(「河北新報」平成27年1月21日(水)付け記事より引用)
県立支援学校の岩沼高等学園(岩沼市)への入学希望者が増えているのを受け、県教委が柴田農林高川崎校(川崎町)の空き教室を利用し、分校を開校する方針を固めたことが20日、分かった。
分校には本校と同じ産業技術科を設置し、定員は各学年8人の計24人とする。2016年4月の開校を目指す。既存の高校校舎に、支援学校を併設するのは県内初。
高等学園は軽度の知的障害があり、中学校の特別支援学級などを卒業した生徒を対象に、就労に向けた教育を行う施設。
県内には現在、岩沼と小牛田(美里町)の両高等学園がある。いずれも卒業生の就労率が高いことから人気で、入学希望者が定員を上回る状態が続く。
本年度は、岩沼(入学定員48人)で26人、小牛田(16人)では18人の不合格者が出た。不合格者は全員が、他の特別支援学校などに入学した。
県教委は岩沼の分校開校のほか、15年度に小牛田の定員増、16年度には女川高跡地(女川町)への女川高等学園開校を予定している。
柴田農林高川崎校は定員120人に対し生徒は現在80人。定員割れが続いているため再編が危ぶまれていたが、高等学園の分校開校で当面は存続される見込みとなった。
県教委特別支援教育室は「川崎校は地域とともに歩んできた。住民や同窓生などに丁寧に説明していきたい」と話す。小山修作町長は「川崎校の存続を希望する住民が多く、大変ありがたい」と語った。
県立支援学校の岩沼高等学園(岩沼市)への入学希望者が増えているのを受け、県教委が柴田農林高川崎校(川崎町)の空き教室を利用し、分校を開校する方針を固めたことが20日、分かった。
分校には本校と同じ産業技術科を設置し、定員は各学年8人の計24人とする。2016年4月の開校を目指す。既存の高校校舎に、支援学校を併設するのは県内初。
高等学園は軽度の知的障害があり、中学校の特別支援学級などを卒業した生徒を対象に、就労に向けた教育を行う施設。
県内には現在、岩沼と小牛田(美里町)の両高等学園がある。いずれも卒業生の就労率が高いことから人気で、入学希望者が定員を上回る状態が続く。
本年度は、岩沼(入学定員48人)で26人、小牛田(16人)では18人の不合格者が出た。不合格者は全員が、他の特別支援学校などに入学した。
県教委は岩沼の分校開校のほか、15年度に小牛田の定員増、16年度には女川高跡地(女川町)への女川高等学園開校を予定している。
柴田農林高川崎校は定員120人に対し生徒は現在80人。定員割れが続いているため再編が危ぶまれていたが、高等学園の分校開校で当面は存続される見込みとなった。
県教委特別支援教育室は「川崎校は地域とともに歩んできた。住民や同窓生などに丁寧に説明していきたい」と話す。小山修作町長は「川崎校の存続を希望する住民が多く、大変ありがたい」と語った。