いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

ニューヨークの洗濯事情エトセトラ

2010-01-19 04:00:30 | from Brooklyn

地下鉄のホームと線路にエンジニアのメンズたくさん。
時間は深夜1:00AM過ぎ。
24時間営業の地下鉄なので、乗客が少なくなる深夜が狙い目です


ここ数日のポカポカ陽気に引き続き、
いい御天気だった本日。

外に出ててくてく歩いていた私、気がついたら半袖のTシャツになっていた。

うぇー。

こんなにいい天気だと、洗濯も気持ちいいもの。

…って思うんだけど、
あいにくこちらは外に洗濯ものを干す習慣がない。
(ほとんどの人が乾燥機を使用)

ゆえに、あの「太陽のにおい」のする洗濯ものを取り込む幸せが味わえない。
日本人なら誰もが感じたことあるでしょう!?アレ。
洗剤のCMのシーンでもあるように。


何はともあれ、ニューヨークの洗濯事情。
トコロ変われば常識変わるということで、
洗濯ひとつにしても、日本のそれとはちと異なる。

…ということで。
私の独断と偏見で、ここで3つのNY洗濯事情の「へぇ~」をご紹介。


まずひとつめ。

一般的に、ニューヨークの住宅には洗濯機がついていない。


えーって思うでしょ。
実際私も初めてコレ知った時、えーーーっ。って思ったし、
日本から訪ねてくる友人や家族も同じような反応。

そうよね、日本で生活する際にまず揃える家電系の中に、
かなりの確率で入っているものね、洗濯機って。

一般的なアパートなどの各部屋(世帯)に洗濯機がついていることはまれ
(水道管の構造上、付けられないところがほとんど)。


一般的…といっても、その「一般的」が通用しない場合もあるので
(常識があってないようなもの&生活基準の幅が広すぎるココNY)、
ココで言う一般的とは、私の生活レベルにおいてっつーことで。


ビルによっては、地下にランドリーがついており、
住人のみ使用できる…なんてことは結構ある。
(ご想像つくかと思うが、ビルのランクによります)

一戸建ての家とかだと、家の中に洗濯機を入れているところもある。


…で、私の住んでいるアパートには残念ながら、
ランドリールームはない。

よって、
洗濯の際は、ランドリーに行かなければならない。


実家にいた頃は、ほぼ毎日回していた洗濯機。
ひとり暮らしの現在は、毎日回す必要もなし。
だし、わざわざ洗濯の度に外に出ることのおっくうさよ。

とは言っても、実際私の洗濯サイクルは、1週間~10日間に一度。

これを少ないと見るか、妥当と見るか。。。
いけるときは、2週間に一度なんてときも。
何の自慢だ?


あ、もちろん、肌着とかデリケートなドライ使用の服とかは
日々手洗いよ。

そーなると、毎日違う服着たとしても、
1週間に溜まるひとり分の洗濯ものの量ってたかが知れてるでしょう。

ほーら、納得。

こうして私は、約1週間に一度のペースでランドリーに通う。
たとえ週に1度でも、重ーい大量の洗濯ものを抱えて
2ブロック先(徒歩約1分)のランドリーに行くには、毎回気合を入れる。

1回ランドリーに行くことで、約40分は時間が割かれてしまう。
めんどくさいな~と思いつつも、洗濯することですっきりするし、
そこまで本心でイヤじゃなかったりもする。

…で、気になるランドリーですが。



こちらが、私が足繁く通う、日々お世話になっているランドリー。
(街中に数多くあり、大きさの違いはあれど、大抵どこもつくりは一緒)



中に入ると…



洗濯機のマシーンがだーっと並んでいます



こっちにも



大きさによって、値段も異なります(ここでは、$2、$3.75、$4.50の3段階)


私が通うこのランドリー。
この界隈は住宅が多いこともあり、週末(とくに日中)はすごい人。

争奪戦である。
ランドリーもドライヤーも終日回りっぱなし状態。



平日の昼間なのに結構人がいるから…これまた不思議


では早速、ランドリーの使い方を。



決められた場所に25セントコインを入れます。
25セントコインのみ使用可


よって、


コインのない人ように、両替機がついています。
洗剤も柔軟剤もあるぞよ



水の温度も自分で選択できます
私が選択するのは大抵、「Warm」。


ちなみに、Hotって本当にホット!
藤井隆もびっくり、熱湯並みでビビります。
せっかくの洋服も縮んじまうよ~。




窓口が3つに分かれています。
手前から、1・2・3、ダ―っ。
1と2には洗剤、3には柔軟剤をね



現在使用している洗剤(右)と柔軟剤(左)。
こだわりは…特にございません。
広告の品と見比べて…ってなもん

できれば、アタック使いたいですー。
日本では未だ「Downy」と「Tide」が人気なのかな。


あのクラシカルなコイン入れにコインを入れて
ガシャンとレバーを引けば、自動的に洗濯機が回りだす(水が流れてくる)。



回りだしました


それに合わせて自分で洗剤と柔軟剤を入れれば、
後は脱水まで全自動。
ちなみに、脱水までの所要時間は約30分。


この微妙な時間。
ランドリー内でテレビや本を読みながら、ご飯を食べながら待つ人も多し。

私は…
ときに本を読みながら時間をつぶしたり、
面倒くさいと思いながらも一度家に帰ることもあり、
近くの店をぶらつくこともあり…
その日の気分によってさまざまである。


つい先日。

とっくに脱水が終わっている頃(スタートから45分は過ぎていた)に、
慌てて洗濯ものをピックアップしに行った私。
(そのままにしておくと、誰かに持って行かれちゃうことありますの)

がしかし、そんな心配をよそに…
私のランドリーマシーン、
まだ勢いよく(よすぎた)回っているではないかー。

おいおいっ。
ちょっとまったぁーーー。

もう終わっていてよくってよ。
こんなときに限って、私のチョイスしたマシーン、イカれていたようで。。。
すぐさまおっちゃんに「止めてくれ~」と訴える。

無事に服は救出されたものの…やはり安心しきれない、街のランドリー。



…で、ここでいきなり2つめのへぇ~。

前述のように、

人々は、洗濯ものを外に干さずに乾燥機で乾かす。


大抵の人は、ランドリーでの脱水が終わると、
それらの洗濯物をドライヤー(乾燥機)へ運び、
あの熱風の回る機械の中へ放り込む。



ドライヤーもフル回転



ドライヤーにも人、人、人



ちなみに、ドライヤーのお値段は、25セント/7分。
よって、$1/約30分


私は洋服を乾かすのに、このドライヤーを未だ使ったことがない。
どうしても服が傷むような気がして、びびって使えないのだ。

カーテンだの布団だの…を乾かす際に使用したことがあるが、
それもわずか1度だけ。

できるだけ自然乾燥したい…っていうこの気持ち、
分かって頂けるだろうか。


そーいうことで、私はドライヤーを使わないため、
脱水が終わると、それらの洗濯ものを袋につめて家まで持って帰る。

脱水後とはいえ、ちょい水分を含んだ洗濯ものたちは重さを増しており、
たまに肩がちぎれそうになる。

ここまで溜めた自分がいけないのか…
と思うも、実際ランドリーのサイズには
1週間分の洗濯ものがぴったりだったりもする。

しゃーない。

こうして家に洗濯ものを運べば、後は心おきなく家に干すことができる。
ハンガーにかけてひとつひとつ干していく作業は、
太陽のもとではないにせよ、気持ちいいモノ。


…でここで思うでしょ?
部屋干し!?
いやーなニオイついちゃうじゃんって。


それが。
コチラ、乾燥しておりますため、
あの日本で部屋干ししたときのいやーなニオイが一切つかないのであーる。

よって、「部屋干しトップ」を使う必要もないのであーる。


洗濯ものを干した部屋に入ると、あの柔軟剤独特のニオイはするが…。
それをしばし、芳香剤として楽しむのも洗濯の一部ということで。


…とここで、最後の…
3つめのへぇ~、行きます。

ずばり、
ココでは皆さん(っつーか、家の近所だけ?)、

スニーカーをランドリーで洗い、さらには、ドライヤーにまでかける。


うそぉーーーーーーーーっ。

って、私は初めてこの光景を見たときに思いましたよ。
思いません?

ちょっと待ってよぉ。
ランドリーって洋服洗う場所でしょぉ?
っつーか、そこで自分の服洗いたくないんですけどー…みたいな。

しまいに、そのスニーカーがドライヤーに運ばれていくのを見たときには
目がテンになった。

ま、トコロ変われば…ですからね。

面白いのは、たまに、ランドリーによっては、
ドライヤーに「No Sneakers(スニーカー禁止)」の注意書きがあったり。。。


いかがでしょうか。
ざっとではありますが、
NYの洗濯事情(あくまでも、私の目線からの「一般的」な事情)。


私は今でこそ慣れつつある(未だ慣れきれない部分あり)が、
未だ勉強中の日々である。

ランドリー争奪戦も生活の一部。
ここでのコミュニケーションも生活の一部。
洗濯ひとつでいろんなことが学べるランドリー、

…奥が深い。


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3 コメント

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ランドリーも社会勉強 (いわを)
2010-01-20 16:27:41
>ぽにょさん
家の洗濯機が壊れるとは厄介ですね、、、
毎日使用するものだけに。
あー、ドライヤーだけの使用もなかなか加減が難しいですよね。
その半乾きがイチバンいやっていう。。。
アドレス無問題です(返信しました)。

>ねぇさん
そう!
分かる!?この目がテン状態。
いやはや、しかし欧州でもそうでしたか。
ねぇさんのランドリー遍歴、順調ですな。
自宅洗濯、羨ましい限りだわぁ。
次の晴れを待つ…何ともポジティブ!
ある意味尊敬。
返信する
Unknown (ねぇ)
2010-01-20 01:42:35
目を点にしたとこ一緒!

コインランドリー通い(仏)を経験し、地下の共同洗濯機(瑞)を経験し、今は晴れて自宅洗濯機(独)!
・・・って日本だったら原点じゃんね。

あと驚いたのは外に干してる人。
雨が降っても干しっぱなし、次の晴れを待つ人!
返信する
確かにへぇ~ (ぽにょ)
2010-01-19 23:12:13
私も最近ランドリー使ったよぉ~
実家に帰った時、洗濯物を入れ過ぎて洗濯機が壊れ、脱水ができない状態に…、重い濡れた洗濯物を雪の中、ランドリーまで運び、私の場合はドライヤーだけやったわ。何分やればよいのか分からず40分くらいで取り出したけど家に持って帰ってきてからまだ湿気ってるのに気付きました。やっぱり太陽の下で干すのが1番なんだけどね。自宅でもほとんど部屋干しの私です。

以前教えてもらったhotmailへメールしちゃいました。もしかして、アドレス変えちゃってましたか?
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