いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

ニューヨークのクリスマス、幕開け。本日、ロックフェラーセンターでクリスマスツリー点灯式

2015-12-02 01:50:57 | イベント

今年もこの時季がやってきた。
ニューヨークの冬の始まりの風物詩、ロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式
今年は、12/2。本日!
セレモニーは7pm~9pm。
とはいえ、夕方早くからあの界隈は交通規制で身動きが取れなくなるのでご注意を


感謝祭も終わり、これでクリスマス、年末年始へ一直線!モードで街中は賑わっているものの、何かが物足りない。
わたし個人的に、うーんと思うのは、今年は例年に比べて冬の始まりが遅いのだ。
要は、寒さが足りないのだ。

ニューヨークの冬らしからぬ、中途半端にコートがいらないような生ぬるい冬のはじまりで、
おーい、頼みまーすという感じ。

こればかりは、その年によって変わるので何ともいえないが、それでも今年はこの時季にしては暖かいほうだ。
だから、あまり冬っていう感じがしない。
クリスマスツリー点灯式と聞いても、えーもうそんな時季?という感じ。


私は、ニューヨークの冬が大好きなのだ。
これを言うと大抵の人に「えっー」と言われるのだが、ニューヨークの1年のうちで、一番好きな季節は、冬。
さむーい冬が、この街は似合う。
ホリデーシーズンのこの時季がきらきらしていて好きだという人は多いだろう。
もちろん私もそのうちの一人であるが、そんなホリデーが終わっても、くそ寒い日が続く3月いっぱいくらいまでの
なが~い冬も好きだ。

マンホールから立ち上がる蒸気やしんしんと降る雪。
その雪がどれだけ恐ろしいことになろうとも、それでも私は好きなのだ。
好きなものはしょうがない。
ぱりっとはりつめるような、冬独特の空気。
人々が寒そうにして歩く街中も画になるではないか(私は好きだから余計にそう思う)。
晴れた日の空の澄みようは、夏のそれとは比べ物にならない。
凍る湖や川でさえ、神秘的。

ニューヨークの冬は寒くていやだと嘆く人が多いのは事実だが、
それでも、こんなにこの街の冬の美しさはあったりする。


このホリデーシーズンの風物詩といえば、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーに並んで
有名&人気なのが、各デパートやブランドのショーウィンドウやデコレーション。

主に5番街沿いのデパート、ブランド店がこぞってキラキラと飾りつけされ、いつも以上に
あの歩道は人で埋め尽くされる。
ショーウィンドウだけを見て歩く人も多い。


そんなホリデーウィンドウ・ディスプレイの中でも、ニューヨークを代表するデコレーションなのが、
この老舗高級デパート、バーグドルフ・グッドマン





今年のテーマは、「Brilliant Holiday」。
その名にふさわしく、実際に目にするときらきら眩しくて、眩しすぎて思わず見入ってしまうほど

コラボレーションしたスワロフスキーがこれでもか、というほどに散りばめられている。

このデパートのホリデーウィンドウは、毎年必ず話題にあがる。
1年がかりで企画からデザインまでかけられており、そんな様子が垣間見られる映画が一昨年前、
日本でも公開された。


Scatter My Ashes at BERGDORF's
(邦題:ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート)


老舗の高級デパートだけあり、数々のデザイナーの登竜門とも言われている。
私なんか、まずここで買うモノがないです。
ここのショッピングバッグを持ってデパートから出てくる日がくるのだろか。。

私もここのウィンドウは好きで毎年楽しみにしているが、
今年のこのキラキラならぬギラギラっぷりは、ここ数年の中での一番のヒット。
今月中旬頃から年始にかけては、常にこのウィンドウの前に人だかりが。。。


そして、本題。
クリスマスツリーです。


もはや、米国内のみならず世界的にも有名になりつつあるこのロックフェラーセンターのクリスマスツリーは
毎年生の、本物のモミの木がここに運ばれてくることが一番のウリ。
今年はどこからやってきたモミの木だろう?ということなども話題にあがる。

点灯前でも十分に美しいと思ってしまうのは、私だけだろか。。。

ちなみに、今年のモミの木は、ニューヨーク州アルスター郡から運ばれてきた(個人宅の庭に立っていた木)もの。
全長約24メートル、重さは約10トンだと。
点灯式前日はあいにくの霧雨模様で、でもその水分がモミの木をよりみずみずしく映し出しており、
その深い緑に思わず見とれてしまったのも事実。

だって、実際に、美しくありませんか?


この角度からが、定番のアングル。5番街を背にして西に向かって眺める。
今年のモミの木には、44,000個のライトがつけられているとか


このツリーの真向かい、5番街沿いにあるデパート「Saks Fifth Avenue」。
このデパートもホリデーウィンドウできらびやかな飾りつけをしているのだが、このデパートで有名なのは、
ウィンドウディスプレイよりも、外壁にライトを映し出す音と光のショー。
クリスマスツリーをひとめ見に集まった人たちは、おのずとこのショー(といっても勝手に音と光が流れているもの)を目にすることになる。


5番街、50丁目と49丁目の間にあるデパートとその北にちらっと見えるのは、セントパトリック大聖堂。
この秋、ローマ法王が訪問してフィーバーした、あの教会です



ライトアップショーが始まる前



音が流れると共にキラキラ光りだす



光が動くから見ていて楽しい。
今この歩道、結構人が普通に歩けるくらいなのだが。。



まだ混雑する前だからこんな風にじっくり見ていられるけれど、あと1週間もすると人だかりが。。。



空いているうちに見られないと、機会を失うこと多し



最後のライトアップの後はたいてい、道端で見入っていた人たちから歓声と拍手があがる


5~10分おきに、定期的にキラキラライトアップされているこのショー。
こちらもニューヨークのホリデーを飾る定番になっている。

点灯式以降、年末に向けて人は増えていく一方。
特に点灯式当日は毎年人がすごすぎて、規制が。。。
すでに前日からバリケードが置かれ、警察が整備していた。
点灯する瞬間を見たければ、午後早いうちにはあの界隈にいたほうがよろしいかと。
7pmスタートとはいえ、もうその1時間前に行ったのでは、人がすごすぎるのと規制されているので、
点灯どころかツリーさえ見えない事態に。
せっかく現地まで赴いたのに!ってなりますので。

故に、夕方から9pmまでの間、45丁目~53丁目辺り&5番街~6番街沿い辺りを歩く方は、ご注意を。
かなり迂回させられるハメに。

点灯式とは関係ないが、この時季(これから)、5番街沿いは混雑するばかり。
歩道が歩行者で渋滞するくらいなので、その場合は、5番街沿いを走る市営バスに乗るのもお勧め。
M1やM2、M3、M5など、メトロカードで乗れる市営の路線バス(1回$2.75)。

寒い時季なので、バス内だと寒さがしのげる。
うえに、イルミネーションだのショーウィンドウだのを見て歩く人ごみを避けることができる。
うえに、結局車道も渋滞しているので、そんな渋滞の中(バスはゆっくり走るので)、車窓観光しながら
イルミネーション&ショーウィンドウを楽しむことができる。
人ごみ&寒さを避けて!


本日雨予報だが、点灯式には雨にふられないことを祈って。
参戦される方、GOOD LUCK!!!
さぁ、これで、ニューヨークのクリスマスが幕開けであります!