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糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

OLYMPUS E-500

2009年06月05日 | カメラ網

なぜ今E-500なのか?
言うまでもないことですが・・・


バラバラ♪


バラバラ♪

カメラというより、その昔分解してみたゲームウォッチの中身みたいです。
E-300もそうですが、この段階で歯車がひとつも出てこないのがスゴイです。
ボディシャーシもプラスチック製で、E-300に比べて軽量化されてます。


分解途中の写真ですが、外したネジをボディにセロテープで止めているのがミソです。
E-300に比べてネジの数が半分以下で、接着剤で止めてある部品もありません。
なので改造は楽かと思われましたが、今回の「改造プラン」に必要なパーツだけがどうしても取り外すことができず・・・やはり断念してしまいました。
いや、さらに分解を進めれば不可能では無さそうですが・・・しかし正直たいした改造ネタでもないのに膨大な手間をかけるのは、どうもエレガントではないわけで、やはりこのプランも中止です。

次はE-420をバラバラに・・・ということはやりません。
同じアイデアを別のやり方で実行できるよう考えてみます・・・

GX200

デジカメWatch更新

2009年06月05日 | カメラ網

先週に引き続き、デジカメWatch連載の「切り貼りデジカメ実験室」が更新されました。
しばらくサボっていたので、これからはガンガン行きます(行き詰るまでですが・・・)。
この連載で大変なのは、改造しながらその過程を記事にしなくちゃいけない点です。
例えば、「ストロボのキセノン管の電気コードをハサミで切る」写真ですが、実はマクロストロボへの改造後に撮影してます。
つまり、もう一台同じストロボを買って、コードを切るフリをしてるわけです。


このABS板を切り出した部品も、記事を書くために新たに製作してます。
使用中のマクロストロボには、この部品が取り出し不可能な状態で組み込まれてますから・・・
ぼくの場合は改造途中は勢いで作業するので、途中で写真撮影をする余裕もなく、それでこんな二度手間が必要になってしまうのです。
模型雑誌のライターなんかは、一体どうしてるのかと思ってしまいますが・・・


こちらは不採用になったバージョンですが、マニアな人はいろいろ間違い探しをしてみてくださいw
これも実は旧バージョンだし、そのほかにこういう失敗バージョンもありました・・・
ちなみに、このE-420自体にもひみつの改造がしてあって、次回はそのあたりを書いてみようかなと思います。

KIRON 105mm F2.8 MACRO

2009年06月04日 | カメラ網

またしても無駄な買い物をしてしまいましたが、もう買いません、当分は・・・
OMマウントの古いマニュアルフォーカスレンズなので、E-3に装着してもAFはもちろん自動絞りも利きません。
KIRONはキノ精密工業のブランドで、輸出専門の交換レンズメーカーだったので日本ではあまり知られていません。
しかしその性能はピカイチといわれて惹かれたのですが・・・


レンズ先端は引き出し式のフードが内蔵され、内側には植毛までしてあります。
レンズ名や距離表示などの文字は印刷で安物の印象ですが、鏡筒自体はしっかりした金属製で、高級感もあります。
そのかわり重量は最新のシグママクロ105mmF2.8よりもかなり重いです。


最大の等倍撮影時まで繰り出すとこんな感じ。
フードは邪魔なので引っ込めてあります。
後群分離式フォーカスなので、意外に繰り出し量は少ないです。
等倍でのワーキングディスタンスは約13cmで、E-3の内蔵ストロボがけられないのが便利です。
いや、基本的に不便なレンズなので趣味の自己満足の世界でしかありませんが・・・

NOVOFLEX Automatic Bellows+Noflexar 60mm F4

2009年05月27日 | カメラ網

昨日、新宿へデジカメの新製品を見に行ったのですが、帰りになぜかこんな中古品を買ってしまいました。
ベローズというのは絞りが連動しないので不便なものですが、NOVOFLEXのこれはスゴイです。
なんとカメラの自動絞りが完全に機能するのです。
ただしペンタックスKマウント用なので、E-3に装着すると手動絞りになりますが・・・


自動絞りのひみつは、フォーカシングレールの間の2本のシャフトにあります。
カメラの絞りレバーの動きが、シャフトの回転運動に連動し、レンズの絞りレバーを作動させる仕組みです。
この機構は非常にコンパクトにさりげなく仕込まれていて、ベローズとしても小型に仕上がってます。
このカラクリは、数年前のカメラシューで知って感心しましたが、かなり高価で購入はあきらめてました。
ところがそれがずいぶん安く売っていたのでつい買ってしまったわけです。
いや、Kマウントのカメラはフィルム用も含めて持ってないんですが、そのうちけえぜぶんを買うかもしれないし・・・


とりあえず、オリンパスのツインフラッシュブラケットとFL36を装着してみましたが、このシステムはまさに合体ロボのようにいろんな組み合わせができて面白いです。
しかもカメラの内蔵ストロボを「RCモード」にすると、カメラ側で2台のストロボを別々にコントロールしながら、フルオートで撮影できます。


付属のNoflexar 60mm F4ではベローズを縮めても無限遠の撮影はできず、最低でもこの範囲の撮影範囲です。
計算したら約0.7倍でした。


最大撮影倍率は約2倍で、フォーサーズの場合はライカ判換算4倍相当、けえせぶんに装着すると3倍相当になります。


新旧・リバースマクロレンズ

2009年05月24日 | カメラ網

最近のデジカメ業界はPENTAXの新製品「K-7」の話題で持ち切りのようですが、フォーサーズを応援する意味で(笑)、新型の改造レンズを製作しました。
左が以前製作したZUKO DIGITAL 14-45mmをリバースした改造品で、右がごく最近製作したZUIKO DIGITAL 14-42mmをリバースした改造品です。
新型はフィルターやフードの取り付け方など、まだ途中段階でいろいろ試しているのですが、ともかく旧型に比べ格段に小型化されています。
しかし問題は、新型レンズの描写がどれだけ向上しているか、ということです。
もちろん、リバースを前提とした設計ではない、ごく普通の「標準ズーム」の改造品ですから、新型だからと言って描写がよくなる保障はどこにもありません。


で、比較のために、最大倍率(14mm)でタンポポの種子を撮ってみました。
まずは旧タイプ「リバースマクロ14-45mm」です。


次は新型の「リバースマクロ14-42mm」で。
撮影倍率はほぼ同じで、このサイズだと描写にそれほどの違いはないようですが・・・


次に、同じ画像をピクセル等倍にトリミングして比較します。
ますは旧タイプ「リバースマクロ14-45mm」。


そして新タイプ「リバースマクロ14-42mm」です。
明らかに新タイプの方が描写性が向上して・・・非常に手間のかかる改造の「二度手間」が報われて、ホッとしました。
旧タイプ「リバースマクロ14-45mm」ではこれぞという写真がなかなか撮れず、自分の腕が悪いのかと思っていたのですが、新タイプの「リバースマクロ14-42mm」にしたら急に写真が上手くなったみたいに撮れはじめたので、やっぱりレンズのせいだったみたいですw
気になるのは、現在市販されている唯一の高倍率マクロ専用レンズ、キヤノンMP-E 65mmとの差なんですが、どんなもんなのかいっぺん比較してみたいです。
とりあえずこのレンズで撮影したデータを、6月に開催する写真展の依頼主であるオリンパスプロサロンの方に見てもらったところ、描写に関しては特に何も言われなかったので、まずは及第点といったところかも知れません。

PENTAX K7

2009年05月21日 | カメラ網

ぼくがオリンパスに待ち望んでいた理想の一段レフが、対にペンタックスから出た!という感じですw
画像はこのページからの引用ですが、これで見るとE-620と同じくらいのボリュームでしょうか?
実は今、仕事用にオリンパスさんからE-620をお借りしていて、これが軽量コンパクトで、作動音が軽快で、手振れ補正も付いて、もちろん高画質でいいカメラには違いなく、自分で買っちゃおうかな? と思ってしまうのですが、惜しいのはファインダーの見え具合なのです。
倍率が小さいのは仕方ないとしても(しかしE-420よりは若干大きい)ファインダースクリーンが素通しに近く、50mmF2マクロを装着してもピントの山が掴みにくいのは、どうにも使いづらいのです。
被写界深度の浅いマクロ撮影では、いわゆる「3点ピント合わせ」が基本ですが、そのワザがこの「素通しスクリーン」だと使えないのです。
そういう用途には、優秀なファインダーを装備したE-3とE-30が用意されているのですが、この2機種はどうにもボディが大きすぎです。
しかし、E-620は上位機種に劣らず十分高性能で、これにMFのピント合わせが楽にできる「普通のファインダースクリーン」を入れてくれさえすれば、それだけで「名機」になるんじゃないかと思うのです。
いや理想的にはE-620のボディにE-3のファインダーを載せてくれれば言うこと無いのですが、オリンパスからはなかなかそういう一眼レフが発売されず・・・そして思いがけずにキタ!というのがPENTAX K-7なわけです。
まぁ、K-7はすぐに買えないし、そもそも一眼レフのシステムを二系統そろえるのは大変なのだけど、だからオリンパスさんにもK-7みたいなカメラ、つまり小さなボディに大きくて見やすいファインダーを装備した、玄人好みのカメラを望んでいるのですが・・・
まぁ、オリンパスからは新規格のマイクロフォーザーズの発表も控えてるし、過度な期待はせずに待ってますw

ツインフラッシュブラケット「FL-BKM03」

2009年05月14日 | カメラ網

昨日、オリンパスプロサロンさんからお借りした、新製品のツインフラッシュブラケットと、エレクトロフラッシュFL36Rなのですが、さっそく装着してみました。
カメラはオリンパスOM1で、スレーブ発光用にエレクトロフラッシュT20を装着してます。
レンズはズイコーマクロ20mmF2で、オートエクステンションチューブ65-116も装着し、10倍までの高倍率マクロ撮影が可能です。
しぬほどカッコイイですが、これはまぁジョーダンですw
いや、エレクトロフラッシュFL36Rはあらゆるフラッシュに対しスレーブ発光するので、こんなふうにOMシステムでも利用できるはずですが、今の時代さすがに高倍率マクロをフィルムで撮る気にはなりません。
実は今、このシステムとほぼ同等の高倍率マクロシステムを、オリンパスEシステムを使って半分以下の大きさの機材で実現すべく試行錯誤してるのです。
しかし、いーかげん試行錯誤ばかりしてるとオリンパスさんから依頼された個展に間に合わなくなってしまうので、予備機材として確実に作動が保障されている機材をお借りしたのです。

あと、サブカメラとしてE-620と50mmF2マクロもお借りしました。
今回の撮影はE-420がメインで、E-3はでかすぎなので自宅待機・・・って上位機種を差し置いてE420をメインに使うプロはあまりいないかもしれませんw
個展は田園調布の「デコス ドックカフェ」にて、会期は5月30日から6月29日まで。
タイトルはまだ未定で、内容は決まってますが、作品がまだ撮れてないです・・・

CX1

二度手間フラッシュ

2009年05月10日 | カメラ網

フラッシュの発光部をコードで延長するという、イマドキ流行らない?改造をしてますが、はっきりいって二度手間どころの話じゃありません。
何たって両方とも光らないんですから・・・
いや、スイッチオフで発光するので(そういう仕様なのです)発光機能そのものは生きてます。
しかしなぜか2つともスレーブセンサーの反応が悪く、時々しか発光しません。
原因は分からないのですが、以前ニコン・スピードライトSB30に同様の改造を施したところ、やはり発光しなくなってしまったので、似たようなものかもしれません。


このような発光ヘッドも製作したのですが、無駄になりましたw


裏から・・・
実はこのあと「三度目の正直フラッシュ」を製作して、一応は成功したのですが、いまひとつ効果は微妙で・・・ドツボにはまってるかもしれません。

SIGMA MACRO 90mm F2.8

2009年04月23日 | カメラ網

さっきまで玉川上水沿いにいたのに、イキナリ新宿駅前に来てしまいました。
そして、さっきまでMacro-Kilar 90mmが付いていたはずのE-420に、イキナリSIGMA MCRO 90mmが付いてます。
いや、アルプス堂ではっせんよんひゃくえんだったので、つい買ってしまったのです。
最大撮影倍率は1/2倍までですが、驚くほどコンパクトで、50mmマクロ並みの大きさしかありません。
それでいてF2.8となかなかの大口径で、後群分離式フォーカスで繰り出し量が少なく、すばやいピント合わせが可能です。
当時はタムロンの90mmマクロのほうが人気があったようですが、改めて見るとシグマのこの90mmマクロもなかなか意欲的な設計です。
いわゆる安物レンズですが、今となってはこういうレンズこそが貴重で、中古ショップではほとんど見たことがありません。
最近、古いMFのマクロレンズばかり買ってますが、「みんなちがって、みんないい」のだから仕方ありませんw
それでいて、フォーサーズ用のシグマ105mmがなかなか買えないでいるので、困ったものです・・・

GRD2


RICOH R8+OLYMPUS1.5倍テレコン

2009年02月26日 | カメラ網

R8に、1.5倍のテレコンを装着してみました。
取り付け方は、デジカメWatchのこの記事の応用です。

テレコンはオリンパス製で、銀塩時代のレンズ一体型一眼レフ「Lシリーズ」用で、中古で安く買ったのを思い出したのです。
これでR8の200mm相当の望遠が、300mm相当まで拡大されるわけです。

試写の結果は、周辺はボケますが中心はまずまずシャープ、といったところでしょうか?
このテレコンは鏡筒がプラスティック製の、いかにも安物の感じですが、それに石手はまずまずの性能ではないかと思います。
R8のレンズとの相性も、それほど悪くなかったのだとも言えます。

しかしこれは、実用的だとは言えませんね・・・
最近のコンパクトデジカメのズームは、どんどん高倍率化が進んでいて、先ごろ発表した各社新製品には、300mm相当までのズームを内蔵し、なおかつフラットなボディを実現した機種がいくつか含まれます。

例えばパナソニック「LUMIX DMC-TZ7」 は、25mm-300mm相当の12倍ズームを装備し、これは一眼レフ用レンズにもないすごいスペックで、実写速報の結果も、なかなかではないかと思います。
オリンパス「μ-9000」は28-280mm相当の10倍ズーム機で最小との事で、これもレビューが上がってます。
キヤノン「PowerShot SX200 IS」
は28~336mm28mmからの12倍ズーム機で、「LUMIX DMC-TZ7」よりちょっと望遠寄りのスペックです。
ニコン「COOLPIX P90」は、なんと24倍の26~624mm相当のズームを搭載してますが、一眼レフよりは小さいとは言え、ポケットに入るようなサイズではないのが残念です。

で、これらの高倍率ズーム機は確かに便利で魅力的だと思います。
しかし一方で、倍率を欲張りすぎてレンズ性能がスポイルされているのではないか?と言う不安もあるわけです。
ですから、以前にも何度か書いたように「望遠専用コンパクトデジカメ」の登場をぼくは待ち望んでいるのですが、世間的にはどうなんでしょう?
世間的に望まれないものを企業が生産するわけないんですが、しかし「望遠専用コンパクトデジカメ」はあったら便利だし、売れるんじゃないかとぼくは思うのです。

一眼レフの場合、28-300mm相当の「高倍率ズーム」は、便利だけど画質はイマイチという印象です。
しかし一眼レフはレンズ交換が面倒で、だからこそ「高倍率ズーム」の利便性が生きてくるわけです。
一眼レフには「ダブルズームキット」という定番もありますが、28-80mm相当の標準ズームと、70-300mm相当の望遠ズームを交換しながら撮影するのは、面倒くさくい上に大事なシャッターチャンスも逃してしまいます。

しかし、ポケットに入るサイズのコンパクトデジカメの場合、レンズ交換ならぬ「ボディ交換」は非常に気軽に行なえます。
ぼくは普段、標準ズームを装備した「RICOH GX200」と、高倍率ズームを装備した「RICOH R10」をポケットに入れ、「ボディ交換」しながら撮影しています。
虫とか、路上の写真を撮るときはGX200を使い、鳥などを撮る時はR10を使うわけですが、この使い分けは「一眼レフのダブルズームのレンズ交換」よりもはるかに気軽に行なえます。

しかし残念なのは、望遠用に使っているR10のレンズがあくまで高倍率ズームのため、画質がそれなりでしかないことです。
GX200は無理のない広角-標準ズームであり、マクロ域も含めなかなかの高性能なのですが、Rシリーズのレンズ性能はいま一歩譲ってしまいます。

ですからGX200のパートナーが、例えば80-300mm相当の望遠専用デジカメだったら・・・とつい思ってしまうのです。
いや、小鳥を獲るには300mmはちょっと物足りないので、80-560mm相当の7倍ズームとかだったりすると、さらに嬉しいかもしれません。
こういう超望遠ズームが、GX200程度のサイズのボディに収まれば、かなり魅力的なデジカメになるはずではないかと思います。
で、標準と広角がセットの「ダブルズームデジカメキット」として売り出せば・・・
なんて夢想してるだけでは説得力がないので、自分で試作品を作ろうとしたのですが、単にデカイデジカメが出来てしまったと、そういうわけなのですw

因みにリコーの新製品「CX1」は、ズームレンジはそのままなのがちょっと残念なものの、「ダイナミックレンジ拡大」という新たな技を繰り出してきたもようで、そちらの方向も楽しみです。

今月号いろいろ

2009年02月22日 | カメラ網

今月もカメラ雑誌の発売日になりましたが、まずは「日本カメラ」の「スーパーフォトテクニック解体新書」という特集に登場しています。


隔月の「デジタル写真生活」も今月の発売です。
「目玉と脳の写真術」は前号からリニューアルしたのですが、その二回目にしてタイトルを変更するという「荒技」を使いましたw
新しい連載タイトルは「ブリコラージュ写真論」です。


雑誌ではないですが、デジカメWatchに連載の「切り貼りデジカメ実験室」も更新しました。
今回は「タムロンの最新ズームレンズをフォーサーズで試す」です。
よく分かりませんが、海外でも話題になってるみたいですw

Viviter AUTO TELEPHOTO CLOSE FOCUSING 135m F2.8

2009年02月05日 | カメラ網

昨日、フォーサーズマウントに改造した、ビビター135mmマクロのテスト撮影です。
ご覧の通り歪曲収差は皆無で、さすがに単焦点レンズです。


しかし、同じ壁に止まったモンシロチョウのサナギを撮ると、真ん中に妙なゴーストが発生・・・


ツバキの花を撮ってみると、こちらはゴーストもなく高画質です。


GRデジタルのレンズ周りを撮ると、明らかなゴーストが・・・
これはレンズの欠陥というより、デジタルとの相性の問題ですね。
デジカメの撮像素子の表面はフィルムより光沢があり、デジタル専用以外のレンズでは、予期せぬ内面反射によってこういうゴーストが発生することがあるわけです。
しかし今のところ他のレンズでは発生しませんから、このレンズがたまたま・・・なんでしょうね。
高性能だが、使いこなしの難しいじゃじゃ馬レンズ、といったところでしょうかw

国分寺市
E-3


Viviter AUTO TELEPHOTO CLOSE FOCUSING 135m F2.8

2009年02月04日 | カメラ網

今日は「日本カメラ」の取材で新宿まで出たのですが、その帰りにまたしてもこんな衝動買いをしてしまいました。
おととい余計なレンズを買ったばかりなのに、です。
「ビビター オート テレフォト クロース フォーカシング 135mmF2.8」という長ったらしい名前が付いてますが、要するに望遠マクロレンズです。
店の人によると「パナゴール」のブランドでよく出回っている輸出が主の日本のメーカー製のようで、55mmと90mmマクロがあるのは知ってましたが、135mmははじめて見ました。
で、お値段がはっせんはっぴゃくえんと、スペックの割りに安かったので買ってしまったのでした。


安さのひみつは、マイナーブランドの古いレンズということもありますが、「コニカARマウント」なのが一番の原因でしょう。
コニカARマウントはこれまたマイナーな規格の上に、フランジバックが短くてデジタル一眼レフに装着できるアダプターが製作できず、ともかく人気がないのです。
ところが、ネット上にはいろいろな情報があって、「フォーサーズボディにヘキサノンARレンズを装着する 」なんていう記事を見つけてしまったので、早速これをマネてみることにしました。
まぁ、マネというより自己模倣というか、実験の追試みたいなもんです。


まずはマウント後部の余計な部品を取り外します。
ネジで簡単に外れたのでまずは一安心。


そして、1.5mmのABS板をカットして、「スペーサー」を作ります。


スペーサーは両面テープを使って、マウントのこのような位置に貼り付けます。


するとアラ不思議、コニカARマウントのレンズが、フォーサーズマウントにガキーン!!と合体できてしまいます。
この状態で、素晴らしいことにちゃんと∞から撮影できます。


さらにこれはマクロレンズなので、このようにシャキーン!!と伸びるわけです。
最大倍率は0.5倍で、80年代のレンズとしてはかなり意欲的なスペックではないかと思います。
ヘリコイドの動きはスムーズで、AFレンズでは味わえない操作性です。
改めて「パナゴール」で検索すると、海野さんが55mmと90mmについて書かれてましたが、135mmはお持ちでないみたいです。
これで写りがよければお買い得ですが、果たして・・・?

GX200

コンタレックス用ベローズ

2009年01月30日 | カメラ網

今日は一日雨でしたが、2月14日から丸亀市のギャラリーARTEで開催する個展用のプリントを頼みに、新宿のプロラボに行ってきました。
で、帰りに買ってしまった接写用ベローズがこれなんですが、コンタレックス用です。
コンタレックスはカメラもレンズもものすごく高価なのですが、このベローズは何だか安く、しかも珍品だろうから今買わないと次はないという感じです。
いや、ぼくはコンタレックスのシステムは他に何も持ってないので、ベローズだけ買っても無意味ですが、デジタルのご時勢なんでそのうち何かに使えるかもしれない、というわけです。
ただのガラクタに終わる可能性も大ですが・・・

GX200

マクロキラー90mm&インダスター50mm

2008年10月22日 | カメラ網

昨日から使ってるMacro-Kilar 90mmですが、このように分離することが判明しました。
右がレンズ本体で、左がヘリコイド付きマウントアダプター、といったところでしょうか?
問題は、この2つのパーツが接続されているマウントなのですが、なんとライカスクリューマウント規格でした。


だからMacro-Kilar 90mmのレンズ部だけをライカマウントのカメラに装着できてしまうわけです。
もっとも、ファインダーでピントの確認が出来ないので、撮影はかなり難しいですが。


そして、ヘリコイド付きアダプターには、ライカマウントの引き伸ばしレンズ、ロシア製のインダスター50mm/F3.5を装着してみました。
もとのMacro-Kilar 90mmよりは高倍率の接写が出来るはずです。
こんな工夫が出来るとは・・・高級品でありながらも意外に貧乏性な設計になっているところがドイツ流なのでしょうか?