伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

狩野川釣行(2009.04.19)

2009-04-22 | 狩野川水系
 待ちに待った日曜日です。この処雨が無く水位が下がり厳しい状況な事は容易に想像が付くがしがないサラリーマンであるサンデーアングラーの私としては行かない訳がありません。いつもの相棒kidを誘って狩野川です。

 何とか寝坊せずに約束の0500ピックアップでkidを乗せてMyキャラバンは狩野川のほとりを走る。行きながら入渓ポイントを相談して前回餌釣り師が私達の上流に入ってしまいそれ以上の遡行が出来なく退渓した所から入って宮田橋辺りまでと決めていたが一応嵯峨沢橋位まで様子を見に走って見たが、先々週と比べて釣人の姿がずいぶん少ない事に驚きながら「釣れてないって事。」などと弱気な会話をしながら前回の餌釣り師が駐車していた所にMyキャラバンを駐めようと当たりを付けて田んぼの道を入ると見事に川沿いの駐車スペースへ到着。囮屋さんが有り鮎釣りシーズンには囮屋さんが駐車場として使っている様で、狩野川漁協のポイント紹介ではレンゲの瀬と呼ばれているエリアでトップ画像は瀬の中間辺りから上流の風景です。
 前回の釣行では私がこの瀬尻でナイスサイズをキャッチしているので期待を持って入渓。いつもながら仕度が遅い私でkidと水際まで一緒に行ったが、まだロッドにラインを通していなかったので仕度をしているとkidの「ヒット!、アマ・・、あっ虹、虹です。」「オオッ。」「あっ、バレました。」てな具合でなんと1投目からヒットしたもののジャンプでバラした様で残念。その直後に「今度は鮎です。」と見せてくれたのが7㎝位の稚鮎でした。やっと仕度が終わって私もスタート。kidが虹をバラした少し下流に入り、手前の流芯脇、流芯とチェックしていくと私のトラウトチューンにも稚鮎が立て続けに掛かり2匹キャッチで2つ共にフロントフックに背掛りでしたが当然鮎は未だ禁漁ですからノンタッチリリースです。kidは前回私が獲ったポイントをチェックしに下流へ釣り下って行ったので私は入った所から良さ気な処を隈無く探る構えでゆっくりと遡行をスタート。稚鮎が2匹立て続けに掛かったのでマッチ・ザ・ベイトとばかりアスリート5.5Sゴーストアユにチェンジ。流芯に在る丸い石、流れが石を乗り越え下流側に巻き込む様な反転流と白泡が出来ている如何にもなポイント、石の少し上流にキャストで石脇の流れに乗せて石を過ぎた所で石の後ろにアスリートが回り込んだ処でグッと重みが掛かったのですかさず合わせを入れるが、上手い事合わせが決まった時に限って魚ではない事が多い様な感じで合わせの後はビクともしない根掛かり。石の下流にゴミか何か沈んでいた様で何とか救出を試みたがどうにも成らずでロスト。希少ゴーストアユそれもウエイトをチューンしたアスリートの戦死はイタイです。
 下流をチェックして戻ってきたkidに様子を聞くと「部隊長が獲ったポイントは左岸側から狙うポイントですね。流れが手前過ぎて攻めきれませんでした。」と言い残して遡行の早いkidはどんどん上って行ったので私は後追いでゆっくりと遡行し、手前から対岸ギリまで隈無く探るもレンゲの瀬はノーバイトでした。

 瀬を過ぎてオオマガリですが、あまり淵を得意としない私ですがと書いたものの、瀬も上手くはないのでが一応らしき所はセオリー通りチェックすると淵の深い所に沈めて小刻みなトウィッチで誘うとトラウトチューンの後ろを付いてくる巨魚有り、途中で戻って行ったが色、魚体、泳ぎからすると間違いなくニゴイの様です。ちょっと掛けてみたく成り今一度同じ様に誘ったが今度はノーチェイス。続く比較的水深の浅い淵と言うかプールで別のニゴイを発見。ニューロッドのポテンシャルを確かめようとサイトでチャレンジで目の前を通る様にコースを選んで小刻みなトウィッチで誘うと見事にチェイスして来るが途中で反転して元の所に戻ってしまった。未だ姿が見えるので再チャレでまたもやチェイス、今度はほんの僅かにストップを入れた処猛然とアタックでテールフックにガッチリフッキング。ロッドは満月ながらバットパワーで寄せるが浅い所に来るとドラグを出してダッシュで深い所へ戻るがロッドの性能の方が勝って2度ほど走られたが浅瀬に寄せて見事キャッチ。



どうです、堂々の50Upですが、顔を見てゾゾゾッです。で、計測なんて事は全く考えずフックもフォーセップで外してそのうち戻るだろうと見ていたがなかなか動かずでこんな感じ。



せっかくですから皆さんにもゾゾゾッを味わって頂きましょう。



 ニゴイと遊んでロッドのポテンシャルも確認したので真剣にアマゴ狙いに戻るのですがなかなか厳しい。日向神社の渕下流の岩盤の小渕でkidがやっと1匹キャッチ、サイズ的には22㎝と本流としてはな感じですが状況が状況だけに立派です。日向神社の渕は良い感じながらkidのスプーンにチェイスが有った様ですがノーフィッシュ。日向の一本瀬に入り、新しい橋脚の工事もすっかり終わっていて橋脚の所が良い感じに成っていたのでじっくり探ったがダメでした。その上流の良さ気なポイントながらここでもノーチェイスと厳しい状況です。kidが私を待ってまったりとしていたので一応川から上がる事にしてMyキャラバンに戻る。

 Myキャラバンに戻った処でkidが作って来てくれた照り焼きチキンサンドをご馳走に成り、朝食を獲りながら彼と次のエリアの相談です。朝、本流に来る途中で彼が「冷川を出会いから入ってみようかな。」と呟いていたので次のポイントは冷川に決定ですが、時間も有るのでひとまずまた上流まで見に行く事にして再び嵯峨沢橋の辺りまでMyキャラバンを走らせて戻る途中にいつもなら必ず人が入っている月ヶ瀬に釣人の姿が見えないのでちょっと様子見です。kidは上流へ私は下流へ向かう。月ヶ瀬リハビリテーションセンター裏少し上流で1チェイスを確認できたがバイトまではいかず。直後に下流から釣り上がって来るルアーマンの姿が目に入りその時点で退渓でした。遡行の早いkidはけっこう上流まで釣り上がった様で彼の状況はと聞くと「魚はそこそこ居てチェイスは有るんですけどバイトまではなかなかです。」「バイトしても食いが浅くて直ぐにバレちゃいます。2バラシです。」とこんな感じ。この時点で本流に見切りをつけて支流へ移動です。

 予定通り冷川でkidが冷川を私が大見川を上る事にして、私は大見川に冷川出会いの所から入る。前回大見川に入った時にも感じたのだが他の川に比べて水質がよろしくないです。流れが緩い所などは石やブロックにヌメヌメが大量に付着してます。この状態を見て私のテンションは急降下。一応らしき所をチェックしながら遡行を開始してこんな感じの所でバイトが有りました。



画像に写る落差工の下で白泡にアスリートが着水と同時にバイトで難なく寄ってきて見えた魚体は20㎝の上は間違いないが細いのと顔つきが丸い感じだったのでQちゃんかとぞんざいに扱っていたら足元に寄ってきた魚をよく見るとパーマークが付いているではないですか。で、アマゴと解った途端にポロッとバレました。残念。
 バラしたもののなんとかアマゴが居ることが確認できたが、相変わらずヌメヌメの河床でその後は当たりも出ないので落差工の先に写る民家の所で退渓としました。Myキャラバンに戻りkidに連絡を入れるとはるか上流まで遡行しているのでピックアップに行く事を伝えて電話を切り冷川の新しい橋の所でピックアップ。様子を聞くとこの処魚の反応が良くなかったので冷川ではずいぶんと魚の反応があった様でちょと興奮気味でしたが、残念ながら悪い癖が出たらしくことごとくバラしたとの事で25㎝クラスのバラシをずいぶんと悔しがっていました。

 解禁から良い感じだったがまたもや難しい狩野川に逆戻り、魚の活性がアップするような一雨が欲しいですね。出来れば私が釣行出来る日曜日に合わせてくれれば最高ですがそう上手くは行かないでしょうね。