いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

Doveでフリーマッサージ体験

2009-06-29 15:08:27 | 美容・健康

日本でもおなじみ「Dove」のブースが
突如街中(Lower ManhattanのSouth street Seaport)に現る!
その真相はいかに。



部屋の中にはダンボールが積み上げられ、
いよいよ引っ越し「っぽく」なってきた。

身の回りも片づけ始め、準備はOKなのだが…
しかし。

先週の木曜日。
引っ越し先のアパートを管理するマネージメントオフィスに行って、
部屋を見たいと言ったところ、
今は無理だと断られた。

もともと敷かれていたカーペットを(私の入居までに)
はがしてもらうこと、
キッチンの冷蔵庫とバスルームのタイルを取り替えることを
お願いしていた私。

引っ越し日は7月1日。
もうそろそろである。

入居前にそれらがどうなっているか見たかったのに、
入居まであと1週間だというのに、

「今はまだ床に道具などが散らばっているので」
という理由で断られた。

納得いかない。
「別に散らかっていてもいいから見たい。
 契約したのは私なのだから。
 サインもしたし、デポジットも払ったではないか」

と交渉するも、断られる。
月曜日に出直してこいだと。

は?
7月1日に入居なんだけど。
それまでには間に合うんでしょうね。
っつーか、間に合わせて頂かないと困ります!
と、再々度念押しする。

「We hope...」
だと。

うむ。
ま、よくあることだ。
めげてはいけない。

…ということで、
明日はしっかり部屋を確認できることを祈るばかりです。



さて。
冒頭に登場した「Dove」のブースですが。


こちら、新商品のプロモーションであった


ただ、単なる試供品配布やアンケートに答える…ってなもんではなく、
10分間のフリーマッサージときたもので。
(しかも、ちゃんと予約制)

これは、ちょっと面白そう。
ぜひ参加してみたいではないか。

ただし、昨日は予約がいっぱいで参加できなかったため、
本日は予約開始時間の11時にはブースの前でスタンバイ。
さすがに予約開始時間きっかりに「並ぶ」人はおらず。

一番乗りで予約が取れたうえ、すぐに施術に移った。



まるでデパ地下のような立派なカウンタースペースもあったり


マッサージとは言っても、キャンペーンの一環だから…
と特に期待はしていなかったのだが、
通されたのは、



ちゃんとした「個室」だったのでちとびっくり



リクライニングチェアの横には新商品たちがずらり


これら(新商品)を勧められるんだろうな~、なんてふと思いながら
椅子にもたれていると、マッサージを担当してくれる女性が現れた。


ハンドマッサージと肘の角質とり、最後に新商品を試す…
という3コースとのこと。

すぐさまハンドマッサージが始まった。


野外の特設ブースだということを忘れさせるような空間だった

たった10分ほどのことだというのに、
ちょっとウトウトしかけた自分がいた。

そんなタイミングで腕のケアは終了。
そして、最後に「お試し」をする新商品はこちら、


「Dove Ultimate Visiblysmooth wild rose」


分かりやすく例えるならば、
制汗デオドラント「8×4(エイト・フォー)」みたいなものだろうか。
(スプレーではなく、ロール・オンタイプが近い)
ただ、ご覧の通り、こちらはスプレータイプではないので、
直接脇の下に塗りつけるタイプである。

これから、夏に向けて…ですね。


さくっと「お試し」が終了すると、
新商品1つをプレゼントしてくれ、これにて終了。
(私は、wild Roseをチョイスした)


個室を出て、何かレクチャーがあるのか(新商品の説明など)
と思いきや。



特になにもなし。
キャンペーンのお姉さんたち「Have a good day!」だと


一番乗りだったし、
マッサージは結構気持ちよかったし、
新商品のお試し&1つゲットできたし!
ラッキー。


ちなみに、このプロモーションイベント。
New Yorkは本日が最終日だそうで、
明日からMiami、Philadelphia…と移動して開催されるとのこと。


アメリカ国内でこのブースを見かけたら、
ぜひこのプロモーションイベントに参加しみてください。
お得感大です。


ちなみに、

施術の時に配布されるタンクトップもプレゼントです。
こーいう非売品系(?)嬉しいですよね









Dunlin初の直営店がBrooklynにオープン!

2009-06-28 15:10:40 | from Brooklyn

マイケル・ジャクソン。
裸体だけど


スーパーマーケットの中で、
99セントショップの中で、
目の前を通り過ぎていく車の中から、
ラジオから…

「Bad」だの「Thriller」だの「I want you back」だの…
マイケル・ジャクションやジャクソン5の名曲が
ひっきりなしにかかっている、昨日より。



やっと、夏らしい陽気になってきたこの週末。
…だが、やはり雨の降らない日はない。
今日の夕方も、いきなりバケツをひっくり返したような雨、雨、雨。

そんなお天気雨が降り止み、きれいな夕陽が空を染める頃、
Brooklyn Williamsburgのとあるショップに向かった私。


到着した頃はすでに陽も落ちており。


すでにすごい人があふれていた



私が向かった先は、「Dunlin」(※)


Brooklyn発のラグジュアリーバッグブランド。
エッジーかつ機能的でユニセックスなレザーバッグは、
すべてNew York製。



米ヴォーグ誌も絶賛のDunlin初直営店がこのたび、
Brooklynに!
オープン!

ということで、本日はショップのオープニング・パーティーが
開催された。


すでにすごい人がおり、人をかき分けかき分け…店内に。


オープン・バーに、



生ライブも。



全然別のパーティーで会った人に再会したり、
「初めまして」ってご挨拶した人が友達の友達だったり、
これがパーティーのオモシロいところ。

そもそも、私がこのDunlinのオープニングパーティーを知ったのも、
つい先日、別のパーティーだった。

あるセレクトショップでのパーティーで知り合った女性。
その方がこのDunlinのデザイナー、志帆さんだったのだ。

嬉しいことに、今回「るるぶニューヨーク'10年版」の取材にも
協力して下さった志帆さん。
ありがとうございました。
(来月発行なので、お楽しみに)

ひとつのパーティーがこうして人と人、人とモノ、
人と仕事…を繋ぐことが珍しくない。
最近よく口にしている、縁ってやつですね。





うちっぱなしのコンクリートがいい雰囲気を出している店内





クラシカルな




内装も◎




少量生産なので、エクスクルーシブ感も満点




Roebling Tote Bag 



Crosbt Soulder Bag


これら以外にもいろいろなコレクションがある。
(ショルダーバッグ $750~、ボストンバッグ $950~)




「Dunlin」デザイナーの志帆さんとRamana


一見ハードに見えるのだが、
ショルダーやトートはフェミニンなライン、色使いで
男性・女性共に楽しめるアイテムが多い。
長く使えるのも魅力。
レザー好きにはたまらないかも。



日本のデパートや各ショップで取り扱いはありますが、
直営店はココ、Brooklynのみですよ。
ぜひ!




●Dunlin New York●

住所:263 S.1st St. (at Havemeyer St) Brooklyn
電話:(718) 915-6982
営業:木・金曜17~21時、土曜14~21時
http://www.dunlin.us/

※日本でも商品の取り扱いあり※
六本木ヒルズ内、新宿伊勢丹、池袋パルコ…etcにて(詳細はHP内にあり)


12年ぶりの再会は予期せぬNew Yorkにて

2009-06-26 16:14:55 | イベント

高校時代の友人、みわちゃんと一緒に。
偶然にも、New Yorkで、ばっっったりと、
12年ぶりに再会しました
(Central Parkにて開催されたJAPAN DAYにて)



先ほど日本にいる母よりメールが届いた。

「マイケルジャクソン死亡したね!知ってる?」

だと。

笑った。
別にこのニュースに笑ったのではない。

わざわざメールで。
しかも、…したね!って「!(ビックリマーク)」ついてるし。
力が抜けていくような笑い。
(分かるかなぁ、この感覚)

それだけ、世界のビッグニュースってことですよねぇ。


さて。
ドラマみたいな出会い、もしくは再会。
皆さんにはそんな経験があるだろうか。

例えば、
出会い(もしくは別れ)から数年後にいきなり道でばったりとか、
そーいう典型的なパターン。


ここ最近。
立て続けにそーいうことが私の身に起こり、
自分でもびっくりしている。

ニューヨークの日本人ネットワークは狭い…とはよく言われており、
実際その通りだったりもする。
友人の友人…と言って紹介されたら、実はその人私も知ってる~。
なんてことはよくある話。


がしかし。
そんな、よくあるニューヨークでの再会エピソードを覆す出来事、
嬉しい再会があった。
それが、みわちゃん(↑冒頭写真)との再会だった。


あれは1ヶ月ほど前。
私はCentral Parkで開催されるイベント「JAPAN DAY」の
当日インフォメーションスタッフになっており、
そのスタッフオリエンテーションを受けに
在ニューヨーク・日本総領事館へ行った時のことだった。


受付にて、名前とIDの確認をする。
ま、よくある受付ってことよね。

「インフォメーションスタッフの巌 真弓です。」

そう言って、私がIDを差し出したのとほぼ同じタイミングで。


リストにある名前をチェックしていた受付の女性が顔を上げ、

「真弓ちゃん!?美和だよ、覚えてる!?」

とのたまった。


あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!


「みわちゃぁーーーーーん!えーーー、何でいるの?何してんの?
ってゆーか、ここNYだよね。やだ、何で!? え?
総領事館で働いてるの!?………」

言葉にならない想い(実際に言葉になっていない)が
一気に溢れてきたのは言うまでもない。


その受付にいた女性は、何と。
私の高校時代の友人、みわちゃんだった。

しかも、私たちが同じクラスだったのは高校1年生のとき。
みわちゃんは2年生になると同時に休学してスイスの高校へ行ったため、
私たちと一緒に卒業はしなかった。

高校1年生というたった短い1年間だったが、
いつも一緒にいた仲…というわけではなかったが、
何かあるとしゃべったり、共に勉強したり…
そんないい距離感の友達だった。

みわちゃんは、私たちが卒業した翌年に同校を卒業したということは
同級生を通して聞いていた。

そして、その後。
2007年の12月くらいだろうか。
またしても同級生を通して、
「みわちゃん今New Yorkにいるらしい」
ってことは聞いていた。

ただ、お互いの直接の連絡先を知らなかったし、
そのときみわちゃんが本当にNYにいるかは定かではなかった。



そんなこんなで現在。
約1年間の日本での生活を終えて、
私は再びNew Yorkに引っ越してきた。
正直、みわちゃんと再会…なんてこれっぽっちも思っていなかった。


そんな矢先だった。
何という衝撃だろうか。
12年ぶり。
しかもNew Yorkで。


これはもう、「東京ラブストーリー(最終回)」の
リカとカンチの再会どころの騒ぎではない。


前回会ったのが、お互い高校1年生…
って、同窓会でもなかなかないよね。


オリエンテーション終了後、
そして、JAPAN DAY当日に、みわちゃんといろーんな話をした。


さすがに12年あると、何から話していいやら…というのが
正直なところだった。


みわちゃんは、やはりしばらくNew Yorkにいたとのこと。
ただ、しばらく日本やドイツにいたこともあったので、
ちょうど最近New Yorkで落ち着いているとか。

ちなみに、私が以前New Yorkに住んでいた時期は
みわちゃんはドイツにいたということが判明。

でも、いや、だから?
今!
このタイミングで会うべくして会ったのかもね。


結婚して(旦那さまも素敵な方だった)、仕事して、
スーパーウーマンというべく素敵な女性になっていたみわちゃん。
現在は、主にブロードウェイミュージカルのアメリカ⇔日本との
コーディネートをしているとのこと。

正直、
かつて高校の図書館で一緒に勉強していた友達と
今、New YorkのCentral Parkで仕事だの人生だの…の話をしているのが
不思議な感じもした。
でも、それがとっても嬉しいことだった。


一期一会って、本当にあるんだなと改めて実感。
めぐり合わせって、こーいうことを言うんだろうと思う。
予期せぬ嬉しい再会に、ハッピーな今日この頃です。

皆さまも、1日1日の出会(合)いをどうか、大切に。


…で、もう過ぎ去ったことではあるが、
イベント「JAPAN DAY」の様子もちらっとさくっと。


今年で3回目を迎える「JAPAN DAY」。
日本総領事館が主宰、各実行委員会が発足されて運営されている。

日本文化の紹介はもちろんのこと、
それらを通して、日米両市民の交流…というのが大きな目的とされており、
昨年は約4万人が参加したとのこと。

そして、3回目の今年はいかに。


とにかく広ーいCentral Park内、East Meadowで開催されたこのイベント。
今年の課題は、「エコ」となっており、
ゴミはすべて分別(日本式!)して捨てるような仕組みを作った。
(日本での分別が慣れている自分にとっては、
こちらの分別の「ゆるさ」にちょっと戸惑ってしまったりも…)




嬉しいことに、イベント当日はピーカン☆夏晴れ



こちらメインステージ。
メインステージでは、川嶋あい、オレンジ・ペコ―など
アーチストたちのライブが行われるほか、神輿だの空手だの…
「ザ・日本文化」ってな紹介もしたり



広いスペースだったので何とも言えないが、
人は多かった…ように思う


メインステージのほかに、イベント会場内には
日本文化を紹介するいろいろなブースが設置されていた。




こちらは、将棋ブース




こちらは、習字のブース



習字ブースには外国人の方が長ーい列を作っておりました。
自分の名前を書いたり、自分の好きな言葉を書いたり…



こちらは茶道。
実際に体験できる…というわけではなかったにせよ、
皆さん真剣にレクチャーを聴いている様子



こちらは、手織り。
日本人でもなかなか体験できることではないですよね


そしてお次はこちら。


この長ーい行列ですが、


いったい何の人気ブースかといいますと。



フード!


なるほどね~。
納得でしょう。
しかも、無料のサンプリングとあって、
そりゃこれだけ並ぶわなぁ~と更に納得…でしょう?

あ、フードのブースは味噌汁のほかに
牛丼、餃子、さぬきうどん…などがあった。



…とは言っても、この炎天下の中こんだけの人が並ぶのはすごい。
恐るべし、「食」のパワーよ



このように、日本の伝統的な文化の紹介、フード、
その他ゲーム、アクティビティ(ヨーヨー釣りだの歌舞伎ペインティングだの)、
スタンプラリー、ハローキティとの記念撮影…
といろいろなブースがあった。


日本総領事館が主宰しているからか、
あまり商業的なイベントではないので、派手さには欠ける気がした。

正直、もっと物販とかじゃんじゃんすれば(日本での物産展みたいな)、
在ニューヨークの日本人もかなり楽しめるのではないかとも思った。

せっかくこれだけのスペースと準備期間を設けてのイベントなのだから、
日本に興味のある外国人はもちろん、ニューヨークに住んでいる日本人にも
もっともっと興味を持ってもらえるような
魅力的な企画を考えられたら…と思う。




自分もイベントを楽しんじゃっていましたが、
一応(?)Informationスタッフとしての任務、無事完了!






私のKIMONO月間

2009-06-25 16:16:47 | ファッション

帯揚げの創作アレンジ。
リボン結びにしてみました


先日話題にした着物の整理はひと段落。
日本に比べ湿気が少ないことが救いというもの。

しばらく秋頃まで着ることのないだろう着物たちを見ながら
我ふと思ふ。

それなりに、自分なりに着物を楽しんだここ数カ月だった。

着付けを習ってすぐにNYに引っ越してきたことで、
忘れないように忘れないように…と
意識していたからかもしれない。

がしかし、それにしても、
なるべく着物に触れることや着物でお出かけの機会を増やすように心掛けーの。
下手だろうと初心者だろうと着てナンボのものでしょうと思って―の。

こちらに引っ越してきて4ヵ月弱だが、
ここ最近は特に、私にとっての着物月間となった。

着物ファッションショーだのセミナーだの桜祭りだの…
着物に関わるイベントに参加できたことも大きかった。
これが「縁」ってやつですかね。
と、ポジティブにとらえてみたりして。


そんな私の着物月間はというと、


着付け師のミナコさんと。
偶然にも私の着付けのSUMI先生と知り合いでびっくり。
(もちろん私はここで初めてお会いした)
(ニューヨーク・アスレチック・クラブにて開催された
和装クリエイタ―山口三恵子さんの着物ファッションショーにて)

この紫の着物は亡くなったばあちゃんがよく着ていたものだった。
紫が大好きだったばあちゃんのお気に入りだったよう。

私はこの着物を着ている祖母の姿を見たことはないが、
母がこの着物を着た祖母をよく見たと言っていた。

当時から60年(?)近く経つのだろうか。
今もこうして着られるという着物。
すごいと思う。

そりゃ仕立てたものではないからジャストサイズではないにせよ、
それでも。
ばあちゃんが着ていたんだなと思うと何だか温かい気持ちになる。
私にとってそれが一番大きい。


ちなみに、この着物は「錦紗(きんしゃ)」(※)というそう。
(SUMI先生が教えて下さった。SUMI先生ありがとうございます)

(※)
普通の縮緬よりしぼが細かく優美な品質が特徴で、
細糸で薄地に織った三越の縮緬。


続いてこちらは、


桜祭りの着物ショーに参加した菜穂子さんと依子さんと。
(着物ショーの打ち上げパーティーの会場にて)


同じくパーティーにて、


着物ソサイエティー代表、愛子さんのご挨拶



司会の由香さん



あたたかく指導してくださった茜先生



パーティー会場はChelseaのギャラリー街ど真ん中…
とでもいうべくビルの19階とだけあり、眺めはサイコーだった

子どものようにきゃっきゃきゃっきゃ騒いでしまった私。
だって、目の前にHadson RiverにChelseaの街並みが広がり、
挙句の果てには、陽が沈むところまで見られたのだから。



着物ショーに参加した人、そのご家族、友達…
いろいろな人がそれぞれにパーティーを楽しんだ



池端えみさんと。
花魁のときとはまた違った雰囲気(当たり前)、でも私服もステキ

●池端えみさんブログ
http://emiko.weblogs.jp/


見事花魁役を成し遂げたえみさん。
あの衣装は約20Kgもあるということで、
お父さま(加山雄三さん)からは
「20Kgもある衣装…ってそれをつけて歩くことができるのか?」
と心配されたそう(笑)。



着物ソサイエティースタッフのアキコさんとマイさん。
モダンな着物がよくお似合いです


Chelseaのギャラリー繋がり…ってことで、次はこちら。


行ってきました、草間彌生展開催中のGAGOSIAN GALLERYへ。
(この作品、ギャラリーの外、道沿いにあるの!)



日本からのゲスト!ゆうやくんと一緒に


巨大なスペースで大規模な展示を行うことで有名なGAGOSIAN GALLERY。
(草間彌生の展示は6月27日まで)


…で、Manhattan内にいくつかのロケーションを持つGAGOSIAN GALLERY。
同じChelsea内にもまだあり、そこでは…



ピカソ展が開催中!(だった)

もちろん、入りましたとも。
ピカソと言えば、小学校時によく行った「箱根彫刻の森美術館」を思い出す。
(また行きたいなー)

誰でも知ってる、知らない人はいないだろう超有名画家、ピカソ。
そんな彼の作品…約100点ほどが無料で楽しめるなんて
嬉しいではないか。

お金を払うのがイヤという意味ではないが、
でも、仮に日本の、例えば都内の美術館なり展示場で入場料2,000で
「ピカソ展」をやったとしても。

こんなに多くの作品をじっくり楽しめることはないだろうと思う。
さらに。
草間彌生にせよ、ピカソにせよ、あまり予備知識のない私に
分かりやすく詳細を説明してくれたゆうやくん、ありがとう。
そういうバックグラウンドを知ることによって、
より深く見られるようになる気がする。

とっても貴重な機会だった。


【GAGOSIAN GALLERY】
555 West 24th St. New York
電話: 212-741-1111
時間:火~土曜 10~18時

●ピカソ展示(すでに終了)
http://www.gagosian.com/exhibitions/2009-03-26_pablo-picasso/

●草間彌生展示
http://www.gagosian.com/exhibitions/2009-04-16_yayoi-kusama/


…で、この私たちの正装(と思っているのは自分たちだけ?)の
メインイベントは。


約2年半ぶりの…


Mr. Hardyとの再会でした


私が彼と出会ったのは約2年前。
ニューヨークにあるイサムノグチ庭園美術館にて行われた
ディスカッションの会場だった。

私は、「建築ジャーナル」の記事を書くために
そのディスカッションを聞きに行っていた。
http://www.kj-web.or.jp/gekkan/0701.htm


「萬来舎(※)の解体から現代建築の保存についてを考える―」
ざっとかいつまんで、大まかな題材はそれだった。

(※)
谷口吉郎とイサム・ノグチのコラボレーションにより
1951年に建設された慶鹿義塾大学内に作られた談話室。
惜しまれつつも、2003年に解体されてしまった。



正直、建築について専門知識どころか、
予備知識もなかった私は面食らった。

しかも英語だし。
しかもディスカッションだから色々な人がしゃべるし。


ディスカッション後、そんな状況の中で若干凹みかけていた自分に
声をかけてくださったのがHugh Hardyだった。
分かりやすく説明してくれ、その後資料まで送ってくださった。
感謝感謝である。


その後嬉しいことに、日本での萬来舎に関する各公演会に、
Mr. Hardyを呼ぶことになったのだ。

私はそのときちょうどNYにいたため、
日本でのMr.Hardyとの再会を果たせなかったが、
ひとつの出会いがこうして、
新たなカタチになるとは何と素晴らしいことか。
もちろん、そうなるまでには多くの人の努力があったに他ならない。


…で、その際(Mr.Hardyが来日した際)に、
主に彼のホスト役を務めたのがゆうやくんだった。


同じようにMr.Hardyとの再会を心待ちにしていたゆうやくんと共に
彼のオフィス(建築事務所)に向かったというわけ。



Union Squareからほど近いところにあるオフィス。
この界隈は歴史ある古い建物が多いのも特徴




エレベーターを出てすぐにあるオフィスのロビー


●H3 Hardy Collaboration
http://www.h3hc.com/


懐かしいような、つい最近のことのような…
不思議な感じがしたが、
またここNew YorKでMr.hardyと再会できたことを嬉しく思った。

みんなで外に食事に出た際、
Union Squareまでの道のりにある建物(建築について)を
ひとつひとつ丁寧に説明して下さったMr.hardy。

「言われなきゃ気がつかなかった~、でも言われてみれば納得~」
のようなことがたくさんあった。
こうやって街を歩きながらの社会勉強は楽しいもの。


着物から話がそれたが、そういうわけ(どーいうわけ?)で。

無理やり話をまとめるが。


特別に着物を着て●●をする…とかではなくて、
●●をするから着物を着る…とかでもなくて、
日常生活の中で「そうだ、着物着よう」って思い立っったから着てみる。
それで出かけたくなったから出かけてみた。

そーやってファッションのひとつとしての着物の楽しさを知った。

でもたまに、ちょっと特別なとき。
「今日はしゃん!としたいし着物着ようかな」
って思うこともあって。

いろーんな楽しみ方があってしかるべきだと思う。
そうでないと、楽しくないじゃない。

これからは浴衣の季節。
同じように楽しめたらと思う。



着物ショーを振り返り。

2009-06-23 17:05:22 | イベント

先日つけた半衿…ですが。
今までの着物はお休み期間に入り、
夏用着物や浴衣の出番です



引っ越しが7月1日に迫っている。
何気にあと1週間。

1週間しかないのか、1週間もあるのか。
私にとっては、後者だ。

がしかし。
今まで移動する際の「荷物」に関してすんなりといったためしがない。

ので。
気持ち、ほんの気持ちだけでも準備しようかと思いまして。
ちょっとずつ…片づけ始めた本日より。


さて。
かくして私、着物の小物を整理した。
洗濯はしてあったので、キレイにまとめて運びやすいようにね。
着物はデリケートですから。

6月だし(もう7月はすぐそこまでだが)、
もう夏なので(こちらNYはまだ肌寒い日もあるが)、
着物も衣替え。

…ということで、
今まで着ていた着物たちはいったんお休み。

なんだがその前に。
着物と言えば。
着物で思い出したが。
もう約2か月前のことになるのだが。

着物ショー。

前日に「本番を明日に控えて」なんて自分でフッたものの、
「お楽しみに」なんて言っちゃったものの、
その後何もレポートしていなかった。

ちーん。。。。。


今更ですが、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
brooklyn Botanic Gardenにて行われた桜祭りでの着物ショーの様子を…。
どうぞ。



2009年5月3日。
よりによって雨…だったが、雨ごときにウダウダ言ってはいられない。
雨天決行なのだから。

そして、本番の朝は早い。
8:00にUpper Eastにあるサロンに集合。
ちなみに、着物ショーの本番は17:15~。



メイクにヘアに…入れ替わり立ち替わり忙しく回転していきます



忘れてはいけない着付けも。
「こんなに大勢で早朝から振袖着つけなんて成人式みたいー」と皆口々に



茜先生は花魁メイクにとりかかっています。
なんせ時間がかかりますので



キッズもちゃんとヘア&メイクします


私は、8:00から着付け、ヘア&メイクの準備をスタートさせ、
10:00にはすべてが完了。

ただ、そこからが長かった。
振袖だからやたら歩きに出られない。
ましてや外は雨。

会場となるBotanic Gardenへは皆で一斉に移動する予定だったので、
とにかく時間をつぶすしかなかった。

そうは言っても、皆で楽しく話していればすぐに時は経ち…。
いざ移動!のときもあいにくの雨(むしろ強くなっており)。


…で、その移動。
皆で一斉に、地下鉄で移動だからびっくりでしょう。
着物(ましてや振袖も何人もいるのに~?)着て、
しかも30人近くが一斉に地下鉄?
って思うでしょう。

そーですよね。
出演者の私たちもたまげました。


なんですが、その日はNYCバイクレースがありまして。
NYCバイクレースとは、その名の通りバイクでレースすることなんですが。
Bronx、Manhattan、Queens、Brooklyn、Staten Islandの
5 boroughを自転車で走るレース。
参加者が多いので、その日は一般の車道も通行止めになったり。
NYCマラソンの自転車版ってとこでしょーか(あくまでもイメージ)。


もうお気づきかと思いますが。
そーです、封鎖されている道があるため、
タクシーを利用するにも確実ではない…。
ならば、確実な地下鉄を。ということで地下鉄での大移動決行!である。



サロンがあったUpper East Side、59st/Lexington av駅から
長旅のはじまりはじまり


ただでさえ振袖を着て地下鉄で移動は簡単なことではないのだが、
この日はあいにくの雨。

オーマイゴッド!である。
着物に雨…は、あってはならない組み合わせなはずだが。

どうしようもない。
ショーは開催されるのだから。

着物の上にカッパを着る人はもちろん、
上からからビニール袋を巻いたり、
布を巻いたり…
と、みんなで試行錯誤。



私も、裾を帯に入れ込み、その上からビニールを巻き…
この時点で結構体力消耗していました。
ちゃんと着物用カッパをお召しになっている純記さんとパチリ


日本では考えられないような光景…かもしれない。
でも、やらねばならないので、皆必死。




バラがモチ―フになった依子さんのつくり帯。
ヒダがキュートよね


何せ30人ほどが一気に同じ電車に乗るのだから、
結構スリリング。
っつーか、面白い。
学校の遠足みたい。



無事に電車に乗ったと思ったら、


若衆役のタクヤさんの目の前で、演奏が始まった

よりによって、囲まれるカタチで。
よりによって、若衆の格好のときに。

タクヤさん苦笑い、みんなクスクス笑い。

さすがにこれだけ着物を着た日本人が同じ車両に乗っていると、
「何かあるの?」だの、「何かのパーティー?」だの
外国人の乗客は興味津々に聞いてくる。

そりゃそーだよね。



みんなの様子を激写するせいこちゃん…も防水対策モードです



共にお稽古してきたみかさんとともさんと



あーだこーだ言いながらも、楽しかった地下鉄の道中だった。
無事にBrooklynまでは着いたものの、
駅から会場までは雨の中、かなりの距離を歩いたので
すでに足元は結構悲惨なことに。

しかし本番はこれから。
そんな想いだけが、みんなを支えているようにも思えた。
少なくとも私はそうだった。



雨で散りつつあったBotanic Gardenの桜たち


会場に入ってからはあっという間だった。
ステージ裏で待機しているときのワクワクとドキドキ。

そんなステージ裏。
皆が慌ただしく動き回るなかで、
ふと目を奪われるシーンがあった。

それは、


花魁(役)に紅を入れる姿―。

何とも妖艶なその姿に思わずため息がでそうだった。
茜先生が最後のひと塗りを終えるまでじーっと食い入って見てしまった。
言葉で例えようのない魅力がありました。



本番直前の花魁…役のえみさん




後ろ姿はこんな風になっています


ちなみに、この花魁の衣装は、
1987年に公開(東映)された映画「吉原炎上」で
実際に名取裕子さんが着ていた衣装だ。

さらに、この花魁の着付けやメイクには、
東映で長年、衣装や着付け、結髪、メイクなどをされていた
岡村和枝さんが京都から駆けつけてくださった。


さて、長かった1日だったが、メインはこれから。
やっと本番まできた。

あとは楽しむのみ!
やっとの思いで、「花魁道中&着物ファッションショー」がスタート。



ここでの花魁は、ただの遊女ではなく、
茶道や華道、和歌や琴、舞踊などの芸に優れ、
教養を持った最高級の遊女を表現しました


また、江戸時代に吉原の遊郭に存在した花魁は、
その後、印象派の絵画やその他さまざまな文化に多大な影響を与え、
日本の歴史に残る事実、文化のひとつともなっている。



花魁道中の次は、振袖チーム(?)のショーへGo!


雨でどうなることかと思ったが、
無事にショーが始まったことが何より



ソロパート。
ステージ前に出てきてアピールタイムです


始まってしまえばあっという間ってのが本番で。
桜祭りのトリだった花魁道中&着物ファッションショーは
無事に終わった。

結構冷たい雨だったにも関わらず、
多くのお客様がいたことにびっくり。
ステージの上からもその様子が分かった。

雨の中、わざわざ会場に足を運んでくれた友達にも感謝。
ありがとうございました。



寒い寒いと言いながらも写真撮ったり何だかんだフォローしてくれた妹と



こちらで振袖を着る機械なんてそうそうないと思っていたが、
まさかこうしてショーというカタチで振袖に触れ合えるとは。
想像以上に楽しく、勉強にもなり、充実した時間だった。

まだまだ着物初心者の自分だが、
もっと、更に、着物についていろいろ知りたいと思うきっかけにもなった。

そして、何よりも、
着物を愛する人たちと出会えたことが大きかった。
皆さんの着こなしやコーディネートを見ているだけでも
楽しく、勉強になる。

ここでの出会(合)いも大切に、
きっとまた着物を通してどこかで繋がれたら…と切に思う。



無事に終わったショーですが。
家に着くまでがイベントです。


家への帰り道。
ホームにて地下鉄を待つ…の図


さすがにスニーカーに履きかえました。
洋服に着替えたかったけれど、
あいにく会場には着替える場所がなーっし。
1秒でも早く着替えたいのを我慢して…ひたすら電車を待つ。

もちろん裾は帯に入れ込んでおり、
その(長襦袢)上にビニールを巻いています。


家に着き、一気に脱ぎ捨てた(まさにこの表現)ことは
言うまでもない。

そして、その後、
「よくやった!&酷使してごめんよ」と
心の中でお詫び申し上げながら振袖をケアしました。


以上、着物ショー報告終了!
長らくお付き合い頂きありがとうございました。


ビーチ気分が味わえるレストラン&バー

2009-06-22 16:12:27 | from Brooklyn

この季節になると、外のテーブル&ベンチで
ランチする人、読書する人、昼寝する人、おしゃべりする人…
いろいろな楽しみ方をする人がいます。
(ブライアント・パークにて)



昨日のCOACHのサーフボードの話題から、
サーフ繋がりということで、
本日は、

サーフ気分を味わえる素敵なレストラン&バーをご紹介。


その名も、

「Surf Bar」。

そのまんま。
東。


私の最近のお気に入りバーでもあるこのSurf Bar。
まるでビーチ沿いのレストラン&バーにいるかのような雰囲気が味わえる。


…で、気になる場所はといいますと。


BrooklynはWilliamsburg。
そのエリアのメインストリートでもあろう、
Bedford Avからちょっと入ったところにある。

地下鉄Lトレイン Bedford Av駅を地上に出てすぐ、
N.6th St.を西に向かってちょっと歩くと…


このサインが見えてくるはず


ご覧の通り、まぎれもなく、こちらが「Surf Bar」でございます。



なんとなくポリネシアンなテイスト。
サーフだから当たり前か?



中のテーブル席も見えて、入りやすい雰囲気が◎



では。
いよいよ中へ入ってみようか…



あら。
中へ入ってまずびっくりするのは、足元。

ご覧になってみて。
見えるかな。
床(地面)には砂浜を思わせるような砂が敷きつめられている。



こういうスタイリングも雰囲気を作り出す重要な要素よね


店内はテーブル席(奥はテラス席にもなっていると
バーカウンターがあり、どちらでも食事&お酒が楽しめる。


そして、何といってもこのSurf Barのポイントは、
豊富なシーフードメニューにあり。

アーンド。
ビーチにぴったりのカクテル
(マリブだのブルークラッシュだのピナコラーダだの)も充実している。



カクテルの種類が豊富なのもうれしいよね


…そーいうわけで、今回は、
お店イチオシのメニューを出しちゃいます。



手前より、rilled Squid Salad(グリルしたイカのサラダ)$10、
Robster Roll(ロブスターのサンド)$15に、
カクテルはMojito(モヒート)$8を添えて


このロブスターロールのロブスターのぷりぷりしたことと言ったら。
思わず「おいしぃ~」ってでちゃいますから。

ちなみに、モヒートは希望すればフローズンにもしてくれます。



こちら、マネージャーのHeninさん。
メニューのチョイスに迷ったら、ぜひ彼に聞いてみよう。
気さくに答えてくれるはずだから


このSurf Bar、3年ほど前に一度友達と入ったことがあった。
そのときに、サーフテイストが珍しいなぁと思ったことは覚えていた。

それ以降特に足を運ぶこともなかったが、
今回改めて入ってみてその魅力を再発見したような気がする。

自分は海好きだからなおさらなのでしょうか?


New Yorkには、オシャレなカフェ、バー、レストランが
数えられないほどある。
今回紹介しているBrooklynエリア、このWilliamsburgとて例外ではない。


確かにどれもステキでハイセンスなのだが…
その中で、自分のお気に入り-マイフェイバリットを
見つけるのはそうそう簡単なことではない。

贅沢なことだが、選択肢が多すぎるというのも結構大変なことだ。


私自身、新しいところを発掘したいという思いがあるため、
レストランやカフェを選ぶ際は、
「自分が今まで行ったことのないところ」
を挑戦するよう心がけている。

もちろん失敗もするが、それも楽しいもの。
それでも、そうする中で、
自分のお気に入り―どうしても足繁く通ってしまうところ
ってのが自然と出てくるものだ。


そして、さらに今回、私は気が付いた。
一度足を運んだことのある場所でも、
時間を置いてチャレンジしてみると、結構新たな発見があったり。


本にも音楽にも画にもスポーツにも…
何にでも言えることなんでしょうけどね。


Surf Barが新たなお気に入りスポットになりました。

海好きのあなた、
ちょっと一風変わったレストラン&バーを…と思っているあなた、
Williamsburgでバー探しているんだよなぁっていうあなた、


ぜひ一度、Surf Barをお試しあれ。




■Surf Bar■
住所:139 N.6th St. Brooklyn
電話:(718)302-4441
時間:12:00~23:00
  (金曜~0:30、土曜11:00~0:30、日曜11:00~0:00)
http://brooklynsurfbar.com/

※週末はプリフィックス($12)でブランチ(11:00~16:00)もあり






そうだ、ミュージカルを観よう

2009-06-21 14:32:56 | アート

COACHの…サーフボード!
夏はもうすぐそこまで…


いいかげんは良いかげんとはいいますが、

いいかげん、

このはっきりとしない
降ったり止んだり…
基本的には曇り空

の天気が続くこと1週間ちょっと…

には、ぱっとしません。

もう7月まであと2週間ないのに、
すでにBGMはサザンばっかりで夏・湘南モード全開なのに。

なんだよ~。
昨日もジャケット着用だよ~。
街にはいまだにダウン着用の人いるよ~。


ま、おかげで読書漬けの日々を楽しんでいますが。
本だの雑誌だの、たまにYou tubeだの…
いろいろ見ていたら、ふと思った。

ミュージカル観たいなぁと。


話題になっている作品のことはよく耳にするものの、
こちらに引っ越してきて、まだ何の作品も観ていない。

生活する(旅行ではなく)と、
「ミュージカルを観る」って、身近なことではない。
それでも、Times Squareの辺りを通れば、
シアターディスクリクト(ミュージカルの劇場が集まった界隈)を歩けば、

あ~、今こんなのやってるんだ~、と思ったり。

チラシだけもらいに劇場窓口まで足を運んだときに
劇場内から漏れてくる音楽だのセリフだの(公演中)が聞こえて

あ~、何かこのワクワクいいよな~、と思ったり。


そーいうことで、ここ最近話題の。
私個人的にも観たいブロードウェイ・ミュージカルをいくつか。


まずは、


トニー賞受賞した「イン・ザ・ハイツ」


●イン・ザ・ハイツ【IN THE HEIGHS】
マンハッタンのワシントン・ハイツを舞台に描かれた人情劇。
食料品店を経営する主人公は母の遺産に
に当選している宝くじを発見し、店じまいを決意。
ドミニカ共和国のビーチでのんびり隠とん生活をしようと計画するが…。
 オフブロードウェイからブロードウェイへの進出し、
2008年のトニー賞を受賞した話題の作品。

■リチャード・ロジャース劇場■
(Richard Rodgers Theatre )
所要:2時間30分
住所:226 West 46th St.
時間:20時(火曜19時~、水・土曜14時と20時、日曜14時と19時)
休み:月曜
料金:$41.50~121.50



続いては、


私の周りでもなかなかの評判の「ヘアー」


●ヘアー【HAIR】
 ベトナム戦争が続く1960年代に作られた反戦・反体制ミュージカル。
当時のヒッピー社会を象徴するロングヘアーの若者たちの正義感と葛藤、
その他たくさんの感情がが全編ロックによって繰り広げられる。

■アル・ハーシュフェルド劇場■
(Al Hirschfeld Theatre )
所要:2時間30分
住所:302 West 45th St.
時間:20時(火曜19時~、水・土曜14時と20時、日曜15時)
休み:月曜
料金:$37.00~252



続いては、こちらも話題の…



映画でおなじみ、「ビリーエリオット」


●ビリーエリオット【BILLY ELLIOT】
 人気映画「リトル・ダンサー」のミュージカル版。
主人公ビリーは、父親から「強い子になってほしい」と
ボクシングを習わせられたが、バレエの魅力に目覚めてしまい…。
ビリーの一途な姿、ビリーを取り巻く家族、友人、バレエの先生)の
温かな姿が魅力の作品。

■インペリアル劇場■
(Imperial Theatre )
所要:3時間
住所:249 West 45th St.
時間:20時(火曜19時~、水・土曜14時と20時、日曜15時)
休み:月曜
料金:$41.50~351.50



続いて、こちらも人気作。



多くの人に愛されている名作、「ウエスト・サイド・ストーリー」


●ウエスト・サイド・ストーリー【West Side Story】
 1957年の初演から世界各地で上演され続けている人気作。
ニューヨークのダウンタンを舞台に繰り広げられる悲劇のラブストーリー。
名曲の数々とエネルギッシュなダンスには圧巻!

■パレス劇場■
(Palace Theatre )
所要:2時間45分
住所:1564 Broadway
時間:20時(火曜19時~、水・土曜14時と20時、日曜15時)
休み:月曜
料金:$37.00~252



ニューヨークが舞台になっている作品もちらほら。


ご存知かとは思いますが、チケットは。

劇場窓口、もしくは、チケット・エージェンシー(※)を利用する…。


(※)
・チケットマスター
http://www.ticketmaster.com/

・テレチャージ
http://www.telecharge.com/


日本のチケット代行会社もあります(料金は割高ですが)。

・JTB海外エンタメチケット
・JALワールドガイドプレイガイド


作品にはこだわらないけど、安く観たい!というならば、


「チケッツ」にてお求めになれます


おなじみ「チケッツ」では、
演目にもよるが、正規料金の35~50%offで購入可能。
その日によって購入できる演目と料金は変わるので、
購入前に要確認を。



タイムズスクエアに生まれ変わった「チケッツ」。
新たな観光名所となりそうです


さらに安く観たい!という方に、+αの情報として。
公演当日に劇場窓口で「ラッシュチケット」を
ゲットするという手も。

ラッシュチケットとは、
当日劇場窓口だけで発売される枚数が限定されているチケットで、
通常は公演当日にボックス・オフィス(劇場窓口)が開いてから販売される。
(だいたい$20前後で観ることができる)


ただし、

朝早くから並んでいる人多い。
1人2枚まで等枚数が限られている場合多し。
窓口でほとんど現金しか受け付けない。
ラッシュチケットの対象は学生のみである場合が多いので要確認。

…と、それなりの条件があるので、
確認したうえでラッシュチケットゲットに励んでくださいませ。
$20…と思ったら頑張れる…!


夏を目前に…海!
の前に、ミュージカル…。

ラッシュチケットに足を運んでみようかなと思ったり…です。



COACHのウィンドーディスプレイもすっかり夏模様

大切にしたい、一期一会

2009-06-20 16:44:42 | イベント

日大校友会NY支部・総会記念写真
(コーネルクラブにて)


本日コーネルクラブにて、日大校友会NY支部の総会があった。
簡単に言うと、
NYにいる日大(日本大学)の卒業生が集う同窓会(の総会)である。

同窓会とて、同期が集まるだけの会ではない。
卒業年も学部もバラバラ。
ただでさえ学部が多い日大は、
学部それぞれが単体の大学のようなもの…。

なのだが。
こうしてニューヨークで、同じ大学を卒業した「先輩」に
出会えるというのは貴重なことである。

同世代、世代の近い先輩ならまだしも、
世代の異なる先輩(大先輩!)に出会える機会、
しかもこれだけの人数が集まることって、
日本ではなかなかないことではなかろうか。

ちなみに自分、
日本大学 芸術学部 放送学科を卒業しました。
大学4年間はダンス(部活)漬けの毎日で、
学科の勉強はほとんど…
学科の友達もほとんど…
卒業も危うかった…ですが。



今回の総会は、今年の春(4月29日)に
平成21年度春の受勲(※)を受賞された米塚義定さんの祝賀会も兼ねていた。

(※)
国家又は公共に対し功労のある人、
社会の各分野における優れた行いのある人などを表彰するもの。
天皇陛下より受勲される。



人は年齢ではないとは言いますが、
74歳という年齢を感じさせないエネルギーの持ち主、米塚義定さん。
NYの柔道指導のみならず世界の柔道界で活躍されています



私自身、ひょんなことからこの会にお誘い頂き、
この会を通して多くの先輩との新しい出会いがあった。
ニューヨークでなかったらきっと出会ってなかったろう人も数々。

活躍されている先輩方―その中には、
私が生まれる前からNew Yorkに渡っていらっしゃる方も
少なくない。
そんな方たちのお話を聞けることは貴重だ。


出会いの可能性が無限にあるニューヨーク。
もちろん、ニューヨークに限ったことではない。
どこにいたってそう。

要は、自分の心の持ち方次第なのだとは思う。
どれだけ新しい出会(合)いに対してオープンマインドな姿勢でいられるか。

一期一会、大切にしていきたいものです。


そんなことを改めてふと考えていた本日の会の2次会会場にて。
偶然にも。

着物ショーで知り合った舞さんにばったり再会。

そんでもって、そこに同席していたのは、
これまた偶然…2年ぶりに再会する
お友達のうめちゃんとトーマスさんではないか。

なんでぇ~。
叫んだのは言うまでもない。

びっくりと嬉しいのとで、涙がでそうだった。


ミラクル起こる。
いや、ミラクルは起こすものなのかも…しれません。

一期一会。
大切にしてきたいものですね。


ミュージアムマイルでのプチ災難

2009-06-19 15:00:33 | ニュース

メトロポリタン美術館(通称MET(メット))
いわずと知れた、New yorkを代表する美術館のひとつ。
特に週末は、世界中からの観光客で賑わっています。



ご無沙汰していました。
気が付けば、もう6月も半ばを過ぎ。
もう上半期終わりじゃん。

6月って確か衣替えの時季よね?
こちらニューヨークは、いまだ15~16℃が続くうえ、
この数日は雨が多く何ともぱっとしない陽気。

雨が多いと言えば。

梅雨ですね。
(そーですね)

ここ最近は雨が多いので、ふと日本の梅雨を思い出した。
日本は雨降っているのかしら?

ジメジメの梅雨はイヤ(梅雨時期の雨の日の電車内は不快度120%)だけど、
シトシト雨の中の紫陽花なんかは風情があるってもんで。

鎌倉の明月院(紫陽花で有名ですね)を想いながら、
テンプレートにも紫陽花を登場させてみた。


…で、約1カ月の間。
いろいろな方から「ブログ更新していないけど大丈夫?」と
ご連絡を頂いたにも関わらず、放置のままで申し訳ございませんでした。

久しぶりにこの場所に戻ってきたという感覚と
またしてもシステム(ブログの?)がアップグレードされていて
多少戸惑っている私です。


何をしていたかというと、
これといって大きなことがあったわけではないのだが。


・日本からのゲスト、妹とゆうやくんが日本へ帰って行った。

・アパート探し(引っ越し予定)のために約10軒ほどのアパートを見た。

・なかなかいい物件が見つからず、もう見つからないのかな…と思っていた
 矢先に、ここだ!と思える物件に出合った。

・3月末から始まった本(ガイドブック)の制作が終わった。

・アパートの契約をした。

・日本総領事館にて、13年ぶりに高校時代の友人(在NY)に再会した。

・4月から始まったもう1冊のガイドブックの取材&原稿の締め切りの嵐。

・ルームメイトの1人が日本へ帰った。

・仕事を通して、友人を通して、イベントを通して…嬉しい新たな出会いがあった。



…というわけで、現在は、
観光ガイドブック「るるぶニューヨーク2010年版」の大詰め作業に
入っている最中。

…なんだが、
何だか他愛のない近況報告になりつつあるので、
忘れかけていたが、ちょっとしたプチ災難話で締めくくるとします。


つい最近でもなく、
そんなに前のことでもなく、
仕事の都合でメトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館…と
まわっていたあの日。

晴れていたので地下鉄は利用せず、
ミュージアム・マイル(※)を散歩がてら歩くことに。

(※)
アッパー・イースト・サイドの5th Ave.(80st~95st辺り?)
は美術館が多いことから、ミュージアム・マイルと呼ばれている。


歩きだしてものの10分もしないときに悲劇は起こった。
それは、グッゲンハイム美術館を出て約20メートルくらい
歩いたところでだろうか。


左足裏の感触が…

なんかヘン。
いつもと違う。


ふとのぞいてみる、自分の左足。


特に異常なし…?


…のように思えたのでまた歩き出す。

でもやっぱりおかしい。
ふにゃふにゃするような足裏。

と思ったらペタペタ&ズルズル音がする。
音の出先は、私の左足元。


ちょっと待て。
音のする先に目をやると。

靴のつま先部分から靴の裏地が剥がれかかっているのを発見。
あーあ、結構気に入っていた靴だったのに。
そんなことを思いながら靴をいじっていたら。


あぁぁぁぁ


見事にはがれていく私の靴裏よ。

こんなにもろいのかい?
っつーか、末期状態だったのかい?
自分よ、なぜに早くきがつかなかったのかい?


参った。
歩きにくいったらありゃしない。
剥がれかけの靴裏を引きづりながら歩くことさらに5メートル。

「Miss!」

後ろから呼び止められる声。
私?

振り返ると、
気の優しそうなおじさんが手を伸ばしながら近づいてくるではないか。

おじいさんは多くを語ることなく、伸ばしていた手を差し出した。
「これを使ったらいいんじゃない?」
そう言ってちょっと笑ったおじいさんのその手には、
1本の輪ゴムがあった。

あっ!
おじいさん、私のこの状況を分かってくれていたのね。
それを助けてくれるなんて、なんて素敵なんでしょう。
恥ずかしいどころか、嬉しかったことは言うまでもない。

私は頭を深々と下げながらお礼を言って、
(口ではThank you って言っているのに、
自然とお辞儀をしちゃうところが日本人だなぁと妙に納得&感心)
ベンチに座ってセッティング。



命綱となった1本の輪ゴム


セッティングっつったって、
ただ左足に輪ゴムをかけるだけですけど。

これでOK。
歩いてみると、何とも歩きやすいではないか。
おじいさんに改めて感謝しつつ、メトロポリタン美術館へ向かって歩く。

…歩くこと10メートルちょっと。

再び左足裏の異変に気が付く。
ん???

靴裏カバーがついに靴から剥がれてしまった。
(それまでは、かかと部分で少しだけくっついていた)
輪ゴムで固定しているとはいえ、そりゃ完璧ではないからね。

完全に分離してしまった靴裏カバーと靴を
さらに輪ゴムでつなぎ(これこそ命綱ってやつ?)、
再び歩き出す。


…歩くこと5メートルちょっと。

プチンっ。

って、もうお分かりでしょ?
命綱、切れました。


完全に剥がれてしまった私の靴裏と靴
(こんなこと(?)、METの前で記念撮影してみた)


おじいさんからの命綱はわずか15メートルの命だったけど、
でもそんなの関係…。
その気持ちが何よりも嬉しいではないか。

靴裏は剥がれてしまったけど、
まぁ、これもひとつの経験
(これが大切なお出かけの最中とかだったら凹むけど)。

その後どうしたかって?
剥がれた靴裏はMETの前のごみ箱にポイっして、
靴裏のない靴でその後ミッドタウンを歩き回りましたとさ。

残されたのはうすーい布だけなので、
コンクリートの地面の硬さが足裏に直に伝わってくる。
しかも左足裏だけに。

不思議と、途中で靴を買うっていう選択はしなかったのが面白いですが。

こーいうときの対処として、
バッグの中にゴムをしのばせておくのもいいかも…ですね。


…そんなこんなで、長くなりましたが、
こんなプチ災難もありつつの最近…

です。


お久しぶりですが、また引き続きどうぞよろしくです。



週末は特に多くの人が集まるMET階段前。
お昼を食べる人、待ち合わせする人、読書する人…
パフォーマンスも始まったりします(METの階段にて)