恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2024/08/02 連雀亭ワンコイン寄席(主任:三遊亭ぐんま)

2024年08月02日 | 噺とか
今週2回目の連雀亭はワンコイン寄席。
トリのぐんまさんを目当てに出かけてきました。

ぞろぞろ 仁馬
干物箱  好二郎
肝つぶし ぐんま

開口一番は仁馬さん。
葛飾柴又出身を売りにしており、
葛飾区から依頼された講演会の話など、
本編はぞろぞろですが、
オーソドックスなものではなく、
舞台も四谷だったり、おばあさんがダジャレ好きだったり、
今までには聞いたことのないタイプ。
途中からやや失速したような気も。

続く好二郎さんは圓楽さんは好楽門下。
今日の出演者は全て三遊亭ながら、
所属団体は別なんですね。
発声もよく、いい声をしています。
干物箱をコンパクトにまとめて、
非常に良い出来の一席でありました。

ぐんまさんはオリンピックの話題から高校時代のレスリングの思い出をマクラに。
練習をサボって寝ていたら蛇に噛まれ、
通りすがりのおじいさんに助けられ、
という話題から昔の病気の治療の話へと話題が移り、本編の肝つぶしへ。
初めて聴く話ですが、かつては圓生師匠、
現在では正雀師匠などがおやりになるようで。
シリアスなシーンもありながら、
最後は落語らしくしっかり落とすわけですが、
途中の迫力たっぷりに演じるところはそれなりの技術が必要ですね。
ぐんまさんはそのあたりバッチリ。
新作かと思いきや思わぬ古典ですが、
満足度の高い一席でした。

立て続けに足を運んだ連雀亭、
本日もコンパクトに楽しませていただきました。

恐懼謹言。

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