伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

河津川釣行(2008.03.23)

2008-03-25 | 河津川水系
 相変わらず渋い狩野川で思うような結果が出せずで、天城越えで河津川に移動です。狩野川の長野川出合から車で30分もかからない。新天城トンネルを出るとそこはもう河津川水系です。

 私は河津川のシーズン初には大堰堤~大滝に入ると決めているので入渓ポイント選定に迷う事は無かったが、今期は未だ年券を購入していなかったので先ずは河口まで下り、「河津釣具」さんで年券を購入で色々と今年の河津川の状況を伺った処、今年も成魚放流をしてあるとの事、サイズは大きい物を入れたとか。「何故に大きいのを入れるのですか?」と聞いてみると「お客の中に引き味を楽しみに来ているのに小さいのではつまらん。」という人が居るからだとの答えでした。放流サイズについては賛否両論あるので私も漁協人の一人として思う処が有るのですがこれはまた別の機会にでも書けたらと思います。店主の話では上流及び支流は形は小さい、下流は大きいとの事ですが、迷うことなく予定のエリアに直行です。

 いつもの入渓ポイントの大堰堤である。工事用道路を下りMyキャラバンを駐車するのだが昨年の台風で盛土した部分が増水により流されてしまって路肩がオーバーハングしているので路肩に寄れないので注意しなければ成らない。午前の疲れも少しありゆっくりな仕度で1230のスタート。ほんの少し堰堤下をやったがここではノーチェイスでした。堰堤のステップを登り堰堤の上に行く。昨年の10月に前日にOpen6Eさんが釣行して、台風の増水により川が変わってしまったとの事を自分で確認したくて入った、河津川釣行(2007.10.06)では自然的攪乱で来年には良い意味で良い感じに成っているだろうと感じていたが、どう成っているだろうか期待と不安が入り交じりながら堰堤に堆積した土砂の中洲に立ったのだ。昨年以来変化は無いが後僅かで一杯に成ってしまう。先ずは残り少ない溜まりをチェックしたが、チェイスは無い。しかし、不安は直ぐに解消されたのです。堆積した土砂の脇を流れる流れで立木によって深く成っている所にルアーを通すと小さいが何匹もチェイスしてくる。そこではフッキングに持ち込む事は出来なかったが、良く知ったエリアである、ここに魚がいるのならばここから先の期待が膨らむのだ。水温は13.4度で益々期待が膨らんだ。次のポイントでもサイズは小さいながら多くのチェイスが有ったが午前中の疲れも有り、バラシでポイントをつぶしてしまったりなかなか上手く獲れないが魚の姿が見えるのは実に楽しい。一つのポイントで何回もチェイスが有るのでついつい長居をする事が多くなり、何の決め事もなくお互いを待つでもなくそれぞれが思い思いに進むのだが自分が思うポイントの殆どに魚が着いていて楽しめたのだ。主立ったポイントとしては4箇所目位の所で先ずは私がキャッチ。石際にアスリート・トラウトチューンのホログラムオリーブバックを落とし、ワン・トウィッチでバイトしてのキャッチである。小さいアマゴだがヒレピンで美しい、次の画像がその魚。



同じポイントでkidもキャッチしたがこれも小さいが綺麗な魚だった。ここでも雄登は残念ながらバラシだったが、私は上流に移動しかけた雄登の足下でもう一つ掛けて、雄登が思わず「まだ居たのか」と呟いたのでした。未だ獲れていない雄登も直ぐ上のポイントでキャッチしてそれぞれに楽しんでいる。ある程度進むうちにいつもは解禁から早い時期に入っていたのでいままで魚が溜まっていたポイントには魚の数が少なく既に流れの中に入っている様子で、早春のパターンは終わり初夏のパターンに変わりつつある事が解ってきたので、おのずと狙うポイントも変えて、流れを通すと太い流れを通るアスリートに石の影からピュッとアマゴが飛び出すのが見えたりとこれも実に楽しいのだ。
 このコースの中で私が一番好きなエリアでの一匹がこの魚で本日最大のアマゴ
 22㎝と大きくはないが良い魚。

 私がこのエリアを楽しんでいる時にはkidと雄登はヒキガエルが何匹も入っている産卵場所を覗き込んで何やらしていたのであまり攻めずに次のポイントに移動したのだが次のポイントで雄登がキャッチしたアマゴが良い感じの魚だった。小さい落ち込みの白泡の中では無く、白泡を過ぎた流れに乗せてアレキサンドラをドリフトさせて小淵の下流の石影から飛び出して来てバイトして来たとバイトシーンの一部始終を見た雄登は実に満足そうであった。トップの画像の魚がそれだがkidお手製の極小ランディングネットに収まりプロポーションも抜群のアマゴなので大きいかと思うだろうが一緒に写り込んでいるルアーはアレキサンドラの50㎜なのです。実寸法は20㎝です。
 25㎝位のレインボーも出たが上流の荻ノ入川にある釣堀から逃げ出したのであろうがヒレピングッドプロポーションの魚体で是非とも写真に収めたかったが元気いっぱいでフックを外した途端にネットから飛び出してしまい画像が無いのが残念だが虹鱒が居るはちょっとだがあの様に綺麗な魚ならちょっと有りかもなんて思ってしまったのです。

 本当に楽しみながら釣り上がり、魚が居た数からすればキャッチした魚は少ないがそれぞれが気楽に楽しみながらさほど真剣にキャッチする事に固執しなかった事の結果で決して難しい状況では無かった。このコース最後の大滝の滝壺もさらっとやって鯖アマゴは獲れなかったが皆それぞれ満足して帰路についたのです。