いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

ニューヨークの雪景色が美しいのは、降ってから1日足らず

2011-01-31 02:14:09 | New Yorkの街中で

出せない自転車、今ニューヨークの街中でこんな光景をよく目にする


出せないのは、自転車だけじゃない。
車もらしい。
街中に縦列駐車してある車の横には、見事な雪の壁が出来ていることがある。
除雪車がよけた雪がこーなった結果。

日本では雪国に住んでいたわけでないので、
これまで雪かきの大変さがイマイチぴんとこなかったが、
ここに来て特にこの冬は、雪かきという“大仕事”の大変さが分かったような。
あれは大変そう。


道路の雪はきれいになくなったものの、道のわきやそれ以外のほとんどの場所に残っている
雪は、もはや美しくも何とも。
当分なくならないだろう小さな雪山があちこちにできており、
そうかと思えば、また今週雪マークがいくつか。


雪が降った後半日くらいまでは
「美しい雪の街、ニューヨーク」だが、
1日も経てば、美しいと風情を感じるどころかその不便さにいちいち舌打ちしちゃう。
実際に、街中でそーいう人結構多い(特に水たまり付近)。




雪が降ったあとすぐの朝、特に太陽の光があたるときれい




オフィス街も雰囲気変わる。Grand Central駅付近




キャブから降りてくる人、足元要注意。こーいうのが厄介


ここまで雪が多いと、雪用のブーツ買おうか考える。
長靴は雪解けの水たまりにはいいが、何せ足先が寒すぎる。
つま先が凍えてしまいそう。

先日、つま先対策に“靴用カイロ”使ったのだが、全然あったかく感じなくて?
足裏に異物を感じただけ。
何だよ?って思ったら、消費期限切れだった。
やっぱ関係あるんだね。

当たり前か?



もはや“告知”になってない、連載記事の紹介です

2011-01-28 03:37:58 | 仕事&こぼれ話

雪かきをしない(しなくていい)人間にとっては、
こんな景色も「風情があっていいものねぇ」となる。
真夜中の2:30AMに、自転車で雪道の中をあぶなっかしく走るおじさんだって微笑ましく見えてしまう



完全に出遅れた。
もはや昨年の話になるのだが、「メトロポリターナ」(産経新聞社)での連載記事…。
2010年12月号。

12月号?
もう2011年1月終わるって言うのに?


完全に告知し忘れました。
あー、自分で自分の宣伝しなくて誰がしてくれる?
ばかめ、自分!


なので、遅ればせながら披露。



特集は、つながり続ける「想い」でした。
…っていう過去形で何を言っても無駄



…で、肝心な私自身の連載、12月のテーマはずばり。

“ニューヨークにおけるニッポンのラーメン”




本文中でも述べている通り、今ニューヨーク(特にマンハッタン)では、
日本のラーメン屋のオープンが目立つ。
やっと、「ニッポン」のラーメンが認識されてきたってことでもあるのかな。

中でもいまだに人気の一風堂。
週末は2時間待ち…って、コレ本当です。
実際先週の日曜も、あの極寒だった日にも関わらず、
開店と同時に1時間半待ち。


オープンから2年半経つ今でもこの盛況ぶり。
弱肉強食の街ニューヨークで、ここまでトップを保ち続けるには理由がある。

そのひとつが、お客様に「いいモノを一番美味しい時に出す」ということ。
そして、それは撮影のときでさえ。

ラーメンを撮るのには、最初の30秒が勝負だという。
その30秒で決められなければ、作りなおすと。

その30秒が一番おいしく見える姿なのだそうで、逆にいえば、
30秒経つとスープに油が浮き出てきてしまい、それはラーメンとして美しくないとのこと。

30秒経ったラーメンと50秒経ったラーメン、
何も言われなければ私の眼には同じように映っていたと思う。
がしかし、そこにこだわりを持ち、揺るがない信念があるからこそ、
お客を引き付ける一風堂なのだろう、ともふと思ったり。


ムショーにラーメン食べたくなるね。


あと、

※来月号(12月号)の“New Yorker's Life”で連載最終回となります。最後までどうぞお付き合いくださいませ。※


前回(11月号告知の際)、前述の通り、連載は12月号で最後と申し上げたのですが…

何と、現在もなお続いております。

↑ココ、しっかり売り込むトコロよね?

嬉しい限りでございます。
皆さまのおかげであります。
ありがとうございます。


…ということで、すでに1月号の配布日(1月10日)も過ぎているという。
終わってる。



気を取り直し。
次号は、2月号(2月10日配布)です。
また改めて告知しますが、引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。



metropolitana(産経新聞社)
東京メトロ駅構内における54駅、161ラックの専用ラックにて
毎月10日発行・期間限定(10~19日までの10日間。なくなり次第終了)で
配布されているフリーペーパー。
http://www.metropolitana.jp/index.html







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“知らぬが仏”は、あながち嘘ではない

2011-01-27 00:51:04 | 私の思ふこと

日大校友会NY支部での新年会にて。
永井先輩のお店「GOレストラン」ではこんなアレンジしてくださいました


また雪が降っている。
この雪の中、重ーい洗濯ものをかついでランドリーまで行ったというのに、
ランドリーのおじさんとも兄さんともとれない男性に、
目の前でガラスドアを閉められて、手でばってん印された。

何だと?

まだクローズ時間じゃないじゃん!ってガラスドア越しに抗議するもむなしく。
降る雪を指差して、「トゥモロー、トゥモローカム!」って。

しょーがない。
ここでは“お客様は神様”ではないのだから、さっさと帰るのが賢いかと。

ちって思いながら、洗われることなくそのままの重たい洗濯ものを
かついでもと来た道を戻り、アパートの入口に着く頃には
洗濯ものの上にうっすら雪が積もっていた。

その雪をはらっていたら、エントランスに靴下を落としていたらしい。
気づかず上に上がろうとしていたあたしを呼びとめてくれた男性に感謝。


とにかく、この冬は本当に雪が多い。
そして、寒い。

先週末はこの冬一番の寒さで、きっと私は今まで生きてきた中で
一番の寒さを体験したと思う。
5°というその華氏表示は-15℃で、何がびびるって、
体感温度が-24℃だとニュースで言っていたこと。

その極寒の日、マンハッタンに出ていたのだが、
もう、それはそれは寒いというか、外に10分いるのがやっと。
陽が当たっているところを目指して歩くも、それはなかなか簡単なことではない。

刺してくるビル風に、頬は完全なりんごちゃん状態で気づかぬうちに鼻水垂れてるし、
もう、できれば外にいたくない状態だったわけ。
寒過ぎて頭が痛くなる(風邪ひいて頭痛とは異なる)ってのを初めて体験したね。


そんな、この先も思いやられるような寒さを体感したわけだが、つい昨日。
そんな寒さもぶっとぶほどの衝撃の事実に、驚愕したこのあたし。


アサヒスーパードライに感動したのはつい数日前のこと。
おとなりの州、ニュージャージーにある日系スーパーマーケット「ミツワ」で$11.95で買って、
安い!イイ買い物したっって浮かれていたあの日。

なんだけど。
昨日久しぶりに足を運んだイースト・ビレッジの「サンライズマート」でね、
まったく同じモノがね、

$9.94で売られていたのよ。

一瞬どころか、10秒くらい立ちつくした。

うそぉおおおおおおおおおおん。

ショック。


何がショックって?
こっちの方が安いってことはもちろん、
このことを知らないで数日前に浮かれていた自分がショックというか、
この事実を知ってしまったからショックというか。


たかが$2ちょっとのことで、なんて器が小さいとお思いで?
ええ。


違うの違うの。
値段の問題じゃないのよ、何ていうか。

こーいうこと、よくありませんか?


前にテレビドラマの中の夫婦の会話で同じようなことが話題に出てた。
旦那が、妻に向かってのたまった。

「普段いろんなところで無駄遣いしているのに、どーしてスーパーごとの広告の品
 10円単位で違うだけでぎゃーぎゃーいってるのか、ホント女って分かんねぇ

と。
おっしゃる通り。

ホント、分かんないんだな自分でも。

おいしくもないコーヒーとか道端で買っちゃっているのに、
それよりも自分がスーパーで逃した$2分の“お得感”の方が“やっちまった”感が大きい。


…で、同時に。
そのドラマのセリフと同時に。

ちょうどこのあたしの状況とまったく同じことを言っていた記事を思ひ出し、
引っぱり出してきて読んだ。

せっかくなので、お読みになってみて?

↓コチラ


「R25」愛読者の方ならピンとくるかと。
そう、「R25」での高橋秀実さんの連載記事『結論はまた来週』です。
(ちなみに、この記事は2010年9/3-16のモノ)


あたしは彼の連載の大ファン。
毎回、ユニークな題材を面白い視点で「そー、そーなのよ」っていうことをすぱっと
言ってくれるところが大好き。

…なんて言っても、日本にいないから毎回読めないんですけど。
ぶー。
日本から知人・友人がこちらに来る際は、頼んでいる。


で、どーですか?
見事に、ドンピシャなこの話題。

高橋さんに、「もう、まさにこのことです!」とひとこと届けたいくらい。
皆さんは、こーいう経験ありませんかね。
きっと1回や2回はあるかと。

そんな、100~200円ごときに、しかもスーパーの品に
いちいちウダウダ言って、バッカみたい!
とか思う人がいるのも分かる。

けど、そーいうことじゃないっていうのを分かってくれる人が
いるということも、私は信じてやまない。


“知っていると損をする”ことって、何か他にもあるかしら?
考えて思い浮かんじゃうのもコワいから、考えすぎないのがいいのかも。


今の私に、レストランウィークより魅力的なもの

2011-01-24 04:00:24 | 

明日から始まる、NYCレストランウィーク。
NYC内の300以上のレストランで、ランチが$24.07、ディナーが$35というお値打ち価格で食べられる。
(どちらもプリフィックス)
普段なかなか足を運べないような高級レストランも参加しており、
この機会にお試し…なんて人は多い。
通常“2週間”で設定されているが、大概その期間は延長される…ことが多い


明日から始まります。
恒例の、NYCレストランウィーク
多くの人が、どのレストランに行こうかな~ってそわそわしている。
すでに予約済か。
人気レストランはすぐに予約が埋まってしまうらしい。


…っていう、
あんまりそわそわしてない感。

なのは、わたくし、今回のNYCレストランウィークに行く予定はなし!なため。
ノリが悪いー。


…というのも、
先月までほんっっっっっとに多かったレストランでの外食。
8月から12月までの約5ヶ月弱。

外食…であるが、正式には、レストラン取材と言った方が正しい。
制作時期が被っていたNYCガイド系の本4冊で、どれもレストラン特集があった。

当然、取材先はレストラン。
夏から秋、冬と季節2つをまたいで続いたこの長期戦。
取材したレストラン数は、70ほど(?)だと思う。

普段自分じゃ絶対に行けない(払えない)トコロも含め、
仕事を通してでなければ出合えなかったレストランは数知れず。

もちろん美味しいところがほとんどで、
それをひとりでも多くの人に伝えたい、そこに足を運んでほしいと思うから
私はここにいる。


…だけども。
正直、途中で胃袋がギブアップ寸前状態になったことも数知れず。
取材&撮影は基本、カメラマンさんと回るわけで、
たまに2人して無言になってしまうことも多々あった。

スケジュール上どうしてもしょうがないとはいえ、
一度、1日に4軒レストラン取材ってのがあった。


しかも。

DEL POSTO」 の次にすぐ「Bouley」という信じられない日もあった。
もし自腹でこんなスケジュール行ってたら、
あたしは間違いなく破産


フードライターさんって、これが毎日なわけで、
いろんな意味で大変だなぁとしみじみ思った。


…で、ようやく取材がすべて終わり、
日常の、庶民の食生活に戻った私は、普通の“ごはん”を楽しんでいる。

人間うまく出来ているもの。
いくら自分で作ったとしても家の味が飽きないし(誰かが作ってくれる方が美味しく感じるけど)、
ごはんとみそ汁と、冷ややっことか佃煮がおいしい。

今はとにかく、家で食べることがとっても楽しい。


あとは、やっぱり止められないB級グルメね。
舌もなかなか変わらないらしい。


あやしいアーケードの中にある中国人しかいないラーメン屋(手打ちラーメン$3.50~)とか、
タクシードライバー御用達のインディアンカレー屋(カレー$2.50~)とか、
チャイナタウンにあるお気に入りのビーフンの屋台(ビーフン$1.25)とか。

そーいうものを食べて、「あーおいしぃーーー」と感じるときの幸せと言ったら。
おそらく、“安くておいしい”ってのが余計にそう感じさせているのでしょう。
※“高くておいしい”は当たり前。高くてマズイもあるけれど。


そーいうわけで、明日からニューヨーク関連のブログは
「レストランウィーク」ネタで盛り上がること間違いなしね。


…っていうあたしを、KYとか言わないで?


レストランウィークに行かれる方、
ぜひぜひ、楽しんできて下さーい。



ビールを味わう楽しみはのどごしにあり

2011-01-23 04:20:32 | 私の思ふこと

42st-Bryant Park駅の階段を上り、地上に出ると同時に目に入ってくる
この景色がとても好きだ


数日前に買ったアサヒスーパードライを、飲んだ。
久しぶりに、それはもう、かれこれ1年以上ぶり(おそらく)に飲むドライ缶は、
想像以上にうまくて、自分でもびっくりした。

ここ最近「うまい」と思っていたビールは何だったんだ。
その“辛口”を味わった瞬間、ドライを楽しむ醍醐味が蘇ってきた。
のどごしの意味が、やっと分かったような気がする。

日本人でよかったと思うこと―
・生魚(刺身や寿司)を旨いと食べられること
・温泉を気持ちいいと思えること、その風情(例えば温泉卵とか)を感じられること
・飲んだ後のラーメンが美味しいと思えること

そして、もうひとつ。
・アサヒスーパードライののどごしを旨いと味わえること


心底思ったね。
ホント。

これ、日本にいたら気がつかなかったかも。

アサヒビールの人に、“お客様の声”として届けたいくらい。
想いはカタチにして伝えないとね。

…って、あたしは
誰に対しモノ申しているのかしら?



話それまくりだけど、
今も「キリン一番搾り」のCMって、役所広司が出演しているの?
って思ったら、気になる木だったので
サイト見てみたら。

ショーゲキの事実。
今、イチローなの!?


一番搾りのCMといえば、役所広司。
毎回おいしそーな旬の料理を食べながら…っていうインパクトが強すぎて。


そんでもって、役所広司は今エビスビールのCMに出てるとか!?
これまたダブルで驚き。

日本の“いま”を知るのって、テレビ番組はもちろん、
コマーシャル(CM)見ると、それはそれはよく分かるよね。
芸能ネタに限るけど。


雪のプロスペクト・パークで、ソリしたい

2011-01-22 01:41:19 | from Brooklyn

$100札ペーパーナプキン。
東急ハンズとかに売ってそうだけど。
そーいえば、1万円札のトイレットペーパーとかあったね。
ロウアーマンハッタンにある激安雑貨店で


“明後日また雪予報”と申したのは昨日。
だったが、その夜からしんしんと降りだした、またしても雪。

またしてもこの雪に対し、
「雪はもううんざり」「もう慣れたもんよ」「春が待ち遠しい」なんていう
ニューヨーカーのコメントがローカルニュース「NY1」で流れていた。




家の窓から。
長野の白樺を思ひ出す


しかも今日は、とてつもなく寒かった。
氷点下で寒いのはもちろん、だけどそれじゃない。

ニューヨーク(特にマンハッタン)はビルだらけ。
よって、街中は日陰なところが多く、寒さ倍増。

さらに厄介なのが、ビル風。
刺すように…というよりはむしろ容赦なく私たちの頬を耳を刺す風は、痛い。
痛すぎる。


ビル群はもちろん、この時季の

自由の女神(リバティ島・特にフェリー)、
ブルックリン・ブリッジ、
ハイライン

の観光は、帽子(耳当て)&手袋なしで行くと大変なことになります。
風が…



比べて、家の近所(ブルックリン)を歩いているときは、
そんなに寒いと感じないんだな。
雪もきれいなまま。


日が暮れかける時間帯。
とっても寒くて一刻も早く地下鉄の駅に入りたかったけど、
プロスペクト・パークの入口から雪景色が見えちゃって。

思わず引きこまれるように入ってしまった。



人気のなさがいい。
雪景色のProspect Park。
風のびゅーびゅーって音だけが聞こえる


こんなに寒くても、道路が半分凍ってても、
走っている人…ちらほらいるんですねぇ。


雪があるだけで、ホント景色変わるものね~。
普段見なれた風景が別世界。
それだけで楽しい。


もはやお尻から太ももにかけてかじかんでいるのが分かったが、
それでも、顔にあたる冷たい空気が気持ちいい。




さらさらのプチ雪山がいくつもあって、
遠くでは子どもがソリをしていた


ソリって、めっちゃ面白い。
大人になってからのソリが、たまらなくスリル満点。
(重さがあるので、スピードが出るったらありゃしない)

あぁ、ソリ遊びしたい。
誰か、ソリ持っている方いませんかね?

ニューヨーク、この冬雪が多いです

2011-01-21 02:43:28 | ニュース

いきなり、アサヒスーパードライとか何?って思うでしょ?

…っていうか、でかいし?

私の今日の買い物。
安売りだったから!
1ダースで、$11.95。
安い。

なぜ、こんなにもアサヒに食い付きがいいかというと、
アサヒは、こちら(アメリカ)で製造していない。
北米で製造されているのは、カナダのバンクーバーでのみ。

そのため、ニューヨーク市内のレストランや飲み屋でキリンやサッポロはよく見かけるが、
アサヒが置いてあることは少ない(ある場合は、他のビールに比べ高い)。

ビールは辛口&のどごし派という人にとっては、朗報ね。
少なくとも私には。

家の近くのスーパーで、ハイネケンなら常時同じ値段で同じ本数買えるけど、
アサヒスーパードライは存在すらしない。
こーいう、日々の小さな幸せが嬉しいってこと。




すでに約1ヶ月近く前のことになる(もうそんな前?)が、
ニューヨークは大雪で、それはそれは大変だった。

日本でもニュースになっていたので、
ご覧になった方も多いかもしれない。


街中の大混乱はもちろん、
ジョン・Fケネディ空港、ラ・ガ―ディア空港、ニューアーク空港と
ニューヨークの主要空港3つが2日間も封鎖するほどで、
それはそれは、すさまじいことになっていた。



新雪はいいんだけどね、見る分には



道路は、止まっちゃってどーしようもなくなった車たちが
“とりあえず乗り捨てられている状態”に




除雪車も追いつかない(マンハッタンへの対応は早かったが)
ブルックリンはもう、それはそれは一面銀世界


別世界にいるみたいで、ある意味神秘的だった。
サラサラの雪は、風が吹く度に舞い散って、これまた幻想的。

…と、そんなことを言っていられるのも数十分。
歩くのが大変。
地下鉄が走らないという事態。


歩くしかないわけで、雪で敷き詰められた道路を
ぞろぞろと歩く人たち。
もはや、車道とか歩道とか関係ない。


何か、この光景がとても貴重なものに思えてきて、
同時に面白くなってきて笑えた。

でも、この面白さを分かってくれるだろう人は、
少なくとも、そのとき必死で雪の中を歩いている人の中にはいなかったとみた。

皆、それどころじゃない。



もはや長靴…というか、雪ブーツでなと無理



大家は、自分の家や建物の前の雪かきをしないと罰金、
もしくはその前で誰か転ぼうものなら訴えられてしまうため、
雪かき必須であります




しかも、ちょうど年末の旅行シーズン。
旅行業で働いている私、日本へ帰れなくなったお客様といろいろ触れ合うことがあった。

そもそも、お客様誘導のためにJFK空港に向かわなければならなかった自分だが、
それがまた大変。

家からマンハッタンや空港に向かう手段がなく(地下鉄走っておらず)、
唯一走っていた地下鉄の駅まで1時間半かけて歩いて辿り着いたものの、
地下鉄は途中でストップ。

中途半端な駅で、強制的に全乗客降ろされる羽目に。
みんなの怒りマックス



家の最寄り駅を走っている地下鉄は、4日間運休



雪の中歩くって、なんて体力のいることでしょう。
1時間も過ぎると、汗とかかいてくるし?
でも、足元は所詮長靴だったので、つま先凍えるように冷たいし。

お客様の中には、
空港で2日間足止めなんていう、お気の毒以外の何物でもない方も。

しかも、こういうときの宿泊費(ホテル代)は個人負担だし(※)。。。
※天災など不可抗力の場合は、たいていそうです。必ず規約に書いてありますが、意識していないことが多い。
 経験して初めて…ってことだね。


…って、そんなこと言ってられないよ、だって帰れないんだからさ、ぶー。
っていうことも確かで。


3日ぶりに開いた空港でチェック・インする際に、
「今日は帰れますよね?」って聞いてきた方、
はっきり言って、目が血走ってた。


「祈りましょう。空の機嫌次第ですが、まぁ、この分だと大丈夫でしょう???」
って、答えるしかない。


結果、定刻より30分遅れたものの飛行機は無事に飛んだわけだが、
それにしても、2010年12月末の大惨事は忘れることないだろう。


もはや雪は珍しくないニューヨークだが、
あそこまでの大雪、“ストーム(嵐)”はここ数年なかったかと。


大都会とはいえ、東京に比べたらずっと“雪慣れ”はしているが、
何がイヤだって、マンハッタンはとにかく道が悪い。
ボッコボコの道路、溶けた雪≒泥水は行くところなく、
巨大な水たまりと化して、街中のあらゆるところにある。


水はけとか考えて造られていない道路。
これ、ホント勘弁だわ。
雨の度にも思うけど、ま、文句ばっか言っててもしょうがない。

こーいうことともうまく付き合っていってこそ、
リアルなニューヨーカーってことで。
めざせ、リアル・ニューヨーカー。



マンハッタンのど真ん中、オフィス街に突如現れるプチ雪山とか



早朝4:30AMだったか、人気のない街中はなぜかテンションア・ガール


12月末の大雪から、年明けても何度か雪が降っている。
あそこまで混乱するような大雪&嵐ではないものの、この冬は雪が多い…ニューヨーク。
早速明後日も雪の予報。

長いニューヨークの冬は、まだ…もう少し。


年明けて、今更ながらの必死な挨拶

2011-01-19 16:53:42 | from Brooklyn
2011年、明けましておめでとうございました。

もはや、遅ればせながら…なんて言うのも気まずい
本日1月19日(水)、ニューヨークより。

あまりにも放置しすぎたこのブログ、恐るおそるアクセスした。

ら、見事にそのまま!
当たり前だし?

Are you ready for 2011? 
なんて気取ったこと言っちゃってたこのあたし
自分が“not ready”なままであっという間に迎えた2011年。


こんなに放置の間にも、遊びに来てくれた方々へ
申し訳ない気持ちと、涙が出そうなくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。

大変申し訳ございませんでした。
そして、ありがとうございます。


2011年、すでに乗り遅れていますが、
これからマメに情報アップデートに務めたいと思いますので、
今後とも巌真弓を、どうぞよろしくお願いします。
恥を捨てての、2011年初自分売り込み。

必死。

自分で言うのも何ですけど、でも言っちゃう。

とっておきのストーリー、あります。
乞うご期待。
言っちゃった、自分へのプレッシャー。