伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

狩野川水系大見川釣行(2007.08.15)

2007-08-21 | 狩野川水系
 私のフィッシングライフにおいて最も重要なアイテムのMyキャラバンがトラブルで使えなく成ってしまった。おりしもお盆の真っ只中で部品屋、修理工場共にお休みでどうにも成りません。そこでカミさんにお願いして職場への送迎を約束してマーチを拝借で今回の釣行が出来る様に成ったのであります。

 夏期休暇中なんで夜更かししてしまい起きれるのかと思いきや遊びに行く時は何とか成るもんですね。0430起床でそそくさと仕度して出発。マーチ爆走でなんと0500にはポイントに到着です。ちゃんと歯磨きもしました。
 本日の狙いは大見川上流部、柳瀬地区の橋から入渓です。右岸川沿いの道路が広く成った所に駐車で橋まで下り、護岸のブロック積を滑り降りる様にして左岸に入ったがこれは失敗でした。芦の藪こぎなど遡行が結構辛い、少し上った所そう車を停めた直ぐ下右岸に階段が有りました。
 入ってからしばらくはノーチェイス、川の感じはいたる所がポイントの感じだが魚が出てこない。ほんの少しで小さな落差工で下側の落ち込みでも全くのノーチェイスで???。落差工上の瀞場、ロングキャストでトラウトチューンを引いてようやくバイトが出たがバラシ、サイズはさほどでもない。その後もう一度別の魚がチェイスして来るがバイトまでは至らず。次の落差工までが約100mで右岸側の護床ブロックの下がえぐられ、左岸側は芦が群生して川の中央位まではびこっている。流れの幅は数メートルで水深が有り、河床には大きな石が幾つも沈んでいるさも大物が潜んでいそうな感じです。左岸の芦をかき分けアップクロスで護床下のえぐれにトラウトチューンをドリフトでアプローチ、ターンは沈み石をかすめる様にと丹念に時間を掛けて探るも全く反応が帰って来ない。落差工下でも反応が得られなかった。ここでも???な感じ。

 落差工の上、右岸側は下と同じ様な感じ、左岸側にも小さな流れが有るシチュエーション。落差工に立ち、先ずは左岸側の小流れで小さいのがチェイスするもバイトまではな状態。今度は同じ立ち位置で右岸側へクロスでキャストして中洲の尻をかすめた辺りでヒット。20㎝ちょいのアマゴをやっとキャッチ。ここまで芦の藪こぎ、キャストの為に流れの縁へ出た時に縁が崩れて転倒で袖はビショビショ、ウエーダーの脇から浸水と散々な上にノーチェイスだったので嬉しい。
 ポジションを少し右岸側に移動し、右岸の流れの奥までキャストでまたもやヒット。今度のは少し大きく体高も有り尾鰭も大きくピンな素晴らしいアマゴでした。画像の魚がそれですが、Myキャラバンに防水のデジカメを忘れて来てしまったので携帯での撮影の為、魚の美しさが表現出来ていないのが残念です。
 河床勾配が有るため次の落差工までは50m位で右岸側の流れは落差工の落ち込みの溜まりから下流が瀬に成っている。そろそろ良い時間なので今回は瀬尻まで探って見たが、ノーチェイスでした。

 カミさんと約束のピックアップの時間に間に合う様に退渓しなくては成らない。遡行中に見つけた右岸側の階段から退渓を決めて、いかにもな所を今度はダウンで今一度探りながら右岸側を下ることにする。落差工下の河床ブロックに立ち白泡が消える辺り迄逆引きで探るとトラウトチューンのピックアップ直前に魚が水面まで出てきました。20㎝位有るアマゴです。何度がコースを変えて攻めたがそれっきり。ダウンクロスでキャスト、ドリフトで沈み石を横切り、ブロック下のエグレをアクション付けながらスローな逆引きで丹念に探るもノーチェイスでした。

 0800退渓。もう少しやりたかったが約束の時間が有るので仕方ない。

 右岸側は芦が踏み倒されていかにも人が入った形跡がありありで、しかも多くの人が入ったのは確実な感じ。今回は落差工上でしか魚が出なかった。人的プレッシャーが高いのは相当な感じ、狩野川水系は既に難しい川に成ってしまったのだろうか。レギュレーションでは「魚道の前後5mは禁漁」だが、落差工の所にあるあの構造物が魚道だとすると落差工の前後は禁漁で今回のヒットは微妙な感じ。ヤレヤレです。