暫くの間HF-380をお預かりする事になりました。
コリンズ社が1979年に発売した業務用のオールウェーブトランシーバです。
この機種をアマチュア無線専用にしたものがKWM-380です。
当時の価格でKWM-380がオプション込みで300万円程度だったと記憶していますので、HF-380はいったいどのくらいだったのでしょう。
質感は如何にもプロ用然としてまるで測定器のような構造になっています。
電源もしっかりと造り込んでいます。
現在はメーターランプが切れています、その他AFの出力が小さくスピーカーからはほとんど音が出ません。
回路図を見ながらAFゲインの前に付いているAUDIO OUTから出力を取り出し、アンプ付きのスピーカーに繋いでも症状は同じ。
各モードでSメーターが振れて信号は聞こえるので検波を出たあたりのプリアンプ付近が怪しいと目を付けました。
内部は御覧のようにタンタルコンデンサを多用しています。
きょうはこれで時間切れ、今度ゆっくり時間を掛けて挑戦します。
タンタルは鬼門ですから数が多くて大変そうですが頑張って下さい。
昨夜の地震は少しモノが落ちたくらいで何の影響もありませんでした。
311を思えば屁でもありません。Hi
最近のケミコンは性能が良いので大変ですが全部交換するのが一番ですね。
少々調べて見ましたがデテクターの後にローパスフィルターも入っていますね。
手強いでしょうけど頑張ってください。
はじめて見る大物です、私の中では神様みたいな無線機ですよ(笑)
タンタルコンデンサはこの時代は沢山使っていますね、しかし美しい眺めです(笑)
HAMJournalの94号をお持ちでしたらP49にAF部分の回路図が掲載されているので見て下さい。
電源の14Vは正常のようですのでU601のIC周りと目を付けました。
一応オプション18まで対応してあります。
フィルターはフル実装してありますがCWのみ標準に戻しました。
Nバージョンはオークションで出てくることもないと思います。
私も10年ほど前に何度もオーナー宅にお邪魔しKバージョンを譲っていただきましたがNバージョンとの比較をオーナー宅で聞かせていただきオーナーが体調を崩し入院することなりその後のオーナーとして託していただきました。
大事にし過ぎて使わないのも考えものですね
メータランプが切れたのは気付いてましたがVRをあげることすらしなかったことで逆にご迷惑をおかけし申し訳ありません
この場をお借りしお詫びいたします。
AF部は正常に働いています、またAF OUTの出力も小さいので、AFのVRの前に入っているバッファアンプの辺りが怪しいと目星を付けました。
しかし、HF-380は圧倒的な貫禄です、当にプロ機ですね。
それから、ダイアルのタッチがS-Lineなどと共通した感じのシルキータッチなのでものすごく安心感を覚えました(笑)
いかにメンテナンスしても通電のみで確認すらサボってるのがバレバレですね
昨日他の無線関係で使ってるパーツ類を発送しておきました。
容量等が使える物があるかは不明ですがお預けします。
電解コンデンサーとか7セグと7セグ用基盤も在庫ありますが確か何処が不点灯な点があったと思いますが差し支えない部分だったような記憶のみです。
大変申し訳ありませんがよろしくお願いします。
まずは必要部分のチェックですね。