一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

プロの魂を感じた

2013-02-15 | 日記
 今の日本人が仕事を選ぶ基準に「楽しい」ということらしい。
楽しくないと自分には合わないということで辞めたりすることも多いとか・・・ 
仕事をやっていたら、楽しいどころか苦しいことなんてたくさんあるのに。

 本日は自分が出会った「本気で仕事をしている人」のお話。

その1
 昨日まで四国に行っていた。レンタカーの返却場所でうっかりしてETCカードを差しっぱなしにして空港に入ってしまった。
お土産を見ていたら、後ろから「カードを持ってきました。」という大きな声。レンタカーの営業所の若い女の子が顔から汗を流しながら立っていた。
「空港に入られたので、間に合うかと思いました。」とETCカードを差し出してくれた。 自分もお礼を言って受け取ったが、申し訳なかったな。
 さっそくこちらのお菓子でも送っておやつにしてもらおう。
 カードだから、あとあとトラブルになるのも困るからということもあるだろう。でもそれにも増して、お姉ちゃんの汗と赤くなったほっぺにプロ根性を感じた。

その2
 旅行中、宅急便さんが2回来たらしい。自分としては明日でもいいかなと思って再配達をお願いしておいたが・・・今日、ピンポーン。
配達の方だった。チケットだった。
 配達の男性は
「チケットは直前に配達されることが多いので、間に合わないと困るかと思って・・・」と言いつつ手渡してくれた。
 某チケット会社からの封筒は何回も届けてもらったことがある。きっと公演に間に合わなくなるのを心配して何回も来てくれたのだ。
 実は公演はまだまだ先の話だったが、すご~くうれしかった。
 
 仕事は楽じゃない。でも、その苦労のおかげで助かった人間もいる。
はあはあいいながらカードを届けてくれた女性も、公演を心配して何回も来てくれた宅急便の男性もしんどかったろう。でも、自分にとっては救いの神様だ。

 まだまだ日本人も捨てたもんじゃないと思うできごとだった。