(「河北新報」平成31年1月29日(火)付け記事より引用)
仙台市視覚障害者支援センター(泉区)が開催している視覚障害者向けのiPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)の使い方講座が好評だ。視覚障害があっても、ちょっとしたこつを知るだけでタッチパネルを使って簡単に文章を作れるようになるという。センターは「講座を受けて周囲に使い方を広めてほしい」と呼び掛ける。
講座は月1回、センターで開催。昨年5月の開始当初に2人だった参加者は徐々に増え、最近は10人程度集まるようになった。
好評の理由は、参加者のニーズ別に「音声入力」「キー入力」の講座を設けていることだ。
音声入力は端末に音声を吹き込むことで簡単にメールなどの文章を作れるが、同音異義語の処理が課題となる。このため「無理に漢字変換せずに平仮名表記のままにして、読み手に文脈から推測してもらう方がよい」といったポイントを説明する。
タッチパネルのキー入力では、テンキーの「5」に当たる場所で五十音のな行を入力する。講座では、ここに目印となるシールを貼る手法を紹介。あ行やは行など他の場所が分かりやすくなり、入力が楽になるという。
講師はセンター職員や視覚障害者のボランティアら3人が務める。うち1人は6年前に視力を失った中途視覚障害者で、飲食店での勤務経験を生かし、実践的な講義を心掛けているという。
参加した女性は「絵文字を使えるようになって楽しい。機能をもっと学びたい」と意欲を見せる。センター職員の善積(よしづみ)有子さんは「楽しみながら講座を受け、使い方を教え合ってほしい」と話す。
講座は原則毎月第1木曜日に開催。参加無料。連絡先は市視覚障害者支援センター022(341)1728。
仙台市視覚障害者支援センター(泉区)が開催している視覚障害者向けのiPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)の使い方講座が好評だ。視覚障害があっても、ちょっとしたこつを知るだけでタッチパネルを使って簡単に文章を作れるようになるという。センターは「講座を受けて周囲に使い方を広めてほしい」と呼び掛ける。
講座は月1回、センターで開催。昨年5月の開始当初に2人だった参加者は徐々に増え、最近は10人程度集まるようになった。
好評の理由は、参加者のニーズ別に「音声入力」「キー入力」の講座を設けていることだ。
音声入力は端末に音声を吹き込むことで簡単にメールなどの文章を作れるが、同音異義語の処理が課題となる。このため「無理に漢字変換せずに平仮名表記のままにして、読み手に文脈から推測してもらう方がよい」といったポイントを説明する。
タッチパネルのキー入力では、テンキーの「5」に当たる場所で五十音のな行を入力する。講座では、ここに目印となるシールを貼る手法を紹介。あ行やは行など他の場所が分かりやすくなり、入力が楽になるという。
講師はセンター職員や視覚障害者のボランティアら3人が務める。うち1人は6年前に視力を失った中途視覚障害者で、飲食店での勤務経験を生かし、実践的な講義を心掛けているという。
参加した女性は「絵文字を使えるようになって楽しい。機能をもっと学びたい」と意欲を見せる。センター職員の善積(よしづみ)有子さんは「楽しみながら講座を受け、使い方を教え合ってほしい」と話す。
講座は原則毎月第1木曜日に開催。参加無料。連絡先は市視覚障害者支援センター022(341)1728。