芸術の秋。
ルイ・ヴィトンとのコラボも注目されている草間彌生の特別展示。
ホイットニー美術館にて開催中。9月30日(日)まで
オリンピックのコ―フンが冷めたかと思ったらあっという間に9月。
私は、オリンピックの熱、ジャマイカ男子陸上の金・銀・銅のトリプルマジックにアツくなったままジャマイカへ飛び、
戻ってすぐ、先週よりカナダ極北の地、イエローナイフへ取材に飛んだ。
温度差いくつだったのだろう?
ともあれ、9月はニューヨークの1年の中でもクリスマスの次に忙しい(というかいろんなこと盛りだくさんな)
月なのではないかと思う。
まず、9月のあたまにレイバーディという祝日がある。
この祝日にひっかけて、アメリカ人は休暇を取る。
ちなみに、このレイバーディは「夏の終わり」の意味もあり、海やプールはこの日でクローズとなる。
人々はこぞってバーベキュー納めをしたり、プールや海に出かけたりもする。
さらにもうひとつ、私にとって、私のご近所さん達にとってとてもおっきな意味を持つもうひとつのイベント。
「ウェストインディーズ・パレード」だ。
何じゃそりゃ?
私のご近所は、カリブ海の島々の移民が住むカリビアンエリア。
同じ黒人でも、アフリカン・アメリカンとは異なる。
主に、ジャマイカ、ハイチ、バルバドス、トリニダード・トバコの人々が多く住んでいる。
そんな彼らの最大級のお祭りが、このレイバーディに行われる。
このブルックリン・クラウンハイツ~フラットブッシュ界隈で。
それはもう、言葉で表現できないほどのぶっ飛びっぷり。
爆音という単語では足りないくらいのドデカイ音が鳴り響き、カラフルなコスチュームをまとった人たちが続き、
それぞれの国の国旗がはためく。
各国の料理を出すベンダーもずらーーーーーっと並ぶ
私は初めてこのパレードの現場に行ったとき、耳がおかしくなるかと思った。
と同時に、彼らの故郷を愛する気持ち(ニューヨークに移民してきても、故郷・祖国を想う気持ち)の
強さに何とも言えない衝撃を受けた。
レイバーディが終われば、本格的な秋到来。
イベント目白押しのニューヨークはここから年末まで一気に駆け抜けるイメージがあるが、
その助走スタート。
HFL(フットボール)が9月5日に開幕。
8月末から始まった全米USオープンテニスは昨日決勝を迎え。
それと被って、ニューヨーク・ファッション・ウィーク(ニューヨークコレクション)が開催中。
そして本日は、9.11。
追悼式が行われる。
現在建設中の「ワン・ワールド・ドレード・センター」。
完成すると541mに。
全米一の高さとなります
そうしてあれよあれよとシルバーウィークに突入し、お盆に続く日本からの観光シーズンとなる。
円高だし、オータム・イン・ニューヨークでいい時季だし、皆さんいらして!ニューヨークへ。
そして9月のクライマックス。
最終週は国連総会開催となり、
ニューヨーク市内(特に国連付近)はぴりっと緊張感が漂う。
私の仕事場は国連本部ビルの前。
国連開催期間はその一帯(1~2ブロック)が警察によってすべてブロックさる。
敷地内に入るだけでも、必ず警察に写真付きのIDを見せないと敷地内に入れてくれない。
こうして10月に入り、NHL(アイスホッケー)やNBA(バスケットボール)が開幕。
10月末にはハロウィン。
11月には今年最大のイベント(?)とも言える大統領選が。
11月後半にサンクス・ギビングが続き、12月のクリスマスまで一直線。
9月、まだ始まったばかりだが、盛りだくさんの月です。
シルバーウィークにニューヨークへいらっしゃる方。
どうか、思う存分楽しんで有意義な時間を過ごして下さい。