いしころにっき

石原石子の日記です

よくいままでなにごともなく生きてこれた酔っ払いの話

2015-11-08 22:34:56 | まさみ
下書きにして置き忘れていた文章を発見しました。

いまさらですが先々月のお話です。



昌美が酔っ払った。



夜の0時あたりのことです。
新宿でお友達の方々と飲んでいた昌美から
最寄駅である


阿佐ヶ谷駅ついた


との電話が届きました。
私はわかった、と言って、
風呂でもわかしておいてあげようと
湯を入れ本でも読んで待っていると


帰らず


もうそろそろ家についてもよさそうなものだが
そんなことを思っておりました。矢先。
昌美から
最寄駅である


阿佐ヶ谷駅ついた


との電話。
そこで私が考えた選択肢は三つです。


一、新宿駅を阿佐ヶ谷駅と言っている
二、阿佐ヶ谷駅にずっといる
三、予測しえない駅にいる


そしてどのみち昌美が酔っ払って一人で帰れないことは確定している。

さてどうしたものかと思い
新宿であろうが阿佐ヶ谷であろうが
とりあえず阿佐ヶ谷駅に行くことにしました。
昌美にとりあえず阿佐ヶ谷駅に行くと言うと
一人で帰れるから大丈夫と言います。
私は駅から徒歩15分足らずなのに

阿佐ヶ谷ついた、から、阿佐ヶ谷ついた、まで、

20分以上あるのは不自然なので却下させていただき
駅に向かいました。

駅のホームにいたとしたら危険だなとかおもって到着すると
人の流れをさけた改札をでた正面の場所を陣取って
家出少女のように体育座りをして携帯をいじっておりました。
とりあえず無事に回収できると安心したものの
一生懸命なにをしているのか聞いてみると


いまお友達とLINEしてるの


そういって見せてもらったのですが
その内容は


(line形式です。左がお友達、右が昌美の返信です)


みんなまた飲もー

                  まさみ

昌美さん大丈夫?

                  まさみ

○○さんちゃんと送った?

うん。とりあえず駅までは送ったよ

                  まさみ




といったものでした。
もはや自分の名前をひらがなで返す能力しか残っておりません。
送ってもらったところを見ると
どうやら新宿ですでに仕上がっていた模様です。
そこで私は昌美が替わりに返信して
というので昌美になりきって


ちゃんと家についたからだいじょうぶ


友人の方々にアピールしておきました。


帰り道


自転車を引っ張りながら帰ったのですが
乗ろうとする昌美を止めるのがやっかいでした。
何かに激突するか転ぶか
おそらくその二択しかないので
絶対に乗らせないようにしておりました。

にもかかわらず

呂律のまわらないおしゃべりをして
私が油断したところでふいに

乗りやがります

酔っているくせにずいぶんと
こずるい手を使ってくる
そんな昌美を家の中まで連れてきたら
もう安心なので
私ももうあまり手をかけませんでした。


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