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糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

RICOH DC-3Z

2010年05月18日 | カメラ網

OIKAWAさん家にあったRICOH DC-3Zと、最新鋭のRICOH GXRを並べてみました。
1997年発売だそうですが、未来的に見えるのはDC-3Zの方でしょうかw
デジカメの黎明期はデジタルならではなのスタイルが追求され、それに対し現代のデジカメはフィルムカメラに擬態する傾向があります。


液晶がパカッと開くところがカッコイイですね。
使い勝手もなかなか良いです。
さすがに各種動作は鈍いし、液晶も見づらいし、画質も悪いですが、その他は意外に古さを感じません。


レンズバリアは液晶モニターと機械的に連動して開きます。
こういうカラクリも、また面白いです。

Nikon COOLPIX900

2010年01月29日 | カメラ網

先日、渋谷で手に入れた「近未来デジカメ」とは、このニコン・クールピクス900でした。
ジャンク品扱いでごひゃくえんでしたが、電池を入れたら完動品で感動です。
1998年発売で、当時は10万円以上したはずです。
ニコンとしては初めての本格的デジカメで、130万画素の高画質を誇ります。


レンズ部がクルリと回転するスイバル式、永遠の近未来スタイルです。
デザインも、カメラとは思えない妙なテイストでステキです。


「ZOOM NIKKOR」の文字が誇らしげな3倍ズームを装備してます。
当時としてはかなり高性能なレンズで、フィルムより格段に小面積のCCDに適したレンズの製造は非常に難しかったわけです。


記録媒体はCFカードなので、現在でも使用できます。
昔のデジカメは現在のパソコンではデータの読み出しができない機種も多いですから、これは助かります。
なぜか、D70用の256MBのCFが付属してました。


主な撮影設定は、ボディ上面の液晶に表示されます。
ストロボがオートになってますが、発光禁止を設定しても電源オフでまたオートに戻ってしまいます。
これは当時も評判が悪かったみたいです。


背面モニターの表示は至ってシンプルです。
当時としては大きなモニターですが、明るい屋外ではほとんど見えなくなってしまうこともあります。
この写真は、実はパソコンのモニターを映したところを撮影したヤラセです(笑)。
実際の撮影はシャッタータイムラグがほとんどないのに感心してしまいますが、さすがに書き込みには時間がかかって数秒待たされます。


露出補正はメニュー内にあって、これも不便です。
フォントが中国製のトイデジみたいで、味わい深いです。


RICOH GXR(その1)

2009年12月18日 | カメラ網

『日本カメラ』誌の執筆用に、RICOH GXRをお借りしました。
APS-Cサイズのデジカメは、2003年に使用したFinepix S2pro以来なので、かなり久しぶりです。
が、使ってみるとちょっと様子が変です。
昼間でもシャッター速度が妙に遅くなるし、室内ではモニターが真っ暗で何も見えないし、撮れた写真もシャープネスがありません。
いろいろ設定を変えてみたのですが・・・


実は33mmマクロカメラユニットのレンズが不調で、このように最小絞りのまま固定されてました。
シャッター速度が遅いのは言わずもがな、写真が眠いのは絞りすぎによる回折現象ですね。
まぁ工業製品なので、こういうことがあるのはしょうがありません。
明日、代替品が送られてくる予定です。
ちなみにズームカメラユニットは、問題なく作動してます。

RICOH GXR

2009年11月10日 | カメラ網

発表会に行ってきました。
「カメラユニット交換式」という画期的なデジタルカメラです。
詳細はデジカメWtchをご覧ください。


他のサイトに載らない画像として、APSサイズ素子搭載の33mmマクロのシャッターを撮ってみました。
「レンズ交換式」ではないので、レンズ内部にシャッターを搭載してるわけです。


「携帯電話ユニット」が発売されたら、ぼくもケータイ持つことにしますw

GR DIGITAL III

2009年10月02日 | カメラ網

GRD3のモニター表示の再現画像です。
再現なので、実際にアカボシゴマダラを撮ってるわけじゃありません。
写真を表示したパソコンモニターにGRD3を向けて、その液晶画面をGX100で撮ってるわけです。


で、GRD3の背面写真にハメコミ合成します。
表示された数値はぼくのGRD3の「マイセッティング1」の設定ですが、シャッター速度が上記元画像と違うのが我ながら芸コマですw
「日本カメラ」11月号からGRD3のロングランレポートを書くことになりまして、そのための写真です。

オリンパス「ペン」「OM」「XA」の開発者、米谷美久氏が逝去

2009年07月31日 | カメラ網


デジカメWatchの記事で知ったのですが、オリンパスのカメラ設計者の米谷美久さんが亡くなられました。
ぼくは米谷さんにはお会いしたことが無く、非常に残念ですが、ぼくがもっとも影響を受けたカメラ設計者です。
写真家であるぼくが、設計者に影響を受けるというのはヘンですが、しかしカメラ改造はもとより、作品制作の面でも、米谷さんのカメラ設計はぼくに多大な影響を与えてくれました。

例えば、米谷さんの設計によるオリンパスXAシリーズですが、ぼくの持っているXA、XA2、XA1を並べてみました。
どれも似たような外観で、共通パーツも多いのですが、中身が違うと言うか、それぞれに別のアイデアが盛り込まれています。
XA(下)は距離計内蔵ファインダーと、絞り優先AEを装備した玄人向けのカメラです。
対してXA2(左上)は目測式でプログラムシャッター装備の初心者向け普及機で、XAの絞りレバーがXA2ではピントレバーになっていると言うアレンジが秀逸です。
XA1(右上)はXA2よりさらに低価格のカメラですが、露出機構がPEN EEと同一のセレン式と言う、旧世代のメカニズムが採用されています。
そしてエレクトロフラッシュA11は、どのXAシリーズとも共用できます。

つまりXAシリーズは、どれも共通の「構造」を持ちながら、それぞれに別の「構造」を取り入れることで「バリエーション展開」してるわけです。
これは一つのアイデアを1回で終わらせずに展開させるための方法論であり、それをぼくは自分の作品製作にも取り入れているのです。



これはOMシステムのエレクトロフラッシュT-20ですが、このストロボがすごいのは「OLYMPUS」と書いてある「O」の部分です。
この「O」の部分が、なんとオートストロボのセンサーになっているのです。
まさに徹底的に無駄を排した、合理的かつエレガントなアイデアです。
ぼくはこういうのに影響を受て、「レンズキャップ兼ストロボディフューザー」を作ったりしたのですw

まぁ、素人のぼくはともかく、米谷さんの設計がカメラ界に与えた影響は大きく、特にライバル会社のペンタックスやリコーなどに、かなりそれを意識したと思しきカメラが発売され、その伝統はデジカメ時代にも脈々と受け継がれているように思います。

GR DIGITAL III

2009年07月27日 | カメラ網

今日は新発売のGR DIGITAL IIIの発表会の取材の取材をしてきました。


写真がブレてて申し訳ありません。
いや、これは新製品じゃないんですが・・・会場にいらしてた某写真家の改造による、ビューファインダー付きCX1です。
ボディ上面にアクセサリーシューを接着されたそうで、ぼくの目はこっちのほうに釘付けでしたw
いや、GR DIGIRAL IIIには期待大なのはもちろんですが、いずれ店頭でじっくり触れますから・・・8月5日の発売です!


で、発表会終了後に、リコー創業者 市村清氏の像を撮る海野和男さんです。
何でこれを撮られてるのかと言うと、発表会でゲストトークした細江英公さんが、
「私はロダンの彫刻をGX200で撮っているが、4×5判カメラでは不可能な角度から撮れるから非常に良い。」
とお話するのを聞いて、さっそくご自分で試しておられるのです。
こういう姿勢は見習わなくちゃいけませんw


E-P1改

2009年07月18日 | カメラ網

革貼りしてみました。
しかしちょっと失敗して・・・


ポロリ・・・

本当は「デジカメWatch」の次回連載のつもりだったのですが、やってみたらあまりに裏技過ぎて、とても記事にできません・・・・
グリップを取り外すには、まずは外装パーツを取り外す必要があるのですが、ぼくの能力では上手く外すことは出来ず・・・結局「超能力」を使ってしまいました。
超能力は記事になりません・・・

GX200

OLYMPUS EP-1

2009年07月17日 | カメラ網

結局買ってしまいました、EP-1です。
しかし何事もイキナリ基礎を飛ばして応用から入るのがイトザキ流・・・というわけで、オリンパスの17mmパンケーキレンズに、RICOH GX8用のワイコンDW-4を装着して28mm相当にしてみました。
光学ファインダーもGRD用のGV-2を装着してます。


で、ファーストショットなのですが・・・周辺がボケボケです。
真ん中はシャープなのですが、これでは普通の撮影には使えません。
フォーサーズ用の25mmとワイコンDW-4の相性は最高に良かったのですが・・・
ちなみにモデルの方は、来週から写真展「トンボの世界」を開催される田中博さんです。

フォーカシングスクリーン

2009年07月07日 | カメラ網

一眼レフ用のフォーカシングスクリーンです。
上がライカ判フルサイズ用、下の2つがフォーサーズ用ですが、あらためて比較するとずいぶん大きさが違います。


このような改造をしてましたが、続きはWebで!
いやここもWebなんですが、近日中に「デジカメWatch」に掲載予定です。

OLYMPUS E-300

2009年06月05日 | カメラ網

今更ながらOLYMPUS E-300、言わずと知れた名機です。


バラバラ・・・


うしろからもバラバラ・・・
まぁ分解というか、とりあえず外装パーツを外しただけですが。


一番苦労したのがボディー外装のアルミパーツ。
なんと「接着剤」で止まっていました。
どのネジを外してもこのパーツだけがビクともせず・・・さんざん悩んでやっと突き止めました。
はがすにはシンナーを使います。

実は、とある改造ネタのために分解してみたのですが、大変そうなのが分かって中止になりました。
このカメラは外像パーツだけでもけっこうな量のネジが使われ、さらに奥まで分解すると取り返しの付かないことになりそうなので、切りのいいところで引き返したわけです。

GX200