伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

河津川水系佐ヶ野川釣行(2007.06.24)

2007-06-24 | 河津川水系
今シーズン初の佐ヶ野川釣行である。前日は前の記事の通り、早朝松川ダム上をやり、法事に出席、1600に出発して、宇久須港でエギングの師匠である山梨のイカ釣り師さんと合流してエギング。しかし、「ボ」な結果。その後師と別れてミッドナイトまで岩地でエギをシャクるもこちらも「ボ」な結果で松崎、蓮台寺、河津と移動してから河津川の河畔で仮眠。一応0400にアラームで起きたものの予定の佐ヶ野川に移動していつもの駐車ポイントに移動したが、どうしても眠くてまた寝てしまった。再び起きたのは0800で寝過ごしました。結局入渓は0830。

佐ヶ野川は本流出合から国道414の橋までダラダラで橋下が大きな滝に成っている。滝から上流は大きな木が覆い被さるゴルジュで昼でも暗い感じで石にはコケが生えている。流れによって削られた岩盤と大石が折り重なり小滝を幾つも形成している感じで、河津川の中ではちょっと異質な感じ。
私がこのエリアの釣行する時には町道か農道かは解らないが滝から約1㎞位の所に掛かる橋の袂に駐車して遊歩道を下り滝の少し上から入るのがいつもの入り方。川沿いに下りながらあそこはどんなだろう、そこはどうだろうと考えながら下るのだが、今までに下りながら先行者を見かけてすごすごと帰ってきた時も有りましたが、今回は先行者の形跡も無く楽しめそうな感じでした。今回は未だ草刈りがされておらず人が歩いた形跡が解る。最近誰かが歩いた跡がはっきり読みとれたが蜘蛛の巣がしっかり張られていたので、本日の先行者では無さそうで一安心。普段はショートコースで他の川をやってから入るが今回はスタートで入渓と言っても寝坊したのでいつもと変わらない時間なんですがね。

今回は滝まで下らずに途中で入渓した。いざスタート。
今シーズン初の佐ヶ野川どうなんだろうとドキドキしながらのファーストキャスト。チェイス、それも2匹、サイズはさほどでもないが嬉しい。残念ながらフッキングには至らなかったが、始めて佐ヶ野川に入った時の事を思い出し期待が高まる。しかし、チェイスは有るもののフッキングしないのでちょっとイラっとしながら遡行を続ける。今までに何回かやっているが最初に入った時の印象が強く、あの時は暑い夏それも夏真っ盛りだったので強い流れの中でグッドサイズを幾つも釣る事が出来たので、この状態は不満だが魚が多いのは嬉しい。
ファーストキャッチは落差3尺位、川全部が段差で幾筋か流れが落ちる落ち込みが有り、下段は全面プール状に成っているが水深はさほどない、流れがすぼまる所に石が沈んでいて水深が増している感じ。文章で表現するのは難しいが、渓流に通っておられる方はつたない表現だけで想像して下さい。それぞれの落ち込みの上にトラウトチューンを着水させて端から落ち込みをチェックする。立ち位置、中間の石、狙う落ち込みが直線で通るコースのリトリーブ&トウィッチ、沈み石をかすめた所でヒット、18㎝のアマゴでした。落ち込みから追ってきてのバイトか石の影からのバイとかはかなりのロングでスタンスで狙って居たのでチェイスは見えず解らないが、とにかくヒット。テールのフックが口に外から掛かっていたのでトラウトチューンを追ってきて石により流れが変化して、アクションが変化した処でバイトとと私は考察する。
小滝を幾つか超えながら遡行、20㎝弱を2匹キャッチ、3匹バラシ、チェイス多数でこのコースの最終ポイントで最高のポイント。落差約1.5m、滝正面は岩盤、滝は1本で落ち込み太い、滝壺は水深が有り大きなプールを形成、右岸側から張り出した岩盤が有り滝からの流れがぶつかっている。プールから流れ出る辺りの中央に大岩、そんなロケーションのポイント。先ずは滝に向かって左側つまり右岸側にポジショニングして張り出し岩盤と大岩の間を通すとチビが2匹トラウトチューンの後を付いてきて微かに触って帰ってしまった。ちょっとへましたかもと思いつつ、張り出し岩盤際、ノーチェイス。やっぱドジったかと今度は大岩の際を通したトラウトチューンにアタック有りでフッキング。21㎝ヤマメで朱点無し、パーマークの具合でヤマメなのだが、顔つきはアマゴみたいでした。今度は大岩の右影(左岸)から張り出し岩盤に流れがぶつかる辺りを狙う。ほんの少し流れの上流側にトラウトチューンを落とし、ラインを張り気味にして岩盤にぶつかる間際までドリフトで沈めるて巻き始めリトリーブ&トウィッチスタート。魚が追いてきた、なかなかサイズだが途中で帰ってしまった。もう一度同じように引くと今度も魚が見えるそれも前のより大きい。巻をほんの少し遅くした処でヒット、Fishing club HUSLERのダービーにエントリー出来るサイズ、ゴリ巻きでキャッチしました。
26.5㎝ヤマメ、これも朱点がなくパーマークはヤマメの感じでも顔はアマゴのような丸みをおびている。最後に右岸岩盤際を通すとまたもやヒット。これもヤマメでした。

以前にもこのエリアでヤマメをキャッチしたことが有るが3連続とはビックリ。考えられることは2つ。1つは河津川漁協は昔から支流や源流には発眼らんの放流を行っているようだが意図的にもしくは間違ってヤマメを入れたのか。2つ目はこの支流の上流部に釣り堀を併設したキャンプ場が有り現在は閉鎖されており釣り堀は空っぽ、何が入っていたのか、閉鎖の時に魚はどうしたのか、古い案内看板にヤマメ宿なんてのが有るが気になるところ。

さて、今回なかなか良い感じだった。初回の爆釣の次に良いのではないだろうか、しかし、いつも途中の橋まででこれより上にはまともには入っていない、最上流は何回か入っているが、現在は静岡県の水産部が調査の為に禁漁に成っている。
未開のエリア調査・報告は河津川をホームと語る者として今後の課題である。