いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

路上で楽しむモザイク・アート

2010-03-31 04:09:58 | アート

夕暮れ時がイチバン美しいBrooklyn、DUMBO(※)からの眺め。
マンハッタン・ブリッジとチラつくエンパイア・ステイトビルがポイントよ


※DUMBO※
これまで幾度となく登場してきたが、
「Down Under the Manhattan Bridge Overpass」
の頭文字を取って、ダ・ン・ボ(マンハッタンブリッジのたもとって意味)。


ニューヨークでアートに触れたかったら、街中を歩くといい。

ミュージアムもギャラリーもいいけど、
生きたニューヨークのアートはストリートにある。

それは人の歌だったり演奏だったり、ダンスだったり
何かしらのパフォーマンスだったり…。

そこにあるだけ(静)でない、生きた(動)アートを楽しめるのは、
ニューヨークのストリート・アートならではだと思う。


つい先日、14th st, Union Sq.駅でLトレインを待っていたら。
ホームのどこからか、美しいアコーディオンの音色が
聞こえてくるではあーりませんか。


あら、いやだっ。
演奏されているノスタルジックなその音色、私の大好きな音楽だったわ。
映画「アメリ」で使われている『La Noyee』。
(アメリをご覧になった方なら、聴けば「あ~、コレ!」ってなるハズよ)

演奏していたのは、上品な雰囲気のおばさま。


鳥肌たったわ。
何ていうのかしらね、言葉にならない、肌で感じたあの感覚。

気がついたら私、おばさまの前まで歩いて行っていたわ。

立ちつくして聴きほれていたのと同時に、その数分間。
私は確かにパリのメトロ、ABBESSES駅(アメリの舞台となった駅)にワープしていたわ。

そんな素敵な演奏に酔いしれていたら、
L線がキンキンとスゴイ音を立ててホームに入ってきたもんで?
よりによって私、その後約束の時間が迫っていたので?

電車に乗らざるをえなくて。
もっと聴いていたかった。
演奏中だったおばさんに、私は口パクで「さんきゅ」と告げて
Lトレインに乗ったわ~。


その翌日も、翌々日も、一昨日も、
また彼女の演奏が聴きたくて。

14th st, Union Sq.駅、Lトレインのホームに足を運んだけど、
いなかったわ。。。

翌日は、クラリネットを演奏していた男性で、
翌々日は、ジャンべ(太鼓みたいなの)を叩いている男性で、
一昨日は、アカペラで歌っている(シャウトしている)男性で。

まさに、

あの日 あの時 あの場所で 君に…♪

ストリート・アートも、一期一会なのね…
と実感したわ。


あー、また聴きたいよぉーーーー。
そんなんで、ここ最近のBGMはもっぱら「アメリ」のサントラ。

Oh, I miss Paris!


…で、本題はというと。
「静」の方のストリートアート。

「動」がダンスや歌、演奏ならば
「静」は、壁画(グラフィティ)やオブジェなど。

その中でも、私のお気に入りのパブリックアートをご紹介。


場所は、East Village(イースト・ビレッジ)。
Astor Pl駅を出てすぐに目に入ってくるだろう…


キューブのすぐ横にある目を引くこのアート、
通称モザイク男と呼ばれるアーチストの作品です


メトロ3月号のメイン写真にも登場したこのモザイクアート、
イースト・ビレッジに住んでいる通称モザイクマン(男)と呼ばれる
アーチスト(おそらく現在90歳くらい)が創ったパブリックアート。


モザイクって、ひとつひとつを見るとバラバラなのに、
遠くから見ると、まとまってひとつのモノに見える。

それを象徴するかのように、
モザイクシティとも呼ばれるニューヨーク。

…確かにね。
ひとつひとつ(民族)はバラバラなのに、
交わることなく、争うこともなく共存している。



こちら、電信柱



信号機にも




あそこにも


この他にも、イースト・ビレッジ界隈のいろんなところにあります。
この辺りを歩く機会があれば、気をつけて見てみてください。

思わぬところにあったりします、このモザイク・アート。



ちなみにコレはゴミ箱



私の近所を紹介します

2010-03-29 04:12:39 | 仕事&こぼれ話

ウチの近所にあるジャーク・チキン屋
(ジャマイカ料理の代表とも言えるのが、この、ジャーク・チキンであります)

この界隈にいくつかジャーク・チキン屋はあるが、
中でもココは地元の人たちが集まる人気店。
私もたまに利用します。



ニューヨークに初夏来たる…なんて言ったのはつい先週のこと?
もう衣替えしなきゃ…なんて言ったのもつい先日。

…だったんですけど。


ところがどっこい、


何か、一昨日辺りから非常に、


冷える。


またしても、0℃に逆戻りさ。
この温度差はないぜ。
家の中はセントラルヒーティングが稼働中。


寒いよ寒いよー。


春なのにー。
日本はもう桜がきれいに咲くとか。
ニューヨークの桜もキレイなんだけどなー。
まだ当分先だね、こりゃ。



さて、今回は。
今月号の「メトロポリターナ」(産経新聞社)でもちと紹介した…
【告知】metropolitana3月号
私のご近所をご紹介。



私が住むBrooklynのFlatbushエリアには、カリビアンの移民が多く住んでいる。
中でも、ジャマイカン色が強く、
ご近所の至る所で「ジャマイカ」を感じることが多々あり。


例えば。


こーいうベーカリー、結構多い




こちらは、ジャマイカ系フード全般



どこかの薬局らしき店のウィンドーに面して並べられていた商品、
おそらくシャンプー&コンディショナー。
このカラー(ラスタ・カラー)が物語っているよね

※ラスタ(ラスタファリズム)の詳細については、ここでは割愛。
 ウィキペディアでチェキラ☆してちょ。


道を歩いていると、気のせいか?
やっぱり多い気がする。



赤・黄・緑・黒…って、ラスタ・カラーここにも



そこにも




スーパーマーケットの壁広告にも堂々と



この界隈のスーパーやデリには必ずと言っていいほど置いてある
ジャーク・チキンのスパイス。
これ、マンハッタン内のスーパーで見かけることはあまりない




決してキレイとは言えない電話ボックスに貼られたポスター(チラシ?)




レゲエ祭?的な?
私、行ってませんが



私の家から少し南東に行ったところの通り(Church Av.)は


ご覧の通り、
別名「BOB MARLEY通り」と名付けられています



レゲエの神様、BOB MARLEY


Remsen Av.(レムゼン・アベニュー)とEast 98 st(東98ストリート)に挟まれる
Church Av.(約5km)を、BOB MARLEY boulevard(ボブ・マーレー通り)と
呼ばれることが決まったのは、2006年1月のこと。
この界隈に多くのジャマイカ人が住んでいるのも事実。



メトロポリターナ(3月号)に掲載する写真を撮りに
近所をうろついていたときのこと。



オレを撮ってくれよ、と言わんばかりのおっちゃん


撮ってやったわよ。

そんでもって、

「日本で発行されるフリーペーパーに…もしかしたら、使うかもよ」

って言ったら(本人の了解を頂いておかないとね)、



もう一回撮って…って!
帽子取って、おまけにサングラスかけ出しちゃったわよ。
このときもう夕暮れ時だっていうのに。
でも私、そのことは突っこまないでおいたわ


そんでもって、その後おっちゃん自らカメラチェック。

いや、それ貴方がしなくていいことだし、
まだ使うか分かんないし!
って言ったんだけど。



イェーイ!
もういっちょ。
ポーズ決めちゃったよ、もう止められない。


もう、面白いなぁ。
笑わせて頂いたわ。

あいにく、誌面には使わなかったけど。。。(すまぬ、おっちゃん)



一方、コチラ(↓)は…


ズラリと並んでいるのは、チキン


冒頭でご紹介している、
我が近所の人気ジャーク・チキンのお店であーる。
人気店なだけに、狭い店内はいつも人でぎゅうぎゅう。




おなじみ、お店のおにーちゃん、おねーちゃん



Yolanda(手前)とは毎回ネイルの話で盛り上がるのよ



…で、
今回メトロに掲載した写真は、このお店の外観だったのだけど。

こう、写真撮っていたらさぁ。
(参:冒頭の写真)

何か、やっぱり、人が欲しくて。
人がいてこそ、生活じゃない?


…なので、そこら辺を歩いていた…
割とフォトジェニックな男性をキャッチ!して、


お店の前に立ってもらうことに。



こんな風に。
あ、でもちょっと分かりにくいわね。
タバコとか吸ってもらっちゃって?
ちょっと画になる風な感じ演出しちゃって?

でも、人がメインの写真ではない(あくまでもジャーク・チキン屋がメイン)ので、
難しかったわ。


割とクールめな人だったんだけど、
撮りだしたら結構ノッてくれちゃって(と私は思っている)、
いいじゃない?


なので、私。
注文したわ。



「カメラ目線ください」って。
どうかしら?
まぁ、いいわよね


そんなんで無事にスナップ撮影を終え。
ノリノリなフォトジェニックおっちゃんにも、
和気あいあいのジャークチキン屋スタッフ~たちにも、
一見クールそうなフォトジェニックガイにも、

皆さんに感謝だわ。


…というわけで、一部ではあるが、
私のご近所はこんな感じであります。

カリビアンの風吹くジャマイカン・コミュニティでの生活。
ここでは、日本人はもとより、
アジア人は超がつくほどの少数派(この界隈では見ない)。


マイノリティ(少数派)として生きることの大変さや面白さ…、
いろーんなことを感じる。


例えば。
ジャマイカン・コミュニティなだけあり、
ご近所さんたちのBGMは、レゲエ。
(ちなみに、私はレゲエ好きでなければ、レゲエダンス好きでもない)


特に夏はスゴイ。


爆音。


ぶっとぶくらいの。
しかも朝から。


最初はびびったぜ。


しかし。
郷に入っては郷に従え…とはよく言ったもので、
ここではそれも常識のひとつなわけで。

不思議なもんで、住めば都とも言うもので、
そんな習慣にも慣れてきた。

…そうは言っても、
私の夏のBGMはやっぱりサザンに変わりないのだが。



ここにもラスタ・カラーが


「New York」というひとつの都市、
いや、「Brooklyn」というひとつの区の中でも
いろーんなコミュニティがあり、
それらは小さな世界みたいなもんなんだなぁと改めて実感。

消防車、間近で見たことある?

2010-03-26 03:12:13 | New Yorkの街中で

「ばらって漢字で書ける?…しょうゆって漢字で…」
ってCM、昔あったよね。
安田成美。

薔薇と醤油…私はどちらも書けません。



平日の昼間でもうるさい…というか、
騒がしいニューヨークの街中。

それはときに
人の叫ぶ声・歌う声・喧嘩する声だったり、
誰かが演奏する音楽だったり、
クラクションの音だったり。。。

そんな「ニューヨークの音」で忘れちゃいけないのが、
パトカー(NYPD)と消防車(FDNY)のサイレン音。

まっ昼間だろうと、やつらはものすごい音と速さで道路を駆け抜けていく。
うるさすぎて通り過ぎていく際に、近くにいる人の多くは耳をふさいでいる。

パトカーなんてしょっちゅう。
しかも、パトカーがサイレン鳴らして走っているときは優先となるわけで、
他の車は進路を譲るわけで。

パトカー、本当にそんなに急いでるの?とか思っちゃう(だってあまりにも多い)
私はひねくれ者かしら?



NYPD(New York Police Department)。
アメリカで最も大きな警察組織であるニューヨーク市警察



FDNY(Fire Department New York)。
そう、ニューヨーク消防隊



ま、それはいいとして。
アメリカでは、消防士って子どもの憧れの職業(日本もそう?)。
そんな消防士が乗っている消防車、特に男の子は好きな子多いよね。
確かに、かっこいい。


でも、消防車って間近でみることってあまりないじゃない?


私、別に特別消防車好きってわけではないんだけど?
昨日街を歩いていたら偶然にも?
静かな消防車を見られて?

って、この半疑問形?
特に意味ないけど?


ウェスト・ビレッジをてくてくと歩いていたら。


目に入ってきた、FDNY


市内にあるFDNYはどこもこんな構え(赤&星条旗)。


そこで、



シャッターに描かれた画をまじまじと見ていたら


いきなり。



シャッター開きだして


若干びびって?


周りに人いなかったのだけど、私ひとりで「おぉ」ってなっちまった。
消防車をまじまじと、真正面から見ることってあまりないでしょ?


もしや出動?
とか思ったけど、そうではなかったみたいで、
ものの3分くらいでまたシャッターが閉まった。

あっという間の出来事。
何のためのシャッターオープンだったのかは不明。

これも、ちょっとしたラッキーのひとつってことで!



シャッターの前は駐車禁止でお願いします



MPDでチャップリンと偶然の遭遇

2010-03-24 03:33:44 | アート

でっかい缶×2



マンハッタンのチェルシー地区はギャラリー街としてもお馴染み。
実際、チェルシーだけで200以上のギャラリーがある。

散歩がてら歩いていて気になる作品が展示されていたら、
ふらっと入って鑑賞して…
そんなことができるのも、チェルシー歩きの面白さのひとつ。


今日は散歩ではなく、仕事で歩いていたMPD(※)。


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MPD(Meat Packing District)
―ミート・パッキング・ディストリクト―
その名の通り、かつては精肉工場が集まっていたエリア。

現在はその倉庫や工場跡が改装され、
新しいブティックやレストラン、カフェなどが次々とオープンし、
すっかり“セレブ”な雰囲気のエリアに。

Sex and the Cityの4人のブランチ場所として一躍有名になった
フレンチ・ビストロ「Pastis」はココ、MPDのシンボルにもなっている。
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MPDはチェルシーより南西にあるのだが、
この界隈にもアーティスティックなニオイがぷんぷん漂う。
MPD独特の。


久しぶりに歩くMPD、石畳にレンガ造りの建物…
その雰囲気を満喫したい気持ちでいっぱいだったが、
霧雨がふっており、おまけに時間が迫っていたため、
いっぱいいっぱいの早歩き。


…だったんだけど。


私の目に入ってきたインパクト大のパネルらしき物体。




















アルベルト・アインシュタイン






ロンリーじゃなくて、
チャーリー・チャップリン


時計とにらめっこするも、
こういう偶然の出合いを無駄にしてどーする?
と思い直し、入ってしまえ。


扉を開けて中に入ったその瞬間。
即座に私は思った。

ぶらり途中ギャラリーインしてよかった、と。
(「ぶらり途中下車の旅」に掛けたかったんだけど、かすりもしていない)


めっちゃタイプ


言葉で説明するのも何なので、目で観て感じで…をおすそわけ。
たんとご堪能あーれー。



売約済み作品でした




チャップリンの横、ピンクのペンキが…
このピンクに萌えーーーーーーーーー



ビッグな缶の存在感



いろーんなアーチスト像をモチーフにしたアートずらり。
ヴィトンコラボでお馴染み、日本を代表するアーチスト・村上隆も




この画、ここ1年くらいの間でMPDを歩いた方なら…
見覚えあるかしら?


…そう、W13st.の壁画にペイントされていた(マドンナとアンジー)のよね。
…と思って、現場に行ってみたけれど、



あぁぁぁ、残念。
もう剥がされ…かけておった。
名残があるけどね



キャブもあった。
これ、実物の車。
これ買う人…家にキャブ飾っておくって…!!!


ものの10分くらい、ダッシュで観ただけだったが、
立ち寄ってよかった。
でも、もう1回、今度はゆっくり観に行きたい。

やっぱり、いいと思ったものは後で…じゃなくて、
いいと思ったその時に!だね。

次行った時はそこにあるかも分からない…
そんなハラハラがNYの街の至る所にある。
でも、そこが、常に変わり続けているNYの面白い所でもある。


実際、2ヶ月前に気になっていたMPDにあるイタリアンレストラン、
今日行ったら見事になかった。
4月オープンは…メキシカンレストランに乗っ取られるよう。


ギャラリー詳細はコチラ(↓)
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Mr.Brainwash presents Icons

415 West 13th St.

月~木 12:00~9:00PM
金・土 12:00~0:00AM
日 12:00~7:00PM

3月31日まで!

http://www.mrbrainwash.com/

このHP、作品のように素敵。のぞいてみる価値あり。
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チャップリンと言えば。


この作品、とても気にいったのだが



実は私、すでにリビングに飾ってあるの、



コレを。


家に遊びに来た人の多くは、普通にチャップリンだと思っていることが。
…んだけど、名前見て
「えー、これチャップリンじゃないの~!?」
って、時差アリで笑っている人…多し。


ちなみにこれ、宮川 大輔。


チャイナタウンのスーパーで見つけた俳句

2010-03-23 04:05:43 | 私の思ふこと

これが何かお分かりだろうか?
正解は、写真にある通り、ブラックタピオカです


ミルクティーの中に入っていて、太いストローで吸いこむ…
台湾名物の…
ブラックパール・タピオカ・ミルクティーって呼ばれる…
そう、それに入っているヤツ。


久しぶりに飲みたくなったのよ、
そのブラックパール・タピオカ・ミルクティーがさ。

タピオカティーはこちらでも人気。
っつっても、お店はほぼチャイナタウンにしかないけど。

お店で買うと1杯$4.00くらいはする。
ま、たっか~い!ってな値段ではないが、

チャイナタウンで
ドリンクに
そこまで費やせない…

っていう決して余裕でない私なのが現実なわけで。

作ればお安いもんなので。
おなじみのスーパー(↓)に買いに来たわけ。



マンハッタンのチャイナタウン内では大きなスーパーの
香港超級市場。
ココ、香港じゃないけど。
今や日本のお菓子(ホンモノ)のラインナップも充実。
値段は日本の1.5~2倍はするんだけどねぇ…



ちなみに、このひと袋で、ミルクティー20杯分くらいはできます。
ちなみに、このひと袋で、お値段$1.79。

さすがのチャイナタウン価格。

あたし、チャイナタウンがなかったらこの街で生き延びていけないわ、きっと。
いや、きっとじゃなくて絶対。


毎回チャイナタウンのスーパーでは面白いモノや光景を目にするもんだが、
(チャイナタウンを歩いているだけでそーだが)
今回もバッタリ遭遇。


タピオカを持ってレジに向かい
そそくさと歩いていたつもりだったけれど、
目は色んなところに向いていたようで?

あたしの目はひとつのお菓子をキャーーーッチ。


何で何で?
それが美味しそうだったからではなくて?

いや、違う。
見て。



あ、日本語が書いてある?
日本のお菓子?
いや、日本のお菓子でもそこまで驚かんし


何で何で?
だってね。



この俳句。

『ラーメンにコーンの沈む暮春かな……』
(しかも…(3点リーダ)×2だし)


目、留まっちゃうでしょ?
私の頭の中の消しゴム…じゃなくて、
私の頭の中のハテナがポンポンポンと点滅したさ。


でも、何でこの句がここに?
気になっても気になっても、聞く人はおらず。

調べてみたら、
この俳句、金子敦さんという方の作品だったのね。
(金子敦句集『冬夕焼』(ふらんす堂)内に掲載)


確かに、中国人が、
「ちょっとかっこつけるために、パッケージに日本語入れちゃおうぜ」
的なノリで考えたフレーズにしては、レベル高すぎるよね。


にしても。
なぜにこの俳句をここに?
意味分かって?
いやいや、それはどうかと?

謎は多い。
やはり何で何で?は残る。


しかし。

別の見方をすればですよ?
このスーパーでの珍菓子との出合いがきっかけで、
私は金子敦さんの俳句を知ることができた。

人間日々いろいろなところでの発見があるものね。

だから、やっぱり、私にとって、
チャイナタウンという場所は、
台所なだけでなく、ワクワク(たまにハラハラ)なエリアでもあるのだ。



ちなみに、その珍菓子のお値段、
$11.99。
これを安いと見るか高いと見るかは…
食べてみないとねぇ

ニューヨークに初夏来たる?

2010-03-21 03:35:52 | New Yorkの街中で

Park Av.から見えるグランドセントラル駅とMetLifeビルとイエローキャブ。
マンハッタンの中でも特に好きなアングル


今朝、友人から「It's amazing day…」とか何とかいう
テキスト(携帯メールみたいなもの)が届いた。

何だ何だ?
何がアメイジングなんだい?
何かあったか、今日?

…と思い返すが、


いや何も。


…で、その数時間後。
外に出て分かりましたよ。



あっつっ。
(ホリが「キムタク」の真似をするときの「ちょっ、待ぁてよ(ちょっと待てよ)」風ね)


なんじゃこりゃぁーーーーー。


初夏だわ。



気温、22℃だったそうだが、天気よすぎるくらいの快晴だったせいか、
体感温度はもっと暑かった気がする。



キレイな青空とグランドセントラル駅とMetLifeビル



テレビの天気予報では、Springがどーのこーの言っていたけど、
これは春ではなく、初夏?


暖かくて、
天気がよくて、
週末で、
…って3拍子揃ったら。

さすがにご近所の皆さま、カリビアンの血が騒ぐのか、
ノリノリだぜ。
(私の家はジャマイカンエリアにある)


近所のどこからかは、朝っぱらから爆音レゲエが聞こえてきて。
(ちなみに、現在3:30amでもなお)
道路を走る車から聞こえてくるミュージックも、そりゃあ見事な大音量で。


マンハッタンでも、
テラス席は満員御礼。
女子の素足率、タンクトップ&キャミソール率高し。
BANG BANG バカンスかどーかはさておき、みんな、
サングラス頭にのっけちゃってー♪


極めつけ。
地下鉄6番線車内は、
クーラー効いてましたー


さすがに冷房はちと早くはないかい?
エコとか言ってるけど、そこんとこどーでしょう?
だよね、まったく。



グランドセントラル駅とクライスラー・ビル




HYATTとクライスラー・ビル。
真下から見ると圧巻です



さすがにもうダウンコートとはおさらばかなと思い、
トレンチコートをチョイスしてみたけれど。

残念っ。

しくじった。

暑かった。


せめて短いNYの春を楽しもうとトレンチやGジャンくらい着たいわと思いながら、
同時に。

衣替えせねば…って思った本日。



夕暮れ時もファービュラスっ

【告知】metropolitana3月号

2010-03-20 02:35:13 | 仕事&こぼれ話

メトロポリターナ3月号の特集は、
「眠り」


連載記事の告知です
(メトロポリターナ「New Yorker’s Life」にて連載中)




今月は、私がこよなく愛するBrooklynより、
私の日常生活密着ネタをご紹介


ずばり、
「ニューヨークで体感! 異文化コミュニティでの生活」


約150ヶ国からの移民がいるNew York。
New York イコール Manhattanではありません。

私の住むBrooklynだけでも、
ロシア系、ユダヤ系、中国系、カリブ系、イタリア系…と
数々のコミュニティが。
そんな中で生活するマイノリティな日本人の私が感じることとは?



都内にて東京メトロをご利用の皆さま、ぜひとも!
お手に取って頂ければ幸いです。

どうぞよろしくお願いします


先日、ずっと連絡をとっていなかった大学時代の同級生と後輩から
偶然にも同じような時期にメールが届いた。

何気なく読んでいたメトロポリターナの記事で私を発見したとのこと。
そんな2人が偶然にも同じようなタイミングで連絡をくれた。

めっちゃ嬉しかった。

あいにく私は2人の現在の連絡先を知らなかったので、
何だか余計に嬉しかった。
メトロが繋げてくれた再会(実際には会ってないけど)。


改めて。
読者の声は天の声、読者は神様であります。
初心忘るべからず。



■metropolitana(メトロポリターナ)■
東京メトロ駅構内に設置されている専用ラックにて、
毎月10日発行・期間限定(10~19日までの10日間。なくなり次第終了)で
配布されているフリーペーパー。
http://www.metropolitana.jp/index.html

マンハッタンが緑色に染まった日

2010-03-19 03:13:11 | イベント

セント・パトリックディだった3月17日。
街中はアイルランドのシンボルカラーでもある緑色に染まった


どーもー。
おひさどぇーす。

久しぶりなので、どんなテンションで登場しようかなーなんて
どーでもいいこと考えてたら、
本当にどーでもいいいシマリのない感じになっちゃいましたー。

どーでもいーいーですよー(だいた風…っつーか、パクリ)。

家族が来て、それとすれ違いに日本とカンザスより先輩夫婦が来て、
ナンダカンダ藤井隆で気が付いたらもう3月も後半だった。


まさに、
光陰矢のごとし、Time flies!


サマータイムになったし、
陽が伸びたし(7:00PMくらいまで明るい)、
いきなり暖かくなった(若干暑い)し、

ココ数日でNY、何だか一気に春めいてきているぜ。


週末は大雨&風で寒くて要ダウン着用だったと思ったら、
週明けて気温急上昇。

街中には半袖&ビーサン姿の人もちらほら。
何でか、ちょっと暖かくなるとすぐに半袖&短パン&ビーサン、
そしてテラス席に座りたがる人たち。
いるよねー。


空気が春だ。
このぽかぽか陽気が嬉しいけれど、
同時にちょっとさみしくなっちゃうのは何故でしょう?

NYが魅力的なのは寒い時季だと思っている、
冬のNYが好きな自分の主観なのは言うまでもないが。
(でも、分かる~っていう人いると思うんだけどな―)

ま、いい。
春が短~いNY、(5月の終わり頃から夏)せっかくなので楽しむとします。


…で、春とはカンケーないんだけど、
久々にマンハッタンでのイベントをちょっくらお届け。


3月17日。
私の両親の結婚記念日であるその日は、聖パトリックディ。
アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日で、
本国アイルランドをはじめ、
アイルランド系移民のいる他国ではパレードが行われている。

アイリッシュの移民が多いNYでも毎年盛大なパレードが行われており、
パレード当日は、アイリッシュのシンボルカラーである「緑」を
身に付けた人が街中に溢れ、アイリッシュパブも大賑わいになる。

ちなみに、
ニューヨークのマンハッタンで行われている
セントパトリックディ・パレードは世界最大規模だそう。


…で、そのパレードに。

参加してきたわけではないのだが、
通りがかりに遭遇したので、その様子をおすそ分け。



平日の昼間にも関わらず、
マンハッタン・ミッドタウン(「ど」真ん中)は
多くの人と緑色で埋め尽くされた。


INYTシャツも姿を変えて色を変えて



パレードのために通りが封鎖されているとはニュースで見ていたものの、
実際現場に行くと
「あーここ通れなかったんだ。。っちっ」
ってなる。




まさしく、「5番街を封鎖せよ」




パレードに向かうんだか参加してきたんだか…の人


昼前なのに、


アイリッシュパブの前、騒がしい


ちなみに、この界隈、めっちゃオフィス街。


そして、ひとつ角を曲がったところに出てきたのが、


またしてもアイリッシュ・パブ



3階建て、テラス付き。
しかも客は緑色アイテム着用ばっか~


何が驚いたって、
このバー(っつーかビル全体)から流れてくる爆音ミュージック。
店の中に入ったわけでもないのに。
「フォー」とか「フ―」とか叫び声まで聞こえてくる。


うるせぇー。
そんでもって、酒くせぇー。


もう一度言うが、この界隈、めっちゃオフィス街。
ちなみに、時間はちょうどお昼くらい。

ランチを求めて外に出てきたビジネスマンたちが、
この賑やかな様子を眺め、ちょっとひきつり笑い。

きっと毎年のことだろうから(!)、
「またこの時季がやってきたんだね」くらいに思っている程度なんだろうけど、
その温度差みたいなものが妙におかしい。

ま、そんなビジネスマンたちも、
夜はアイリッシュ・パブでギネスを堪能するのでしょうが。


パレードを見るには朝早くから定位置をキープせねばならない。
あいにく私は予定があったためパレードを見ることはできなかったが、
歩いていたら偶然にも、パレードのバックステージ(?)に遭遇した。



パレード演者待機中。
「ここからは入らないでね」の旗持つ兄さん、ビール飲んでます




音合わせをしているらしく、
バグパイプの美しい音色が鳴り響き…



でも、待つのも疲れるのよね…ってな具合の
待ちちぼうけ~の姿も



テンションあがって軽く踊りだしたりも



こどももはしゃぐ~




こちらはおとなしく待機



夕暮れ時になってもその勢いは収まることなく、
さらにヒートアップしていた。



暗くなるにつれて、バーは大賑わい




街中にも緑アイテムがたっくさん。
こうして見るとキュートよね


見つけた。



もろ、私好み


実際のパレードは見ていなくとも、街を歩いているだけで、
その空気をリアルに(ある意味パレードで見るよりも)感じることができる。
NYの魅力だと思う。


イベント色に染まると言えば…
忘れちゃならない…



そう、エンパイア・ステイトビルも緑。
ちょっと…
不気味…
って思ったの、私だけ?

陽が沈む頃はとってもキレイだったんだけど。。。


NYヤンキースが優勝すれば、街はヤンキース色に。
New Yorkがヤンキース色に染まった日

バレンタインディならば、街は赤色に。
セントパトリック・ディならば、街は緑色に。


さて、次は何色に染まることやら…マンハッタン。