いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

この春注目、ブロードウェイミュージカル「エビ―タ」

2012-04-14 15:08:20 | アート

この春話題のブロードウェイミュージカル、「エビ―タ」。
現在、マーキース劇場にて上演中

ゴールデンウィークもそろそろということで、この連休にニューヨークにいらっしゃる方。
すでに計画は立てていらっしゃいますか。
いろいろ見どころありますが、この春話題のミュージカルについてちょっと。

ブロードウェイミュージカル、そーいえば先日。
女優の米倉涼子がこの夏、ブロードウェイの「シカゴ」にてデビューするとかで話題になったそうで。


なんですが、今日はシカゴではなく、「エビ―タ」。
もとは、1978年にロンドン(ウェストエンド)での公演から始まったこの作品。
アルゼンチンのフアン・ペロン大統領が政権を獲得する前後の時代が舞台になっており、
彼の2番目の妻でアルゼンチン国民に絶大な人気を誇ったエヴァ・ペロンの姿を描いたもの。
劇中に登場する「チェ」は、チェ・ゲバラをモデルにしたキャラクター。

ニューヨークのブロードウェイでは、ロンドン公演の翌年である1979年に初演。
初演の翌年、1980年のトニー賞では最優秀ミュージカル賞ほか7部門を受賞したことでも話題に。


私にとっては「エビ―タ」って、どうしても映画のイメージが強い。
マドンナとアントニオ・バンデイラスの。
しかもですよ?
確かあたしこの映画、学校の英語の授業で、しかも中学校の、いや高校か?どっちでもいいけど。
観た気がするのよ。

そういうときに観たものって、何でか未だに鮮明に残っていて。
当時はもちろん、ミュージカルがあったなんて知らなかったんですけど。
「マネー(お金)マネーマネー」ってお金をばら撒きながらのシーン(確か)で歌われる歌なんか
鮮明に残っており。

個人的な思いではいいとして。
今、30年以上の時を経てのブロードウェイ版「エビ―タ」再演ということで、この春話題となっております。
再演ということに加え、チェ役を、リッキー・マーティンが演じるということでも大いに。。。
チェをリッキーが。

私は観ていないので何とも言えませんが。


エビ―タに加え、「ゴースト」もミュージカルとなって話題をよんでいます。
すでにロンドンでの公演ではなかなかの評判だそうですが、
こちらの一番の関心は、幽霊をどうやって演出しているのか。


こちらも、映画「ゴースト~ニューヨークの幻~」でお馴染みの作品。
ラント・フォンテーヌ劇場にて上演(エビ―タを上演しているマーキース劇場のすぐ隣)。


この春ニューヨークへいらっしゃる方、これら2つのミュージカル要チェックでありますよ。



マーキース劇場は、マリオットマーキース劇場内にあります(タイムズスクエアど真ん中)


そうこうしているうちに、2012年のトニー賞発表(6月)もやってきますねーーー。

落書きともとれるそのアート、グラフィティ

2011-06-21 01:39:17 | アート

なんじゃ、こりゃ?と言われても無理ない…これは何だ?

ビル…なのはもちろんで、注目したいのは一面に描かれたグラフィティ。
メトロポリターナ1月号のコラムでも紹介しているので、細かい説明は割愛っ。
まぁ、よろしければそちらもご覧になって頂ければ幸いです。

…で、グラフィティを語る際にハズせないのが、グラフィティ・アートのメッカとも言える
Queensにある5Pointz
(地下鉄Queensboro Plaza駅から10分ほど歩いたところにあります)



どこを見渡しても



ひきこまれそうな画が


これらのグラフィティはすべて、この建物(工場)の許可を得て描かれたものであり、
勝手に描くことは禁じられている。

この工場に限らず、街中にグラフィティを描く際は警察やビルの管理団体の許可が必要とされているので、
興味のある方、くれぐれも気まぐれで描いたりしないようにご注意を。

日本でもお馴染みのポップアーチスト・奈良美智さんがニューヨークの地下鉄駅ホームの壁に
許可なしにイラストを描いたことで、NY警察に逮捕された…なんてこともありました(2011年2月27日)。




よく見ると、不思議の国のアリスのCheshire Catも


グラフィティアートは、マンハッタン、ブルックリンの各所でもお目にかかれるが、
ここまでスケールのデカイものはそうそうないんじゃないかと。
お散歩がてら、イーストリバーを渡って ぶらり途中下車&グラフィティを見る旅でもしてみてください。
(Queensboro Plaza駅は、マンハッタンのLexington Av/59 st駅からひと駅(5分程度)。詳細はMTA地下鉄マップ参照のこと)


運が良ければ、実際にグラフィティを描いている現場に遭遇するかも…

よ?






「ピカソ」好き、メトロポリタンへ急げ

2010-05-08 10:23:21 | アート

メトロポリタン美術館では現在、
ピカソ展開催中


久しぶりにクールな陽気のニューヨーク。
ちょっぴり雨だけど。
でも、こういうひんやり感もたまには。

そんな日は、
美術館にでもゆくがいい


前述の通り、現在METでピカソ展が開催中であります。

約300点もの作品が公開されているとか
初公開作品もあるとのことなので、見る価値アリアリかもね

ピカソ・ファンはもちろんのこと、
そこまで詳しくない…ってヒトでも、
「ピカソ」なら見ておきたいわってなるわよね。

そうそう、きっかけは…
何だってシンプルで結構。

百聞は一見に如かず
ですから?


ちなみに。
4月27日から始まったこの企画展、
8月1日までの予定

夏休みにニューヨーク訪問の方も、
要チェックね


■メトロポリタン美術館■
1000 5th Av.(82nd st.)
http://www.metmuseum.org
http://www.metmuseum.org/visit/general_information_japanese
(↑日本語案内はコチラ)


…で、せっかくMETに立ち寄るなら。
すぐお隣のセントラル・パークにふら~っとお散歩もいいでしょう。

METのメイン入口すぐ横…East81 st.から公園への入口があるのだけれど、
そこをふらりと入ってほんの2分くらい歩くと。



熊の像がお待ちかねしています

ひっそりと。
愛嬌のかけらもないように見えるけど、憎めないというか、
何かが目をひく。

センターべアに関しては、
スタンド・アップ

立つ熊。


彼ら、その名も

グループ・オブ・べアーズ。
そのまんま東


こんなんも見られます。




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路上で楽しむモザイク・アート

2010-03-31 04:09:58 | アート

夕暮れ時がイチバン美しいBrooklyn、DUMBO(※)からの眺め。
マンハッタン・ブリッジとチラつくエンパイア・ステイトビルがポイントよ


※DUMBO※
これまで幾度となく登場してきたが、
「Down Under the Manhattan Bridge Overpass」
の頭文字を取って、ダ・ン・ボ(マンハッタンブリッジのたもとって意味)。


ニューヨークでアートに触れたかったら、街中を歩くといい。

ミュージアムもギャラリーもいいけど、
生きたニューヨークのアートはストリートにある。

それは人の歌だったり演奏だったり、ダンスだったり
何かしらのパフォーマンスだったり…。

そこにあるだけ(静)でない、生きた(動)アートを楽しめるのは、
ニューヨークのストリート・アートならではだと思う。


つい先日、14th st, Union Sq.駅でLトレインを待っていたら。
ホームのどこからか、美しいアコーディオンの音色が
聞こえてくるではあーりませんか。


あら、いやだっ。
演奏されているノスタルジックなその音色、私の大好きな音楽だったわ。
映画「アメリ」で使われている『La Noyee』。
(アメリをご覧になった方なら、聴けば「あ~、コレ!」ってなるハズよ)

演奏していたのは、上品な雰囲気のおばさま。


鳥肌たったわ。
何ていうのかしらね、言葉にならない、肌で感じたあの感覚。

気がついたら私、おばさまの前まで歩いて行っていたわ。

立ちつくして聴きほれていたのと同時に、その数分間。
私は確かにパリのメトロ、ABBESSES駅(アメリの舞台となった駅)にワープしていたわ。

そんな素敵な演奏に酔いしれていたら、
L線がキンキンとスゴイ音を立ててホームに入ってきたもんで?
よりによって私、その後約束の時間が迫っていたので?

電車に乗らざるをえなくて。
もっと聴いていたかった。
演奏中だったおばさんに、私は口パクで「さんきゅ」と告げて
Lトレインに乗ったわ~。


その翌日も、翌々日も、一昨日も、
また彼女の演奏が聴きたくて。

14th st, Union Sq.駅、Lトレインのホームに足を運んだけど、
いなかったわ。。。

翌日は、クラリネットを演奏していた男性で、
翌々日は、ジャンべ(太鼓みたいなの)を叩いている男性で、
一昨日は、アカペラで歌っている(シャウトしている)男性で。

まさに、

あの日 あの時 あの場所で 君に…♪

ストリート・アートも、一期一会なのね…
と実感したわ。


あー、また聴きたいよぉーーーー。
そんなんで、ここ最近のBGMはもっぱら「アメリ」のサントラ。

Oh, I miss Paris!


…で、本題はというと。
「静」の方のストリートアート。

「動」がダンスや歌、演奏ならば
「静」は、壁画(グラフィティ)やオブジェなど。

その中でも、私のお気に入りのパブリックアートをご紹介。


場所は、East Village(イースト・ビレッジ)。
Astor Pl駅を出てすぐに目に入ってくるだろう…


キューブのすぐ横にある目を引くこのアート、
通称モザイク男と呼ばれるアーチストの作品です


メトロ3月号のメイン写真にも登場したこのモザイクアート、
イースト・ビレッジに住んでいる通称モザイクマン(男)と呼ばれる
アーチスト(おそらく現在90歳くらい)が創ったパブリックアート。


モザイクって、ひとつひとつを見るとバラバラなのに、
遠くから見ると、まとまってひとつのモノに見える。

それを象徴するかのように、
モザイクシティとも呼ばれるニューヨーク。

…確かにね。
ひとつひとつ(民族)はバラバラなのに、
交わることなく、争うこともなく共存している。



こちら、電信柱



信号機にも




あそこにも


この他にも、イースト・ビレッジ界隈のいろんなところにあります。
この辺りを歩く機会があれば、気をつけて見てみてください。

思わぬところにあったりします、このモザイク・アート。



ちなみにコレはゴミ箱



MPDでチャップリンと偶然の遭遇

2010-03-24 03:33:44 | アート

でっかい缶×2



マンハッタンのチェルシー地区はギャラリー街としてもお馴染み。
実際、チェルシーだけで200以上のギャラリーがある。

散歩がてら歩いていて気になる作品が展示されていたら、
ふらっと入って鑑賞して…
そんなことができるのも、チェルシー歩きの面白さのひとつ。


今日は散歩ではなく、仕事で歩いていたMPD(※)。


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MPD(Meat Packing District)
―ミート・パッキング・ディストリクト―
その名の通り、かつては精肉工場が集まっていたエリア。

現在はその倉庫や工場跡が改装され、
新しいブティックやレストラン、カフェなどが次々とオープンし、
すっかり“セレブ”な雰囲気のエリアに。

Sex and the Cityの4人のブランチ場所として一躍有名になった
フレンチ・ビストロ「Pastis」はココ、MPDのシンボルにもなっている。
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MPDはチェルシーより南西にあるのだが、
この界隈にもアーティスティックなニオイがぷんぷん漂う。
MPD独特の。


久しぶりに歩くMPD、石畳にレンガ造りの建物…
その雰囲気を満喫したい気持ちでいっぱいだったが、
霧雨がふっており、おまけに時間が迫っていたため、
いっぱいいっぱいの早歩き。


…だったんだけど。


私の目に入ってきたインパクト大のパネルらしき物体。




















アルベルト・アインシュタイン






ロンリーじゃなくて、
チャーリー・チャップリン


時計とにらめっこするも、
こういう偶然の出合いを無駄にしてどーする?
と思い直し、入ってしまえ。


扉を開けて中に入ったその瞬間。
即座に私は思った。

ぶらり途中ギャラリーインしてよかった、と。
(「ぶらり途中下車の旅」に掛けたかったんだけど、かすりもしていない)


めっちゃタイプ


言葉で説明するのも何なので、目で観て感じで…をおすそわけ。
たんとご堪能あーれー。



売約済み作品でした




チャップリンの横、ピンクのペンキが…
このピンクに萌えーーーーーーーーー



ビッグな缶の存在感



いろーんなアーチスト像をモチーフにしたアートずらり。
ヴィトンコラボでお馴染み、日本を代表するアーチスト・村上隆も




この画、ここ1年くらいの間でMPDを歩いた方なら…
見覚えあるかしら?


…そう、W13st.の壁画にペイントされていた(マドンナとアンジー)のよね。
…と思って、現場に行ってみたけれど、



あぁぁぁ、残念。
もう剥がされ…かけておった。
名残があるけどね



キャブもあった。
これ、実物の車。
これ買う人…家にキャブ飾っておくって…!!!


ものの10分くらい、ダッシュで観ただけだったが、
立ち寄ってよかった。
でも、もう1回、今度はゆっくり観に行きたい。

やっぱり、いいと思ったものは後で…じゃなくて、
いいと思ったその時に!だね。

次行った時はそこにあるかも分からない…
そんなハラハラがNYの街の至る所にある。
でも、そこが、常に変わり続けているNYの面白い所でもある。


実際、2ヶ月前に気になっていたMPDにあるイタリアンレストラン、
今日行ったら見事になかった。
4月オープンは…メキシカンレストランに乗っ取られるよう。


ギャラリー詳細はコチラ(↓)
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Mr.Brainwash presents Icons

415 West 13th St.

月~木 12:00~9:00PM
金・土 12:00~0:00AM
日 12:00~7:00PM

3月31日まで!

http://www.mrbrainwash.com/

このHP、作品のように素敵。のぞいてみる価値あり。
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チャップリンと言えば。


この作品、とても気にいったのだが



実は私、すでにリビングに飾ってあるの、



コレを。


家に遊びに来た人の多くは、普通にチャップリンだと思っていることが。
…んだけど、名前見て
「えー、これチャップリンじゃないの~!?」
って、時差アリで笑っている人…多し。


ちなみにこれ、宮川 大輔。


ジャズで楽しむ極寒の夜

2010-01-30 01:42:27 | アート

バーカウンターに並ぶカクテル。
今宵はちと気取って…なにを楽しむ?


本日夕方くらいから、いきなり寒くなった。
-10℃。

ここ1週間ほど6~7℃と過ごしやすい気温だっただけに、
このいきなりの気温差はさすがにびびる。

寒さ対策は然り、心の準備出来てないよ。
特にマンハッタン、ビル風が刺すように冷たい。


そんな寒ーい1月の終わりだけど、アツい夜となった今夜。


ステキなピアノの音色を聴きに行って参りました。
ジャズピアニストの“Hiromi”こと、上原ひろみさんのピアノソロライブ。


彼女の活動のベースはニューヨークだが、
日本各地でもツアーを行っており、
昨年は発売されたアルバム『PLACE TO BE』のツアーで
日本全国を周っていたよう。



待望の初ソロ・ピアノ作品が詰まったアルバム。
日本盤のみ、ボーナス・トラックに矢野顕子さんがヴォーカル参加しているよ


■上原 ひろみオフィシャルサイト■
http://www.hiromiuehara.com/


彼女の名前は聞いたことあったが、
演奏を、しかも生で聞くのは初めて。

昨年秋に行われたブルーノート(New York)でのライブに行った知人から
とてもよかったとは聞いていた。
そのときはジャズ・バンドとのライブだったらしく…


彼女のピアノ・ソロライブはこれが初。
楽しみワクワク。

こうして生演奏を聴きにちゃんとした会場に足を運ぶのは久しぶり。
余計にドキドキ。


その会場は、


ハイライン・ボールルーム

2007年にオープンした約700人収容のライブハウス。
ポール・マッカートニーもここでライブを行うなど、
常に一流ミュージシャンのイベントが企画されている。


ライブハウス名にある通り、場所はハイライン(※)のすぐ脇。
一見倉庫街…?と思ってしまうような、
殺風景な中にぽつんとあるこのライブハウス。



ハイライン【THE HIGH LINE】
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マンハッタンのウエストサイドに長年にわたり放置されてきた
貨物列車用の高架が、
2009年夏に緑の遊歩道『ハイライン』として生まれ変わった。

地上9mのハイラインでは、空中散歩が楽しめる。
現在、Gansevoort st.~W.20 st.で行き止まりとなっており、
2010年(今年)末には30 st.までオープンの予定。
http://www.thehighline.org/
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このハイライン・ボールルーム、
オープン時に取材で行ったことがあったが、
こうして実際にライブを楽しみに中に入るのは初めて!


通常ロックやハウスなどのライブはスタンディングだが、
今回はジャズ・ピアノのライブとだけあり、
テーブルセットがされている。

そのせいか?
結構広く感じる。
開演1時間前に入った時点で、席はほぼ満席。

開演まで、飲みながら食べながら…
その雰囲気を楽しみます。


日本人が多いかと思いきや、
目立つのは、外国人のお客様。

さすが、音楽は国境を超えるとはまさにこのこと。


ちょうどいい具合にお腹も満たされたところで、
上原 ひろみさんが登場。


登場するやいなや、
調律しているのかと思いきや。



演奏が始まっていた。


そして、そこにいた観客は皆、
その音に引き込まれていた。



1曲めが終わってのMC。
アルバムジャケットと同じ鍵盤をイメージした(?)
白黒のストライプのドレスを着ていらっしゃいました


ピアノの音色が素敵なことはもちろん、
彼女がピアノを使って表現するその姿がとても魅力的だった。

ピアノと一体化したひろみさんから音が生まれるような。


ライブで披露した曲はすべて、アルバムに収録されたものたち。
それぞれの曲を創ったときのエピソードを話してくれ、
それを聞いたうえで演奏を聴くからか、その世界観が広がってこれまた楽し。

歌詞(ことば)なくても、曲から広がるイマジネーション。



イタリア・シチリア島で創ったという「シシリアン・ブルー」。
照明もちょっぴりブルーがかって

海は、空が…こんなに青い訳…を表現したとのこと。




フランス・パリで創ったという
「シュー・ア・ラ・クレーム」(←仏語でシュークリームのこと)。
スイーツが大好きだというひろみさん

パン屋で見つけたシュークリーム、
嬉しくてすぐさま買って、美味しく食べて、
でも食べ終わってしまってちょっぴり悲しくなって…
というパリの街とシュークリームとのドラマがポップに表現されていた。


その他にも、ニューヨーカーにはお馴染みの
BQE(Brooklyn-Queens Expressway(道路の名前))が
そのまま「BQE」という曲になっていたり、

私がこよなく愛する、パッヘルベルの『カノン』が
ひろみさんテイストにアレンジされていたり…
(カノンの冒頭の音色が流れてきたとき、あまりにもの感動で思わず息をのんだ)

と、盛りだくさんのライブだった。

この後も、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、
ベルン(スイス)、パリ(フランス)、ケベック(カナダ)…と
ずっとツアーは続きます。

今年の夏にはまた、
ニューヨークのブルーノートでライブ予定があるよう。


残念ながら、
海外公演のチケットは日本での取り扱いはなし


久しぶりのライブ。
“生”ってのはいいもんね。

演奏を生で聴けることが嬉しいのはもちろん、
そこにいる人たちとその空気を共有できるってのが
私は好きなんだなぁ。

それにしても嬉しいのは、
日本に比べて手頃な値段で楽しめるってこと。

もう数年前の話になるが、
日本のブルーノート(東京)で1セット観たとき…
チケットだけで12,000程した気がする。

ちなみに本日のチケット、$25.00。

だ・か・ら。
たまにはこーいうのもいいよねー。

アナタはなれる?“いいかげん”

2010-01-13 03:54:40 | アート

このサイズの星条旗を見るたびに
「あぁ、ここアメリカだったんだ」と思わせられる場所、
ニューヨーク証券取引所。
ウォール街のシンボルでもあります



街中のあらゆるところに様々なアートが溢れているニューヨーク。
地下鉄の駅、また車内も例外ではない。

いつもの通り、地下鉄に乗ろうと42st. Bryant Parkの駅の改札を通り、
ホームまで向かうそのとき。

ひとつのキャッチコピーが私の目に飛び込んできた。




その言葉通り、
「バカになれ!」(解釈は各々にお任せします)


何たるシンプルかつインパクトのある広告だこと。
気になる広告主は、
日本でもお馴染みのファッションブランド「DIESEL」。


…で、さらにすごいのが、コレひとつではなかった。
突き進んでいくごとに現れるインパクトポスターの数々。

DIESEL広告ジャックですね。



ユニーク&キュート



ちょっと分かりにくいかな



『「おバカ」は失敗もする。
 「おりこうさん」は試しさえもしない―。』
分かるけど、これはさすがにね…。



『「おりこうさん」は批評し、「おバカ」は創造し―。』
コレ、オプティカルイリュージョン?



STUPIDときどき、躍動感あり



バカになったモノだけが真の意味で光り輝くのね



「おバカ」に‘知恵を使って’勝つことはできないよ



広告用とはいえ、
こーいうインパクトのあるキャッチコピー&写真の広告ジャックは面白い。
日本の駅や電車内でもありますよね。

シンプルな言葉が耳に残る。
ユニークな写真で印象づける。

イロイロと学ぶことも多いわー。


…にしても、この「stupid」という言葉。
日本語にするのが難しい。

もちろん日本語訳は、
「馬鹿げた」とか、「愚かな」とか、「くだらない」とか…あるのだが。

何というか…そのニュアンスが?

Stupidは「stupid(ステューピッド)」であり、
ここでそれを「馬鹿げた」とか「愚かな」と直訳してしまうと、
ニュアンスがちょっと変わっちゃうんだよなー。。。

トコロ変われば常識変わる。
言語変わればニュアンス変わる。。。

それが言葉の面白いところでもあるんだけど(翻訳って難しい!)。


「DIESEL」の広告から。そんなことをふと思ったそのとき。
さらにふと思い出したモノが。


5年前の誕生日に、職場の皆からメッセージ付きで頂いたポストカード。
誰だ?って思うでしょ。
分かりません。
いろんな意味でインパクト大



ちなみにこちらが裏面。
“いいかげん”に、好い加減になれ!


「いいかげんはよいかげん」とはよく言ったものですが。
その加減が難しかったりで。

でも、なりたいですね。
好い加減なオトナに。

さぁ、アナタはなれる?
“いいかげん”

着せ替えを楽しむ地下鉄

2009-07-21 23:40:28 | アート

青い空と雲~♪
にぴったりの黄色いひまわり。
街中にあふれています



友達に日本のテレビ放送がオンタイムで見られるサイトを
教えてもらい、
最近もっっっぱらテレビっ子の
どーも私です。

日本とは時差が13時間あるので、
昼夜が逆転はするものの、オンタイムなので、
日本でテレビをつけているようなもの。


本日の「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングのゲスト
陣内孝則は18回目の出演にも関わらず、1/100アンケートで
ストラップ取れなかったこととか、

現在山口県が集中豪雨で被害を受けているとか、

衆議院解散の麻生総理の会見とか、

とかとかとか…。


日本の色々なニュースがオンタイムで、
しかも映像で見られることが嬉しい。

アメリカにいるのに、わざわざ日本のテレビ(ニュース)かよって
思う方もいらっしゃるでしょう。


しかし、私は仕事柄もあるが、
日本で何が起きているか、しっかりとアンテナを
張っていたいと思うのです。

大好きなお笑いに関してはもちろん、
面白いのが、日本のCM。
情報や流行の移り変わりが早い日本。

CMを見ると、そのとき「旬」なヒト≒
(流行っているヒトだったり、支持されているヒトだったり、
人気のあるヒトだったり…)
が出ているし、

CMに起用されている人やCMのつくりから
日本の「今」を読み取ってみたり。

ちなみに現在は、
「News ZERO」(日本テレビ)を見ながら…。



さて、本日は。
地下鉄の話題を。

New York市内を網羅している地下鉄。
これがないと生活できない。

そんなNew Yorkerの足となっている地下鉄、
種類はたくさんあるが、どの車体もシルバーのシンプルなもの。

乗ったことのある方はご存知かと思うが、
New Yorkの地下鉄は、日本のそれに比べて
何というか、飾りっ気がないというか、
いたってシンプルなつくりである。

装飾にこだわる日本と比べるのも極端な話かとは思うが。

…で、そのシンプルな(はずの)車体が
ちょっとおしゃれをしているシーンを発見。


それは、Times Square 42nd St.駅からGrand Central駅へ
シャトル(S線)を使って移動しようとホームに向かったとき。



シルバーの(はずの)車体がペインティングされており




ご丁寧に、車内も



見事にその車両内すべて



窓の外から人が…
って、これもペイントです


何だか、テーマ―パークのアトラクションに乗っているようだった。
たった1~2分のことだったが、
十分に「乗車」を楽しんだひとときだった。





そうだ、ミュージカルを観よう

2009-06-21 14:32:56 | アート

COACHの…サーフボード!
夏はもうすぐそこまで…


いいかげんは良いかげんとはいいますが、

いいかげん、

このはっきりとしない
降ったり止んだり…
基本的には曇り空

の天気が続くこと1週間ちょっと…

には、ぱっとしません。

もう7月まであと2週間ないのに、
すでにBGMはサザンばっかりで夏・湘南モード全開なのに。

なんだよ~。
昨日もジャケット着用だよ~。
街にはいまだにダウン着用の人いるよ~。


ま、おかげで読書漬けの日々を楽しんでいますが。
本だの雑誌だの、たまにYou tubeだの…
いろいろ見ていたら、ふと思った。

ミュージカル観たいなぁと。


話題になっている作品のことはよく耳にするものの、
こちらに引っ越してきて、まだ何の作品も観ていない。

生活する(旅行ではなく)と、
「ミュージカルを観る」って、身近なことではない。
それでも、Times Squareの辺りを通れば、
シアターディスクリクト(ミュージカルの劇場が集まった界隈)を歩けば、

あ~、今こんなのやってるんだ~、と思ったり。

チラシだけもらいに劇場窓口まで足を運んだときに
劇場内から漏れてくる音楽だのセリフだの(公演中)が聞こえて

あ~、何かこのワクワクいいよな~、と思ったり。


そーいうことで、ここ最近話題の。
私個人的にも観たいブロードウェイ・ミュージカルをいくつか。


まずは、


トニー賞受賞した「イン・ザ・ハイツ」


●イン・ザ・ハイツ【IN THE HEIGHS】
マンハッタンのワシントン・ハイツを舞台に描かれた人情劇。
食料品店を経営する主人公は母の遺産に
に当選している宝くじを発見し、店じまいを決意。
ドミニカ共和国のビーチでのんびり隠とん生活をしようと計画するが…。
 オフブロードウェイからブロードウェイへの進出し、
2008年のトニー賞を受賞した話題の作品。

■リチャード・ロジャース劇場■
(Richard Rodgers Theatre )
所要:2時間30分
住所:226 West 46th St.
時間:20時(火曜19時~、水・土曜14時と20時、日曜14時と19時)
休み:月曜
料金:$41.50~121.50



続いては、


私の周りでもなかなかの評判の「ヘアー」


●ヘアー【HAIR】
 ベトナム戦争が続く1960年代に作られた反戦・反体制ミュージカル。
当時のヒッピー社会を象徴するロングヘアーの若者たちの正義感と葛藤、
その他たくさんの感情がが全編ロックによって繰り広げられる。

■アル・ハーシュフェルド劇場■
(Al Hirschfeld Theatre )
所要:2時間30分
住所:302 West 45th St.
時間:20時(火曜19時~、水・土曜14時と20時、日曜15時)
休み:月曜
料金:$37.00~252



続いては、こちらも話題の…



映画でおなじみ、「ビリーエリオット」


●ビリーエリオット【BILLY ELLIOT】
 人気映画「リトル・ダンサー」のミュージカル版。
主人公ビリーは、父親から「強い子になってほしい」と
ボクシングを習わせられたが、バレエの魅力に目覚めてしまい…。
ビリーの一途な姿、ビリーを取り巻く家族、友人、バレエの先生)の
温かな姿が魅力の作品。

■インペリアル劇場■
(Imperial Theatre )
所要:3時間
住所:249 West 45th St.
時間:20時(火曜19時~、水・土曜14時と20時、日曜15時)
休み:月曜
料金:$41.50~351.50



続いて、こちらも人気作。



多くの人に愛されている名作、「ウエスト・サイド・ストーリー」


●ウエスト・サイド・ストーリー【West Side Story】
 1957年の初演から世界各地で上演され続けている人気作。
ニューヨークのダウンタンを舞台に繰り広げられる悲劇のラブストーリー。
名曲の数々とエネルギッシュなダンスには圧巻!

■パレス劇場■
(Palace Theatre )
所要:2時間45分
住所:1564 Broadway
時間:20時(火曜19時~、水・土曜14時と20時、日曜15時)
休み:月曜
料金:$37.00~252



ニューヨークが舞台になっている作品もちらほら。


ご存知かとは思いますが、チケットは。

劇場窓口、もしくは、チケット・エージェンシー(※)を利用する…。


(※)
・チケットマスター
http://www.ticketmaster.com/

・テレチャージ
http://www.telecharge.com/


日本のチケット代行会社もあります(料金は割高ですが)。

・JTB海外エンタメチケット
・JALワールドガイドプレイガイド


作品にはこだわらないけど、安く観たい!というならば、


「チケッツ」にてお求めになれます


おなじみ「チケッツ」では、
演目にもよるが、正規料金の35~50%offで購入可能。
その日によって購入できる演目と料金は変わるので、
購入前に要確認を。



タイムズスクエアに生まれ変わった「チケッツ」。
新たな観光名所となりそうです


さらに安く観たい!という方に、+αの情報として。
公演当日に劇場窓口で「ラッシュチケット」を
ゲットするという手も。

ラッシュチケットとは、
当日劇場窓口だけで発売される枚数が限定されているチケットで、
通常は公演当日にボックス・オフィス(劇場窓口)が開いてから販売される。
(だいたい$20前後で観ることができる)


ただし、

朝早くから並んでいる人多い。
1人2枚まで等枚数が限られている場合多し。
窓口でほとんど現金しか受け付けない。
ラッシュチケットの対象は学生のみである場合が多いので要確認。

…と、それなりの条件があるので、
確認したうえでラッシュチケットゲットに励んでくださいませ。
$20…と思ったら頑張れる…!


夏を目前に…海!
の前に、ミュージカル…。

ラッシュチケットに足を運んでみようかなと思ったり…です。



COACHのウィンドーディスプレイもすっかり夏模様