支援学校 利府と小松島分校設置

（「河北新報」平成28年1月13日付け記事より引用）
塩釜二小と旧松陵小に

　県教委は12日、塩釜市塩釜二小に利府支援学校（利府町）、旧仙台市松陵小に小松島支援学校（仙台市青葉区）の分校を設置すると発表した。利府は2017年４月、小松島は18年４月の使用開始を目指す。

　利府支援学校の分校は、塩釜市と松島、七ヶ浜両町から小学部の15～20入を受け入れる。16年度中に改修工事を実施。塩釜二小との交流行事も検討する。

　泉区の旧松陵小は、13年４月に旧松陵西小と統合して泉松陵小となり、現在は空き校舎。分校には市北東部から小学部と中学部の計30～40人が通学する予定。16年度に保護者や住民向け説明会を開き、17年度に改修工事を行う。

　知的障害者の県立支援学校在籍数は15年５月現在で1948人。03年比で仙台圏を中心に約700人増え、教室不足が問題となっていた。16年度には女川高等学園（女川町）、岩沼高等学園川崎校（川崎町）が開校する。

　市町村施設への県立支援学校の分校設置は、角田支援学校白石校（白石市白石中）、利府支援学校富谷校（富谷町富ヶ丘小）以来。