いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

明日、いよいよNYCマラソン。行ってきます。

2013-11-02 23:28:07 | イベント

いよいよ明日となりました、ING NYCマラソン2013。
毎年Javits Centerにて開催されるNYCマラソンエキスポ。
レースの3日前から開催され、ランナーはここでゼッケンを受け取ります。
エキスポにはたっくさんのブースが並びます。


あまりにも放置していたのだが、今日1年ぶりにここにやってきたのは、
初のフルマラソンを控えたこの前日(前夜)にそわそわしすぎてどうしていいか分からず、
同時にすでに感動&キンチョーしたこの気持ちを、
「こーいうときこそ、記録として残すべきではないか」と思い立ったため。

でも、あまりにも久しぶりすぎて、更新の仕方に手間取った。

ともあれ、ニューヨーク市を代表する大イベントのひとつ、ニューヨークシティ・マラソン。
2013年のレースが明日、開催される。
そして、何とこのあたし、初のフルマラソン出場で念願のNYCマラソンデビューである。


自分でも未だ信じられないくらいなのだが、私、ランナーなんです。
ここ数年のランニングブームの波に乗ったわけではなく、そのきっかけは、2年前のレゲエ・マラソン。


初めてのレース。
10kmはあっという間で、でもとても楽しかった


レゲエ・マラソン。
何ともファンキーな名前の、ちょっとふざけていやしないかい?というそのマラソンは、
ジャマイカで毎年12月の第1土曜日に開催されている、IAAF(国際陸上競技連盟)承認の公式レースである。
今年で13年目を迎えるレースで、そこまで歴史はないものの、毎年多くのランナーがバケーションを兼ねてやってくる。
その名の通り、レゲエが目玉のマラソン。
何だそりゃ?

ジャマイカといえば、レゲエ。
だよね?
それだけじゃないけど。
分かりやすく言うと、マラソンのコースの1マイル(約1.6km)毎にサウンドシステム(またはバンドが演奏)から
レゲエミュージックが流れているのだ。
コースから流れるレゲエを楽しみながら走れるという何とも、ジャマイカなマラソンレース。

このレゲエマラソンの話をしだすと、ながーくなりそうなので、それはまたの機会にするとして。
私がランナーとして走りだすきっかけとなったのが、このレゲエ・マラソン。
そもそも、ジャマイカに恋をしてすっかり虜になってしまったのが3年前。
何かしたくて、たまたま里帰りしていたときにジャマイカ政府観光局で開催されていたセミナーに参加し、
そこでレゲエ・マラソンの存在を知った。

どうにか日本人ランナーを増やしたい(ジャマイカへ送りたい)と色んなアイディアを考えていたその時に。

ってゆーか?人に勧める前にまず、自分でやってみないと。
とふと思い。
これまでマラソン自体にはまったく興味のなかった(運動自体は好き)私が、とりあえず体験せな…の気持ちで
申し込んだのが10kmのレース。

…で、結論から言うと、それがとてつもなく面白かった。
ジャマイカ独特のレゲエ・マラソンであったからというのもあるかもしれないが、
何よりも私が感銘を受けたのは、レースが始まる直前のあのランナーたちのエネルギー。
あれを感じたときに、なぜ人がレースにでるのかが分かった気がして、
同時に、興奮さえした。

以降、トレーニングを重ねるようになり、昨年はレゲエ・マラソンのハーフに挑戦。


ゴールの後はこのカリビアンブルーの海


レゲエ・マラソンを通しての出会いも宝でした。
ジャマイカで19名の日本人ランナーが笑顔でゴール&皆でボルト!


これまた楽しくて、病みつきに。
ちょうど1年ほど前から本格的にトレーニングするようになり、NYRR(ニューヨーク・ロード・ランナーズ)のメンバーにまでなってしまった。
自分でもびっくり。
かくして、ニューヨーク・ランナーとしてこの1年。
数々のレースに出てきた。
それでもやっぱり、何度レースを重ねても感動するのは、レース直前のランナーたちのパワー。
スタートする前からウルウルしてしまうことは毎度のこと。


NYCマラソンの次に人気の高い、NYCハーフマラソン。
タイムズスクエアのど真ん中を走れるコースはたまらない。
ボルト、、、長距離じゃないけど


走り始めるとそうなのだろうか。
やはり、フルマラソンを目指したくなる。
ましてや、ニューヨークにいて、それなりにニューヨークのレースをクリアしてくると、
次なる目標は、、、やっぱり、NYCマラソンとなる。

しかし、とにかく競争率が高いこのレース。
世界で一番高額なレースと言われても、その人気は上がる一方。
3年連続で抽選に外れると、4年目からは自動的にエントリーできる仕組みや、
NYRRのメンバーで、1年に9レース出場+1レースどこかでボランティアをすると自動的にエントリーできる…などという
オプションはある。


私の愛するブルックリンのレース。
ブルックリン・ハーフマラソン。
年々人気で、今年は約25,000人が走ったとか。
ここでもボルト、、、長距離じゃないけど


私は今年、まんまと抽選に外れたが、敗者復活戦のようなご縁でこの出場権を獲得した。
諦めかけていただけに、嬉しく、無駄にはできない。
約3ヶ月間、今思えば十分とは言えないトレーニングだが、このレースに出られることを嬉しく思う。

昨年(2012年)はハリケーンサンディによって、レース直前に中止となる異例の決断が下されたことで、
今年の競争率はさらに高くなったとも。
ちなみに、2011年は約47,000人が走ったが、今年は約48,000人のランナーが走るとか。
増えてる。

私もここ数年、見物客としてセントラルパーク付近(ゴール付近)へはふらっと行っているのだが、
それだけでもうるうるくる。
まったく知らない人だけど。

NYCマラソンの何がすごいって、その沿道の応援。
これだけ大きな規模のマラソンレースも他にないと思うが、その沿道の応援もタダものではない。
ニューヨークらしく、各エリアによっていろんなコミュニティ&景色が楽しめるのも大きな魅力。
せっかく参加するのだから、タイムのことばかり気にせず、ニューヨークランナーとしてその醍醐味を最大限に楽しもうと思う。

こんなことを言っておきながら、実は今、不安でしょうがない。
楽しみなのはもちろんなのだが。

こんなそわそわどきどきの中、色んな人が激励メールをくださったり、
明日の沿道での応援のために、色々な準備をしてくださっている。
それだけでもう、感動である。

そんな、支えてくれる人たちに恥ずかしい姿は見せられぬ。
何としてでも笑顔で手を振りたいではないか。
これはもう、プライドってやつ。

NYCマラソン、初のフルマラソンを前にすでに色んな思いが駆け巡っている。
トレーニングのときに感じた色々な思い、
明日、スタートしてから42.195kmを走る中ではどんな風にうつるのだろうか。

明日の今頃は清々しく笑っていられるのだろうか!?

準備はOK。
もうこれでもかってくらい、お餅にパスタ、ご飯(お茶碗何杯分食べたのだろうか)、、、は沢山食べました。
あとは、ゆっくり休んで、明日に備えます。

今、便利な世の中になったもので、携帯のアプリでランナーの位置を確認することができるのね。
GPSみたいなの?

ING NYC Marathon無料アプリ


ランナーの名前もしくは、ゼッケン番号を入れると、お目当てのランナーの位置が確認できるという。
確かに、あれだけ多いランナーの数だと、沿道で応援してくれる人と落ち合うのも大変よね。

ともあれ、明日。
笑顔でゴールを目指して。
故障なければいいなと思いますが、何かあったとしても、這ってでもゴールはしますので。
行ってきます。

支えてくれる沢山の人に、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございます。
明日、どうか見守っていてください。



昨日のエキスポにて。
レゲエ・マラソン運営事務局のDianeと。エキスポにはレゲエ・マラソンのブースも。
NYCマラソンが終われば、今度はもうあと1ヶ月後に控えているレゲエ・マラソン(12/7)。

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