Winner's Bridge仮店舗

ゆっくり行きます。

「城、城、城、城、そしてアレモーン!!」。

2006-10-29 23:37:36 | フットボール
 そのフレーズがどうしても頭から離れてくれません。何回見ても飽きません。城が本当に凄かった。


 でも、そういえば、かつての城といえば、心底から大嫌いなマリノスのエースストライカー。フランスでのサイテーなプレーぶりもあったので、一時期は現場で最も野次罵声の対象となっていた選手です。3年前に横浜に加入という話を聞いた時も不快極まりなかったです。

 けれど、時の流れというものは本当に凄いよなぁと最近切に感じます。たとえ他クラブに移籍したとしても、城が引退をする時が来たら、私たちは涙が枯れるまで泣くことでしょう。



 「城彰二が引退したら涙を流す」・・・そう、フリューゲルスが消滅していなかったら絶対にそんな感情になることはあり得ません。
 


 頭の中が真っ白になった「横浜フリューゲルス消滅」ということが判明した1998年10月29日から8年が経ちました。誰がなんと言おうとあの時のことは絶対に許しませんし、歴史認識のかけらのない連中どもが「Fマリノス」だの「Fマリ」だのと平然と言い張ることは怒り以外の何物でもありません。


 あの当時いた選手もサポーターもバラバラになりました。他クラブで大黒柱となった選手もいれば、他クラブで名物サポーターになっている方もいらっしゃいます。



 でも、それは当然のことなのです。だって「消滅」とは全てが完全に消えてバラバラになることなのですから。



 全国のサッカーファンからの熱いご支援を元に、非常に限られた短い期間で、「全日空が全面的に引き続きスポンサードしていくこと」から「新クラブを立ち上げて神奈川県社会人リーグ3部(※訂正しました)からやり直す」という、千差万別なフリューゲルスサポーターそれぞれが抱いた熱い「存続の定義」を最大公約数的にまとめ上げた末に生まれたのが、私達が横浜に唯一存在するJクラブと信じて疑わない、横浜FC(通称:横浜)であります。

 全国のサッカーファンのご支援を賜った上で、超法規的にJFLの舞台から戦うことが認められた横浜なのですが、設立後に相次いだフリューゲルスサポ出身者の離脱やサポーターをも巻き込んだ内紛の数々・・・今にして思うと致し方のないことだと思います。

 チケット代の大幅値上げが決定的だったとはいえ、観客動員がなかなか増えてくれないことの最大要因は、この今日までの横浜の経緯の他にありませんし、「フリューゲルスの名称は??」「ソシオは??」「市民クラブは??」と指摘されれば、完全に反論することは出来ません。


 けれど、形をどう変えようとも、あの8年前の事件を機に設立された、同じスタジアムを本拠地とし、同じ青白水色を基調とするクラブが、ありとあらゆる困難を乗り越えてJ1の舞台に手が届き掛けているということ。本当に素晴らしいと思います。




 1998年11月3日に柏レイソル対ベルマーレ平塚の試合会場であった日立柏サッカー場にてフリューゲルス存続をお願いする署名活動をしにに行き、柏サポーターから沢山のご署名を頂きました。更には「チケットが余っているので、もしよろしかったら・・・」と、バックスタンドの年間チケットを無償で2枚も譲って下さった、大変にご親切な方もいらっしゃいました。

 あの当時にAL席L2列目30番台後半の年間チケットをお持ちだったあなた様、昨日も日立台にいらしてたのでしょうか?翌99年の京都との開幕戦でお邪魔した時にも偶然に再会し、横浜の新クラブのことを気に掛けて下さったことも忘れられません。


 ちなみにあの日にチケットを譲ってもらった我々2名は、8年後にもちゃんと日立台にいましたよ。モチロン、横浜FCの応援をするために。



 何年経とうとも、気持ちはしっかりと存続されていますし、むしろ強固されています。



 そして今、復帰を目指して真剣に戦っています。

気迫だけで『勝利』。(横浜3-3柏@柏サッカー場・第47節)

2006-10-29 01:31:38 | フットボール
「勝点1は、あくまで勝点1。これで柏との差が開いたかといえば、そうではない。だから次に向けてもしっかりとした準備をしなくてはいけないと思っている。2点差を追いついた、引き分けだった、それでOKか? 僕はそう見ていない。心情としては選手は頑張ったと思う。ただ、3失点は非常に悔しい。だから、勝点1は1でしかないということ」


 悪いけど、私は彼が横浜にいてくれる限り、たとえどんなことがあろうとも、命をかけて高木琢也監督に忠誠を誓いたいと思います。こんなに究極なプロの監督が俺達の味方についてくれる世の中になるとは夢にも思っていませんでした。冗談抜きで本当に感動しています。


 正直、今年、色んな所でありとあらゆる「ミラクル」を見てきましたが、さすがに今日の1-3の時点で終わったと思いました。あとは、少しでも「2位」の意地を見せてくれという願望だけでヤケクソで応援してました。

 だから、2-3になった時にも、どうして皆が勝ったかのように喜んでいたのか理解できませんでした。いくらなんでもその後は続かないだろうと思って・・・。


 けれど、その時に驚いたのは、まだ1点差に縮まっただけにもかかわらず、柏サポが完全に鎮まりかえったこと。そして、柏の選手たちの足が完全に止まったこと。


 お陰様で、同点ゴールが決まった時は、「これは絶対に入る!!」と確信させてもらい、中段の列にいたハズなのに、気が付いたら最前列のフェンスをよじ登っていて、係員にズボンの裾を引っ張られながらも、大騒ぎをさせて頂きました(笑)。
 

 けれど、この試合で今季初の3失点もしたのは、序盤に小村以外のDFが立て続けにイエローカードを喰らったせいで、動きが慎重になってしまったことにあるかと思います。

 特にフランサ投入後のDF陣は翻弄されっぱなし。さすがにこれでは無理だよな・・・と覚悟を決めてました。



 今日は、戦術的には完全な敗北です。にもかかわらず、しっかりと結果が付いてきたこと・・・俺達横浜は、ロートル軍団だろうと何だろうと、無難にしっかりと強いクラブなんだということを明確に示したんだと思います。



 そして、おそらく今日が「初めての日立台」という人達が多かったと思いますが、試合後に某所で千葉テレビの中継を見た限りでは、現場で体感した以上に、しっかりと横浜の応援が出来ていたと思います。本当に感動しました。

柏サッカー場。

2006-10-27 22:06:07 | 遠征・じどうしゃ・移動
●まず、柏駅からは徒歩で行くことをおススメします。スタジアムもさることながら、このスタジアムに向かうまでの道すがらも、高揚感をたっぷりと与えてくれるので非常にグーなのであります。マクドナルドのY字路を右に曲がれば、初めての方でも何とか行けると思います。

●コンビニは駅周辺の繁華街エリアを抜けるとなくなりますが、スタジアムのまん前の緑ヶ丘の交差点にセブンイレブンがあります。

●メイン・バックはアウェー側でもレイソルファンだらけだと思って下さい。J2でいえば、仙台のそれと同じです。

●アウェーG裏は前段が座席、後段は立ち見席のみです。試合が始まれば関係なくなっちゃいますけれど(笑)。

●構造上、横断幕の掲示スペースが非常に少ないです。というか、アウェーサポの場合は無いに等しいと思っていいかと思います。(アウェーG裏とメインのMR席の上部のみです)(参考①)

●平塚の試合後に知り合いの方にも話しましたが、他の日本のスタジアムでは常識ともいえる、最前列からの「大旗」の使用は、不可能ではないようですけど、かなりの困難を極めます。正直言っておススメ出来ません。
 それは、スタンドからピッチがあまりにも近過ぎることと、最前列の席のさらに前が「ゴール裏唯一の通路」となっているからです。(参考②)  (あんまり推奨したくはない参考③)

●選手の汗まで見えます。その昔、アウェーG裏からでもストイチコフの汗まで見えたのには鳥肌が止まりませんでした。

●静寂だとボールを蹴る音や芝生を蹴って走る音も聞こえます(<明日は無理だと思いますが)。

●試合前のシュート練習は三ツ沢以上に要注意!!「風雲たけし城」の「ジブラルタル海峡」状態です。

●どこの席からでも、三ツ沢な我々でも驚くぐらいの大迫力な世界がそこにはあります。

●柏サポがあーだったり、東京や名古屋がqwkq;@:wqぱqzxvとかになったのも、ここだけの話、分からないでもない・・・と、そんな究極のスタジアムです。

・・・・・・・・・・・・・・

 フリューゲルスのサポーターとして、あまりにも色んな思い出があり過ぎる柏サッカー場。(※)

 フリューゲルス消滅後は、ヤマ・ナラ・サツらの姿を間近で見たいがために柏・名古屋戦を観にしょっちゅう通い詰めては、「いつかはここで”今の横浜”の試合も・・・」と思い続けてきた柏サッカー場。
 

 その「いつかは・・・」が遂に明日訪れます。究極の戦場、柏サッカー場で観られる・・・

「いつも通りの横浜のサッカー」。

 本当に楽しみです!!


 明日は超満員な上に、ホームG裏とバックスタンドでは選手入場時に黄色いパネルを掲げるようです。


 なので、柏に行く全ての横浜サポーターの皆様、ありとあらゆる青白横浜グッズをいつも以上に持参してきて下さい!!


 ・・・そして、バックAR席の横浜サポの皆様、マフラーやLサイズ旗とかで、黄色いパネルによるマスゲームをぐっちゃぐちゃにしちゃって下さい!!!!!



 そして、色々と書きましたが、最後はこの一言、



「いっつも以上にエンジョイするしかありません!!」



(※8年前の11月3日、広島遠征に行けなかった私は、存続の署名活動をこの地でさせて頂きました。今でもあの時の柏サポの皆様には感謝しています)

次はいよいよ大決戦。(横浜1-0湘南@平塚・第46節)

2006-10-22 01:57:06 | フットボール
 最後はヒヤヒヤでも、夏場に連発したそれらに比べればカワイイもの。浮かれることなく冷静にかつ懸命に最後の最後まで声を張り上げ続けたサポーター、そして我々以上に冷静にプレーをして”魅せた”「人間砦・菅野孝憲」。

 選手もサポーターも全く浮かれることも慌てることもなく戦い抜いたからこそ獲得した勝ち点3。素晴らしい。


 そして、次はいよいよ日本一の臨場感をもつスタジアム、いや、戦場である柏サッカー場で、柏レイソルとの大決戦。確かに今日の勝ちにより、いかなる結果でも2位以上は確約されています。けれど、生半可な気持ちで行けば容赦なく潰されるトンでもない場所です。潰される・・・それは、我々サポーターがです。


 普段は各々の可能な範囲で応援をすれば・・・と言っている私。しかし、「あの究極の戦場」で、更に格別の決戦ともなれば話は全く別。


 全員死ぬ気で戦え。絶対に。


 けれどいつも以上に冷静に楽しんじゃいましょう。

まだまだこれから。(横浜3-0札幌@聖地三ツ沢・第45節)

2006-10-20 01:49:04 | フットボール
 無駄にカードをもらっていたことを除けば、この時期のこの状況にして間違いなく今季最良の試合。相手とのモチベーションの差もあるかもしれませんが、それを踏まえても驚きを隠せません。


 けれど、3-0になった時点で大喜びをするのをやめました。今日よりも更に喜べる時がこの後に何度も来てくれなければ昇格は出来ないのですから。


 まずは、今度の平塚で結果を残し、そして直近の大決戦となる10.28、柏サッカー場(=戦場)へと繋げていきましょう。

やっとと言えば・・・

2006-10-18 00:18:50 | フットボール
 15日未明、スコットランドの軍曹から手短ながらもメールが届きました!!


 一応、本文を掲載するのは控えたいとは思いますが、


「毎週、横浜の結果をチェックしてますよ。J1に上がって欲しいですね。」 


 と、英語で書いてくれています。


 で、返事はまだ書いていません。三ツ沢での札幌戦が終わってからにしたいと思ったからです。


 彼の無念を晴らすためにも、勝利の報告をしたい次第です。

 

やっと出たかぁ。

2006-10-17 22:45:41 | フットボール
Jリーグの鬼武健二チェアマンは17日、来季のJ1昇格を狙うJ2横浜FCの財政や集客状況、ホームタウンの横浜市の支援体制などについて懸念を示した。横浜FCは現在3位で、自動昇格の条件となる2位以内を目指している。鬼武チェアマンは「最初から駄目とは考えていないが、問題点は指摘する」と必要があれば条件整備を求めていく考えを示した。




 ・・・正直、6月ぐらいに話が出るかと思ってました。チェアマンが誰であっても、というよりは、そのチームを愛してるど素人の人間でさえ容易に分かっていることなわけで。


 フロントさんもがんばれ。

一応、報告をば。

2006-10-15 00:27:11 | その他いろいろ
 管理人のいしきんです。

 これはブログやサイトの運営をしている人にしか分からないと思いますが、只今、「訳もなく更新意欲減退症」に掛かっておりまして、中日胴上げ以降の更新をしておりませんでした。

 私自身は至っていつも通りでして、今日(正式には昨日)は、家でのんびりとスカパーでJリーグ観戦三昧。水戸に行こうかとも思ったのですが、やめときました(笑)。やっぱり3位になっちゃいましたね。

 夜になって、「研修報告記」用にアップさせる画像の選定をし、つい先程、ようやく終わらせました。あの後も色々なことがありましたから、早くアップさせないとなぁ・・・。


 と、そんな感じです。

歴史的な熱戦の影で・・・。(巨人3-9中日@東京ドーム)

2006-10-11 01:25:38 | やきゅうネタ
 4回のウッズの特大3ランが決まった時は、中日の楽勝になるのかと思ったのですが、そんな自分があまりにも大甘でした。

 その後のジャイアンツの選手とファンが見せた意地は本当に素晴らしいものでした。序盤から「闘魂込めて」やチャンスマーチで選手を煽り続ける応援には感心させてもらいましたし、主軸の打線には皆全盛期の迫力が備わっていましたし、林や豊田の気迫も脱帽でしたし、センターの鈴木の好守は来季も現役でいる外野手ではナンバーワンだと断言できるものかもしれません。

 高橋尚成もウッズ以外には完璧なピッチングだったと思います。ただ、ボテボテなヒット続きながらもしっかりと繋ぎ続けた中日の上位打線があまりにも素晴らし過ぎました。ま、だからといって、福留に打たれた後にウッズを相手に10キロも球速が落ち、高めにしかいかなくなってしまったという動揺し過ぎな投球はどうなのかと激しく疑問に思う次第ではありますが・・・。


 中日ファンの歓声にも鳥肌が立ちました。関東在住の野球ファンの方ならご理解できると思いますが、1階席も2階席もバックネット裏ギリギリまで総立ちの応援が繰り広げられた東京ドームというのは、果たして今までありましたでしょうか?12回表の福留への歓声はもはや野球のそれではなく、府中のG1レースや超満員のコンサートの歓声でした。31年前に後楽園で広島が初優勝した時はもっと凄かったのでしょうか・・・。いずれにしても落合監督が泣くのも無理ないと思います。中日の選手の皆さん、ファンの皆さん、本当におめでとうございます!!


 でも、今日のウッズに12回に打たれるまでの巨人の戦いぶりを見ていますと、「第51節のサガン鳥栖」や「第52節の愛媛FC」、本当に本当に本当に警戒しないといけないと思います。愛媛が2点獲ったり、新居がハットトリックを決めるのも想定内だと思うべきだなと心底から実感させてもらいました。







 ・・・と、以上の内容をもっと熱く書いて、今回の観戦記を終えようと当初は思っていたのですが、残念ながら、そうはいかなくなりました。今は、感動とともに怒りも抱いています。




 まずは、怒りを抱いている理由を、ズバリ一言でハッキリと全責任を持って申したいと思います。



 それは、原辰徳監督と試合後にも残っていた巨人ファンの皆さん、


あなた達の”ジャイアンツ愛”は、あの程度のモノだということですよね??



 原監督、最後の最後にあれほどに屈辱的な思いをしたにも関わらず、殆どの巨人ファンが帰らずに残っていたというのに、中日の胴上げの後に行われた、ファンを対象にしたセレモニーで何故一言も挨拶をされないのですか?

 居残ってる中日ファンの歓声にかき消されようと煽られようと、31年ぶりの屈辱の場を創り上げてしまったからこそ、しっかりと最後まで残ったファンに説明をし、謝罪をし、来季に向けた強い意志をアピールすべきでは・・・と言うより、
あそこでしないでいつやるんですか!!


 そして、そんな逃げ腰の原監督や選手に罵声の一つすら飛ばさず、そのセレモニーで選手がスタンドに投げ込んでくれるサインボールをひたすら求めるがために歓声を上げ続けただけの巨人ファンの皆さん、


あんな屈辱的な場で抗議しないで一体どこで抗議するんですか?


 不謹慎な表現を敢えてこの場でしますが、12回表のウッズの満塁弾やその後の失点の時、てっきりライトスタンドからメガホンが大量に投げ込まれて試合が中断するものと思っていましたが、ありませんでした。相手の胴上げでも投げ込まれたメガホンは3本だけ。そして極めつけは、試合後のセレモニーでひたすらサインボールを追い求める歓声・・・・・・。




 巨人ファンの皆さん、全く悔しくないのですか?あんなシーンを目の当たりにしたのに全く怒っていないのですか?






 今回、歴史的な試合を体験させてもらった両チームの奮闘に心から感動をさせてもらいました。



 けれど、最後の最後に残ったのは虚しさとやるせなさだけでした。