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ゆっくり行きます。

たまにはイイ・・・っていうか、かなりイイ!!(佐川東京1-2武蔵野@駒沢・JFL前期第7節)

2006-05-03 18:16:40 | フットボール
 1週間前の「下見」の経緯を踏まえ、遂に久々のJFL生観戦が実現しました(笑)。

 得点ランキング上位の大久保哲哉の今を見たかったし、「JFLの東京ダービー」がどのような雰囲気なのかを知りたいというのもありました。

 キックオフギリギリでの到着。観客は600人弱(もっと来るかと思ってたのですが)ではあるものの、いわゆるウルトラ系な人だけではなく、写真を撮る人、声援を送る中年の女性グループ、1人でタオルマフラーを広げている人・・・実に色んなスタンスの熱いサポーター達がいました。でも、基本的には、

 「牧歌的」。

 そうそう、JFLってこういう雰囲気だったよなぁ~と、ふと懐かしく。この雰囲気にサンバの応援って、今にして思うと結構合ってたんだろうなとも思ってしまいました。ま、今の横浜には似合いませんけどね。


 試合の流れや内容も、中盤がスカスカな時が多く、信じ難いポカがあったりするんだけど、上手い選手とそうでない選手の見分けがすぐに出来、そして時折あっと驚くようなプレーも見せてくれるという、これまた実に懐かしいものでした。

 今回の試合は序盤こそ押し気味だった佐川東京の中盤がスカスカだったため、下馬評では不利だったはずの横河武蔵野(以下、武蔵野)が試合を終始支配し、見事な勝利を遂げました。GK井上(元札幌)や、鋭いミドルやFKを蹴っていた24番のMF原島が印象的でした。特に原島はJでも通用すると思います。また、報われなかったけど、佐川東京の23番のDF高橋の右サイドからの上がりも上手かったですね。

 で、横浜にいた頃よりも筋肉が付いたようにも見えなくなかった我らがおーくぼ先生は、序盤こそ高さと足技(!)で、相手を翻弄させてたのですが、武蔵野が先制してからは、横浜時代と何ら変わらないような感じで「消えてました」。。。残念。でも、頑張れ。


 そんなこんなな試合だったのですが、この日、最も印象に残ったのは何と言っても、スタンドの様子。それも、武蔵野の応援!!


 ま、応援という表記がふさわしいのかは微妙なところもありますが、前述した人達に加え、横断幕はあれども太鼓や大旗はなく、他の観客と一緒にメインスタンドに溶け込むように着座し要所要所で声と手拍子を出しては、スタンドの6割を占めていた武蔵野ファンと一体となった応援をしていたウルトラな人達もいれば、「おい、そこじゃねぇよ」「プレスだよプレス!」「サイドチェーンジ!」「相手の○番気を付けろよ!」と、無口な古矢監督とは対照的に、スタンドのあちこちから、指示を送っていた大勢の自称監督の姿も(笑)。

 でも、彼ら1人1人が実に良い空気を醸し出してくれるんです。昨年から、クラブ化をしたこともあるのでしょうが、今までも何度か観戦したことがありましたが、武蔵野ってこんなにも老若男女な多くのファンが熱くサポートしてくれるクラブだったっけ?と頭を傾げつつも同時にとても嬉しくなっている自分もいました。

 実際にも表明しているようですが、地理的条件も踏まえれば、いくらクラブ化したとはいえ、Jを早急に目指すのは不可能な話(J規格に満たしたスタジアムの確保は困難、というか味スタ以外には不可能なこと)。

 だからこそ、下部組織のより一層の拡充を最優先とし、武蔵野・三鷹方面にトコトン密着したクラブとして究極の域にまで発展してもらいたいと思います。それこそ、本田技研と共にJFLの雄として。(本田には昨日負けたみたいですが(苦笑))


 第2の故郷に、こういうフットボールクラブが本格的に出来ていることに喜びを感じました。今後、我が横浜の次に動向が気になるクラブとして少しずつ追い掛けていきたいと思います。

 今の雰囲気のままで、武蔵野にもっともっとサポーターが増え、そして、多くの選手がJへと巣立っていく様を見守っていけたらいいなと切に祈っています。


※そんな訳で「横河武蔵野FC」への表記は、今後はサポーターがコールしている「武蔵野」で統一させます。

本番は土肥ちゃんでいいんじゃない?(東京2-1名古屋@味スタ・J1第10節)

2006-05-03 12:13:54 | フットボール
 聖地三ツ沢を後にして、車を置きに自宅に戻ってから、京王線で飛田給へ「再登校」。今季初のはしごで、今季初のJ1公式戦の観戦です。

 もっとも、両チームとも調子が良くないと事前に聞いていただけのことはあり、実際にも、これといって感心したシーンというのはあまりありませんでした。

 勝ったとはいえ、FWじゃないルーカスは2得点していてもやっぱりヘン。そして、名古屋は一体何がしたいのか分からなくて、「従来の横浜みたい」に守備のポカが多いし、ボールを奪っても、攻撃への切り替わりが遅い遅い。。。


 名古屋、本当にヤバいと思います。ここまで来たら、もはや行くトコまで行かないと解決しないのではないでしょうか。
 それでも、終了間際に吉村がミドルを決めて1点差にしてしまうサプライズがあるのがJ1とJ2の違いなのかとも思いはしましたがね(苦笑)。


 さて、この日のお目当ては楢崎正剛の姿を久々に見ることだったのですが、残念ながら、1失点目にナラがDFに当り散らしながら怒っていた姿が悪い意味で印象に残りました。GKとDFの連係って本当に大事なんだともつくづく実感。こういう光景って、昨年よく見たモンね、ねっ菅野さん(笑)?

 その一方で、好守を続けた土肥の上手さにシビれました。また、試合後にいつまでもナラと笑顔を交えて話し込んでいた姿が良い意味で印象に残りました。

 ウワサには聞いていたのですが、かつてのジョホールバル世代の「小島のオヤジ」のように、ジーコ・ジャパンでの「土肥ちゃん」は、人望が厚くて代表メンバーの精神的支柱になっているんだと確信しました。それも想像以上に。
 まさか、ナラがライバルのGKと延々と話し込む姿を見られるとは夢にも思っていませんでしたよ!!


 そんなわけで、クラブでボロボロな思いをしているナラに、安定しているのかしていないのかよく分からないヨシカツ。

 そう考えてみると、ひょっとしたら「6月の本番」は、

 土肥ちゃんでいいんじゃないの?

 と真剣に思ってしまいます。ただ、「大一番でのヨシカツの強さ」は並大抵じゃないからなぁ・・・。


P.S 南雄太と土肥洋一。この2人ってサッカー界最大の「A様」「B様」だと思っているのは私だけ?