2015年冬の旅、最終回です。
2月8日(日) 午前11時50分。
だんだんと強くなる雨の中、山へ向かう一本道を20分ほど歩きます。
こんな所にホントに自販機コーナーが??と思いつつ進むと、ガソリンスタンドの向かいに小さな建物が……。
「オートパーラーシオヤ」(成田市猿山935-4)
ココですよ!外観は新しくリニューアルされていますが、昭和の時代から存在し続ける超純粋・自動販売機コーナーです。
「オートパーラー」という名前がいかにもな感じですね。さっそく入ってみましょう。
おぉぉ~!かなりの充実度♪
あいにく他のお客さんは誰もおらず、とても静かです。
古くさいコーヒー自販機(故障)の隣には、再びそば・うどん自販機が!!
まだまだ元気に稼働中です(*^_^*)
先ほど訪問した「24丸昇」さんでは割り箸と七味が別コーナーに分けて置いてありましたが、こちらでは「はし・やくみ」の収納スペースにきちんとセットされていました。
ちなみに、隣には比較的新しいカップヌードルの自販機がありましたが、こちらも熱湯注ぎ口が付いているというなかなかの優れもの(コレすらもあまり見た事無いような気が…)。
割り箸の収納スペースには、ビニール袋入りのちょっと短めの割り箸が。コレで底の深いカップヌードルをかき混ぜさせるのは…かなり酷だと思いますよ(^_^;)
…さて、うどん自販機の保存状態はとても良いのですが、この「オートパーラーシオヤ」の見どころはココだけではありません。
両替機(故障中)と超貴重な「ボンカレー自販機」(しかし故障中)の隣に並ぶ……。
ハンバーガー自販機!!!
昭和の食品自販機といえば「そば・うどん」と「トーストサンド」、そしてハンバーガー。
今回の旅では「24丸昇」と「シオヤ」を合わせて訪問して、定番の自販機グルメを満喫しよう!と企んでいたんです(*^_^*)
が。
…あぁあ~!
まさかの、
売り切れ(泣)
…仕方ない。これは自動販売において避けては通れない欠点だ。
現存するハンバーガー自販機の多くは業者が製造した商品が販売されていますが、ここの自販機はどうやらこのお店のオリジナルらしい。
噂では大手チェーン店にも引けを取らない超おいしいハンバーガーとのことでしたが…残念だ。
帰りの電車にはまだ2時間ほど空いており、駅に戻っても何もすることが無い。…というか、さっきからものすごい大雨なので外にも出られません(笑)。
雨宿りがてら、ハンバーガーの納品が来ないか少し待つ事にしました…。
ボンカレー自販機(の残骸)。
かな~り年季が入っていて、「ボンカレー」の文字が消えかかっています。雰囲気からして相当前から動いていないようです。
この種類の自販機は昭和50(1975)年ごろから製造が開始されたもので、現存する稼働機は徳島県の1台のみというウルトラ絶滅危惧種。
コインを入れると熱いご飯とレトルトカレーがセットで出てくる仕組みらしい。
室内には11台ほどの自販機&両替機がありますが、5台は故障中。「24丸昇」ではバリバリ現役だったこちらの弁当自販機も「販・売・中・止」の文字。たぶんもう息を吹き返す事は無いでしょう。
建物に面した道路はそれほど交通量も多くなく、たまに通りかかる車はすべて素通りしていきます。
大雨の中を自転車で進む高校生の姿も何回か見えましたが、中に入ることなく走り去っていきました。
この施設、向かいのガソリンスタンド(本日は休みらしい)が経営しているという事ですが、最近の売り上げはどうなのでしょうね…。
だ~れもやって来ない室内で少し考える。
このお店、うどん&そば、ハンバーガーにカレー、カップめんに弁当とメニューがとにかく豊富で、全盛期はさぞ重宝された事でしょう。「オートパーラー」という当時のコンセプトには何とも言えない魅力を感じます。
山道にポツンと取り残された昭和遺産「オートパーラーシオヤ」。少し寒いけど、貴重なレトロ自販機たちと共に1人で過ごす時間……。これこそ最高の贅沢です。
旅の最後にふさわしい空間でした。
午後1時半。
結局ハンバーガーの補充が来ることはありませんでした。少し悔しいですが、そろそろ駅へ戻らなければ。
自販機のハンバーガー、話によるとパンが紙みたいな食感だったりと不安定な面が多く、独特の見た目だったり味だったりという感想もありますが、だからこそ食べてみたい!!
いずれ昭和自販機の聖地・群馬県でレンタカーを借りてハンバーガー自販機を回る旅でもしようかな~とか、既にそんな事を考えながら駅へと歩きました(笑)。
14:14 JR成田線 千葉行き
成田駅で快速に乗り換え、成田空港へ。
4:55発 ジェットスターGK113便
あ~あ、もう旅が終わる…(;O;)
さようなら、関東。
ずっと憧れだった寝台特急「北斗星」から始まった2015年冬の旅。
東京都心部の有名スポットを回りながらも、今回の旅は昭和レトロ物件を色々と満喫できました。
それに加え、食堂車の贅沢な朝食から自販機のうどんまで色々な物を食べる事ができた気がします(笑)。
2015年冬、
「寝台特急北斗星で東京に行く旅」
&「千葉県で自動販売機とふれあう旅」
完。
2月8日(日) 午前11時50分。
だんだんと強くなる雨の中、山へ向かう一本道を20分ほど歩きます。
こんな所にホントに自販機コーナーが??と思いつつ進むと、ガソリンスタンドの向かいに小さな建物が……。
「オートパーラーシオヤ」(成田市猿山935-4)
ココですよ!外観は新しくリニューアルされていますが、昭和の時代から存在し続ける超純粋・自動販売機コーナーです。
「オートパーラー」という名前がいかにもな感じですね。さっそく入ってみましょう。
おぉぉ~!かなりの充実度♪
あいにく他のお客さんは誰もおらず、とても静かです。
古くさいコーヒー自販機(故障)の隣には、再びそば・うどん自販機が!!
まだまだ元気に稼働中です(*^_^*)
先ほど訪問した「24丸昇」さんでは割り箸と七味が別コーナーに分けて置いてありましたが、こちらでは「はし・やくみ」の収納スペースにきちんとセットされていました。
ちなみに、隣には比較的新しいカップヌードルの自販機がありましたが、こちらも熱湯注ぎ口が付いているというなかなかの優れもの(コレすらもあまり見た事無いような気が…)。
割り箸の収納スペースには、ビニール袋入りのちょっと短めの割り箸が。コレで底の深いカップヌードルをかき混ぜさせるのは…かなり酷だと思いますよ(^_^;)
…さて、うどん自販機の保存状態はとても良いのですが、この「オートパーラーシオヤ」の見どころはココだけではありません。
両替機(故障中)と超貴重な「ボンカレー自販機」(しかし故障中)の隣に並ぶ……。
ハンバーガー自販機!!!
昭和の食品自販機といえば「そば・うどん」と「トーストサンド」、そしてハンバーガー。
今回の旅では「24丸昇」と「シオヤ」を合わせて訪問して、定番の自販機グルメを満喫しよう!と企んでいたんです(*^_^*)
が。
…あぁあ~!
まさかの、
売り切れ(泣)
…仕方ない。これは自動販売において避けては通れない欠点だ。
現存するハンバーガー自販機の多くは業者が製造した商品が販売されていますが、ここの自販機はどうやらこのお店のオリジナルらしい。
噂では大手チェーン店にも引けを取らない超おいしいハンバーガーとのことでしたが…残念だ。
帰りの電車にはまだ2時間ほど空いており、駅に戻っても何もすることが無い。…というか、さっきからものすごい大雨なので外にも出られません(笑)。
雨宿りがてら、ハンバーガーの納品が来ないか少し待つ事にしました…。
ボンカレー自販機(の残骸)。
かな~り年季が入っていて、「ボンカレー」の文字が消えかかっています。雰囲気からして相当前から動いていないようです。
この種類の自販機は昭和50(1975)年ごろから製造が開始されたもので、現存する稼働機は徳島県の1台のみというウルトラ絶滅危惧種。
コインを入れると熱いご飯とレトルトカレーがセットで出てくる仕組みらしい。
室内には11台ほどの自販機&両替機がありますが、5台は故障中。「24丸昇」ではバリバリ現役だったこちらの弁当自販機も「販・売・中・止」の文字。たぶんもう息を吹き返す事は無いでしょう。
建物に面した道路はそれほど交通量も多くなく、たまに通りかかる車はすべて素通りしていきます。
大雨の中を自転車で進む高校生の姿も何回か見えましたが、中に入ることなく走り去っていきました。
この施設、向かいのガソリンスタンド(本日は休みらしい)が経営しているという事ですが、最近の売り上げはどうなのでしょうね…。
だ~れもやって来ない室内で少し考える。
このお店、うどん&そば、ハンバーガーにカレー、カップめんに弁当とメニューがとにかく豊富で、全盛期はさぞ重宝された事でしょう。「オートパーラー」という当時のコンセプトには何とも言えない魅力を感じます。
山道にポツンと取り残された昭和遺産「オートパーラーシオヤ」。少し寒いけど、貴重なレトロ自販機たちと共に1人で過ごす時間……。これこそ最高の贅沢です。
旅の最後にふさわしい空間でした。
午後1時半。
結局ハンバーガーの補充が来ることはありませんでした。少し悔しいですが、そろそろ駅へ戻らなければ。
自販機のハンバーガー、話によるとパンが紙みたいな食感だったりと不安定な面が多く、独特の見た目だったり味だったりという感想もありますが、だからこそ食べてみたい!!
いずれ昭和自販機の聖地・群馬県でレンタカーを借りてハンバーガー自販機を回る旅でもしようかな~とか、既にそんな事を考えながら駅へと歩きました(笑)。
14:14 JR成田線 千葉行き
成田駅で快速に乗り換え、成田空港へ。
4:55発 ジェットスターGK113便
あ~あ、もう旅が終わる…(;O;)
さようなら、関東。
ずっと憧れだった寝台特急「北斗星」から始まった2015年冬の旅。
東京都心部の有名スポットを回りながらも、今回の旅は昭和レトロ物件を色々と満喫できました。
それに加え、食堂車の贅沢な朝食から自販機のうどんまで色々な物を食べる事ができた気がします(笑)。
2015年冬、
「寝台特急北斗星で東京に行く旅」
&「千葉県で自動販売機とふれあう旅」
完。