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糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

GR DIGITAL Ⅱ

2007年11月22日 | カメラ網

話題の新製品、リコーのGR DIGITALⅡを入手。
外観は前機種GRDとソックリですが、中身は全く違い、それでいて同じコンセプトのカメラに仕上がっている感じです。
同じく入手した「GR SNAPS」もなかなか面白い写真集です。


とりあえずGRDⅡの違いは・・・内蔵フラッシュにトレペを貼ってみましたw
しかし検証の結果、これはほとんど効果がないようです・・・

GR DIGITAL Ⅱ

2007年10月30日 | カメラ網

横浜美術館で開催された、リコーの新製品GR DIGITAL Ⅱ発表会に行ってきました。
新しいGRⅡは外見がGRのままですが、中身のあんこが違う・・・ではなく、これは発表会後の懇親会で出されたドラヤキですw
いや、今度のGRDⅡはこれまでのGRDと本当に外見がそっくりで、中身がぜんぜん違うカメラに仕上がってます。
ぼくとしてはGRDは写りはともかく操作性がちょっと不満で、自分好みの撮影設定に瞬時に切り替えることがしにくかったりしたのですが、GRDⅡはGX100やR7の操作性を反映し抜群に使いやすくなってます。
それ以外にもデジタル水準器とか、被写界深度表示などの新機能も付加され、さらに小型ビューファインダーやテレコンなどの新たなアクセサリーも発売されたり、非常に面白いカメラに仕上がってます。

また発表会の会場ではGRD、GX100で撮影した100人による写真展も開催され、写真家に限らずいろいろな分野からの出品者がいて面白いです。
ぼくも出品を依頼され、何を出すかさんざん迷ったあげく、今雑誌に出してるのと同じ写真になってしまいました・・・出展者が100人と言うことでインパクト重視でセレクトしたらそうなったのですが、並べてみると他の写真でも良かったかも?と反省しましたw
11月3,4日に一般公開してますので、ぜひどうぞ。

E-430(妄想デジカメ)

2007年10月27日 | カメラ網

↑は妄想デジカメ(画像コラージュ)なのでお間違え無きよう。

最近はデジタル一眼レフの新製品発表のラッシュで、中でも発売前のオリンパスE-3をちょっとだけ触らせていただいた機会があったので感想を。

まず触った感じですが、ボディーの質感が非常に高く、写真で見る以上にデザインの良いカメラです。
サイズや重量はそれなりにありますが、いろんな機能を詰め込んだシリーズ最高機種としてはこんなもんじゃないかと思います。

ぼくが一番気になったのが光学ファインダーの見え具合でしたが、これが非常に素晴らしく安心しました。
ファインダー倍率は他社のAPSサイズ一眼レフの高級機と変わらず、スクリーンもボケがはっきり分かるタイプのものが使われています。
AFのポイントが従来機の3点から11点に一挙に増え、それが全部クロスタイプで、しかも世界最速というのには驚きましたが、実は個人的なそれほど必要な機能ではなかったりします。
それよりも、虫など接写する時はマニュアルでどれだけピントが合わせやすいかが問題です。
そう考えるとE-3のファインダーはかなり良い感じといえますが、ただ残念なのはスクリーン上のAFポイントの表示で、これがMF時にちょっと目障りになる可能性があります。
これはスクリーンを交換することで解決されるかと思いましたが、残念ながらAFポイント表示は「カメラ側」に刻まれていて消すことは出来ないのです。
ここはぜひともユーザーに「選択」させて欲しかったところで、実に今の時代のカメラは「ユーザーにいかに選択肢をもたらすか」が重要ではないかと思うのです。

もうひとつ気になっていたのが、ライブビュー撮影でのタイムラグです。
E-410などのライブビュー撮影はシャッタータイムラグが大きく、かなり使用範囲が限定されますが、それがどれくらい改善されたかということです。
いろいろ試したところ、タイムラグはかなり短くなったものの、ゼロではありませんでした。
機構上難しいのかもしれませんが、これだと手持ちのマクロ撮影に使うにはちょっと難しいかなという感じです。
もちろん、縦横自在に可動の液晶モニターと組み合わせると、さまざまな撮影の可能性は広がるでしょうが、それでもある程度使用範囲は限定されてしまいそうです。
他社には電子シャッターとメカシャッターを併用してライブビューでのタイムラグをほぼゼロにして、無音撮影まで実現した一眼レフもありますし、また機械式であっても過去に「レンズシャッター式でクイックリターンミラーを実現した一眼レフ」なんてのもありましたから、ここはぜひオリンパスさんに頑張っていただきたいところです。

いろいろ細かい注文はありますが、E-3は他社を上回る機能をも盛り込まれた素晴らしいカメラであることは間違いないでしょう。
ぼくはまだちょっと触っただけですが、使っているうちにいろいろな味わいどころがでてくるかもしれません。
しかしE-3は自分が使うにはボディがちょっと大き過ぎで、オーバースペックかなと思います。
ぼくが興味があるのが上位機種の新機能が、下位機種にどれだけ採用されるかということです。

と言うわけで、E-410と同等のコンパクトボディに、E-3並みの大型ファインダーを搭載したデジカメを妄想してみました(笑)。
レンズも広角単焦点を妄想してます。
14-42mmはコンパクトで高画質ですが、カメラを操作する面白さはイマイチ・・ということで、マニアは困った人種です。

ハラビロカマキリ

2007年09月27日 | カメラ網

引き続きFinepix F30fdの「高感度二枚撮りモード」のテストです。
これはストロボなしで絞り開放、ISO200です。


2枚目はストロボ発光で絞りF8、ISOは同じく200になりました。
まるで写真の入門書の比較作例写真のようですが、こういう撮影用のモードがわざわざダイヤルに設定されているというのは意外に便利。
というより面白すぎで、クセになります・・・

清瀬市

清瀬市

お手軽高倍率マクロ実験機

2007年09月23日 | カメラ網

高倍率マクロはフォーサーズシステムで撮影できるのですが、それなりに高度なテクニックが必要でけっこう疲れるので、もっと簡単な方法で出来ないかと実験してみました。
Caplio R7にレイノックスの高倍率クローズアップレンズをくっつけたもので、ズームを望遠にして使います。
結果は上々で、一眼レフに比べて実に簡単に上記のような写真が撮れてしまいます。
欠点は、やはり画質が一眼レフに及ばないことで、時にボケが不自然で目障りな形状に写ってしまいます。
また、絞りが選べず常時開放になってしまうので、被写界深度が極端に浅くなってしまいます。
しかしピントの合った部分が意外にもシャープで、撮影も一眼レフに比べるとはるかにお手軽で、何でも超アップで撮ってみたくなります。
こうしたコンセプトのデジカメを、ぜひメーカーから発売して欲しいものですが・・・

昆虫カメラマンの使うカメラ

2007年09月21日 | カメラ網
海野和男さんの小諸日記に「昆虫カメラマンの使うカメラ」という面白い記事が載っていたので、ぼくも自分のカメラをあらためて紹介してみようと思います。

ぼくがメインに使ってるのは、こんな感じの組み合わせで、リコーのCAPLIO GX100と、CaplioR7です。
GX100のホットシューにはニコンスピードライトSB30が装着されてますが、これはGX100の内蔵ストロボに「マニュアル調光」の機能がなく、画面に空が入るシチュエーションだと露出不足になりがちだからです。
GX100は露出やピントがマニュアルに対応しているのに対し、ストロボだけがなぜかオートのみなのが唯一の不満です。
まぁ、こうやって外付けストロボを付ければその不足は補えるのですが、せっかくの機動性が損なわれるので不便です。
それにしても、SB30の組み合わせで内蔵ストロボがポップアップするのはちょっとした発見で、それはそれで嬉しいものがあります。

ちょっと機動性が損なわれたGX100に比べ、R7はとにかく片手でサッと構えてすぐ撮影できる強みがあります。
GX100のセッティングに手間取る前に、とにかく撮ってしまおうという時はR7の出番です。
GX100のように絞りが選べないので被写界深度は浅めですが、それがまた独特の「味わい」になります。
こういう簡単なカメラで、けっこうスゴイ写真が撮れたりすると、それもまた「味わい」と感じるわけです。

しばらくはこんな風にあまり改造などせず、そのカメラの潜在能力をどれだけ引き出すか?というルールでやっていこうと考えてます。
「人間の行いは全てゲームのようなものである」という考えに基づくと、ルールを明確にした方が何事もより楽しめるわけです。


もう一つ使ってるのがフォーサーズのシステムで、これは「散歩しながら虫を撮る」という「路上ネイチャー」のコンセプトから考えると、サブシステムになります。
コンパクトデジカメがメインで、一眼レフがサブシステムというのは、プロの中ではごく少数でしょうが、ぼくはそれだけ特殊な生態的地位(ニッチ)を狙ってるわけです。
ぼくがコンパクトデジカメをメインに据えるのは、一眼レフでは不可能な撮影が可能で、それを自分の作風にしようとしてるからですが、逆に一眼レフでも撮れるような写真は、一眼レフのほうが高画質です。
だから雑木林などで虫のアップを精密に撮影する場合などは、フォーサーズの出番になります。
純正のズイコーデジタル35mmマクロと1.4倍テレコンEC-14の組み合わせは、驚くほど先鋭で、撮影倍率もかなり高いです。
さらに高倍率用に自分で改造したレンズも使ってますが、これはまあまあの描写でしょうか?(改造レンズは最近の自分のルールからちょっと外れますが)

オリンパスの一眼レフの良いところは内蔵ストロボで「マニュアル調光」ができる点で、これはGX100より便利です。
欠点は、とにかくファインダー像が見づらい点で、「一眼レフ」としての利点をスポイルしています。
それでもE-300はまぁまぁだったのが、E-500からの普及機はさらにファインダー倍率が下がり、ピントの山の見づらいスクリーンになってしまいました。
おまけにAF測距点の表示が目障りで、イライラしてしまいます。
それを補う機能として、現在使用しているE-410にはライブビューが搭載されてますが、これもタイムラグが大きすぎて実用範囲はひどく限定されます。
タイムラグが大きいのは「シャッター機構のため」だそうで、そういうのは仕方ありません。
しかし不可解なのは、ライブビューに表示されるAF測距エリアの図形で、これがどうやっても「消えない」のです。

こういう余計な線がファインダーにあると、とくにMFでは目障りで仕方ありません。
これは「機構のため」ではなく、ソフトウェアの修正で消えるはずなので、ぜひファームアップで対処して欲しいところですが、今のところそういうアナウンスはありません。
他にもオリンパスの一眼レフには「ちょっとしたところで気の利かない」部分がいくつかあるのですが、その他に「大変気に入ってるところ」もあるので、次機種に期待しつつ使い続けているのです。
オリンパスの一眼レフの「大変気に入ってるところ」は、他の人によってさんざん言い尽くされているので、あえて不満点を述べるに留めます(笑)。


さて、今月は各社からAPSサイズ一眼レフの新発表が目白押しで、掲載誌として送られてきたCAPAも普段より倍以上の厚みがあり、得した気分です。
で、そうしたAPS一眼レフは必要ないのかというと、実は非常に欲しいです。
しかし一眼レフはフォーサーズにしてしまったので、他がなかなか買えず、買ったところで「サブカメラ」にしかなりませんから、お金が余らないと手が出ません。
しかし各社が特色ある工夫をしているようで、そういうのはぜひ味わってみたいですね。
ちょっと興味があるのはキヤノンのEF-S 60mmマクロで、店頭で確認したところインナーフォーカスのためにワーキングディスタンスが長く、至近距離でも内蔵ストロボがけられず、ずっと気になってました。
それに新発売のEOS40Dの、タイムラグのないライブビューを組み合わせると、かなり使い勝手がいいのではないかと想像してしまいます。
しかしGX100やE-410に慣れるとEOS40Dは鈍器のように重く、そんなに重いんだったらAPSなんてケチなこと言わず、いっそフルサイズのニコンD3に行きたくなります。
フルサイズならファインダーも広々しているはずだし、例えば28mmレンズが28mmレンズの画角で使えるから、古くからのカメラファンには精神衛生上いいのかもしれません。
まぁ、でも実際に使ってみて「古いルール」にどれだけこだわる必然性があるか、という疑問がでてこないとも限りませんが。
ともかくデジタルになり、カメラの「ルール」がさまざまな選択肢に分かれ、そこから自分なりの「ルール」をどう編み上げるか、というのがこれからのカメラの使いこなしなんじゃないかと思います。
とは言え、実際に雑誌など見るとカメラの使い方は一定方向に収束しつつあるようにも思えるのではありますが・・・

デジタル一眼レフ α700

2007年09月06日 | カメラ網

新製品のデジタル一眼レフです。
いや、とくにソニーが嫌いなわけじゃないんですが、αマウントの一眼レフはやっぱりMINOLTAのロゴが似合うんじゃないかと思い、画像合成してみました。
しかし思ったほどしっくりこないというか、何となく違和感ありますね。
所詮は失われたブランドということでしょうか・・・


さらに旧minoltaロゴもあしらってみましたが、さらに違和感が増しましたw
まぁ、それなりにオシャレな雰囲気ではありますが。
ちなみに、ソニーαシリーズデジタル一眼レフは、旧ミノルタαシリーズ一眼レフを母体に、ソニーの新技術を盛り込まれて作られているそうで、相当に期待できます。
APSサイズのデジタル一眼レフは、コンパクトデジカメのサブに欲しいのですが、未だ買えないでいます。

Caplio R7

2007年09月01日 | カメラ網

本日からCaplio R7導入しました。
R6の発売が3月ですから、新型が出るのが早すぎですが、これも世の中の流れですね。
新型になるにつれ、他社に合わせて画素数がアップしますが、それだけではなく操作性が細かく改良されるのがCaplioシリーズの好きなところです。

今回はアジャストボタン(ADJ)が、カーソルキーを兼ねるようになり、メニューの選択が画期的にやりやすくなりました。
最近のデジカメは液晶が大きくなり、操作部がどんどん小さくなるので、これは良いアイデアだと思います。
メニューのフォントが新しくなり、細く締まった感じでなかなか見やすいです。
それと、GX100まではマクロAFのフォーカスポイントを移動して撮影後に画像を確認すると、フォーカスポイントが中央に戻ってしまいましたが、R7では移動したフォーカスポイントが維持されるようになりました。
レンズはR6と同じもののようで、望遠端の最短撮影距離がちょい長めです(それでも他社に比べ格段に短いですが)。

ニコンD3

2007年08月24日 | カメラ網

ついにニコンからも35mmフルサイズのデジタル一眼レフが発売されることになりました。
広々としたファインダーで精密なピント調整をする楽しみは、35mmサイズならではなので、コンパクトジデカメのサブカメラにぜひ欲しいです(笑)

ズイコーデジタル 14-42mm マクロ改

2007年07月20日 | カメラ網

オリンパスE-410に付属の標準ズーム、14-42mmのマウントネジ4本を少し緩めます。


そのままカメラに装着すると、レンズがマウントから2mmくらい浮き上がるかたちになります。


見事、最短撮影距離が縮まりました。
広角端でレンズ前5cmまで接近可能です。
絞りF11でこれくらいの深度です。
セミの抜け殻は泥が付いているのでニイニイゼミです。


望遠端でもレンズ前5cmまでピントが合い、これくらいの倍率です(絞りF9)。
画質は広角も望遠もシャープで、正直GX100以上かもしれません。
でも、接近能力はGX100のほうが高いですね。
それに当然のことながら、この改造をすると無限遠にピントは合いません(AFやAEはちゃんと作動します)。
用途を絞ればけっこう有効に使えるのではないかと思います。

OLYMPUS E-450

2007年07月08日 | カメラ網

皆さんE-410お使いでしょうが、ぼくのはE-450にバージョンアップです。
まぁ、ホームセンターで買ったタッパーに450と書いてあっただけですが・・・
14-45mmのリバースレンズにかぶせてみました。


当然、このようにディフューザーになります。
深めのタッパーを少し短くカットしました。