泉区生活支援ネットワーク

仙台市の障がい者支援のための情報です。福祉・特別支援教育・就労など,分野をこえた生活支援のネットワーク・情報交換の場です

緊急時、障害者の助けに 仙台市が「ヘルプカード」作製

2014年07月03日 | Weblog
(「河北新報」平成26年7月2日付け記事より引用)
 仙台市は、障害のある市民が緊急時の必要な支援や連絡先を記した名刺大の「ヘルプカード」を作製した。東日本大震災の発生時、障害者が避難先で、住民と思うように意思疎通が図れないケースがあった。この教訓を生かすため、カードを財布などに入れて携行し、周囲の手助けがほしい時に活用してもらう。

 カードはリーフレットから切り取って使う。大きさは縦5.6センチ、横17センチで、二つ折りにすれば財布や定期入れに入る。表紙には「あなたの支援が必要です」と簡潔にメッセージを記した。

 記入欄は氏名、年齢、血液型、障害名、症状、かかりつけの医療機関など。「(障害のた
めに)苦手なこと・できないこと」や必要な支援を書き込むスペースもある。
カードは2007年の能登半島地震をきっかけに、石川県で誕生したとされる。その後、
全国の自治体で導入例が増えている。仙台市では昨年3月に障害者団体と検討会を設立し、
形状や必要な項目を話し合ってきた。
障害の種類や進行状況によって盛り込みたい内容や情報量が異なるため、市はカードのひ
な型をホームページに掲載。障害者ごとにオーダーメードで作れるように工夫した。
市障害企画課は、災害時要援護者登録制度への登録と合わせたカードの利用を促す。高橋
洋子課長は「災害発生時や発作を起こした場合のほか、日常的に困った時の活用も想定して
作った。提示を受けた人には、障害者の立場を理解して対応してほしい」と話す。
カードを組み込んだリーフレットは、1万6000枚作製され、福祉関係団体や市教委な
どを通じ障害者や家族に届けた。各区役所でも配布している。
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