いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

胸高鳴りすぎて、どうしよう。明日、ニューヨークシティ・マラソン

2015-10-31 21:18:43 | スポーツ

10/29から本日までジャヴィッツ・センターにて3日間開催されていたニューヨークシティ・マラソン・エクスポ

10月31日。
10月最後の今日は土曜で、さらにハロウィンで、先ほどより、毎年恒例のハロウィン・パレードが派手に始まった。
というのをニュースで見た。

明日、11月1日(日)はいよいよ、ニューヨークシティ・マラソンのレース当日である。

木曜にエクスポに行き、ポジティブなエネルギーをめいっぱい感じて、そこですでにウルウルしてしまった。
何なんでしょう、ランナー同士というだけで、さらにニューヨーカーの人懐っこさが重なって、
すぐに仲良くなれてしまう。
スポーツが繋げてくれる出会いってすごいです。


スポンサーのひとつであるasics。
こちらでもかなり知名度が上がって人気。
NYCマラソンオフィシャルグッズのほとんどはこのアシックス商品



毎年恒例!
Reggae Marathonのブースもこのエクスポに出ています。
Jamaica Tourist BoardのKentonとReggae Marathonのスポンサーシップ・ディレクターのDianeと


レゲエマラソンランナー兼宣伝隊のわたくし、巌真弓も

このReggae Marathon、毎年12月の第一土曜日(今年は12月5日(土))に
ジャマイカのネグリルという西海岸、ビーチがとても美しいことで知られているエリアで開催されるレースなのだが、
これについては、また後日ゆっっっくりと宣伝させて頂くとして。

いよいよレース当日を明日に控えた本日の朝は。
本番前最後の走り&レースである、Dash to the Finish Line 5Kに参加。
その名の通り、ニューヨークシティ・マラソンのフィニッシュ・ライン(ゴール)までの5kmを駆け抜ける、
ダッシュするレースである。


スタートは国際連合本部前、47st&1Av

いい天気に恵まれて、清々しいスタートに。


いつもいつも、このスタート直前の溢れんばかりのランナーのエネルギーを感じる瞬間が一番好き。
9,616人のランナーが走った今日のレース。
そのうち多くは、明日のニューヨークシティ・マラソンのランナーで、このレースのオープニングが盛り上がらないはずがない



マンハッタンの中でも忙しい通りのひとつ、42stが走れるのはこのレースならでは


そのまま6AVを北上し、セントラルパークへ突入。
そこからがこのレースのハイライト。


明日実際に走るコースが。
26マイル(41.6km)地点。あぁ、明日はここをどんな思いで通過するのだろう!



見えてくるゴール。
ここを走ってシュミレーション。すでに泣けてきた。早い。

ランナーの皆、このフィニッシュラインが見えてきてすでに雄叫び上げていた。
早い。
かくいう私もそれにつられていたけれど。

フィニッシュラインを越えた後、しばらく歩いていたら、HISの旗を発見。
おまけに、普段仕事でお世話になっている方がそこにいらしたもんで、すかさず声をかける。
HISでマラソンのために日本からいらしているランナーの方々も今日のこの5Kレースに出られていたとかで、
ならば私も彼らにご挨拶したい!むしろ、明日頑張りましょうのお声掛けしたい!ということで、
HISを通していらした日本からのランナーの皆さまに混じって、ラン後のストレッチをご一緒させて頂くことに。

皆、木曜に到着されたとかで、早い方で明後日(レースの翌日)には日本へ帰国!
弾丸。

新しく出会う方々との情報交換はいつだって楽しい。
コーチもいらしていて、コーチがレースを前に気をつけるといいポイントを教えて下さり、これまた嬉しいチップ。
何より、こうして、明日頑張りましょうね!と言い合えるランナー仲間がひとりでも多くいることは、何よりもの励みになる。


改めて、一期一会だなと。


その後またしても、再度ジャヴィッツ・センターのエキスポに足を運んだ。
久しぶりに会う友達や、ランを通じて友達になった人との再会や、またしても、
このレース前日にいいエネルギーを頂けて幸せ一杯だった。

街を歩いていても、地下鉄に乗っていても、
色んなところから、Good luck for tomorrow!だの、Have a nice race!だの声が届いて、
すでに、このニューヨーカーのあたたかさにほっこりさえしてしまう。

早めに帰宅し、明日の準備もほぼ完了。
明日から冬時間になるので、実質1時間多く眠れるから少し余裕こいている自分がいなくもないのだが、
何だかそわそわ、胸高鳴ってしまい、休むに休めないよ。

でも、寝ないと。
でも、ハロウィン&サタデーナイトとあって、騒がしいよ。


明日の朝、スタート地点に立つとき、どんなことを思うだろう。
そして、ゴールした後、何を思うだろう。
明日の今頃はどうか、笑っていられますよう。

どんなレースになろうとも、大好きなこの街、ニューヨークを自分の足で26.2マイル(42.195km)
走りぬけられることが何より、ファンタスティックではないか。

精一杯、楽しんでこなければ。
そういうことで。

無事に完走できますよう。


ランナーの皆さま、グッドラック!!!

美しすぎて走れない。ニューヨークシティ・マラソンまであと、3日

2015-10-28 23:34:41 | スポーツ

プロスペクトパークの木々が赤、橙、黄と美しく染まっています


10月が終わる。
冬のなが~いニューヨークは、11月から冬が始まるようなもの。
はやいときは、10月後半に雪やみぞれになることも。

今年の夏はじりじりと長かったからか、10月は気持ちよく過ごせた気がする。

おかげで、今のこの10月後半でさえ、爽やかかつ美しい自然を堪能する余裕のある日々


10月の終わりといえば、ハロウィン。
10/31は毎年マンハッタンで、でっかいハロウィンパレードが開催される。
今年は10/31が土曜日ということもあり、この週末は街中がとんでもない騒ぎになるでしょう。

私にとっては、そのハロウィンの土曜はともかく。
その翌日、11月1日(日)がエキサイティングでたまらない。

ニューヨークを代表する大イベントのひとつ。

ニューヨークシティ・マラソンである。


今年もやってきた。
この時季が。

毎年11月の第一日曜。
ちょうど冬時間になるのも、この11月の第一日曜である。
冬時間になるというこのタイミング、ニューヨークシティ・マラソンを境に冬が始まると言わんばかりに、寒くなる。

2年前に初めて参加したニューヨークシティ・マラソン。

ファンタスティック。

もう、そのひとことにつきる。
そして、ニューヨークのことが、ニューヨーカーのことが愛おしくて愛おしくてしょうがなかった。
ニューヨークのことが、これまで以上に大好きになった。


スタート地点。スタテン島、ベラザノブリッジ前。


クイーンズボロー橋を越えて1AVに入ってから。
ちょうどこのあたりで25km越えたあたり。
橋の上から、1AVが応援の人で埋め尽くされているのが見えた時、涙と雄叫びが止まらなかった。
疲れがふっとんだのは言うまでもない。

フルマラソンって、こんなに疲れないものなの?
と、本気で思ったし、それを言うと、
ほとんどの人から、「嘘だ」と言われるのだが、本当なのだ。

確かに、若干辛いなと思った個所はいくつかあるが、
それにもまして、途切れることのない応援の人々(約200万人!)、あたたかいボランティアの人々(約1万人)、
そして、共に走り抜けるランナー(約5万人)のパッションが後押ししてくれまくりで、
最後、笑顔でゴール&メダルをかけてもらった瞬間、すでに終わってしまった寂しささえ感じたのを覚えている。


セントラルパーク内がゴール


プロスペクトパークはブルックリンを代表する公園で、マンハッタンのセントラルパークの大きさに比べれば
小さいものの、池あり、公園あり、動物園あり、乗馬もでき、ランナー用、自転車用のコースあり、
近くには植物園あり…と、四季を感じるにはうってつけ。
ファミリーにもランナーにもライダーにも欠かせないオアシスなのだ。

私のランニングコースはこの、プロスペクトパークあってこそ。
嬉しいことに、自宅から徒歩5分のところにあるこの公園のおかげで、私はランナーでいられるのだと思う。

車を気にせず走れるということもあり、多くのランナーが走っている。
同じくらいに、自転車(すんごい速いロードバイク系)ライダーも多い。
彼らのハイスピードな走りは、ランナーから見てもうっとりするほど美しく、同時に鼓舞さえされてしまう。

公園内は色んな道があるが、シンプルな内周で約5km。
アップダウンがあるので、これまた◎。
園内を走れば、丘、湖、ボートハウス、狸やリス、いろんな景色や物体が目に入ってくる。
同じ景色なはずなのに、そのときの天気や体調、心情によって見え方が異なるから、面白い。

…で、この時季。
ご覧の通りの美しい紅葉で。
思わず足が止まってしまった。

これまでの自分なら、タイムが。。とか、止まってはならぬ。。とか、思っていたが、
今回ばかりは、目の前に広がる色彩豊かな景色にうっとり。

空の青と、黄金に染まった木、紅く染まりかけている木。
近くでじっくり見てみる。
自然が作り出すものは何だって、心に訴えかけてくる。


思わずため息が出てしまう程で、そんな風に綺麗だなぁと思いながら走れること自体が何と、幸せなことか。
ストイックにトレーニングすればいいってもんじゃないのだ、と今更ながら反省。


そんな風に思いなおし、再び走り出すも。
出てくる、出てくる、出てくるー。


美しい景色が目の前に


うわぁ。と、声まで出ちゃうほど。
そこで私は、諦めました。

ストップウォッチを止め、カメラでパチリと美しい景色を撮りましたよ。

もう、その日のランは終了。
思うように走れなかったフラストレーションはあったが、それより、あんな景色を、
平日の昼間に堪能できたということに満足してしまった。

It was too beautiful to run...

言うなれば、

美しすぎて走れない。

美しい景色が走りの邪魔をするのです。

でもね、これって外を走るから味わえる醍醐味です。
だから私は、「ランは外で」が鉄則です。
ジムで走ることは好みません。ジム、行ったことないけれど。。

デコボコ道も、アスファルトでも土でも、風が強くても、その感触や音を感じながら走るのが好きだから。
故に、私にとっては、音楽を聞きながらラン、ということもあり得ないのです。


そんなこんなで、ニューヨークシティ・マラソンまで、あと、3日。
すでにそわそわしています。

現在、グランドセントラル(42st)とタイムズスクエア(42st)を繋ぐ地下鉄S線の車両が、
TCSニューヨークシティ・マラソンの広告ジャック中。


GET YOUR NEW YORK ON..


車内も。数字は、コース上のマイル数


この地下鉄に乗る前、降りた後、まじまじと見入ってしまい、すでに胸がアツく。。
感極まってじっと眺めていたら、同じようにランナーの人と目が合って自然と笑顔になってしまった


TCS ニューヨークシティ・マラソン 2015まで、あと、3日。
世界各国からランナーたちが続々とニューヨークに到着して来る頃でもあります。
毎年日本からも沢山。

明日からは、ジャヴィッツ・センターで、TCS New York City Marathon Health and Wellness Expo が開催。
ランナーはここでゼッケンを受け取ります。
会場は、ランナーたちのパッション&エネルギーが溢れかえっています。
ランナーでなくても、入場可能。
ご興味ある方はぜひに。