昌美スイッチ

昨夜
ひさしぶりに

昌美スイッチが

入りました。


稽古がおわって
携帯をみると
木村から
わけのわからないメールがきていました。


○朝倉がバナナちぎった
○朝倉が携帯みつからないってさ
○さらにビール３つ追加


携帯で「ん？」
となり
ビールで「なるほど」
と思いました。

どうやらうちの昌美は
木村と呑んでいるようです。
しかも酔っています。

そこで電話をして昌美の声を聞いた瞬間


ヤバイ


と思いました。


もう昌美を止めることはできないほどになっている


そこで
西荻窪まで昌美を回収しにいきました。

昌美に出会ったとき思ったことは

阿佐ヶ谷までたった二駅
されど
急がば回れ

家に着いたのは1時30分ごろでした。
1時間はかかった計算になります。


家に着いて
昌美を着替えさせて
寝かせようとしたら
サンシャイン牧場をやると言って
パソコンのまえに座りこんだので
とりあえずはそれなら安心と思い
私は夕飯を作り食べました。
昌美は私が食べおわってもまだやっていたので
様子を見に昌美の後ろから
パソコンの画面をみると

いまだに

ログインできずに

ずっと

パスワードを打ちなおしていました。


その間


15分。


昌美は黙々と
パスワードだけを
声をださずに打っていたのです。


いたしかたがないので
私は正しいパスワード打ってあげました。

昌美は

入れたー

と言って
サンシャイン牧場をやると
今度はそのまま
ミクシの日記を書きはじめました。

その文章が



みぎ　ひざに
きずが
なぜ？



何度も何度も打ちなおしてできた渾身の文章です。

その時の想いをストレートに打ち明けた名文です。



右ひざにキズがなぜできたか


それは


西荻窪のホームで転んだからです。



酔っぱらった昌美は思いだしたように
私に聞きます。



昌美→ヒザが痛い。どこで打ったの？

私→西荻窪のホーム



この会話は５回以上はくり返されました。


よほど疑問に思ったようです。



そしていつものように
夜分遅くに眠りにつきました。