伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

ビートルズ来日50周年

2016年06月26日 | 音楽
ビートルズ来日50周年だそうで…。

どおりで何だかテレビが毎日のように
ビートルズの特集をしているなあと。
(「ハード・デイズ・ナイト」を録画し損ねたのが悲しい)
今年は何周年というのが多いなあ。

でもビートルズ結成50周年とか、
日本デビュー50周年とかではこんな騒いでなかったよなあ、
確か。
それだけ来日した、
ということは(日本人にとって)すごいことだったんだろう。

以下、誰でも知っているかもしれないことを書き連ねてみる。


リアルタイムでは、私はもう生きていたが、
ぼんやりとしか覚えてない。
確かテレビでコンサートを中継していたような気が…。

ただ「ミスター・ムーンライト」をバックに
高速を走る車の映像は強烈に覚えている。
イントロなしで突然始まる
「ミスター・ムーンライト」にかぶさるモノクロの。

ビートルズが来日したのは1966年6月。

その頃ビートルズはリボルバーを録音中で、
日本公演の時、日本の警察官が
全員リボルバー銃を持っていたのが印象的だったので、
アルバム・タイトルにしたとか。

「リボルバー」は好評で、明らかにビートルズが変わろうと
している時期だった。

67年、
ビートルズはすべてのライブをこれからは行わない、
と宣言してライブ活動をやめた。
だから66年の来日公演は、
ビートルズの後期のコンサート、
コンサート活動を中止する直前くらいのものだった。

私の少し年の離れた姉が、
年の離れた姉が(とここを強調する)、
ちょうどビートルズと丸かぶり世代で、
彼女はビートルズのファンではなかったが、
(でもジョージのファンだと言っていた)
それでもラジオで彼らの曲をよく聞いていた。
だから私も姉のそばで彼らの曲を聞いて、
それで子供のころから
ビートルズは知っていたのだった。

その姉が、ビートルズの来日公演は、
彼らがライブ活動を休止することになる、
ほんの寸前のころのことで、
貴重だったんだよと言っていた。

ビートルズの演奏時間は40分。
たった40分だった。
これはどの場所、どの国でもそうだった。
今なら暴動でも起こりそうな短さだ。

だけど、ビートルズにおいてはそれが普通だった。
いつも40分で確か11曲、それでおしまいだった。
武道館では前座にドリフターズが出ていたことは有名。


彼らの歌は観客の歓声にかき消されてよく聞こえなかった、
という話も聞いたことがある。
当時はPAが今ほど発達してなくて、
あまりよい精度ではなかったのかもしれない。

厳戒態勢が敷かれ、
ビートルズ自身もホテルの部屋から出られなかった。
どこへ行ってもホテルとコンサート会場の往復だけ、
これもビートルズがライブをやめた一因だったんだろう。

ポールが脱出を試みたが、失敗し、
すぐにホテルへ帰された。
主催者側は、ビートルズが退屈するだろうからと、
商売女を用意していたという話も聞いた。

ビートルズたちは手を出さなかったという。
ブライアン・エプスタインがいたからだろう。

そうだ、あの頃はまだエプスタインがいた。
ビートルズと一緒について来て、
当たり前だが来日してたのだ。

ニュース映像に、
控えめに笑顔で写っているエプスタインを
見たのを確か覚えている…。

あの時、ホテルでビートルズを取材した人たち…、
浅井慎平とか、
彼らはエプスタインに会っているんだよな…。


エプスタインのこととなると少し感傷的になる。
ちょっと、涙が出そうになる。

彼もホモだったな。
でも彼がビートルズを作った。

リーゼントだった彼らをマッシュルーム・カットにし、
英国らしいお揃いの仕立ての良いコスチュームを用意し、
礼儀正しくお辞儀をさせた。

当時、男性の長髪なんて、あり得なかった。
マッシュルームカットは、
長髪とも言えないようなものだったが、
当時男性があんなヘアスタイルをするなんて、
まったくあり得なかった。

ゲイだからこそ、ああいうのを思いついたんだろう。
ゲイの人はそういうセンスにとても秀でている。
だから私はゲイの人のセンスにはいつも敬服している。


英国がEUを離脱した。
私には全然関連のない話なんだけれど、
ポールはどっちに入れたんだろう、なんてすぐに思った。
ジミー・ペイジはどうしたかな、とか。

ビートルズが来日して半世紀。
あっという間だったじゃんか。
英国はどうなるんだろう。

彼らのふるさと、グレート・ブリテン。
やっぱりだから気になるじゃないか。
その国の行方が。




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