先日のギターに一度外されていた純正のピックアップを付けてもらいました。
弦の付け根、ブリッジと呼ばれるところに付いているサドルの下に板状のピエゾ素子(圧電素子)を取り付ける物です。
以前は結構な厚みの有る物でしたが今は1mm以下の薄い物です、プリアンプ内蔵の物で広い可変範囲でリアルなアコースティックの音からマイルドな音、きらびやかな音などステージで楽しめる音です、この素子の取り付けによる生音への影響はほとんどないと言う事でした。
PAに繋いで鳴らすと自分の腕が上がったのではないかと勘違いするような音がします、いかにも高級ギター然としたサウンドです。
しかし、PAに繋がない生音はと言うと、何かおかしい、ジャキッとした音が大人しくなり何かポコポコした音がする、特に高音部の倍音が聞こえない。
アルペジオで弾くとなおさら顕著になる、以前は弱く弾いても優しいブライトな音で響いてくれたのですが弦の音しかしない、「なんだこの音は」と言う事で早速分解すると、何とビックリ、サドルの下に木材が貼り付けられている。
これではサドルの下の木材の上にピックアップが有り更に木材が入ってサドルとなる、これではサドルの振動をボディーに伝えるのに影響が出るのも仕方がない。
サドルを削りすぎて張り足したのか、ピックアップの特性を考慮してハウリング防止で付けたのか。
どちらにしろ生音が変わっらのでは本末転倒、絶対に容認できない、「俺の耳をなめんなよ」と言う事で早速楽器屋さんに持ち込みクレームをつけました。
結果はサドルの作り直し、約一週間の入院となりました。