沖縄・台湾友の会

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台湾空軍、F16vジェット戦闘機を141機体制へ   嘉義空軍基地で、蔡英文総統が出席し就労式典

2021-11-20 12:57:40 | 日記

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)11月20日(土曜日)弐
通巻第7123号  
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 台湾空軍、F16vジェット戦闘機を141機体制へ
  嘉義空軍基地で、蔡英文総統が出席し就労式典
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 11月18日、台湾中部にある嘉義空軍基地は緊張した雰囲気に包まれた。蔡英文総統が基地に現れたのだ。
 米国から引き渡されたF16vが64機勢揃いし、厳粛な就役式が行われた。式典ではテスト飛行のほか、軍事基地に新鋭の兵器が展示された。

 敵対する中国軍は台湾対岸の基地におよそ1600機の戦闘機と350機の爆撃機を配備し、連日のように台湾の防空識別圏に侵入している。このため、台湾に軍事緊張をもたらした。

 台湾空軍は米国がパパ・ブッシュ時代から最新鋭戦闘機を引き渡して呉れないために、業を煮やして、フランスのミラージュ戦闘機を導入する一方で、自国の「経国号」を開発してきた。
トランプ政権になってから最新鋭F16vの引き渡しが正式に決まったのである。トランプ前政権は台湾防衛に積極的だった。

 このF16は高性能の新型「v型」と呼ばれ、AIMミサイル、サイドワインダーなど最新武器、GPU誘導弾も搭載、自動判別による航行にくわえGPSの最新型を搭載している。同時に20の標的にミサイル発射が可能なスグレモノ。

 とはいえ、アメリカのF22,F35やロシアのスホイ57,中国の殲20と比較するとレベルはやや低いとされる。
 台湾空軍は2023年までに合計で141機のF16V体制とする。