泉区生活支援ネットワーク

仙台市の障がい者支援のための情報です。福祉・特別支援教育・就労など,分野をこえた生活支援のネットワーク・情報交換の場です

温泉客に好評、障害者手作りセット 仙台・作並の2旅館に納入

2010年10月16日 | 就労・生活自立
(「河北新報」平成22年10月15日(金)付け夕刊記事より引用)
 綿棒や歯間ブラシなどが入った障害者手作りのアメニティーグッズの詰め合わせが、温泉客に好評だ。仙台市の障害者社会適応訓練の事業所となっている青葉区の広告代理店が今夏から同区の作並温泉に納入し、旅館側が宿泊客にサービス品として提供している。旅館側は「ひと味違うアメニティーでありがたい」と喜んでいる。

 詰め合わせは「杜乃和(もりのわ)セット」の商品名で、青葉区の広告代理店「ナンモ企画」(内嶋秀司代表)が納入している。旅館業界に知人の多い内嶋代表が、たまたま目にした化粧品の無料サンプル品をヒントに、障害者が手軽に作れ、旅館の宿泊客にも喜ばれる詰め合わせの販売を思いついた。
 詰め合わせはコットンパフと歯間ブラシ、つまようじ、綿棒の4点セット(単価25円)と、これにばんそうこうを加えた5点セット(単価27円)の2種類。千代紙をあしらったプラスチック製の袋に詰められている。
 ナンモ企画は障害者社会適応訓練の事業所として作業を通じて社会生活や転職に必要な能力を養う各種活動をしており、現在は2人が詰め込み作業に当たる。ビニール手袋を着用して衛生面に配慮しているが、中身は小さな用品ばかり。内嶋代表は「手袋を着けての詰め込みに苦労している」と苦笑する。
 7月から販売を始め、現在の納入先は「岩泉」「湯の原」の2旅館。岩泉では一部の宿泊プランのサービス品として無料配布しており、高島史憲専務は「特に女性客に喜んでもらっていると思う」と話す。湯の原では年末年始の宿泊客に配る予定だ。
 評判を聞きつけた生命保険の外交員が顧客への配布用に購入するなど、旅館以外にも販路を広げつつある。内嶋代表は「大量生産はできないが、一つ一つ心を込めて作り、多くの人の手元に届けたい」と話している。
 連絡先はナンモ企画022(267)6320。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 障害認識ワークショップ in... | トップ | ピュア・ハーツinせんだい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

就労・生活自立」カテゴリの最新記事