泉区生活支援ネットワーク

仙台市の障がい者支援のための情報です。福祉・特別支援教育・就労など,分野をこえた生活支援のネットワーク・情報交換の場です

宮城野区地域生活ネットワーク会議に参加して(報告)

2008年11月13日 | 宮城野区ネットワーク
(携帯ご利用の方,長文です。ご容赦ください。)
 平成20年11月7日(金)15:00から,宮城県障害者福祉センター(宮城野区幸町)を会場に,宮城野区地域生活支援ネットワーク会議が開催されました。名簿上70名以上の参加がありました。
 開会にあたり,ネットワーク会議の目的・意義についての説明がありました。障害児者にかかわる支援者だけでなく,いろいろな立場の方が「ネットワーク」を築くことの大切さが話されました。
 その後,テーマ別の分科会に分かれての話し合いが行われました。テーマは,次のとおりです。
<テーマ>
①精神障害があって「病状は安定しているけど就労は難しい」という人の行く場がない。
②身体障害があって「65歳未満でまだ若い」「介護保険対象ではない」「重度の障害がある」などで行く場がない。
③医療管理が必要というだけの理由でサービスの受け入れ側から断られ,行く場がない。
④知的障害がある人の余暇の充実
⑤本人が「何もしたくない」「外にも出たくない」でも「このままでいいの」と思うそんな人の行く場所は?

・・・以下個人参加報告です。
 私(管理人)は,①精神障害者の就労についての分科会に参加しました。「精神障害」といっても,発病時期や病状(入院・リハビリ・社会復帰等の段階など)によって違いがあること。他障害の方が併発したり,発達障害や高次脳機能障害などの方もその対象となっていることがあります。
 社会参加に当たっては,当事者同士の行事などの活動を好まないことがあること,コミュニケーションの問題が多いことなどの話題が出ました。一方で,当事者グループで話し合ったり,発声練習などに取り組んだりする中で,自信を持った例もあることなどが紹介されました。
 就労に当たっては,本人の障害受容の難しさや経験不足のため,就労への意欲が足りなかったり,見通しが持てず不安になることがある。訓練制度などがあるが,まだまだ理解していただける企業が少ない。などの意見が出ました。
 不安な面や課題は多いものの,できることから今の自己を見つめることで,前向きに考えることができるのではないか。労働時間なども,フルタイムではなく,できるところから進めては?空いた時間をどう過ごすか?労働時間以外の「余暇」や「相談」の時間のメニューも確保することで,安心して働けるのではないか。就労継続支援A型事業の工夫で対応できるのでは?など,色々な立場の方との意見交換ができました。

<参加団体>(順不同)
フリースクール煌,宮城県障害者福祉センター,宮城野ヘルパーステーション,宮城野区保健福祉センター,宮城県立光明養護学校,高砂第三民児協,就労支援センターほっぷ,オレンジねっと,宮城野雲母倶楽部+らiふ,NPO法人あゆみ,ぴあ☆はうす,ぱれった・けやき,ヘルパーステーションスマイル,わ・は・わ宮城野,燕沢包括セ,高砂第一民児協,榴ヶ岡民児協,デイホームわかなの杜,ハンズ宮城野,宮城野地区民児協,高砂地域包括セ,宮城野障害者福祉センター,仙台市障害者更生相談所,鶴ヶ谷東地区民児協,スカイユニバーサルデザイン研究所,高砂はげみホーム,仙台市立鶴谷特別支援学校東北厚生年金病院,福田町地域包括セ,ワークつるがや,宮城県立養護学校岩沼高等学園,宮城県立利府養護学校,高砂地区第二民児協,仙台つどいの家,発達相談支援センダー(アーチル),ホープすずかけ,みやぎ生協福祉文化事業部,家庭福祉会,仙台市手をつなぐ育成会,いずみ授産所,岩切民児協,東仙台地域包括セ,ケアグループこもれび,はあとぽーと(万一,追加の方でもれていた場合ご容赦ください。)
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