いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

終わっちゃったよ、楽しかった!ニューヨークシティ・マラソンを終えて

2015-11-06 09:34:19 | スポーツ

楽しく完走!ニューヨークシティ・マラソン2015                      ⓒShinya Suzuki

終わってしまった。
ニューヨークシティ・マラソン2015が。
ぽっかり心に穴が空いたように、すでに寂しい。
が、寂しがってばかりもいられない。
次に向けて、前進です!

今年は天候に恵まれたレース当日。
例年より暖かく、拍子抜けするほどの気温(13~15℃)で、スタート地点で待機しなければならないランナーにとってはありがたい限り。
終日雨にふられることもなく、日差しが強すぎることもなく、とてもいい気候だった。


世界最大規模といわれるこのニューヨークシティ・マラソン。
今年の参加者は50,235人で、最終的にゴールしたのは49,617人。
ニューヨーク市の5つの行政区(スタテン島、ブルックリン、クイーンズ、マンハッタン、ブロンクス)
が全てコースになっており、走りながら移り行くニューヨークの街並みを楽しめることはもちろん、
それぞれのエリアの特色が感じられるのが最大の魅力だが、やはり素晴らしいレースだと実感。

この街のことが、ニューヨーカーのことがもっともっともっと大好きになった。
共に走り抜けたランナーはもちろん、応援してくれた友人、知人、ニューヨーカー、支えてくれたボランティア…
全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。


今年のニューヨークシティ・マラソンのハイライト。

スタートはスタテン島から。
このスタテン島に行くのが結構な大仕事。

スタテン島にはランナーたちのスタート時間&色別(さらにそのスタート時間別に加えて色別でも別れている)に
エリアが区分けされており、スムースにスタート地点まで誘導される仕組みになっている。
また、いくつかのテントでは、ベーグルやコーヒー、紅茶、エナジーバーなどの
朝食やギブアウェイグッズも配られている。


スポンサーのひとつであるダンキン・ドーナッツはコーヒーの提供。あっちゃんと。
朝のコーヒー、すんごく飲みたかったけれど、私はすでにお腹いっぱい&胸いっぱいでコーヒーはパス


スタートまで色々なランナーとの交流ありで、緊張もほぐれる。
あれだけ人数がいる中で、ばったりスタート地点で会う知人もいるから面白いものです。

なんせ50,000人という人数が走るため、スタート時間がいくつかに分かれている。
大きく分けて、Wave1から4まで、約1時間の間に4グループが時間差でスタート。
私はWave3の10:40amスタートに。



スタート地点直前に積まれるランナーたちの脱ぎ捨てた服


これら、Goodwillにしっかり寄付されるのです



NYPDの協力あってこそのセキュリティ



Looking Good Runners!って、おねーさんもLooking good!



いよいよスタート。
いざ、26.2マイルのランニング・ジャーニーのはじまり、はじまり。
ヴェラザノ・ブリッジを渡ってブルックリンへ入ります


このスタート地点で毎度、フランク・シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」が流れる。
それを聞くだけで涙。
ニューヨークを代表するイベントの際(例えば、タイムズスクエアでの年越しカウントダウンで年が明けた瞬間も定番のBGM)
はよく流れるこの名曲だが、よくぞニューヨークシティ・マラソンのスタートに選んでくれた。
ゴールでなくて、スタートというこの瞬間がたまらないの。


ヴェラザノ・ブリッジを渡り切ったら、そこはブルックリン。
私の愛するブルックリン。
おぉ、マイ・ホームよ!
それだけで胸が躍る。



マイ・ホーム、ブルックリンで応援してくれたはるこさん。9マイル(約15Km)地点。
走っているというよりは、反復横とびしているようにしか見えない


ご近所の友達はるこさんとご主人のピーターがブルックリンで応援してくれると。
予め2人のいる場所を聞いていたので、走りながら目を凝らしていたのだが、どうやら見過ごしていたよう。
あーぁ、と思っていたら後ろから呼ばれる声が。

はるこさんが見えたその瞬間、私は思わず歓喜の奇声を上げると共に逆走して
はるこさんとピーターの元へ駆け寄っていた。
何と迷惑なランナー!
今思えば、そのときの記憶が定かでないのだが、身体が、脚が勝手に動いていたのです。

ただでさえ、溢れんばかりの応援の人々でいっっっぱいの歩道。
それだけでも嬉しいのに、その中に知っている友人や知人を見つけられると、その嬉しさは計り知れないものなのです。
疲れが一気に吹っ飛びます。

もう少し強かったら、あばら骨にヒビが入るんではないか?という程のアツいハグが、何よりものエナジーチャージ。


そこから、ニューヨークシティ・マラソンの中でも私の大好きなコースのひとつ、ブルックリンのLafayette Av.沿いを走り抜ける。
ここはかつて、私がブルックリン生活を始めるきっかけになった場所。
そう、この通り沿いのアパートに住んでいたのが、7年前。

光陰矢のごとし!

当時、ニューヨークシティ・マラソンのコースになっていたことは知っていたが、
まさかその時は、このランナーたちの中に混じって走ることになるとは想像もしていなかったのだから。


5つの行政区それぞれの変わりめが橋になっているのだが、その橋がこれまたキーポイントになっている。
橋の上というのは基本応援がない、もしくは少ないので、黙々と走る。
さらに、距離で言ってもキツいポイントとなっているため、橋を渡る際は自分との闘いだ。
と、私は想っている。


やはり嬉しい、クイーンズ・ボロー橋を渡り切って、マンハッタンにはいったときのあの歓声。
ひたすら1Avを北上していくも、途切れない応援に胸がアツくなるのです

マンハッタンに入ってすぐの16マイル(約25.6km)地点にある給水所で、
レゲエマラソン・ランナーの友でありReggae Runnerzのリーダー、Lisaと感動の再会。
Reggae Runnerzの皆はこの給水所のボランティア。

その後、マンハッタンをひたすら北上し、ブロンクスへ。
ブロンクスへ突入する際の橋の上では日の丸が揺れていた。
それを見て、声をかけないはずがない。

こちら(ランナー)から応援してくれている方へ声をかけることも大切だと思うのです。
そう、積極的ランナーにならないと。
応援ありがとうと、自分からパワーをお返しするつもりで。

例えば、日の丸を持って応援してくれている方々だって、ひとりひとり日本人を見分けるのは大変だと思う。
が、こちらから日本語で挨拶すれば、まず皆、日本人だと分かってくれ手を降ってくれたり激励の言葉をくれたりする。
日の丸を見つけるとやはり嬉しいものです。

し、偶然にもランナーの知り合いが日の丸を持って応援している姿を発見。
嬉しさに声が弾む。


ブロンクスからマンハッタン(ハーレム)へ戻ってきた瞬間の嬉しさと辛さは何とも言いようがない。
ちょうど22マイル(約35km)付近、結構キツいぜというところでさらに。
5Avってこんなに緩やかな坂だったっけ?とふと思う。
右手(東側)がひたすらセントラルパークなので、やけに長く感じるというのもある。

とはいえ、この付近で嬉しい心強い応援がいてくれた。
私の初めてのニューヨークシティ・マラソンのときも同じこの場所で応援してくれたなみちゃん。

「111st×5AV、セントラルパーク側のKFCの前に、グレーのスカーフを振っています」
という情報を元に、マンハッタンに入り5AVを下りだしてからそわそわしてしょうがない。
だって、絶対会いたいじゃない。
疲れたーなんて言っていられないのだ。


KFC、KFC、、、しかし、あんなセントラルパーク近い5AVにケンタッキーなんてあったっけ?
と思いながら走っていたら、前方に見えてきたのだ。
優雅に揺れるグレーのスカーフが。

ん?KFC(ケンタッキー)ないけど?と、まだそんなことを思っていたら。
KFCって、Kennedy Fried Chickenだった。
そっか、そうだよね。このエリア(ハーレム)ではKFCと言ったらケネディ・フライド・チキンだよね
とつい自分で突っ込むほど。


なみちゃんとご主人のしんやさん目がけて私も思わず全力で両手を振っていたら、      ⓒShinya Suzuki
その界隈にいた方々が手を出してくれて、ハイ・タッチせずにはいられない



なみちゃんが高級チョコを差し出してくれた。                      ⓒShinya Suzuki
思わず素。
素すぎる


しかしながら、しんやさんからカメラを向けられたので、



いえーい。                                      ⓒShinya Suzuki
びっくり箱から出てきたみたいになっちゃったよ

何分くらいのやりとりだっただろうか。
記憶は定かでない。
ただ、あのちょうどきっつーいポイントでこうして友達と会えてまたしてもガソリン補給だったことは間違いない。
会えたコーフンも冷めきらないまま、ふと我にかえり、
「あ、そうだ、タイムそこそこいい感じてきてるからいくね」と、
何ともエラそー(別にアスリートでもないのに、でも自分なりの目標タイムに届きそうだったのです)なひと言を放ち、
後ろ髪を引かれるようにしてそこを去りました。


一応ガッツポーズしたつもりだったけど、ガッツになってなかった。             ⓒShinya Suzuki
こぶしが弱いね

その後、クライアントの集団を見つけてまたしてもキャーキャーと嬉しさアップ。

ここまでくればもうあとは、思い切りゴール目指して突っ走るしかないと思いなおす。
とはいえ、ここからの3マイル(約5km弱)が長いのだが。。

その後セントラルパーク内に入り、24マイル(約約38km)、25マイル(約40km)の表示が出てくる。
あぁ、昨日(前日)の5Kレースで見たこの表示、ついにここまで来たのかとここで妙に感慨深い。
一旦パークを出て、Central Park Southを横断。
ここも緩やかな坂だこと。
この時点で、あと、800mという表示が。
心ばかりが焦る。

ようやくコロンバスサークルまで来て、再びセントラルパークへ。
もうゴールまであと、、少し。
どうしよう、終わっちゃうよ。
という何だかざわざわする思いのまま、突っ走る。

段々と歓声が大きくなってくる。
と同時に、見えてきた。
FINISHの看板が。

オーマイガーッ

この時ばかりは叫んだ。
見えているフィニッシュライン目指して最後の力を振り絞り、駆け抜けた。


無事にゴール
感極まるというわけではなく、本当に素直に「終わった。。」
それが一番の感想。

と同時に、終わっちゃったよ~という焦燥感。
もっと最後ラストスパート、感動の世界に浸ればよかったかなとさえ思った。

ゴール後の皆の笑顔がこれまた最高。



嬉しい瞬間はやはり、メダルをかけてもらえたとき



ランナーの皆、よくやった。
歩きながら皆それぞれ、色々なことを思っているでしょう


4:09:04。
目標としていたタイムが達成された。
正直、夏くらいからレースまでの約3ヶ月はしっかりトレーニングできておらず、
もしかしたら途中で足がもつれたりつったりするかもしれない、、、という不安を抱えてもいたのだが。



                                            ⓒShinya Suzuki
目標タイムとそれにあわせたマイル(1マイル≒1.6km)ごとのペース配分が記されているリストバンド。
EXPOにてもらえます。
フルマラソンになると、いつものハーフマラソンのペースで走ればいいというものでもなく、
どれだけペースを崩さずにいくか、というのがキーになるため、私は結構ペース配分の参考にしている。
ゴールのタイムは5分ごと(確か)に設定されている


天候と体調もよかったことはもちろんだが、素直に嬉しい。
同時に、マラソンの日々のトレーニングの重要性を、身を持って分かった気がした。
さすがに26.2マイル(42.195km)走り切るには、直前に長距離走れたから大丈夫というわけでもないというか。

継続は力なり、とはまさにこのことかと。
そして、自身で体調を管理することの重要性も。
普段どんなに調子良くても、レース当日にその万全な状態を持ってこられなければ意味がない。


マラソンはこの走る行為の中に色々なドラマがあり、
それぞれの人の抱える想いやストーリーが反映されている気がして、それが魅力であるのだな、と、思わずにはいられません。


ゴール後、応援してくれた友人、なみちゃんとしんやさんと再会                ⓒShinya Suzuki



                                            ⓒShinya Suzuki
私の初めてのニューヨークシティ・マラソン参加から応援してくれている心強い味方、なみちゃん


つらつらと長くなってしまったが、

とーっても楽しかった!そして、I love New York soooo much!

このひとことに尽きます。


マラソン。
走るというとてもシンプルなことだけれど、このシンプルなスポーツを通して感じたり学ぶことは無限大だ。
身体だけでなく、精神面においても色々な意味でのトレーニングになる。
そして、ゴールがあるようでない。

レースに参加すると記録が残る以上、前回よりもいい記録を、、と挑戦したい欲が出てくるのは確か。
ただ、日々身体を壊さずに走れる環境を作っておくことも心と身体の大切なメンテナンスなのだと実感した。

これからも、この大好きな街を思いきり走れるよう、毎日に感謝し精進していきます。



ニューヨークシティ・マラソン翌日の月曜。
ゴール付近でポスト・レースのイベントがあったので、立ち寄ってみた。


セントラルパークにひかれるこの青いラインがゴールまで一直線の目印



FINISH LINE(ゴール)のバラシがされていました。
もう、来年のニューヨークシティ・マラソンが楽しみです


もとい。
これを忘れてはならない。
あと1ヶ月後に迫った、ジャマイカでのレゲエマラソンです!
Xデーは12月5日(土)5:15AM。

告知は後日たっぷりと。
よろしくお願いします!

胸高鳴りすぎて、どうしよう。明日、ニューヨークシティ・マラソン

2015-10-31 21:18:43 | スポーツ

10/29から本日までジャヴィッツ・センターにて3日間開催されていたニューヨークシティ・マラソン・エクスポ

10月31日。
10月最後の今日は土曜で、さらにハロウィンで、先ほどより、毎年恒例のハロウィン・パレードが派手に始まった。
というのをニュースで見た。

明日、11月1日(日)はいよいよ、ニューヨークシティ・マラソンのレース当日である。

木曜にエクスポに行き、ポジティブなエネルギーをめいっぱい感じて、そこですでにウルウルしてしまった。
何なんでしょう、ランナー同士というだけで、さらにニューヨーカーの人懐っこさが重なって、
すぐに仲良くなれてしまう。
スポーツが繋げてくれる出会いってすごいです。


スポンサーのひとつであるasics。
こちらでもかなり知名度が上がって人気。
NYCマラソンオフィシャルグッズのほとんどはこのアシックス商品



毎年恒例!
Reggae Marathonのブースもこのエクスポに出ています。
Jamaica Tourist BoardのKentonとReggae Marathonのスポンサーシップ・ディレクターのDianeと


レゲエマラソンランナー兼宣伝隊のわたくし、巌真弓も

このReggae Marathon、毎年12月の第一土曜日(今年は12月5日(土))に
ジャマイカのネグリルという西海岸、ビーチがとても美しいことで知られているエリアで開催されるレースなのだが、
これについては、また後日ゆっっっくりと宣伝させて頂くとして。

いよいよレース当日を明日に控えた本日の朝は。
本番前最後の走り&レースである、Dash to the Finish Line 5Kに参加。
その名の通り、ニューヨークシティ・マラソンのフィニッシュ・ライン(ゴール)までの5kmを駆け抜ける、
ダッシュするレースである。


スタートは国際連合本部前、47st&1Av

いい天気に恵まれて、清々しいスタートに。


いつもいつも、このスタート直前の溢れんばかりのランナーのエネルギーを感じる瞬間が一番好き。
9,616人のランナーが走った今日のレース。
そのうち多くは、明日のニューヨークシティ・マラソンのランナーで、このレースのオープニングが盛り上がらないはずがない



マンハッタンの中でも忙しい通りのひとつ、42stが走れるのはこのレースならでは


そのまま6AVを北上し、セントラルパークへ突入。
そこからがこのレースのハイライト。


明日実際に走るコースが。
26マイル(41.6km)地点。あぁ、明日はここをどんな思いで通過するのだろう!



見えてくるゴール。
ここを走ってシュミレーション。すでに泣けてきた。早い。

ランナーの皆、このフィニッシュラインが見えてきてすでに雄叫び上げていた。
早い。
かくいう私もそれにつられていたけれど。

フィニッシュラインを越えた後、しばらく歩いていたら、HISの旗を発見。
おまけに、普段仕事でお世話になっている方がそこにいらしたもんで、すかさず声をかける。
HISでマラソンのために日本からいらしているランナーの方々も今日のこの5Kレースに出られていたとかで、
ならば私も彼らにご挨拶したい!むしろ、明日頑張りましょうのお声掛けしたい!ということで、
HISを通していらした日本からのランナーの皆さまに混じって、ラン後のストレッチをご一緒させて頂くことに。

皆、木曜に到着されたとかで、早い方で明後日(レースの翌日)には日本へ帰国!
弾丸。

新しく出会う方々との情報交換はいつだって楽しい。
コーチもいらしていて、コーチがレースを前に気をつけるといいポイントを教えて下さり、これまた嬉しいチップ。
何より、こうして、明日頑張りましょうね!と言い合えるランナー仲間がひとりでも多くいることは、何よりもの励みになる。


改めて、一期一会だなと。


その後またしても、再度ジャヴィッツ・センターのエキスポに足を運んだ。
久しぶりに会う友達や、ランを通じて友達になった人との再会や、またしても、
このレース前日にいいエネルギーを頂けて幸せ一杯だった。

街を歩いていても、地下鉄に乗っていても、
色んなところから、Good luck for tomorrow!だの、Have a nice race!だの声が届いて、
すでに、このニューヨーカーのあたたかさにほっこりさえしてしまう。

早めに帰宅し、明日の準備もほぼ完了。
明日から冬時間になるので、実質1時間多く眠れるから少し余裕こいている自分がいなくもないのだが、
何だかそわそわ、胸高鳴ってしまい、休むに休めないよ。

でも、寝ないと。
でも、ハロウィン&サタデーナイトとあって、騒がしいよ。


明日の朝、スタート地点に立つとき、どんなことを思うだろう。
そして、ゴールした後、何を思うだろう。
明日の今頃はどうか、笑っていられますよう。

どんなレースになろうとも、大好きなこの街、ニューヨークを自分の足で26.2マイル(42.195km)
走りぬけられることが何より、ファンタスティックではないか。

精一杯、楽しんでこなければ。
そういうことで。

無事に完走できますよう。


ランナーの皆さま、グッドラック!!!

美しすぎて走れない。ニューヨークシティ・マラソンまであと、3日

2015-10-28 23:34:41 | スポーツ

プロスペクトパークの木々が赤、橙、黄と美しく染まっています


10月が終わる。
冬のなが~いニューヨークは、11月から冬が始まるようなもの。
はやいときは、10月後半に雪やみぞれになることも。

今年の夏はじりじりと長かったからか、10月は気持ちよく過ごせた気がする。

おかげで、今のこの10月後半でさえ、爽やかかつ美しい自然を堪能する余裕のある日々


10月の終わりといえば、ハロウィン。
10/31は毎年マンハッタンで、でっかいハロウィンパレードが開催される。
今年は10/31が土曜日ということもあり、この週末は街中がとんでもない騒ぎになるでしょう。

私にとっては、そのハロウィンの土曜はともかく。
その翌日、11月1日(日)がエキサイティングでたまらない。

ニューヨークを代表する大イベントのひとつ。

ニューヨークシティ・マラソンである。


今年もやってきた。
この時季が。

毎年11月の第一日曜。
ちょうど冬時間になるのも、この11月の第一日曜である。
冬時間になるというこのタイミング、ニューヨークシティ・マラソンを境に冬が始まると言わんばかりに、寒くなる。

2年前に初めて参加したニューヨークシティ・マラソン。

ファンタスティック。

もう、そのひとことにつきる。
そして、ニューヨークのことが、ニューヨーカーのことが愛おしくて愛おしくてしょうがなかった。
ニューヨークのことが、これまで以上に大好きになった。


スタート地点。スタテン島、ベラザノブリッジ前。


クイーンズボロー橋を越えて1AVに入ってから。
ちょうどこのあたりで25km越えたあたり。
橋の上から、1AVが応援の人で埋め尽くされているのが見えた時、涙と雄叫びが止まらなかった。
疲れがふっとんだのは言うまでもない。

フルマラソンって、こんなに疲れないものなの?
と、本気で思ったし、それを言うと、
ほとんどの人から、「嘘だ」と言われるのだが、本当なのだ。

確かに、若干辛いなと思った個所はいくつかあるが、
それにもまして、途切れることのない応援の人々(約200万人!)、あたたかいボランティアの人々(約1万人)、
そして、共に走り抜けるランナー(約5万人)のパッションが後押ししてくれまくりで、
最後、笑顔でゴール&メダルをかけてもらった瞬間、すでに終わってしまった寂しささえ感じたのを覚えている。


セントラルパーク内がゴール


プロスペクトパークはブルックリンを代表する公園で、マンハッタンのセントラルパークの大きさに比べれば
小さいものの、池あり、公園あり、動物園あり、乗馬もでき、ランナー用、自転車用のコースあり、
近くには植物園あり…と、四季を感じるにはうってつけ。
ファミリーにもランナーにもライダーにも欠かせないオアシスなのだ。

私のランニングコースはこの、プロスペクトパークあってこそ。
嬉しいことに、自宅から徒歩5分のところにあるこの公園のおかげで、私はランナーでいられるのだと思う。

車を気にせず走れるということもあり、多くのランナーが走っている。
同じくらいに、自転車(すんごい速いロードバイク系)ライダーも多い。
彼らのハイスピードな走りは、ランナーから見てもうっとりするほど美しく、同時に鼓舞さえされてしまう。

公園内は色んな道があるが、シンプルな内周で約5km。
アップダウンがあるので、これまた◎。
園内を走れば、丘、湖、ボートハウス、狸やリス、いろんな景色や物体が目に入ってくる。
同じ景色なはずなのに、そのときの天気や体調、心情によって見え方が異なるから、面白い。

…で、この時季。
ご覧の通りの美しい紅葉で。
思わず足が止まってしまった。

これまでの自分なら、タイムが。。とか、止まってはならぬ。。とか、思っていたが、
今回ばかりは、目の前に広がる色彩豊かな景色にうっとり。

空の青と、黄金に染まった木、紅く染まりかけている木。
近くでじっくり見てみる。
自然が作り出すものは何だって、心に訴えかけてくる。


思わずため息が出てしまう程で、そんな風に綺麗だなぁと思いながら走れること自体が何と、幸せなことか。
ストイックにトレーニングすればいいってもんじゃないのだ、と今更ながら反省。


そんな風に思いなおし、再び走り出すも。
出てくる、出てくる、出てくるー。


美しい景色が目の前に


うわぁ。と、声まで出ちゃうほど。
そこで私は、諦めました。

ストップウォッチを止め、カメラでパチリと美しい景色を撮りましたよ。

もう、その日のランは終了。
思うように走れなかったフラストレーションはあったが、それより、あんな景色を、
平日の昼間に堪能できたということに満足してしまった。

It was too beautiful to run...

言うなれば、

美しすぎて走れない。

美しい景色が走りの邪魔をするのです。

でもね、これって外を走るから味わえる醍醐味です。
だから私は、「ランは外で」が鉄則です。
ジムで走ることは好みません。ジム、行ったことないけれど。。

デコボコ道も、アスファルトでも土でも、風が強くても、その感触や音を感じながら走るのが好きだから。
故に、私にとっては、音楽を聞きながらラン、ということもあり得ないのです。


そんなこんなで、ニューヨークシティ・マラソンまで、あと、3日。
すでにそわそわしています。

現在、グランドセントラル(42st)とタイムズスクエア(42st)を繋ぐ地下鉄S線の車両が、
TCSニューヨークシティ・マラソンの広告ジャック中。


GET YOUR NEW YORK ON..


車内も。数字は、コース上のマイル数


この地下鉄に乗る前、降りた後、まじまじと見入ってしまい、すでに胸がアツく。。
感極まってじっと眺めていたら、同じようにランナーの人と目が合って自然と笑顔になってしまった


TCS ニューヨークシティ・マラソン 2015まで、あと、3日。
世界各国からランナーたちが続々とニューヨークに到着して来る頃でもあります。
毎年日本からも沢山。

明日からは、ジャヴィッツ・センターで、TCS New York City Marathon Health and Wellness Expo が開催。
ランナーはここでゼッケンを受け取ります。
会場は、ランナーたちのパッション&エネルギーが溢れかえっています。
ランナーでなくても、入場可能。
ご興味ある方はぜひに。

侍(SAMURAI)ブルーの“イメージ”、ココにあり

2010-06-16 02:57:18 | スポーツ

昨日も登場させたW杯・南アフリカ大会の宣伝(?)ポスター。
42nd st.Port Authority駅出てすぐの壁一面にあります。
各国の特徴を捉えた紹介が面白い


これ(↑)って、万国共通のPRポスターなのか?
W杯に参加する32ヶ国それぞれの“個性”といおうか“特色”というか。
シュールであり、じわじわとくる面白み

私のタイプ


まるでメトロポリタン美術館でフェルメールの作品を観るかのように、
もしくはそれ以上に、
足を止め、目を留め見入った「作品」たちとは?



今大会開催国、南アフリカ。
黄×緑が印象的




黄×緑といったら、こっちの方がイメージ強し。
サッカーの神と呼ばれる人物も多し。
今大会10番は、カカ




自国とはいえ、関心度は高いとはいえないアメリカ。
だけど―

この“風景”、どこかで見覚えありゃしませんか

んんんん


Emanuel Leutzeの『Washington Crossing The Delaware』
この作品、確かメトロポリタン美術館にあったハズ




「サッカー」ではなく「フットボール」と呼ぶ、イギリス(イングランド)。
ちなみに?
2002年日韓大会の際、日本でもフィーバーしたデヴィッド・ベッカム。
彼の息子の名前は…Brooklyn
フォー



トリコロ~ルはお馴染みフランス。
画でも分かるあの顔の小ささ、一番左の殿方はアンリかと



このジャーマンカラーが好き、ドイツ。
両手から下がっている黒いモノは何ですか?
ソーセージをイメージ?
まさか。




前大会王者、イタリア。
今大会はどこが手にする?ワールドカップ…は、分かる。
古代ローマの象徴コロッセウム…も、分かる。
小さいマンモスみたいな動物とやけに舌がリアルな小さい恐竜は、
ちょっと分からない…

シュール
嫌いじゃない。


日本では視聴率45%(時間帯もよかったものね)いったらしい
一昨日の日本vsカメルーン戦。

日本が打ち負かしたその、


カメルーン。
ライオンとサバンナ…分かりやすい、これぞ。
ザ・アフリカ。

ライオンの表情は一頭一頭違う。



…で?
気になるニッポン。
『侍(SAMURAI)ブルー』と言ったものだが、はてさて



でーたー
でも?
これって、侍(SAMURAI)ってゆーか、鎧兜

侍(SAMURAI)ブルー
ならぬ、
兜(KABUTO)ブルー

後ろの日の丸、
対戦相手であるカメルーン、オランダ、デンマークまで
小出しにしてくれて、なかなか分かりやすいではないか


そうは言っても。
コレを見た侍について深い知識のない外国人は
コレを「侍(SAMURAI)」だと思うかもだし、
『ラスト・サムライ』を観たことがある人でも、
この鎧兜と侍との違いは分からないのかもなぁと。

要は、
刀を持っている≒侍である…のかと。




この宣伝ポスター、
少なくともワールドカップ開催中はあるでしょう


平日夕方はこの前にたくさんの人がごった返すので、
ゆっくり鑑賞ってわけにはいかないが、
日中なら無問題。

結構じっくり見ちゃうかもよ?
「外国人」が描く各国のイメージがユーモアに、シュールに描かれている。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ。




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W杯とロナウジーニョとの思い出は

2010-06-15 04:22:02 | スポーツ

始まった、第19回FIFAワールドカップ南アフリカ大会。
やっぱりというか、米メディアでは日本ほど取り上げられてはいないけど


今日は、日本のテレビやラジオ、いろーんな人のブログで
日本チームの勝利を取り上げていることでしょう。
本田のゴールの「Reply」もたくさん流れていることかと。

11日(金)から始まった2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会、
皆さんご覧になってます?
普段サッカーは特に…って方も、このときばかりは!ってなるのでは?

4年に1度っていう意味じゃオリンピックと同じだけれど、
全世界において、試合を見ている人の数で言ったら
このワールドカップはオリンピックとは比べ物にならないほど


…なんだけど?
ご存知かと思うが、
アメリカで“サッカー”は、サッカーの話題はなかなか出ないものでねぇ。


※アメリカ4大スポーツと言えば…

NFL(フットボール)
MLB(ベースボール)
NBA(バスケットボール)
NHL(アイスホッケー)

の4つです。


日本のように、
ワールドカップ期間中は、ワールドカップの中継(試合)で
テレビ界の視聴率が結構変動する…というようなことはなさそう。

そのため、開幕の様子もそこまで盛り上がって(日本のように)
取り上げられていたわけではなく、

10分のおきの天気予報や
MTA(NYC地下鉄)運行状況や
昨日あった殺人事件なんかと同じように報道されたってなもん。

いたって普段と変わらないニュースのひとつとして


そんな中、私は開幕戦であった南アフリカ vs メキシコの試合を
ランドリーのテレビで観戦した。
この試合を観戦しにランドリーに行ったわけではない。

家に、テレビくらいある。
洗濯をしにいったら、ちょうどテレビで試合の中継を流していたわけ。


生ではなくテレビの音声だったけど、あのスタジアムの歓声を聞いた時、
鳥肌たった


…って、そもそも?
うすっぺらい?
こんなに語ってる“風”だけど
アンタそんなにサッカー好きだったっけ?
って、突っこみたいのももちろん分かってるわ。


I know, アイ ノウ


そーよ、おっしゃる通り。
あたし多分、いや、絶対?
にわかサッカー…ならぬ、
にわかワールドカップファンだわ

っけっ


…っつっても、こんなに興味がわくようになったのは、
前大会(2006年ワールドカップドイツ大会)で、
フランス vs ポルトガルの試合を生で見てから(↓)。
行ってきました、スタジアム

それまでJリーグの試合もまともに見たことがなかったド・素人が、
(唯一見たのは、ヒデこと中田英寿がまだベルマーレ平塚にいた頃…の彼の練習風景)

いきなりFIFAワールドカップの準決勝
スタジアムで観戦するとは何事か―。

ワールドカップの仕事でドイツ入りしていたのだが、
まさか生の試合が見られるとは思ってもみなかったし、
そもそも、その試合の価値さえも分かっていなかったのが正直なところ。
(今思えばとんでもない)

しかし。
そんなものはスタジアムに入って、ぶっとんだ


すげぇ

スタジアムの中で響くサポーターの歓声と、
スタジアムが結構広いにも関わらず、選手との距離…結構近い
そして、スピードはやっ

何か、タダゴトではない ということを肌で感じた瞬間だったし、



アンリのスタイルのよさとか、


ロナウドって本当にかっこいいんだとか、

ゲームそっちのけで、そーいうことにもイチイチ感動
面倒くさいヤツ


そんでもって忘れもしない。
2006年ドイツ大会当時、ブラジル代表の顔でもあった、


ロナウジーニョ

ドイツ大会で、日本はブラジルとも戦った。
(試合終了後、中田英寿がピッチでしばし動かなくなったあの…)


そう、そのロナウジーニョをテレビで見て妹がひとこと。

お姉ちゃん、ロナウジーニョに似てる」と。

ほぉ


しかも、

「やだ、ホント似てるよ。
(ロナウジーニョが)お姉ちゃんにしか見えないんだけど

と被せてきて

ひぇぇえええええええ
本当に?
別に嬉しくないんですけど。


でも、妹の言うことはあながち間違っていないことが多いので?
結構気になっちゃうわけ。
…っていっても、それも4年前の話だけど?


そのせいと言っちゃ何だが、それ以降、
テレビなどでロナウジーニョを見る度に勝手に親近感が湧くという…
これまた何ともがつくほどの、
勝手な…思 い こ み

昔、スマスマだったか…ロナウジーニョの自宅を訪問する企画があって、
そこで見たロナウジーニョ、気さくでとても素敵な人だったー。
しかも、私と同じ年(学年は彼がひとつ上)ってのがまた、親近感湧くね。


…っていう、またしても激しすぎる勝手な…。


たしかに?



こーいうリアクションたまにしなくもない


…がしかし、
“ロナウジーニョに似ている”と言われたのは、
後にも先にもあのとき、妹からだけだ。

もしかして、今これに結構納得しちゃう人とかいたら?
笑えるけど笑えない…です。



ブラジル代表Tシャツ着て、こんな笑顔で走ってみたら?

ノンノン
いやぁ、それにしても。

私はロナウジーニョに似ているのだろうか?




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ブライアント・パークでピンポーン!?

2010-04-08 06:15:17 | スポーツ

緑美しきブライアント・パーク。
木々に混じってエンパイア・ステイト・ビルも姿を見せて


桜の季節…なんて言ったばっかりだったんだけど。

大変よ、すでに暑いわ。
本日、30℃超えたわ。
BGMは、福山の「桜坂」からサザンの「みんなのうた」(若干古い?)に変更だわ。



NY1(ローカル・ニュース)の天気予報の兄さん、

「イッツ ア グッド サイン for バーベキュー」

ですって


あれぇ?
まだ4月も半分過ぎてないですが…


NYCに?

夏が?


キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!

(↑コレ、一度使ってみたかったのよ)



そんな本日。
もちろんのこと、街中も夏真っ盛りでありました。

ブライアント・パークでは何と。


上半身裸の男性が?


ノンノン


もう一度。


ほら、このテーブルらしき台と、
オレンジ色のTシャツを着た男性が持つ
しゃもじのようなラケット…


って言ったら???


卓球!?


ピンポーン
正解です。


寒いことは承知で、すっとばします。




こちらでも。
ビジネスマン、袖をまくり上げて軽快なスマーッシュ。
お昼休みか―?いやいや、これ確か3:00PM頃だけど?


そーなんです。



今、ブライアント・パークでは無料で卓球ができます


野外卓球。。。
言われてみると、やったことないなぁ。

…って方、多いのでは?


温泉卓球もいいけれど、たまには。
太陽の光を浴びて、緑を感じて…

「ブライアント・パークで卓球をする」

晴れた日のオツなニューヨークエンジョイ法、
またひとつココにみっけ!



もう少しするとここには、
水着姿のニューヨーカーが日光浴をしに集まってくる




半袖を通り越して、タンクトップ&キャミソール姿の人が多かった本日



暑さにマケズ、チューリップも咲いており


初体験!“氷上の格闘技”観戦

2010-02-11 06:47:41 | スポーツ

予報されていた「ストーム」にふさわしく、吹雪だった。
あたたかい部屋の中から雪が降る(吹雪だったけど)のを見るのって、
結構いいもんです


今年最初の吹雪、予報されていた通りほぼ終日降り続けていた。
しかも結構激しく。
友人たち曰く、本日は休みになった企業も多いとかで。
日本人の感覚だと、信じられない~!ってなる。
学校ならまだしもねー


この雪にふさわしくか
カナダオリンピック開幕にふさわしくか…
冬を満喫するにふさわしいスポーツ観戦をしてきた。


それは、アイスホッケー。

はっきり言って、多くの日本人にとっては馴染みがないのでは?

あ、でも、こんなこと言いながら今ふと思い出したんだけど、
数年前(もっと前?)、木村拓哉主演の月9ドラマ「プライド」は
アイスホッケーが舞台となっていたよね、そーいえば。
私ちゃんと見ていなかったのだが。



「氷上の格闘技」とも言われるアイスホッケー。
確かに、アイスマンたちが激しくぶつかり合うあの姿には
いろいろなドラマも含まれている気がする。


アメリカでは、
NHL(National Hockey League(ナショナル・ホッケー・リーグ))
として親しまれているスポーツ。


一般的に、

MLB(野球)
NBA(バスケットボール)
NFL(アメリカンフットボール)
NHL(アイスホッケー)

の4つは“アメリカ4大スポーツ”と呼ばれている。


アイスホッケー。
もちろん存在自体は知っていたし
ニューヨークにチームがあることも知ってはいたが、
自分で観戦しようと思ったことがなかったし、観戦する機会もなかった。


だが、今回日本からスポーツ好き(しかもアメリカ4大スポーツ好き)な
お客様がいらしており。
何とその方、あのスーパーボウルをマイアミまで観戦に行ったというツワモノ。

マイアミまで行くのなら…と、日本に帰る前にNYにも足をのばしてくださった。
NY滞在2泊という短い期間ではあったが、
その間に何かやっている試合があれば見たいということで…。

アイスホッケー観戦!というわけ。
私もこんな機会がなければってことで、参加。


ニューヨークには、レンジャースとアイランダースの2つのチームがある。
レンジャースの本拠地は、かの有名なマディソン・スクエア・ガーデン(NYC内)。

一方、同じニューヨークでもロングアイランドを本拠地とするのが
そのままの名の、アイランダース。

チームのファンというよりはむしろ、
マディソン・スクエア・ガーデンでの試合を見てみたいということもあり、
レンジャースの試合があればよかったのだが、
あいにく日程が合わず。

幸い、アイランダースの試合がちょうどよくあったので、
そちらを観戦することに。


初めて足を踏み入れるアイスホッケーの試合会場。



いつもテレビニュースのダイジェストで見ているあの景色と同じだ~
景色もそうだけど、響いてくる音も生ならではだ~
と、何かと感動。


そんでもって更に感動なのが、自分の席。
何とイチバン前、選手のベンチの真後ろ。


平日夜、しかも現在チームが強くないため、
チケットは手に入りやすい。
試合日が近くなるにつれ、チケットの値段は安くなることが多い。


試合開始まで30分ほどあったので、スタジアム内をうろつく。



応援グッズもイロイロあった


アイランダースのテーマカラーは、紺とオレンジ。
このコンビネーション、キュート。
何かで見たな~と思ったら、BEAMSもそうだった?

アイランダースのユニフォームに身を包む地元ファンが
結構いた。



試合前の選手の練習を生で近くで見られるのも、嬉しいポイント


スタジアム散策を終え、自分の席に戻ってみたら。

選手がシューティング練習をしており、
それを夢中で見る子どもたちが自分の席の前にいた。



彼ら、必死に選手の名前を呼んでいる。
ガラス越しに

きっと大好きな選手なんだろうな。
「こっち向いてよー」と、
みんなしてガラスをバンバン叩きながら叫んでる。

何だか愛らしい光景であったため、
「エクスキューズ・ミー」と割って入るのをちょっと待っていたら、
さすが年上兄ちゃん(一番右)。

私が席に座りたいことを察したか、左にずれろと皆を動かした。
それでもその場所を立ち去るのはおしいらしく、
選手が練習を終えるまでずっと張り付いていた。



ミラー・ボウルが回りだし、いよいよ試合開始


肝心な試合、
コレが、想像以上に楽しかった。
(もちろん、ファンにとっては対戦相手やチームの強さ(順位)
によって大きく変わるのだろうけど)



ルールはそこまで難しくない。
(サッカーのように、ゴールに球を入れると得点(ゴール前にキーパーがいる))


そして、ものすごい速さにびつくり。
速くて目が追いついていかない…そしてこの速さ…
無酸素運動のため選手がめまぐるしく変わる。
ある意味その選手交代も神業。



国歌斉唱はゴスペル調(?)であった



自分の席からの視界。
ちなみにコレ、ズームしているわけではなくホントにこんなに近い


目の前に選手が座っているベンチ(客席との間にガラスの壁はあるが)、
好きな選手がいる人には、たまらない席だと思う



選手交代も目の前で見られる




試合前には、埋まっていない席が多いな~と思っていたが、
試合が始まってみたら結構な地元ファンで埋まっていた


ハーフタイム時に観客を楽しませるための、色々なサービスがあった。



真ん中頭上にあるスクリーンに、だれかへの「お誕生日おめでとう」の
メッセージを送ったり





氷を整えると同時に、アイスガールズが客席にTシャツやタオルなどを
客席に向かって飛ばす



目の前に来て、飛ばそうと



皆、欲しーいの図


ちなみに、今回のアイランダースの対戦相手は、ナッシュビル(テネシー州)。
競って面白いゲームだったのだが、
アイランダースが1点差で負けの状態で迎えた残り1分。。。


そこで、タイムアウトをとったアイランダースが作戦会議。


そんな様子も目の前で



…でその結果!?何と、残り11秒のところで
アイランダースがゴールを決め、引き分けに。

会場は大盛り上がり。


引き分けのため、延長戦(5分)をするもそこでも決着つかず


…となるとお次は、シュート・アウト(サッカーのPKみたいなもの)。
3回のシューティングで多く入れた方が勝ち。


1対1の戦い

しかし、このシューティングもお互い1/3のシュートを決め、
シュート・アウトもう1セット。

これで次入れた方が勝ちである…
というときに、見事!アイランダースがシュートを決め、



ニューヨーク・アイランダースの勝ちー



軽やかに舞うアイス・ガールズ(ギャルズって感じ)



いやー、面白かったこのゲーム。
初めて観てこんなに楽しめるとは。

引き分けから延長戦、さらにシュート・アウトの2ラウンドめまで引っ張るとは!

…にしても、アイランダース(地元)ファンのテンション、高いこと高いこと。
相当ゴキゲンな様子が伺えた。



こーいうのも、ホームで観る楽しさのひとつだよね


ちなみに。



本拠地である「ナッソー・コロシアム」はロングアイランドにある
マンハッタンから電車で1時間ほどの距離(結構遠い)、
…で、その駅からさらに車(タクシー)で約10分。
決して便利とはいえないところにある。
地元民ファンは皆会場まで車で来ていた



アイスホッケー。
これからちょっと気になる存在になりそう。

確かに生で見る「氷上の格闘技」は迫力たっぷりで
ゾクゾクするので、ハマってしまう女子が多いのも分かる気がする。

旬なオリンピック(面白いほどこちらでは取り上げられていないのだが…)でも
注目してみようかなと。


New Yorkがヤンキース色に染まった日

2009-11-07 18:26:52 | スポーツ

何度来ても飽きない、
私のNY大好きスポットの上位に入るGrand Central駅


冬が近づいてきています。
段々と寒さが「冬」モードになっています。
ただ今の気温、2℃。

さぶっ。


一気に冷えた本日だったが、
それを忘れさせるくらいアツかった1日でもありました。

平日にも関わらず、朝から街中がソワソワしていた本日。
ロウア―・マンハッタン~ダウンタウン界隈には、
とにかくすんごい人、人、人…人っ。

みーんな、ヤンキースの優勝パレードのために駆けつけた
ヤンキースファンである。

昨夜の時点では、
「せっかくの機会だし、行こうかな」
なんて思っていた自分だが、

完全に甘かった。


行こうかな、くらいでは無理だった。


今朝テレビを付けると、
すでに人が溢れかえるロウア―マンハッタンの様子が生中継されていた。

パレード開始時間は11:00AMにも関わらず、
9:00AM時点ですでに満員電車状態の人の集まりが。

早い人は、昨晩から陣取りしていたというからこりゃスゴイ。
よく考えればそうだよね。
ファンにとっては、生の選手みたいよね。

9:30AMに現地に着いた人は、
すでに人がたくさん過ぎてパレードの通路さえも見えなかったとか。



そのため、午前中はテレビ中継にてパレードの様子を楽しんだ。
松井選手、一番映っていたのではないかというくらい
ずっと出ずっぱり。

中継をしているキャスターから、パレードの観衆からの
「ヒデキ・マツ―イ」「マツ―イ」コールのスゴイこと!
嬉しいですね。

「マツ―イ」の人気はもちろん、
ニューヨーク・ヤンキースの人気のすごさを改めて実感。



あいにくパレードは生で見ることができなかったが、
その後マンハッタンへ出た際に、
ヤンキース旋風の余波を感じることができた。


Grand Central駅で地下鉄を降りた時点ですでに、
ヤンキースのTシャツだのユニフォームだのを着た人たちがうじゃうじゃ。
まるで、ヤンキース戦のある日のヤンキースタジアム駅かと思うほど。

待ち合わせをしていたメインコンコースに移動しても、
ヤンキースファンたちがいるいる。



いた




ギャルたちも





こっちも





そっちも





あっちも





まだ




More!




More,More!





More,More,More!






子どももたくさんいた





マツ―イファン発見





「ヤンキース!」だって。
ご機嫌だぜ




ヤンキースNo.1!





「パレードとっっても楽しかった。
あれは、仕事を休んで行った価値があったわ!」って。
清々しい笑顔でおっしゃっておりました。
今日は、何でもアリ!?



…とまぁ、夕方になってもGrand Central駅内は
ヤンキース色に染まりつつありました。

歴史的な1日!
日本でも「松井」コールはすごかったかしら。

またココで松井選手の姿が見られるといいですね。

第40回NYCマラソン開催

2009-11-02 16:24:55 | スポーツ

地下鉄駅構内で目をひくNYCマラソンのポスター



11月に突入。
昨日のハロウィンに続き、
本日もスペシャルなイベントが開催されたManhattan。

それはずばり、

New York City Marathon。



ここにも



NYCマラソンスポンサーのasicsプレゼンツでした


今年で第40回を迎えるNYCマラソン。
アメリカでもっとも有名なマラソンの大会であり、
市民はもちろん、外国からも多くの人が参加することで知られている。
ランナーの数は約4万人とか。


コースは、NYCを構成する5つの区(Borough)を通るようになっている。
スタートは、Staten Islandから。
その後、BrooklynからQueensに抜けManhattanへ渡り、
そこからさらにBronxへ渡って再びManhattanに入り、
セントラルパークでゴールとなる。



バス停にもこんな表示が


かつて生で見て感動したNYCマラソン。
今年もぜひ見に行きたいと思っていた。

本日はあいにく夕方まで予定があったため、
遅くなってしまったがゴールに近い
コロンバスサークル(セントラルパークの入り口)付近へダッシュ。

目指す現場へ向かうまでにもすでにゴールし終えたランナーたちを
たくさん目にした。


まだ間に合うだろうか。
地下鉄の駅を降りるとすでに暗い。

セントラルパークめがけ小走り…すると、
ライトアップされたコース発見。

さらに、ゴールを目指しもうひと踏ん張り走るランナーの姿も発見。
そこで私もダッシュ。



間に合った!



すでに片づけが始まっていたが、
まだ走り続けるランナーたちと、
その人たちを応援する沿道のギャラリーは温かかった。
私も一緒に見て応援した。



拍手でランナーたちを迎えるギャラリー


「あと少しだよ~!」
「よくやった!」

と飛び交う声援に笑顔でこたえるランナーたち。

足を引きずってい人も
杖を使っている人も
みんないい顔をしている。



ゴールまであと少しとなるコロンバスサークル角には
特設ステージと中継モニターが設置されています



あと少し先のゴールを目指して進んでいくその姿は、
とても美しい。
そして同時に、そんなランナーたちからエネルギーをもらった。


やっぱり来てよかった、と思った。


ちなみに。
本日開催された第40回NYCマラソンの優勝者は、
2004年のオリンピック銀メダリストである
Keflezighi(男性)で、そのタイムは、2:09:15。


そんでもって、
彼が手にした賞金はなんと、

$200.000。

ん?
いくら?だよね。

つまりは、

約1,800万円。

まぁ。
驚きである。


通常、1位のランナーへの賞金は$130.000。

今回優勝したKeflezighiはそれに加え、
男性チャンピオンシップの賞金$40.000とサブテン(※)の賞金$30.000
がプラスされ、$200.000になったというわけ。


フルマラソンを2時間10分以内に完走すること


…というわけで。
イベント尽くしの今週末も無事に終了。

ちょこっとだけだったけれど、
生で感じることができた2009NYCマラソン。

いいエネルギーをもらいました。
来年(2010年)のNYCマラソンのエントリーはさっそく明日からスタートします。
東京マラソンも楽しみですね。



このTシャツを着た人が街中に溢れていました

New York出発への準備開始

2009-09-08 23:15:01 | スポーツ

西湘バイパス越しに見える大磯海岸。
どこからの眺めでしょう?


ついに明日、NYへの出発となった。
が、いつもの通り、今からパッキングである。

そんなに持っていく(返る)ものもないって思うでしょ?
でも、以外にあって、今更結構テンパり気味の、
どーも私です。

約1カ月お世話になった自分の部屋の掃除も中途半端のまま、
パッキングも中途半端のまま、
そーいうときに限ってテレビばっかり見ちゃって、
それでもおさまらなくて、
わざわざ「爆笑問題のススメ」のビデオ見だしちゃて、
いまどきVHSとか時代錯誤的で画像は粗いったらありゃしないんだけど
でも面白くて、
あっ、やべって思ったりしている。


というわけで、今から身支度始めます。




正解は、大磯ロングビーチでした。
人いないけど、開園前ではありませぬ


行ってきました、先日。
寒さに耐えて…大磯ロングビーチ!
お天気はイマイチだったけれど、最後の夏…満喫。



ウォータースライダーもガラガラ



フローライダーもガラガラ



ライフガードのお兄さん暇そうに



■大磯ロングビーチ■
http://www.princehotels.co.jp/pool/oiso/
9月13日までやってるよ☆