一部業務の停止命令を出した英会話学校最大手「NOVA」(統括本部・大阪市)に対して

「受講の今後(契約期間を1年以内とするよう)指導という形で対応していく」

「業務停止期間が終了」しても

1年超の長期契約を避けるよう行政指導していく方針を示した。










ゆっくりと

そしてジワジワと。

新規の顧客を取ろうとしても











NOVAの指定を取り消し=教育訓練給付で-厚労省(抜粋)
6月15日 時事通信

厚生労働省は15日

能力開発を目的にビジネススクールや語学学校などに通う労働者に支給している教育訓練給付金について

「NOVAを指定から外す」

と発表した。


<教育訓練給付金制度>
①厚生労働相が指定した講座を受講した労働者に対し
②最大で費用の4割(上限20万円)を支給する制度
③キャリアアップや資格取得などを目指す労働者が利用している











「今、ノバに入るメリットはなんだろう?」

と思う。



不誠実と叩かれ

長期の契約もできない

今となっては「他と比べて格段に安い」とも考えられず

行政の補助も消えた



今、どんな人が「ノバ」を選ぶんだろう。





NOVAは、今、本気で変わろうとしています。
http://www.nova.ne.jp/index_compliance.html





本当に変わるつもりがあったんだったら

もう少し早くそれをするべきだったんじゃなかろうか?



「覆水盆に返らず」

「It is no use crying over spilt milk.(泣いてもこぼれたミルクは元に戻らない)」



取り返しのつかないことを表現するのは

洋の東西を問わず

「こぼれた液体」

のようだ。



ノバがこぼしたミルクは











「盆」に返るんだろうか?
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中国って・・・/ペットボトルも安心できない?偽ミネラル水業者を摘発―江蘇省

2007-06-15 08:17:49 | ニュース
「友情・努力・勝利」

あ、これは「少年ジャンプ」でしたね。











ペットボトルも安心できない?偽ミネラル水業者を摘発―江蘇省(抜粋)
6月14日 Record China

2007年6月13日

「江蘇省連雲港市の工商局は浄水と偽って水道水を販売していた業者」

を摘発した。

独自に

「新鮮・清潔・健康・自然」

などのキャッチコピーをつけた包装まで用意し

消費者をだましていたという。


<事件>
①摘発されたのは浄水販売業を営む2人組
②独自ブランドの浄水と偽って、消毒処理・濾過処理をしない水道水をそのまま売りつけていた
③そのまま飲めばお腹を下すなどの症状が出る可能性もあるにも係わらず
④「新鮮・清潔・健康・自然」などのキャッチコピーをつけた包装まで用意し、顧客を偽っていた
⑤押収されたのは18.9リットル入りの大型ボトル168本など


<中国の事情>
①水道水は生水では飲めず、また衛生面の不安を抱く者が多いため、ミネラルウォーターなどの浄水を購入する者が多い
②特に一定以上の収入がある家庭では、20リットル弱の大型ボトルが広く流通している
③そのため自宅まで配達する水の小売業者が数多く存在し
④熾烈な価格競争のため、今回のような悪質な手段に手を染める者も少なくない











まあ「ありそうなハナシ」ですねえ。



「水の味なんて分かんないだろう」

って思いますからね。



でも、それで済みそうにないのが

「中国の場合」。



いかに、

「新鮮・清潔・健康・自然」

と言っても

生半可な「プラシーボ効果」如きで

制すことができるほど

「中国の生水」

は生易しくないようだ。



そんなことを言う理由は











北京でブームの温泉リゾート、大半は雑菌の温床(抜粋)
6月14日 ロイター

北京では温泉リゾートがブームになっているが

衛生検査当局の調査では

「全体の約3分の2の施設がバクテリア検査で不合格」となり

衛生基準の改善命令を受けている。

新華社が13日に報じた。


<新華社報道>

①北京の衛生当局はリゾート施設22カ所から水のサンプルを採取したが
②バクテリア基準を満たしたのは全体のわずか27.3%
③当局は、検査で見つかったのは「人体に害のないバクテリア」だったとし
④「これまでに温泉に入って病気になったという報告は聞いていない」としている
⑤ただ、入浴前後にはシャワーを浴びることを推奨している











「生水の位置づけ」については

この二つの記事だけで十分、分かります。



当局は

「検査で見つかったのは「人体に害のないバクテリア」だった」

と言いながら

「入浴前後にはシャワーを浴びることを推奨」しています。



これも

微妙な言い回しですね。



最近、初めてヨーロッパに言ったんですが

やはり、そこでも

「水道水はNG」。



ただ、その場合は

「細菌」ということでなく

「硬水(カルシウムイオンやマグネシウムイオンが多量に含まれていて、下痢をしやすい)」

ということのようだ。



この場合でも

旅行会社のパンフには

「ホテルの水は”飲めないことはない”」

というビミョーな表現だった。



「積極的にはオススメしません」

ということでしょう。



僕達は











水道から出てきた水を「そのまま飲める」ということを感謝すべきなんでしょうねえ。





ちなみに文中の「プラシーボ効果」とは
(ウィキペディアより)

偽薬(ぎやく、プラセボ、プラシーボ、placebo)は

本物の薬のように見える外見をしているが

薬として効く成分は入っていない

「偽物の薬の事」である。

プラセボ効果とは

偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。

この改善は自覚症状に留まらず

客観的に測定可能な状態の改善として現われる事もある。

原病やその症状自体の改善というよりは

「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり

このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれないが

その区別が難しい事もある。
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